ダブルクロス The 3rd Edition『狂獣討つべし』(GM:銀河忍風)
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【ステージ概要:大N市】
都心ほど近くに横たわる眠らない大都市、N市。
土地の広大さとR犯罪の発生率故に街は13の区域で分割され、
番号(ナンバー)を与えられたUGN支部によって日常は守護されている。
その様を人々はこう呼んだ……『大N市』。
(『大N市』イントロダクションより)
現代異能TRPG『ダブルクロス3rd edition』交流企画『大N市』へようこそ!
この企画は13の区画に分けられた大都市『N市』を舞台に、
そこに暮らす「超人」(オーヴァード)たちが時に協力し、時に反目しつつ絆(ロイス)を結んでいく、
という内容となっています。
(『大N市』企画趣旨より)
関連サイト - 《大N市wiki》
【トレーラー】
昨日と同じ今日
今日と同じ明日
世界は繰り返し時を刻み、変わらないように見えた
だが、人々の知らないところで
―――世界は大きく変貌していた
複数のFHセルが関与した支部の再編を余儀なくされる戦い、腐肉を狙う亡者の暗躍、闇の闘技場での戦い、そしてそれら以外にも………数々の事件を経て、N市第八区画は久しぶりに落ち着きを見せていた。
―――しかし、そんな日々の平穏は突如として破られる。
少女を襲う常ならざる鳥獣たち。街に紛れる不気味な狩人。そして来たる怪しげな客人。
―――第八地区で、新たな戦いの幕が上がる。
ダブルクロス The 3rd Edition 『狂獣討つべし』
ダブルクロス──それは裏切りを意味する言葉
【自己紹介/ハンドアウト確認】
GM:それでは各自の自己紹介から、セッションを始めていきたいと思います。
GM:PC番号順にこちらがキャラシのURLを貼りますので、それに続いて皆さま一人ずつお願いします。
GM:それではまずPC1、獅子堂さんから。
獅子堂奈央美:イエス!
獅子堂奈央美:はんなり京言葉女装ショタかくとうタイプ、獅子堂くんです!
獅子堂奈央美:どう考えても属性盛りすぎる
獅子堂奈央美:クオーツァーに抹殺されるタイプ。
獅子堂奈央美:こんなトンチキなキャラをPC1に抜擢していただいたGMの度胸に応えたいと思います。
獅子堂奈央美:とはいえキャラ性能としてはとってもシンプル!近づいて、殴るだけ!
獅子堂奈央美:今回はシンプル悪党討伐ということで近づく相手をガンガン鉄拳制裁していきたいと思います。
獅子堂奈央美:以上!よろしくおねがいしまー!
GM:宜しくお願いします。
GM:獅子堂さんのハンドアウトは、こちらとなります。
GM:【シナリオロイス:松葉文子 推奨感情:庇護/不安】
あなたはN市第八支部に所属するUGNチルドレンだ。
ある日、あなたは街中で小学生ぐらいの女の子、松葉文子に声をかけられる。話を聞くと、最近いなくなった飼い犬を探しているのだという。これは自分たちの領分ではない―――そう思った直後、突如として犬や鳥があなた達に襲い掛かってきた。
辛くもこれを退けたあなたは、自分に対抗しえた鳥獣たちにオーヴァードの影を感じ、報告のため支部を目指すことにした。
獅子堂奈央美:犬探し!
獅子堂奈央美:チルドレンの領分ではないが
獅子堂奈央美:こいつはそういうのにホイホイついていくタイプ!
獅子堂奈央美:完璧な導入ですね
GM:そうとは…
GM:ともかく、女の子に声をかけられたら、妙な事件に巻き込まれる感じの導入です。
獅子堂奈央美:セッションの成功は約束されたようなもの
獅子堂奈央美:大船に乗ったつもりで任せてください
GM:おお、心強い…よろしくお願いします。
GM:それでは続いてPC2、卜部支部長、お願いします。
卜部巽:はい!第八支部長の卜部巽です。
卜部巽:第八の長としてドタバタ前線に出たりしてます!
卜部巽:オーヴァードとしてとんでもない異能を振るえるとかは特になく、戦闘の際は叫んで刀で斬ることしか出来ないか弱い乙女です。
卜部巽:好きなものは女の子だよ。よろしくね!
卜部巽:性能としては白兵アタッカー。
卜部巽:近づいて殴る!それだけ!
卜部巽:あと狂想の旋律で皆さんの攻撃力を+21くらいできたりします。か弱い。
卜部巽:今回も存分に叫んで殴っていきたいです。よろしくお願いします!
GM:宜しくお願いします。
GM:卜部支部長のハンドアウトは、こちら。
GM:【シナリオロイス:"シャサール" 推奨感情:執着/敵愾心】
あなたはN市第八支部を預かる支部長だ。
ある日、あなたは街中でオーヴァードのみに聞こえる合図を送る、奇妙な青年を見かける。不審に思い後をつけたところ、彼はあなたに容赦なく襲い掛かってきた。"シャサール"と名乗った青年は、あなたに重傷を負わされながらもその場から姿を消した………「また会おう」という言葉を残して。
この町で新たな事件が動き出していることを知ったあなたは、一先ず情報共有のため支部へ向かうことにした。
GM:またぞろ第八区に潜り込んでいたヤバイ奴と遭遇する…という感じです。
卜部巽:第八、よくそういうのやって来るなあ!
卜部巽:頑張って対処するぜ!
GM:活躍、ご期待しております。宜しくお願いします。
GM:続きましてPC3、薬師院さん。お願いします。
薬師院 小夜子:イエッサ!
薬師院 小夜子:「私を誰だと思ってる。防災セットを部屋に三組常備してる女だぜ?」
薬師院 小夜子:露出多めな臆病フェムリバ、薬師院 小夜子。思考速度がちょっと高い脳筋です。
薬師院 小夜子:かわいい女の子にナンパするのはマナー、な精神で長生きしたいですね。軽口は防護服。
薬師院 小夜子:性能としては、ミドルでスナイパーライフルを買ってヴァリポンで殴る、燃費はアレ気味な固定値アタッカー。
薬師院 小夜子:侵蝕値が許す限りは情報でも購入でも無形の手の強さで戦えます。
薬師院 小夜子:どうでもいいですが推しMSはグシオンリベイクです。宜しくお願い致します。
GM:宜しくお願いします。
GM:薬師院さんのハンドアウトはこちら。
GM:【シナリオロイス:"ラビットビット" 推奨感情:連帯感/不信感】
あなたはN市第八支部に所属するエージェントだ。
ある日、あなたは街中で見かけぬ女性に声をかけられる。彼女は自らをオーヴァード傭兵"ラビットビット"と名乗り、あなたにUGNへの要求を突き付けてきた。「アタシのことを見逃す代わりに、この町に潜伏しているFHの始末を手伝って」―――
信用ならない相手だが、FHがいると聞いては放っておけない。ともかくあなたは、この話を支部へと持ち帰ることにした。
GM:FHを狙う謎の女からの接触を受けてもらうことになります。
薬師院 小夜子:「見逃す代わりに手伝って」……中々の難敵……こわい……
薬師院 小夜子:腰をおもいっきり引きつつ事件に当たらせていただきましょう。
GM:ご自分のスタイル通りに、お願い致します。
GM:それではラスト、PC4の風芽さん、お願いします。
風芽 蘭:はーい!
風芽 蘭:元FHセル、ティルナノーグのチルドレン。現在は第八預かりのイリーガルこと風芽蘭です。
風芽 蘭:FHでの過酷な実験によって記憶の大半を失い身寄りもない、セルが壊滅して帰る場所もない。ないない尽くしの14歳。
風芽 蘭:前回の事件で心残りだった友人との再会を果たしたので、現世への未練も多分あんまりない。
風芽 蘭:でもそれはそれとして拾ってくれたあるさんや優しくしてくれる第八の皆の役に立てるよう頑張ります!
風芽 蘭:性能はハヌマーン・ブラックドッグ・ノイマンのトライブリード。攻撃力皆無で敵の妨害がメイン。
風芽 蘭:あと風を使って支援も出来るので、ミドルもお荷物にはならない、はず!
風芽 蘭:今回はよろしくお願いします。
GM:宜しくお願いします。
GM:風芽さんのハンドアウトは、こちらです。
GM:【シナリオロイス:戸上亜衣奈 推奨感情:信頼/不安】
あなたはN市第八支部にUGNチルドレンとして所属することになった、元FHチルドレンだ。
ある日、支部に立ち寄ったあなたは、第八支部預かりになっているイリーガルの戸上亜衣奈と出くわす。見たところ調子が悪いので何事かと尋ねてみると、最近区内の動物の声を過剰に拾ってしまうのだという。
何か嫌な予感がするという彼女の言葉を聞き、あなたは念のため区内の様子を調べてみることにした。
風芽 蘭:あいちゃん!
GM:戸上という第八支部預かりのイリーガルが何やら妙なことを言い出すので、
GM:それを調べてみよう…という感じです。後々、他の面々の追うものと繋がっていく流れになります。
風芽 蘭:あいちゃんが言うならきっと何か起きてるんだ……調べなきゃ……。
GM:調べてくださるとうれしい…
GM:という感じで、よろしくお願いします。
GM:―――――――――
GM:それでは皆様改めまして、本日より宜しくお願い致します。
薬師院 小夜子:宜しくお願い致します!
風芽 蘭:よろしくお願いします!
獅子堂奈央美:よろしくおねがいしまーす!
卜部巽:よろしくお願いします!
【オープニング01:獅子堂奈央美】
GM:それでは獅子堂さんのOPから始めていきたいと思います。
GM:獅子堂さんはシーンへの登場をお願いします。
獅子堂奈央美:1d10+33
DoubleCross : (1D10+33) → 8[8]+33 → 41
獅子堂奈央美:おす!
GM:獅子堂さんにはハンドアウトの通り、街中で女の子に声をかけられてもらうのですが、
GM:場所は第八地区西部の商業地区、左団扇でよろしいですか?
獅子堂奈央美:よろしおす!
GM:では、舞台は商業地区、左団扇からスタートということで。
GM:―――――――――
GM:N市。UGNの分割による第八地区。
GM:その西部、昔懐かしい商店街が存在する左団扇を、獅子堂さんは訪れています。
GM:理由は休暇の外出か、あるいは支部の買い出しか…そこはご自由に、ということで。
獅子堂奈央美:「ドーは土木作業のードー」
獅子堂奈央美:「レーは連帯責任のレー」
獅子堂奈央美:「ミーはみかじめ料のミー」
獅子堂奈央美:ご機嫌に鼻歌歌いながら、買い物袋片手に
獅子堂奈央美:車道と歩道の間の段差の上を歩いていきます
獅子堂奈央美:「たまご、白菜、お魚さん」
獅子堂奈央美:「あとは、えーっと、なんやったかなぁ」
獅子堂奈央美:ポケットからメモを出して買い出しの内容を確認している。
GM:では、獅子堂さんがゴキゲンに歩いていると、
GM:何やらチラシのようなものを、道行く人に渡そうとしている少女が目につきます。
少女:「お願いします……あの、お願いします」
獅子堂奈央美:「ほぇ~?」
獅子堂奈央美:「なんやろ~」
少女:通行人に手にした紙を渡そうとしているが、殆どの者は素通りしている。
獅子堂奈央美:のこのこ近づいていきます
獅子堂奈央美:紙を受け取ります。
少女:「お願いします……あっ」半ば条件反射的に渡した紙が受け取られ、驚く。
少女:「あの……ありがとう、ございます。お姉さん」
獅子堂奈央美:「えらい大変そうやったから~……なになに~?どないしたの~?」
獅子堂奈央美:手元の紙を覗き込みます
GM:受け取った紙を見てみると、「いなくなった犬を捜しています」という文字がまず目に入ります。
GM:その下には、犬の写真と、飼い主の連絡先。
GM:ラース(ラフコリー、雄、三歳)という犬の情報と、飼い主の松葉家の情報が載っています。
獅子堂奈央美:「わ~、犬さんや~えらいかわいらし……」
獅子堂奈央美:「……この子、いなくなってもうたん~?」
松葉文子:「はい……あの、わたし、松葉文子っていいます」
松葉文子:手元の紙を渡すのを止めて、話し込むモードに入っている。受け取ってもらえたことがよほど珍しかったらしい。
獅子堂奈央美:「ふんふん……」
獅子堂奈央美:聞く姿勢。
松葉文子:「おとなしい、いい子なんですけど…一週間前、朝起きたら、いなくなってて…」
獅子堂奈央美:「ずーっと、文子ちゃんが飼ってはる犬なん~?」
松葉文子:「はい、仔犬の時から……あ、あの! 見ませんでしたか!?」
獅子堂奈央美:「ん~……堪忍な、ウチはよう知らへんけど」
松葉文子:「……そう、ですか」
獅子堂奈央美:「あ、けどな~文子ちゃん」
松葉文子:「え?」
獅子堂奈央美:「よかったらやけど、あんな~、ウチにも手伝わせてくれたらな~って」
獅子堂奈央美:「思うんやけど……どないかなぁ」
松葉文子:「い、いいんですか?」
松葉文子:「あの……えっと、その。はい、嬉しいです」
松葉文子:沈んでいた表情が、少し明るくなる。
獅子堂奈央美:「ええよええよ~。かわいらし犬さんやし」
獅子堂奈央美:「文子ちゃんにとっては、家族なんやから~」
獅子堂奈央美:「2人で配ったら、2倍の人に見てもらえるやんな~」
松葉文子:「そこまで言ってくれるなんて……あの、じゃあこのチラシと、あと」
松葉文子:しゃがみこみ、傍に置いてあった鞄の中をガサゴソと探る。
獅子堂奈央美:「なんやろ~?」
松葉文子:「こ、これ。持っていってもらえませんか?」
獅子堂奈央美:こちらも覗き込む
松葉文子:鞄から取り出したもの―――毛布の切れ端のようなものを渡そうとする。
獅子堂奈央美:受け取りましょう。
松葉文子:「あの、これ。ラースが好きだったブランケットを切ったやつで……あ、消毒とかしました! 大丈夫、です。多分」
獅子堂奈央美:「……ふかふかしてはる~」
獅子堂奈央美:頬ずり
獅子堂奈央美:「ふんふん、あーわかった」
松葉文子:「あの子、これがお気に入りだったから。持ってたら、気付いて近づいてきてくれるんじゃないか……って」
獅子堂奈央美:「きゅーかくやきゅーかく。警察犬~~」
獅子堂奈央美:「文子ちゃん……」
獅子堂奈央美:「かしこ~~」
獅子堂奈央美:パチパチ拍手してます
松葉文子:「あの、チラシと一緒にこれも、お願いします。お友達とかに、聞いてみてください」
獅子堂奈央美:「了解了解~」
獅子堂奈央美:「あんなぁ、文子ちゃん。ウチ、ぽーっとしてるからよう分からへんけど」
松葉文子:「なんですか?」
獅子堂奈央美:「犬さん、きっと見つかるわぁ」
松葉文子:「……ありがとう、ございます」
獅子堂奈央美:「こんだけ文子ちゃんが一生懸命探してはるんやから」
獅子堂奈央美:「ラースくんも文子ちゃんのこと、がんばって探してはると思う~」
GM:では、話も一段落したそんな時。
獅子堂奈央美:はいそんな時!
GM:獅子堂さんは、幾つもの視線が自分たちに向けられていることに気付きます。
獅子堂奈央美:「……へ~?」
獅子堂奈央美:突然顔を上げて、辺りを見渡し始める。
GM:建物の影の犬が、塀の上の猫が、電線に並んだ鳥が、
GM:獅子堂さんたちをじっと見つめています。
GM:やがてそれらは、ゆっくりと近づいてくる。
松葉文子:「な、なんでしょう…」こちらも異変に気付く。
獅子堂奈央美:スッと、腕を伸ばして松葉さんを制する
獅子堂奈央美:「動かんといて」
獅子堂奈央美:「ジッとしてた方がええから」
犬:ゆっくりと近づいていたが、いきなり走り出す。まっすぐ、獅子堂と松葉を目掛けて。
GM:猫と鳥も、何匹かが集まり、遅れて飛び出す。
GM:…という感じに、鳥獣が襲い掛かってくるので、
GM:逃げるなり、追い払うなりして頂きます。どちらも演出のみで成功となります。
獅子堂奈央美:シュッ バシッ
獅子堂奈央美:買い物袋を腕から外し
獅子堂奈央美:その落下よりも早く、裏拳が戦闘の犬の鼻先に届いている。
獅子堂奈央美:バシバシバシバシッ!!
獅子堂奈央美:左ジャブだけで、向かってくる犬や鳥を全弾はたき落とす!
獅子堂奈央美:もちろん殺さないように手加減はしつつ。
犬:「ギャン!」先頭の犬が、噛みつこうとしたところを殴り飛ばされる。
GM:猫や鳥も、次々に打たれて引き下がる。
獅子堂奈央美:「あかん子ぉには、おしおきするで~」
獅子堂奈央美:シュッシュッ、宙に拳を繰り出し
獅子堂奈央美:「がるる~~」
獅子堂奈央美:後続の野良犬たちにも両腕をあげていかくポーズ
犬:「ウゥゥゥゥ……」最初に殴られた犬が唸る。
犬:その、むき出しの牙が、にわかに光り出す。
獅子堂奈央美:「!」
犬:―――獅子堂さんは気づくでしょう。"自分と同じ"だと。
獅子堂奈央美:「なんやろ……この子」
獅子堂奈央美:腰を落として、ようやく構えを取る。
犬:「ガァッ!」赤熱化した牙をつきたてんと、再び跳びかかる!
獅子堂奈央美:「えやっ」
獅子堂奈央美:バキイイイッ!!
獅子堂奈央美:今度は本域のクロスカウンター!犬の頭部を弾き飛ばすつもりで右拳を振るう!
犬:「ギャウアッ!」頭部を勢いよく弾き飛ばされ、そのまま電柱に激突して地に墜ちる。
獅子堂奈央美:「ふーっ」
GM:先頭の犬がやられたのを見て、周囲の猫や鳥も動きを止める。
獅子堂奈央美:「……」
獅子堂奈央美:「ウチ、結構強いよ?」
獅子堂奈央美:じろっと猫たちを見回す
GM:獣たちが、その視線に怯える。が、それも一瞬のこと。
GM:一斉に跳びかかろうとして―――
鳥:「ギエエエエエエ!!」頭上から、鳥の悲鳴が轟く。
松葉文子:「きゃあっ!」両耳を押さえて、蹲る。
獅子堂奈央美:「!」
獅子堂奈央美:再び構えを取ろうとして、空を見上げる。
GM:頭上を見上げると―――
黒い獣:四足の大きな獣が、電線の上に器用に立っている。その口に、一羽の鳥を銜えて。
黒い獣:鳥に突き立てられた牙からバチバチとした放電しながら、眼下の獣達を見る。
獅子堂奈央美:「どちらさま~?」
獅子堂奈央美:見上げながら、間合いを測る。
黒い獣:「………」鋭い視線を獅子堂を向けるが、すぐに外す。
黒い獣:銜えていた鳥を地面に放り、電線の上を軽やかに駆けて遠ざかっていく。
鳥獣:黒い獣を追って、獅子堂らには目もくれず走り、飛んでいく。
獅子堂奈央美:「……行ってもたー」
獅子堂奈央美:「文子ちゃん、大丈夫~?」
松葉文子:「え……あ、すいません。一人で」両耳から手を外し、獅子堂を見上げる。
GM:現場に残されたのは、獅子堂と松葉。散乱したチラシに、遠巻きに眺める町の人々。
GM:そして、怪しげな鳥の死骸。
松葉文子:「あの……なんだったんでしょうか」
獅子堂奈央美:「よぉ分からへんけど、文子ちゃん、今日は帰った方がええと思う~」
松葉文子:「えっと、その……はい」
松葉文子:「なんだか、よくわからないけど……そうします」
獅子堂奈央美:「またあのクマみたいなんが出てきたら、大変やもん~こわ~」
獅子堂奈央美:「犬さんのこと、ウチも友達に聞いとくから」
松葉文子:「は、はい。じゃあ、その、よろしくおねがいします」ぺこり、と頭を下げる。
獅子堂奈央美:「手がかりあったら電話する~」
獅子堂奈央美:「よろしゅうに~~」
獅子堂奈央美:手を振って松葉さんと分かれ
獅子堂奈央美:電話を取り出し、支部へ連絡。
獅子堂奈央美:「あ……チルドレンの獅子堂です~」
獅子堂奈央美:「左団扇の付近で……え~っと、オーヴァードに遭遇」
獅子堂奈央美:「あと……」
獅子堂奈央美:「卵、割れてもうたんです~……」
獅子堂奈央美:ぐしゃぐしゃになった買い物袋を見下ろし、しょんぼり。
GM:―――――――――
GM:シーンを終了します。ロイス取得のみ可能です。
獅子堂奈央美:黒い獣に脅威○、文子ちゃんに同情○で
獅子堂奈央美:以上!
GM:ではシーンをカットします。
【オープニング02:卜部巽】
GM:続きまして、卜部さんのOPです。登場をお願いします。
卜部巽:卜部巽の侵蝕を+7(1d10->7)した(侵蝕:33->40)
GM:卜部さんのOPの舞台は、重要施設が集中する中務でいきたいと思いますが、いいでしょうか。
卜部巽:了解です!
GM:では中務からシーンスタート、ということで。
GM:―――――――――
GM:第八地区、中務。
GM:市役所や市議会ホールなどが集中しており、UGNの警戒も一際厳重である。
GM:定期的な巡回か、あるいは支部長としての特別な任のためか、
GM:卜部さんはここを訪れています。
卜部巽:では定期的な巡回とか、会合ということにしましょう。
GM:それでは、そういうことのために、卜部さんは街中を歩いています。
GM:幾つもの事件があったものの、少なくとも今は平穏そのもの、といった様子です。
卜部巽:「んっ………」凝り固まった筋肉をほぐすように手と背筋を上に伸ばす
卜部巽:背伸びした後、欠伸を一つ。
卜部巽:「平和、だね。」
GM:見渡せど事件の影も形もなく、道行く人々もそれぞれに忙しそう。
GM:―――しかし、そんな平穏の中に、卜部さんの耳が妙な音を聞き取ります。
卜部巽:「尤も、他支部(よそ)は大変だろうけど……。」
卜部巽:妙な音に耳を澄ませる。
GM:口笛のような、犬の遠吠えのような………静かに、しかし遠くまで届く。そんな奇妙な音が、雑踏の中から聞こえてきます。
GM:そのあからさまな異音に、反応している者は誰も見受けられません。
GM:音の発生源は、探せばすぐに見つかるでしょう。
卜部巽:「ああ、帰ったら何しようかな。」背負った長細い袋のファスナーを開ける。
卜部巽:まるで散歩にでも行くかのような気負いのない足取りで発生源へと歩いていく。
卜部巽:「茶川のやつはいねーし。獅子堂も買い出しだったかな。」
GM:では、音の聞こえてくる方に向かうと、一人の男が目につきます。
青年:パリッとしたシャツにジーンズという格好の、中々の美青年が歩いている。
青年:にこやかな笑顔を浮かべる顔の、ほんの少しだけ開かれた口から、その音は発せられている。
GM:道行く人は気にも留めず、その前後を歩き、横を通り過ぎていく。
GM:どうやら常人には聞こえないものであることが、理解できるでしょう。
卜部巽:青年の3mほど前で足を止める。
卜部巽:「おーい、呼んだかよ。」
青年:前で立ち止まった女性に気付き、足を止める。
青年:「……やあ、これは思わぬ収穫だ。こんにちは、初めまして」
青年:「少し、僕に付き合ってくれないかな?」
卜部巽:「はあ?新手のナンパかよ?こんなエフェクトまで使っておいて。」
卜部巽:「断る。タイプじゃない。」
青年:「おや、残念。じゃあ」周りを見渡して…
青年:「……何人か"巻き込んで"も気にしないってタイプかな?」
青年:ニコニコとした笑顔で、そんなことを口にする。
卜部巽:「……そういうやつね。あー、分かったよ。」
青年:「おっ、いいね。そこら辺でいいんだ。行こう」
青年:そう言うと、ビルとビルの隙間、人通りの殆どない道へと歩き出す。
卜部巽:「それで……?早く言えよ。」
卜部巽:人気のない路地裏で青年と相対する。
青年:「ああ、いや。そんなに怒らないで。用件は簡単だよ」
青年:ズァッと、両の前腕から何かが飛び出す―――刃のように鋭い骨だ。左右、ぞれぞれ三本。
青年:「ちょっとね、相手をしてもらいたいんだ」
卜部巽:「………本当にそれだけでいいのか?」
青年:「君、結構やるだろ? やるよね? そんな感じがする」
青年:「ああ、それだけさ。"それだけ"でいいんだ、僕は」
卜部巽:「私が聞いてるのはお前の用件じゃない。」
青年:「うん?」
卜部巽:「お前の」背負った袋から刀を取り出して腰に差す。そのまま居合の構え。
卜部巽:「辞世の句だよ。」
青年:「あっはは。そういうことか。いいよ、それで」
青年:「―――僕が死んだら、ね」
青年:跳び出す。両腕の刃を向けながら。
GM:※演出先頭になります。
GM:この戦いで青年が退場することはありませんが、
GM:即死級、例えば首を落とすといったところまでしなければ
GM:どのように大きな傷を与えても構いません。
卜部巽:跳び出した青年の鼻孔を、ふわりと女の髪の香りが擽る。
卜部巽:視線の先から女は消えている。どこか。
卜部巽:既に、懐に。
青年:「おや」
卜部巽:気づいた瞬間、肩口に剣がめり込んでいる。
青年:「………っつ」
青年:めり込ませられた肩の方の手で、剣を掴もうとする。
青年:動きを止めて、今度はこちらから斬り付けるつもりだ。
卜部巽:卜部の一太刀は、斧の一撃と同じだ。
卜部巽:尋常でない鋭さと重さを以て、敵の肉と骨と魂を断つ。
卜部巽:故に止めること能わず。
卜部巽:掴んだ指ごと刀を斜めに振りぬく。
青年:身体と腕と指、身体が三つに分かれる。
卜部巽:「おい。」
青年:「なにかな?」返事をしながら、残った腕を振るう。
卜部巽:「次は首だぜ。」
卜部巽:「言葉を遺す最後の機会だ。」
卜部巽:刀を返し、平突きを繰り出す。
卜部巽:狙いは勿論、首!
青年:「いやあ、それは困るな」
青年:落とされた腕の切断面から、骨が勢いよく伸び、
青年:首を狙う刀を遮る。
卜部巽:遮られた刀を戻し再び上段に構える。
卜部巽:空気が重く濁るような錯覚。もちろんエフェクトではない。
卜部巽:濃厚なる死の気配が刀に込められている。
卜部巽:”あれ”が振り下ろされれば、死ぬ。そう確信できる構えだ。
青年:再び両腕を構える。断たれた腕から伸びた骨には、既に肉が殆どついてきている。
青年:「うん。やっぱり凄いな。腕も、刀も……いや、本当に。凄い人に会っちゃったな」
青年:「うん。いい。本当にいいな。もっとやろう、もっと―――」
電子音:PiPiPiPiPiPiPiPiPiPiPiPiPiPiPi
GM:青年の懐から、単調な電子音が鳴る。恐らく、携帯端末の着信音だろう。
青年:「……やあ、残念だなあ。お呼びがかかっちゃった」
卜部巽:「お前が言い出したことだろ?最期まで付き合えよ。」
青年:「そうしたいんだけどねえ、君、あの"痺れる"感じがしないから」
青年:「うん、こっちが片付いたら、またやろう。そうしよう」
卜部巽:じり、と青年が足を動かした瞬間。
卜部巽:”あれ”は落ちて来た。
卜部巽:ぞ ん っ !!!
卜部巽:雷霆の如き一撃。その後には血の雨が降る。
卜部巽:青年から、ごとりと肉が削げ落ちた。
GM:血の雨に当然先立つ、確かな手応え。卜部巽の刀は青年の腕を、今度は両方断ち斬った。
青年:「………本当に、本当にいいな」
青年:両腕を落とされてなお、変わらぬ様子の声が、徐々に遠ざかる。
卜部巽:「ちっ」舌打ちする。
青年:両腕の切断面から伸びた骨が、蟲の脚のように地面を這っていく。
青年:《神出鬼没》を使用し、シーンから退場します。
青年:「僕は、"シャサール"って呼ばれてる……君なら、調べたらわかるかもね」
青年:地面を、壁面をデタラメに進んで、視界から消えていく。
卜部巽:血を拭いてから納刀。
卜部巽:携帯電話を取り出す
卜部巽:「あー、卜部だけど。迎え寄こしてくれない?」
卜部巽:「”シャサール”って敵と交戦して取り逃がした。」
卜部巽:「こっちは返り血で出歩けないし…。」しゃがみこんで腕を拾い上げる。
卜部巽:「”これ”持ち歩いたら目立つどころじゃないからな。」
GM:―――――――――
GM:シーンを終了します。ロイス取得のみ可能です。
卜部巽:敵/”シャサール”/執着/〇殺意/ロイス
卜部巽:以上!
GM:では、シーンをカットします。
【オープニング03:薬師院小夜子】
GM:続いてのシーンは薬師院さんのOPです。薬師院さんは登場をお願いします。
薬師院 小夜子:1D10を振り薬師院 小夜子の侵蝕率が8点上昇(侵蝕:38->46)【登場判定】
GM:薬師院さんのOPは、謎の傭兵に情報と取引をもちかけられる場面です。
薬師院 小夜子:謎の傭兵……何者なのだ……
GM:場所は区内南、観光地区の門下かなと考えていますが、よろしいでしょうか。
薬師院 小夜子:OKです!
GM:では門下を舞台にして、始めてまいりましょう。
GM:―――――――――
GM:第八地区、門下。
GM:区内南に位置する観光地区で、江戸時代初期からの建物が残るなど、観光の目玉として知られる。
GM:任務か、あるいは私用か………薬師院さんはこの場所を訪れています。
薬師院 小夜子:――任務半分、私用半分。
薬師院 小夜子:見回りという意図が無い訳でもないが、別にそれは任務という訳でもなし。
薬師院 小夜子:〝個人的に見回りをする〟という大義名分の元、
薬師院 小夜子:〝あわよくば美人の観光客でもひっかけて――〟と企んでいた。そんな日のことであった。
薬師院 小夜子:という具合で行きましょうかしら
GM:では、そんな風に門下の街並みを歩いていると、
GM:妙な風貌の女性が目に入ります。
薬師院 小夜子:「真っ昼間から物色ってのも健全じゃないが、まぁ今更言うことでも――おっ」
薬師院 小夜子:「……おっ?」
???:ショートカットの黒髪。長袖に長ズボン。それだけなら特に変わったところもないが―――
???:服はところどころ破れ、肌もあちこちに傷がついている。
???:そして何よりも気になるのは……人ごみから離れた場所で、じっと薬師院小夜子を見つめている。
薬師院 小夜子:「……おーう、厄物な匂い」と口の中で一人呟き、視線に引かれるようにそちらへ向かい
薬師院 小夜子:声が届く程度のギリギリの距離で立ち止まって言うには
薬師院 小夜子:「お嬢さん、そいつはパンクスタイル?」
薬師院 小夜子:「私はロックかメタルしか分からないんでね、講義でも聞かせてくれりゃ嬉しいな」
???:「まあ……そんなとこかもね」ギリギリで届く声量で返す。
薬師院 小夜子:軽口を叩きながら狙撃手の目は、傷の種類を見定めようとする。
???:「これもちょっと、困っててね。新しいの買おうにも、お店、入りづらいし」
薬師院 小夜子:転んだ傷であって欲しいとは願いつつも、
薬師院 小夜子:(……絶対、違うよなぁ)
薬師院 小夜子:「ふむ。お嬢さんのサイズさえ知ってりゃ、ぽんとプレゼントしたいとこだが」
???:こけて擦った……という類ではない。鋭利な刃物によるであろう切り傷に、何かに噛まれたような跡も。
薬師院 小夜子:「まずはそのお肌、隠さないとね。誰彼構わず見せるのも勿体ないさ」と、適当な路地の方向を指さす
薬師院 小夜子:(……ふん、ふん)
薬師院 小夜子:(刃物? ……それとも獣?)
???:「そうしてもらえるとこっちも助かるんだけど……ねえ。異形商店"ワゴン・テラーズ"の店員さん」
薬師院 小夜子:「……………………」
???:「行きましょ。注文したいものがあるから」
???:そう言って、人気のない路地の方へと歩き出す。
薬師院 小夜子:「……いや、まぁね。それなりに情報屋だの、調達屋だのの間じゃ名も知れてるつもりだが」相手の背を追って早足で歩きながら
薬師院 小夜子:「その名で呼ばれるってのはね」
薬師院 小夜子:「……ろくな未来が見えなくて、ちょっと怖いんだけどなぁ」
薬師院 小夜子:「どういう用件だい?」
???:「………臆病なのは噂通り、か」辺りに人の気配がなくなったところで立ち止まり、口を開く。
"ラビットビット":「アタシは"ラビットビット"。簡単に言えば傭兵ってやつ。UGN(あんた)たちが嫌うタイプのね」振り返りながら。
薬師院 小夜子:「ただ思考加速ができるだけのノイマンじゃね、臆病じゃないと死んでるさ――で」
薬師院 小夜子:「傭兵だぁ?」
薬師院 小夜子:「そりゃ、この街は日夜戦争状態だがね。わざわざ律儀に名乗ってくれる傭兵、中々見ないよ」
"ラビットビット":「あ、取り押さえようとかしたら応戦するから。そのつもりで」
"ラビットビット":両腕、服の下から、微かに機械の作動音が聞こえる。
薬師院 小夜子:「……しねーよ! 単独で戦えるか!」
"ラビットビット":「なら好都合。おとなしく話に乗ってくれそうで」
薬師院 小夜子:(……武器か、改造か、ブラックドッグか。打つなら眉間か目玉、かねぇ)
薬師院 小夜子:「で」
薬師院 小夜子:「その傭兵さんが私になんのようさ。こっちはナンパするのは慣れてるが、されるのは不慣れでね」
"ラビットビット":「アタシの注文は、一時休戦と共闘……ってところ」
薬師院 小夜子:「〝休戦〟と〝共闘〟?」
薬師院 小夜子:「……あんた、FH側かい?」
"ラビットビット":「………違う」
"ラビットビット":「今はフリーの傭兵よ。FHは、共闘して向かう相手」
"ラビットビット":「アタシは今、この辺りに潜伏してるFHの情報を持ってる」
薬師院 小夜子:「ほう」
"ラビットビット":「アタシはそいつらを始末したいんだけど……まあ、色々あってね」
"ラビットビット":「だから、あんたたちに情報を渡して、その代わりにアタシの方は見逃してもらおうかな…ってところ」
"ラビットビット":「我ながら、都合が良すぎるとは思うけどね。どう?」
薬師院 小夜子:「んー……?」
薬師院 小夜子:「そうだねぇ」
薬師院 小夜子:「答えるには些か、分からないところが多すぎるね」
薬師院 小夜子:「休戦っていうのが一番分からない。フリーの傭兵さんは、私らと交戦状態だった、とでも?」
"ラビットビット":「それは、ノー。あんたらとドンパチやったこともあるけど、少なくともここに来てからはやってないし、やるつもりもない」
薬師院 小夜子:「ふぅん。……まぁ、そこは疑ったらきりの無い所だ、信じるとしても」
薬師院 小夜子:「んじゃあ、〝見逃してもらう〟ってのは?」
薬師院 小夜子:「あんたがちょっとチンピラを小突いたり、服を店先からかっぱらったりってんなら、目を瞑るのはありだ」
薬師院 小夜子:「が――それ以上ってなると、この場で応とは言えなくなる」
薬師院 小夜子:「フリーの傭兵っても、この地区の支部長の噂は知ってるだろ。あんたと重ねて二つ胴はされたくないのさ」
"ラビットビット":「前科が山ほどある自覚はあるからね。さっきも言ったでしょ。UGNとやり合ったこともあるって」
薬師院 小夜子:(……前科)
薬師院 小夜子:(データベースに名前の一つも残ってるか、どうかね)
薬師院 小夜子:少しの間、考え込むようなそぶりを見せ、
薬師院 小夜子:「分かった、商談に乗る」
"ラビットビット":「だからまあ、『見逃せ』ってことね……少なくとも奴らの始末を見届けるまでは」
"ラビットビット":「……ってことで、商談成立?」
薬師院 小夜子:「あんたは私らにFHの情報を提供する。私は仕事が終わるまで、あんたが始末されないように口利きはする」
薬師院 小夜子:「……とは言え、私は平の支部員だ。上の判断に逆らえないのはご承知の上で――で、どう?」
"ラビットビット":「それで結構。アタシもいざとなったら、腹ぐらい括れる」そう言いながら、何かを投げ渡す。
薬師院 小夜子:「あー、良かった。この場で殴り合いとか勘弁だぜ、こっちはひ弱なレディなんだからよ――っと」投げ渡されたものをキャッチし確認する
GM:投げ渡されたのは通信機らしき機械です。市販のものではなく、個人の製作によるものとわかるでしょう。
薬師院 小夜子:「……こいつは、逢い引き用のガラスの靴?」
"ラビットビット":「話が通るまでは、とりあえずそれでお願い。そこそこいいやつだから、傍受は……まあ、されるときはされるけど」
薬師院 小夜子:「傍受されてもいいことだけ話せ、ってことか。了解」
"ラビットビット":「……現代の魔女は随分とハイテクなのね。知らなかったわ」
"ラビットビット":「今度会ったら、シンデレラが褒めてたって言っといてあげる。小太りのオッサンの魔女だけどね」
"ラビットビット":そう言って立ち去ろうとして、足を止める。
薬師院 小夜子:「ウィッチは若い美人がいいんだがねぇ……」
薬師院 小夜子:「で、その魔女の使いさんよ」
"ラビットビット":「……これだけじゃダメか。前金に……なに?」
薬師院 小夜子:「二つ」
薬師院 小夜子:「一つはまず、あんたが私をハメたんじゃねえって確証をもらいたい」
薬師院 小夜子:「二つには、お嬢さん呼びをいつまでも続けるのもよそよそしいだろ?」
"ラビットビット":「……二つ目、"ラビットビット"じゃダメなの?」
薬師院 小夜子:「名前はダメ?」唇をとがらせて、拗ねたような顔をする
"ラビットビット":「まあ、気が向いたらね。で、一つ目の方だけど……」
"ラビットビット":「右馬の空き倉庫、XXX-XXXXのやつ。調べてくれたらわかると思うけど」
"ラビットビット":脚の傷跡を指でとんとん、と叩く。
薬師院 小夜子:「そうかい」と短く応じながら、こちらもポケットから取り出した何かを投げ渡す。
"ラビットビット":「"これ"じゃ済まなかった奴らがいた。アタシも、危うくそっち側だったけど」
"ラビットビット":言いながら、こちらも受け取る。
薬師院 小夜子:手の中に収まるのは、住所が書かれたタグのついたアパートの鍵だ。
薬師院 小夜子:「私の隠れ家の一つ。金目のものは無いが、服の替え程度ならあるさ」
薬師院 小夜子:「右馬の空き倉庫、XXX-XXXX――確かに覚えた」
薬師院 小夜子:と言って、背は向けずに後ずさりを始める。颯爽と歩いて立ち去れないのは、やはり臆病が故か。
"ラビットビット":「……ま、ハメようにも噂の"ウォークライ"を相手にできる余裕はないってこと」
"ラビットビット":「まあ、これはとりあえず受け取っておくとして……さっき言ってた、前金の話ね」
薬師院 小夜子:「おう」
薬師院 小夜子:十分に距離を開けた状態で立ち止まる。
"ラビットビット":「今この街に潜んでいるのは、FHの"スウルス・セル"。しかもとびきり厄介な奴を雇ってる」
薬師院 小夜子:「スウルス・セル――」
"ラビットビット":「その名前と、今朝方から騒がしいこの町の様子を調べてみたら……まあ、それなりに信憑性はあるとわかってもらえるかな」
薬師院 小夜子:「そうかい、ありがとうよ可愛いウサギさん」
"ラビットビット":「じゃ、また連絡するなりされるなりしてね……アタシ、耳いいから。後ろから撃たないでね」
"ラビットビット":そう言い残し、今度こそ路地の奥へと消えていこうとする。
薬師院 小夜子:「撃たねえよ、街中だ」
薬師院 小夜子:「次に声をかけてくれる時は、今度こそデートのお誘いにしてほしいもんさ」
薬師院 小夜子:と軽口を叩きながら、その姿が消えるまでは動かずにいるだろう。
"ラビットビット":何も仕掛けなければ、そのまま姿を消します。
薬師院 小夜子:おkです
薬師院 小夜子:十分に相手の背が遠ざかれば、溜息を一つ。こういう緊張感は、場数を踏もうと慣れはしない。
薬師院 小夜子:それから街の通りに戻り、人の流れに自分の姿を紛れさせながら、UGNの通信端末を手に取る。
薬師院 小夜子:「薬師院だ。ちょっとばかり気になる案件ができた、目端の利くのを揃えられるかい」
薬師院 小夜子:「……ああ。荒事の臭いはするね。欲を言えば単独行動できるエージェントも数人は――」
薬師院 小夜子:通信完了。通信機をポケットにねじ込み、空を仰いで嘆息する言葉は、
薬師院 小夜子:「どうしてこうも、この地区は」
薬師院 小夜子:「嫌な雰囲気の事件が立て続けに起こるかねぇ……」
GM:―――――――――
GM:シーンを終了します。ロイスのみ取得可能です。
薬師院 小夜子:ラビットビット 有為/○恐怖 厄介ごとの匂いがするウサギ
薬師院 小夜子:で!
GM:ではシーンをカットします。
【オープニング04:風芽蘭】
GM:次は、風芽さんのOPです。登場をお願いします。
風芽 蘭:1d10+37
DoubleCross : (1D10+37) → 9[9]+37 → 46
GM:風芽さんのOPは、ハンドアウトにあるように支部を舞台に行います。
GM:―――――――――
GM:第八地区・井ノ上。
GM:北部に位置する住宅街。一般の住宅のみならず、郊外には別荘地も存在する。
GM:そのうちの一つが、UGN・N市第八支部の本拠地である。
GM:風芽さんは、どういった理由でか、支部に足を運んでいます。
風芽 蘭:まあもともと支部においてもらってる身なので任務とかがない日なら大体支部にいると思います
GM:では、そうですね。風芽さんは最初から支部にいたということで、
GM:支部に誰かが入ってきたことに気付きます。
GM:玄関から堂々と、特にセキュリティも反応しないあたり、身内であることがわかるでしょう。
風芽 蘭:なおくんか支部長が返ってきたのかなーとか考えつつそっちを見ます
GM:入口の方を見ると、見た顔であることがわかります。
GM:第八支部預かりのイリーガル、同時期にここにやって来た少女、戸上亜衣奈です。
風芽 蘭:「あ、あいちゃん!」 ぱたぱたと駆け寄ります。
戸上亜衣奈:「あー……蘭ちゃん。久しぶり~」どこかふらふらとした様子だが、しっかりと返事はする。
戸上亜衣奈:「ごめん、ちょっと座らせてくれる?」
風芽 蘭:「ひさしぶり!いいよいいよ座ってー。……なんかフラフラしてるね?具合わるい?」
戸上亜衣奈:「んー、ちょっとね……」壁際のソファに腰掛ける。
戸上亜衣奈:「あのさ、蘭ちゃんはアタシの能力(ちから)、ちょっとは知ってるよね」
風芽 蘭:「うん。えーっと、なんかわかんないけど色々聞こえたりするやつ」
戸上亜衣奈:「そう。なんていうかこう……世界に蓄積された履歴を覗いてる……みたいな感じらしいんだけど」
戸上亜衣奈:人差し指で頭をぐりぐりとしながら。
戸上亜衣奈:「第四の方で色々と診てもらって、何ができるかもわかってきたんだけど……なんかね、動物の言葉とかもわかるらしいの」
風芽 蘭:「おおー、すごい。じゃあお話も出来るの?」
戸上亜衣奈:「うん。ちょっと試させてもらってね、できなくもない感じ。で、アタシ自身もおおーいいじゃん、って思ってたんだけど」
戸上亜衣奈:「……最近また敏感になってるのか、拾いすぎてる感じでね」
風芽 蘭:「ありゃ、よくないねえ」
風芽 蘭:「うーん、支部長出かけちゃってて……。たぶんそろそろ帰ってくると思うけど……」
戸上亜衣奈:「うん。巽さんにも、直接言っておこうかなって思って。また第四の方に行かなくなるかもしれないけど…」
戸上亜衣奈:「ただね、蘭ちゃん。アタシの具合が悪いのは……まあ、よくないんだけど」
戸上亜衣奈:「それよりも気になるのが、動物たちの様子なの」
風芽 蘭:「どーぶつたちの?」
戸上亜衣奈:「うん。なんていうか、怯えている? みたいな…それも一匹や二匹じゃなくて、たくさんね」
戸上亜衣奈:「そういう大勢の声が集まって、頭の中にごちゃごちゃ入ってきちゃってる感じ…かなあ」
風芽 蘭:「たしかに、それもなんかありそうだね。どーぶつがこわがるようななにか……」
風芽 蘭:腕を組んでうーん、と考えてみる。
戸上亜衣奈:「そう。もしかしたら、また何か起きてるのかも……って」
戸上亜衣奈:「町の噂の方は、最近は特に変わったことはないみたいなんだけど…」
戸上亜衣奈:「誰かが隠れて何かやってる可能性はある、よね?」
風芽 蘭:「あると思う。……うん、あたし支部長におねがいして調べてみる!」
戸上亜衣奈:「ありがとう、蘭ちゃん! アタシも…頑張りたいけど、前みたいなアレは、ちょっと難しいかなあ」
戸上亜衣奈:※マスターズコネクションのこと
戸上亜衣奈:「まだ何もわかってないし…でも、出来ることはどんどんやっちゃうから! 巽さんの役にも立ちたいし…」
風芽 蘭:「あいちゃん、やっぱり支部長大好きだねえ。でも、無理しちゃダメだよ?」
戸上亜衣奈:「ん。無理はしないよ。無理したら、巽さんにも怒られちゃうからね…だから、できることだけ」
戸上亜衣奈:「あと、巽さんのことが好き……まあその、恩もあるしね、あはは。いや、それと同じで」ソファから立ち上がって。
戸上亜衣奈:「アタシは蘭ちゃんも好きだし、拝田さんや津村さん、アルバートさんや茶川くんだって素敵な人だって思ってる」
戸上亜衣奈:「だからね。アタシもやれることは、やりたいんだ」
風芽 蘭:「……そっかあ。あたしと一緒だね」
戸上亜衣奈:「うん。蘭ちゃんも、がんばっても無茶しちゃ駄目だよ?」頭を軽く撫でる。
風芽 蘭:「えへへ、だいじょぶ!無理しないくらいにがんばるぞー!」 ふにゃふにゃと笑って、拳をおー!と上げる。
戸上亜衣奈:「えっへへ。おー!」こちらも続いて、同じように拳を上げる。
GM:―――――――――
GM:シーンを終了します。ロイス取得のみ可能です。
風芽 蘭:ロイスはあいちゃんに〇友情/心配で!
GM:では、シーンをカットします。
【ミドルシーン01:合流】
GM:全員のOPが終わり、続いてのシーンは合流シーンとなります。
GM:情報共有の場ですので、全員に登場をお願いします。
薬師院 小夜子:1D10を振り薬師院 小夜子の侵蝕率が4点上昇(侵蝕:46->50)【登場判定】
風芽 蘭:1d10+46
DoubleCross : (1D10+46) → 4[4]+46 → 50
卜部巽:卜部巽の侵蝕を+4(1d10->4)した(侵蝕:40->44)
獅子堂奈央美:1d10+41
DoubleCross : (1D10+41) → 4[4]+41 → 45
薬師院 小夜子:4
薬師院 小夜子:これは……何かの符合……?
風芽 蘭:出目が仲良し
GM:何かが起きるかもしれない……
GM:ではでは、支部にて合流し、情報共有という感じのシーンへ。
GM:―――――――――
GM:第八支部・応接室。
GM:敵、あるいは協力者と出会い、事件の影を感じた支部のメンバーは、
GM:今ここに集まり、情報を共有しようとしていた。
獅子堂奈央美:「できた~~」
獅子堂奈央美:ぱぱらぱーー
獅子堂奈央美:紙に色鉛筆で描かれているのは
獅子堂奈央美:クマのような、コウモリのような、ナマコのような
獅子堂奈央美:奇っ怪な生き物らしきもの。
獅子堂奈央美:「こういう感じやったんですー、たつみさん~」
卜部巽:「………?」首を傾げる
卜部巽:「こういう感じだったのか。」
獅子堂奈央美:街で見かけたオーヴァードらしき生命体を絵に起こしている。
獅子堂奈央美:「はい!ウチ、この一枚は」
獅子堂奈央美:「結構、自信あります~~」
獅子堂奈央美:※実際のものとはかなり異なります。
卜部巽:「で、こいつが群れのリーダーみたいな感じだったと。」
獅子堂奈央美:というか単純に、絵心がない!
獅子堂奈央美:「なんです~。野良犬とか、野良猫とかが」
獅子堂奈央美:「この子にひっついて、わーーーってなってました」
卜部巽:「オルクスかソラリスあたりか……?」
獅子堂奈央美:「口から電気?みたいなんも出してはったし」
獅子堂奈央美:「ブラックドッグなんかも知れへんですー」
卜部巽:「………これ体液じゃなくて雷か。」怪生物の口の周りに描かれた黄色い何かを指さしながら
獅子堂奈央美:「かっこよくかけてはるでしょ~」
獅子堂奈央美:むふ~
卜部巽:「……ま、絵に描けるくらいは覚えてるってことだな。」
卜部巽:「見つけたらお前に実検を頼もうか。」
獅子堂奈央美:「ばっちりばっちりです~」
獅子堂奈央美:両手でQサイン
卜部巽:「……で、こっちは。」どさり、と机の上にビニール袋を置く。
卜部巽:「”シャサール”って敵とやり合ってきた。」
獅子堂奈央美:「へぇ~!?」
獅子堂奈央美:「敵て、たつみさん大丈夫でした~?」
獅子堂奈央美:「いや、大丈夫なんは、見て分かるんですけど」
獅子堂奈央美:「……いきなりやなぁ」
卜部巽:「ケガはない。けど…逃がしたのは痛いな。」
獅子堂奈央美:「どんな相手でした~?」
卜部巽:「体を弄れる奴だ。骨を武器にしたり、体の部位を生やせる。」
獅子堂奈央美:「ひえー、おっかなー」
卜部巽:「腕斬り落としても後から変なモンが生えてきやがった。」ビニール袋を指さす
獅子堂奈央美:「え」
獅子堂奈央美:「これ腕なんです~?」
卜部巽:「うん。苦手なら中見ないほうがいいぜ。」
獅子堂奈央美:「ひゃぁ……お菓子か思たのに」小声
獅子堂奈央美:「せやけど」
獅子堂奈央美:「”シャサール”……”シャサール”……」
獅子堂奈央美:じっと考え込むようなポーズ
卜部巽:「小夜子に調査を頼もうと思ったんだが…。」
卜部巽:「今外だっけ?」
獅子堂奈央美:「へ……?あ、多分せやと思います~」
獅子堂奈央美:「……うーん、”シャサール”」
卜部巽:「なんだ?心当たりでもあるのか?」
獅子堂奈央美:「ないです」きっぱり。
獅子堂奈央美:「せやけど……かっこええ名前~~」
獅子堂奈央美:「この子も名前、あった方がええですよね~?」
獅子堂奈央美:ぴら、と絵の紙を持ち上げる
卜部巽:「……付けるのか、名前?」
獅子堂奈央美:「……ひらめきました」
獅子堂奈央美:「”デストロイ・サンダー・モンスター”」
獅子堂奈央美:キリッとした表情。
卜部巽:「………。」”デストロイ・サンダー・モンスター”を改めて見る
卜部巽:(クマナマコウモリ…)
卜部巽:「んん……いや、そうだな……名前はあとで考えるか……。」
薬師院 小夜子:「いやいやいやいやいや」
薬師院 小夜子:「デストロイ・サンダー・モンスターってなんだ。冠の新譜かよ」
薬師院 小夜子:とツッコミを入れつつ入室し
獅子堂奈央美:「あ~、さよさんや~」
獅子堂奈央美:「かっこええでしょ~」
獅子堂奈央美:ニコニコしている。
薬師院 小夜子:「よう、奈央美ちゃん。相変わらず美人さんだ――」
獅子堂奈央美:「よろしゅおおきに~」
風芽 蘭:「あ、支部長見つけたー」 その後ろからひょっこり入ってくる。
卜部巽:「おっ小夜子。ちょうど探してたとこだ。」
薬師院 小夜子:「それに支部長も。お探しだった? デートの誘いならいつでも歓迎だが」
卜部巽:「蘭ちゃんも。二人ともどうした?」
薬師院 小夜子:ポケットから取り出した通信機を、テーブルの上に置いて
卜部巽:「ここで誘うと茶川がうるさいからな。プライベートの時にするよ。」
卜部巽:「……それは?」
薬師院 小夜子:「ちょっとな、厄介ごとを持ち込んじまいそうだが……未来のレディファーストだ」
薬師院 小夜子:「先に蘭ちゃんの方から、でどうかね」
卜部巽:「ん。分かった。蘭ちゃん?」
風芽 蘭:「ありがとさよさん。えっと、ほーこくとおねがいがあって」
風芽 蘭:「あいちゃんがね、また聞こえたり見えたりしすぎてるんだって」
卜部巽:「……。」目を細める「……それで?」
風芽 蘭:「それでね、聞こえてるのがどーぶつたちの声なんだって」
風芽 蘭:「なんか、みんなこわがってるって言ってた」
獅子堂奈央美:「あいちゃん、えーっと、戸上さんやんなー。ウチまだ会うたことないけど~」
獅子堂奈央美:「……どーぶつー?」
獅子堂奈央美:支部長と顔を見合わせる。
薬師院 小夜子:「動物……」遭遇した傭兵の傷口の事を思い出す
卜部巽:「……なるほど。」
卜部巽:「お願いって言うのは?」
風芽 蘭:「なにか起きてないか調べたいなって。あと、支部長にも調べてほしいなーなんて」
風芽 蘭:「やっていい?」
卜部巽:「いいよ。こっちも同じ案件抱えてるっぽいからな。」
獅子堂奈央美:「せやねんせやねん~」
獅子堂奈央美:絵をぴらぴらする
薬師院 小夜子:「……なんだなんだ、厄介ごと持ちは私だけじゃねえのかよ、怖えな」
卜部巽:「そっちはどうだい?動物絡み?」小夜子に
薬師院 小夜子:「動物絡みってーか、ウサギのお嬢さん絡みだな」
薬師院 小夜子:「《ラビットビット》を名乗るお嬢さんに出くわした。本人の言うところによれば傭兵で、私の名を知ってた」
薬師院 小夜子:「潜伏してるFHのエージェントの情報を渡すから、始末して欲しいって話だが――」
薬師院 小夜子:「そのお嬢さんには、獣にやられたような傷がついてたよ」
獅子堂奈央美:「怪我してはったん~?」
獅子堂奈央美:「今はどないしてはるん?」
薬師院 小夜子:「ああ。〝刃物でやられたような切り傷〟と〝噛み付かれたような傷〟と――目視だから断言はできねぇがな」
薬師院 小夜子:「で、そのお嬢さんだが。情報だけ残してどっか行っちまった。私の隠れ家の鍵を一つ渡してるから、そこへ寄りつくこともあるかも知れないよ」
卜部巽:「………。」こめかみに指を当てて考え込む
薬師院 小夜子:「……どこまで信じていいものかは知らんが、ラビットビットが情報を握ってるのは〝スウルス・セル〟」
薬師院 小夜子:「〝その名前と、今朝方から騒がしいこの町の様子を調べてみたら〟何か見つかるかもしれない――って話。以上だ」
獅子堂奈央美:「怪我してはるんやったら……心配やなあ」
獅子堂奈央美:「手当してもろたらよかったのに……」
薬師院 小夜子:「心配もいいが……きなくさくは無いかい」
獅子堂奈央美:「えーっと……あ~」
獅子堂奈央美:「なんかの罠とかなんかなぁ、せやったら」
獅子堂奈央美:「信用させるために、怪我してきた、とか~……」
卜部巽:「まずは、この現象の関連を調べる。」
卜部巽:「今行動を起こしている敵は少なくとも二人。”動物使い”と”シャサール”。」
卜部巽:「その二人を優先して当たろう。」
獅子堂奈央美:「”スウルス・セル”いうんは、その後ですね~」
獅子堂奈央美:「あいあいさ~」
獅子堂奈央美:へにゃっとした敬礼
風芽 蘭:「りょーかいです」
卜部巽:「”ラビットビット”の言う通りにして、何かとやらを見つけた上で会いに行こう。」
卜部巽:「罠だったら、」獰猛に微笑む「食い破る。」
薬師院 小夜子:「ふむ。……んじゃあ、優先はその、動物なんちゃらと、バッグのブランドみたいな名前の奴と」
獅子堂奈央美:「あ、こっちの話もさよさんに説明せーへんと、あんなあんな~」
薬師院 小夜子:「ウサギのお嬢さんの調査は――右馬の空き倉庫、XXX-XXXXに行けって言ってたな」
薬師院 小夜子:「おう奈央美ちゃん、そりゃありがたい」
風芽 蘭:「あ、なおくんあたしも聞かせてー」
薬師院 小夜子:「……テーブルの上の、物騒な荷物も気になってたとこだ」
獅子堂奈央美:「あ」
獅子堂奈央美:「お菓子ちゃいますよ?」
薬師院 小夜子:「喰わねえよ!」
GM:―――――――――
GM:シーンを終了します。ロイス取得、それから支部に帰ってきたということで、調達もここから可能としましょう。
獅子堂奈央美:卜部支部長にロイス!
獅子堂奈央美:信頼○/おっかない
獅子堂奈央美:で、購入はボデマ。援護の風使用。
獅子堂奈央美:4dx+3
DoubleCross : (4R10+3[10]) → 9[1,3,9,9]+3 → 12
獅子堂奈央美:ジャスト成功!装備!以上!
風芽 蘭:ロイスはいったん保留、購入はダメもとでシューターズジャケット
風芽 蘭:1dx=>13
DoubleCross : (1R10[10]>=13) → 10[10]+5[5] → 15 → 成功
風芽 蘭:うっそ
卜部巽:ロイスは保留、購入は強化素材
薬師院 小夜子:おおおお
風芽 蘭:買えちゃったので着ておきます
卜部巽:2dx+1>=15
DoubleCross : (2R10+1[10]>=15) → 9[6,9]+1 → 10 → 失敗
卜部巽:ウワー失敗!以上!
薬師院 小夜子:ではロイス、奈央美ちゃんに ○好意/男なんだよなぁ
薬師院 小夜子:購入はスナイパーライフル目標値19で、無形の影+コンセントレイト、コネ手配師も
薬師院 小夜子:一つ使います
薬師院 小夜子:9dx7>=19
DoubleCross : (9R10[7]>=19) → 10[2,2,3,4,6,6,7,9,10]+3[1,3,3] → 13 → 失敗
薬師院 小夜子:出目が死んだが財産点6使用で強引に購入!
卜部巽:つよい
GM:では皆さんそれぞれ済まれたようでるので、
GM:シーンをカットします。
【ミドルシーン02:情報収集01】
GM:続いてのシーンからは情報収集となります。
GM:色々な情報を集めていき、事件が進展していく…という感じです。
獅子堂奈央美:1d10+47
DoubleCross : (1D10+47) → 7[7]+47 → 54
GM:データ的には、情報を全てオープンするとクライマックスへと続いていくというものです。
GM:あっ、先に情報項目見ておかないで大丈夫でしたか?
薬師院 小夜子:侵蝕値50+エフェクト上昇6=56 これだけ忘れぬうちに……
GM:遅くなりましたが、先に情報項目を。
卜部巽:みるぜ!
GM:
【1▼松葉文子について 〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉〈情報:警察〉 難易度:5】
【2▼"シャサール"について 〈情報:UGN〉〈情報:FH〉 難易度:8】
【3▼FH"スウルス・セル"について 〈情報:UGN〉〈情報:FH〉〈情報:軍事〉〈情報:裏社会〉 難易度:7】
【4▼区内の動物について 〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉〈情報:警察〉 難易度:5】
【5▼"ラビットビット"について 〈情報:UGN〉〈情報:軍事〉〈情報:FH〉〈情報:裏社会〉 難易度:6】
獅子堂奈央美:へっへっへ
GM:まずはこれだけですが、追加の情報項目もいくつか存在します。
薬師院 小夜子:ほうほう
獅子堂奈央美:大概のやつがいけるはずだ
GM:ではせっかく登場して頂いたので、獅子堂さんをシーンプレイヤーに、
卜部巽:ではこちらもいくぜ!
GM:全員登場可能ということで、お願いします!
卜部巽:卜部巽の侵蝕を+7(1d10->7)した(侵蝕:44->51)
風芽 蘭:登場しますー
薬師院 小夜子:出ます
風芽 蘭:1d10+50
DoubleCross : (1D10+50) → 6[6]+50 → 56
薬師院 小夜子:1D10を振り薬師院 小夜子の侵蝕率が7点上昇(侵蝕:56->63)【登場判定】
獅子堂奈央美:早速シャサールくんに!
卜部巽:ではさっそくサラウンドレポートを起動しましょう。
獅子堂奈央美:風&コネ使用!情報UGN!
卜部巽:全員情報:判定ダイス+1!
獅子堂奈央美:ヤッター!
GM:これがエンブレムの"力"…!
獅子堂奈央美:7dx+1
DoubleCross : (7R10+1[10]) → 6[1,2,2,2,3,4,6]+1 → 7
薬師院 小夜子:強い……
獅子堂奈央美:ゲェーッ!w
卜部巽:出目!
獅子堂奈央美:財産1使用!!おのれ!!
卜部巽:こっちはスウルスセルを見ましょうか
GM:普通の《情報:》なので、使用可能です。成功になりました
獅子堂奈央美:侵蝕56、財産6に。
卜部巽:コネ:UGN幹部を使って情報:UGNで判定!
卜部巽:5dx+2>=7
DoubleCross : (5R10+2[10]>=7) → 7[2,5,5,6,7]+2 → 9 → 成功
薬師院 小夜子:では次にラビット狙いましょう
卜部巽:成功!
薬師院 小夜子:iya,
薬師院 小夜子:追加が出るかちょっと見てからにしよう……
GM:一先ず待機でも構いません。
GM:風芽さんはどうされますか?
風芽 蘭:こっちは区内の動物について振ります、コネ:UGN幹部だけ使って4d!
風芽 蘭:4dx=>5
DoubleCross : (4R10[10]>=5) → 10[3,5,5,10]+9[9] → 19 → 成功
風芽 蘭:よく回るなあ
薬師院 小夜子:このこつよい
卜部巽:さっきからすごいね蘭ちゃん!
獅子堂奈央美:やるぅ!
GM:ではまずオープンされた三つの情報から。
GM:2~4番ですね。
GM:【2▼"シャサール"について 〈情報:UGN〉〈情報:FH〉 難易度:8】
・気のいいように見えて、強者との戦いを好む危険なオーヴァード。FHだが半ばはぐれ状態で、雇われ用心棒のようなことをしているが、相手にする者は少ない。
・能力は肉体操作・強化で、骨を武器として扱う。また再生力に非常に優れるが、それをあてに致命傷を負っても戦い続ける。
・上記の特徴から、「いつジャーム化してもおかしくない」と言われている。ただしこれは前回確認された時点での情報で、今もまだ人の範疇にいるかは定かではない。
GM:実際に戦った卜部支部長は、今までの経験と照らし合わせて、既にジャーム化していると悟ってもらっても構いません。
GM:"シャサール"がジャームであることは後々NPCからも語られるので、卜部支部長の独断…ということにはならないので、ご安心ください。
獅子堂奈央美:安心設計!
卜部巽:了解!
GM:【3▼FH"スウルス・セル"について 〈情報:UGN〉〈情報:FH〉〈情報:軍事〉〈情報:裏社会〉 難易度:7】
・FHの研究セル。"バジャー"というエージェントがリーダーであり、Aオーヴァードの研究を行っている。一部の実験動物は私兵としても運用されているらしい。
・かつては生物、無機物のオーヴァード化を中心とした研究・実験をおこなっていたが、数年前に前リーダーが殺害された際に一部のメンバーによって再編された。
・規模は小さいが研究成果は中々であり、Aオーヴァードの兵器化を目論む界隈との繋がりで、取引先はそれなりにあるらしい。
GM:追加項目:【3-2▼"バジャー"の特徴と動向 〈情報:UGN〉〈情報:警察〉〈情報:噂話〉 難易度:8】
GM:【4▼区内の動物について 〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉〈情報:警察〉 難易度:5】
・ここ最近のデータを再確認したところ、N市において動物のオーヴァードによる被害が微減し、同時にペットの失踪が微増している。
・被害の増減が見られる範囲は、第八地区を中心としている。それも、特に意識しなければ自然に流してしまうレベルである。
・回収された鳥の死骸は、第四区画・R研の分析によりEXオーヴァード、あるいはAオーヴァードと呼ばれるそれであることが確認された。
GM:追加項目:【4-2▼区内の様子 〈情報:UGN〉〈情報:警察〉〈情報:噂話〉 難易度:6】
GM:あ、すいません。【3-2】の技能は〈情報:FH〉も可能です。
GM:ここからロールに入られますか? それとも先に追加項目を調べられますか?
卜部巽:情報抜きますか?
獅子堂奈央美:あ、じゃあ薬師院さんやてもらってから
薬師院 小夜子:どれを行きましょう
獅子堂奈央美:お願いします!
薬師院 小夜子:3-2とかなんかトリガーとかありそうだし……チキンしてウサギ行きます
卜部巽:了解!
薬師院 小夜子:3dx10+2>=6
DoubleCross : (3R10+2[10]>=6) → 8[6,8,8]+2 → 10 → 成功
GM:では、"ラビットビット"についてもオープン!
GM:【5▼"ラビットビット"について 〈情報:UGN〉〈情報:警察〉〈情報:軍事〉〈情報:FH〉〈情報:裏社会〉 難易度:6】
・傭兵として身を立てる流れのオーヴァード。情報はあまり多くないが、腕部に備えた電磁浮遊砲台を使うという。
・数年前、"スウルス"というFHセルに似たような武器を用いる少女がいたという情報が、UGNのデータベースに残されていた。
・薬師院に伝えた場所をUGNが調査したところ、戦闘の痕跡を隠蔽しようとした様子が見られた。僅かに残った情報ではあるが、少なくない人数が重症を負ったと見られる。
GM:最後の情報は、科学調査に加えて、ブラム=ストーカー能力者が血の痕跡から判断した…みたいな感じです。
GM:どうも急いで痕跡を消そうとして、消しきれなかった、という雰囲気です。
GM:それでは、ロールの方をお願いします。場所は支部の応接室などを想定していますが、
GM:「ここがいい!」という場所があれば、ご自由に設定して頂いて構いません。
獅子堂奈央美:じゃあ普通に支部のブリーフィングルームで!
卜部巽:ブリーフィングルームで!
GM:―――――――――
獅子堂奈央美:「あんなぁ、まず”シャサール”さんのこと、拾ってきたんやけど」
獅子堂奈央美:「この人やっぱり、ジャームみたいやわぁ」
獅子堂奈央美:「たつみさんは、直接会うて、どないやった~?」
卜部巽:支部のブリーフィングルーム。ホワイトボードに次々と写真やプリントアウトされた紙が貼られていく。
卜部巽:机に座っている3人を見ながら、ホワイトボードに異常に瞳孔の開いた動物の写真を追加する。
卜部巽:「”シャサール”か…。あれは、ダメだな。」
卜部巽:短く言い放つ。支部員ならば意味は通じるだろう。
獅子堂奈央美:「あらら~、せやったら」
獅子堂奈央美:「見つけた時には、すっぱり行きましょ~」
薬師院 小夜子:「……ダメか」
薬師院 小夜子:「そりゃ……しょうがねぇな」
獅子堂奈央美:「らんちゃんの方は、どないでしたー?」
風芽 蘭:「えっとね、支部の人に聞いたらさいきんどーぶつの……アニマルオーヴァードだっけ?の被害がちょこっとへってるって」
風芽 蘭:「かわりにペットの行方不明がちょこっとふえてて、でもほとんど気づかないくらいって言ってた」
獅子堂奈央美:「せやってんや…言われてみたら」
獅子堂奈央美:「このところ、犬とか熊とか…相手してへんかったわぁ」
薬師院 小夜子:「ペットの行方不明か……」
獅子堂奈央美:「……あーー!」
獅子堂奈央美:その言葉に、急に顔を上げる
薬師院 小夜子:「お?」首をぐりんとそちらへ向ける
風芽 蘭:「それと、回収した鳥もアニマルオーヴァードだったって……どしたの?」
卜部巽:獅子堂を見る
獅子堂奈央美:「あかんあかんー、忘れてもうてたー」
獅子堂奈央美:ガサゴソといつも持ち歩いているポーチをいじくり、一枚の紙を取り出す
獅子堂奈央美:『この犬探しています』と書かれた紙だ。OPで少女から受け取ったもの。
獅子堂奈央美:「ラースくん、言わはるんです~。商店街の方で女の子が探してはって~」
獅子堂奈央美:「これ、支部に貼っといてええですか~?」
獅子堂奈央美:「事件とは関係ないんですけど~、えらいかわいそうやったから……」
薬師院 小夜子:「……迷子犬か。奈央美ちゃん、それって何時から……っていうのは、聞いてる?」
獅子堂奈央美:「え~っと、一週間前くらいやーって」
獅子堂奈央美:「……あー」
風芽 蘭:「ひょっとしたら、関係あるかも?だね」
獅子堂奈央美:「関係ないことも、ないん……かなぁ……?」
薬師院 小夜子:「……どうおもうね、支部長」
薬師院 小夜子:「迷子犬の調査、無駄骨にはならないんじゃないかい」
獅子堂奈央美:「どこに行ってるんか分かったら」
獅子堂奈央美:「ひょっとしたら、手がかりに……とか~?」
卜部巽:「この際何でも試してみようか。」
獅子堂奈央美:「わ~、たつみさんおおきに~」
獅子堂奈央美:バンザイポーズ
卜部巽:「Aオーヴァードは…」喜ぶ獅子堂を見つつ、またホワイトボードに向き直る
卜部巽:「”スウルス”の十八番らしいな。兵器化を目的とした動物の研究を行うセルだな。」
卜部巽:動物の写真と”スウルス”の文字を丸で囲む
獅子堂奈央美:「動物……それってあの~、あれ、なんやったっけ……昔の」
獅子堂奈央美:「ほる、ほすと、ホステス……?」
卜部巽:「ホスティルアースか。他にもインリークォあたりが手を付けている分野だな。」
卜部巽:「昔は無機物を中心に研究していたらしいが今は専ら動物が主だ。」
卜部巽:「セルリーダーは”バジャー”。」
卜部巽:「この件にはこいつらが深くかかわっている可能性が大だ。」
卜部巽:「獅子堂。お前が倒した鳥もAオーヴァードだったしな。」
獅子堂奈央美:「っていうことは、あの、怪我してはったいう人も……?」
獅子堂奈央美:薬師院さんの方に目を向ける。
薬師院 小夜子:「――ああ、ちょうどスウルス絡みだ。ラビットビットとかいうお嬢さん、スウルスの所属だった可能性がある」立ち上がり、ホワイトボードに持参した資料を貼り付ける。
薬師院 小夜子:「まだ不確定な情報で、数年前の時点の話だがな。だが、足抜けしたエージェントが古巣に狙われるなんざ良くある事だ」
薬師院 小夜子:「ついでに。ラビットビットから伝えられた住所には戦闘の痕跡。隠滅の努力はされてた、って話だが――」
薬師院 小夜子:はぁ、と息を深く吐き出して、自分の席に戻り、
薬師院 小夜子:「……おいおいおい。繋がって来ちまったぞ」
風芽 蘭:「ぜんぶ、いっこの話にまとまりそうだねぇ」
獅子堂奈央美:「えーっと、せやったら……ラビットさんが言うてることはホンマで、”スウルス”の人らがなんかしてて」
獅子堂奈央美:「それで動物がおかしなって、戸上さんがなんか感じてはる」
獅子堂奈央美:「っていうことなんかなぁ、今のとこは~」
卜部巽:「”スウルス”をもう少し探ってみるか。」
卜部巽:コンコンとホワイトボードの”バジャー”の文字を叩く。
獅子堂奈央美:「あいあいさ~」
薬師院 小夜子:「……親玉か」
獅子堂奈央美:「ばじゃー……」
獅子堂奈央美:「名前はかわいらしなぁ」
薬師院 小夜子:「……badger?」
獅子堂奈央美:「ばじゃー」
卜部巽:「それとペットの捜索を。消えた状況から行き先を割り出して見る…ってのも一つの手かもしれない。」
風芽 蘭:「さっきのらーくんとか?」
獅子堂奈央美:「どうぶつ探偵や~。楽しそう~」
薬師院 小夜子:「……ってことは、飼い主周りだとか、街そのものの再調査か」
卜部巽:「そういうこと。」
薬師院 小夜子:「なら、探るのは――飼い主、街、アナグマ。この辺りかい」
卜部巽:「穴熊ねえ……」
薬師院 小夜子:「badger means アナグマさ。綴りが合ってるならの話だが」
獅子堂奈央美:「……!!」
獅子堂奈央美:「らんちゃん……これ」
獅子堂奈央美:「かわいらし~~~」
獅子堂奈央美:スマホで検索したアナグマの動画を見せている
風芽 蘭:「ホントだー!」 手元をのぞき込んでニコニコしている。
薬師院 小夜子:同じくスマートフォンで英単語の意味を調べながら
薬師院 小夜子:「……ちなみにbadgerには、悩ませるって意味の動詞の用法もあるそうだよ」と、台無しな事を言う
卜部巽:はしゃぐ二人を見ながらホワイトボードに貼られた獅子堂の絵を見る。
卜部巽:口から雷を放つ熊のような獣。
卜部巽:「さて、狢にこの剣が通じるか。」
卜部巽:にやりと笑って腰に差した刀に手を置く
GM:―――――――――
GM:シーンを終了します。ロイス取得、購入が可能です。
卜部巽:ロイス保留、購入はUGNボディアーマー!
風芽 蘭:ロイスは獅子堂さんに〇連帯感/不思議で取得
卜部巽:2dx+1>=12
DoubleCross : (2R10+1[10]>=12) → 6[5,6]+1 → 7 → 失敗
卜部巽:失敗!以上!
薬師院 小夜子:ではロイス、蘭ちゃんに 風芽 蘭 ○信頼/不安
風芽 蘭:購入はボデマチャレンジします
薬師院 小夜子:調達はスナイパーライフル、一度素で振ります
風芽 蘭:1dx=>12
DoubleCross : (1R10[10]>=12) → 5[5] → 5 → 失敗
獅子堂奈央美:こちらも風芽さんに!連帯感○/隔意で!
風芽 蘭:だめだあ、以上!
獅子堂奈央美:こっちもぼでま!風のせ!
薬師院 小夜子:2dx10+4>=19 1回目の調達で固定値乗せてなかった気がする
DoubleCross : (2R10+4[10]>=19) → 9[3,9]+4 → 13 → 失敗
獅子堂奈央美:4dx+3
DoubleCross : (4R10+3[10]) → 2[1,2,2,2]+3 → 5
獅子堂奈央美:ひっどい!w以上!
卜部巽:ひ、ひどい…
薬師院 小夜子:財産6点追加で購入! 財産点使い切り!
風芽 蘭:出目が……
GM:ではシーンをカットします。
【ミドルシーン03:情報収集02】
GM:引き続いて、情報収集のシーンとなります。残りの情報はこちら。
GM:【1▼松葉文子について 〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉〈情報:警察〉 難易度:5】
【3-2▼"バジャー"の特徴と動向 〈情報:UGN〉〈情報:FH〉〈情報:警察〉〈情報:噂話〉 難易度:8】
【4-2▼区内の様子 〈情報:UGN〉〈情報:警察〉〈情報:噂話〉 難易度:6】
GM:シーンプレイヤーは卜部支部長にお願いします。他の方も自由に登場可です。
獅子堂奈央美:登場!やるぜ!
卜部巽:出ます!
卜部巽:卜部巽の侵蝕を+6(1d10->6)した(侵蝕:51->57)
獅子堂奈央美:58+1d10
DoubleCross : (58+1D10) → 58+1[1] → 59
薬師院 小夜子:出ましょう
風芽 蘭:出ますー
風芽 蘭:1d10+56
DoubleCross : (1D10+56) → 1[1]+56 → 57
薬師院 小夜子:1D10を振り薬師院 小夜子の侵蝕率が5点上昇(侵蝕:63->68)【登場判定】
獅子堂奈央美:バジャーいってみます!
獅子堂奈央美:風!コネ!情報UGN!
卜部巽:では区内の様子行きましょう
卜部巽:サラウンドレポート!
獅子堂奈央美:ヒャッハー!
卜部巽:情報:ダイス+11
薬師院 小夜子:では松葉を素振りで
卜部巽:ダイス+1!ね!
獅子堂奈央美:5dx+1
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 8[1,1,3,4,8]+1 → 9
獅子堂奈央美:ざっとこんなもんよー
薬師院 小夜子:3dx10+2>=5 松葉文子について
DoubleCross : (3R10+2[10]>=5) → 10[9,9,10]+2[2]+2 → 14 → 成功
風芽 蘭:女の子について根掘り葉掘り調べている
卜部巽:区内の様子を情報:UGNで
卜部巽:コネ使用
卜部巽:5dx+2
DoubleCross : (5R10+2[10]) → 8[1,3,4,5,8]+2 → 10
卜部巽:成功!
GM:では全項目成功ということで、次々オープン!
GM:【1▼松葉文子について 〈情報:噂話〉〈情報:UGN〉〈情報:警察〉 難易度:5】
・区内の小学校に通う小学五年生。家族を含め、特に不審な点はない。
・ある日突然いなくなった飼い犬のラース(ラフコリー、雄、三歳)を探している。
・獅子堂と共に鳥獣に襲われた際、ラースが愛用していたブランケットを持っていた。
GM:【3-2▼"バジャー"の特徴と動向 〈情報:UGN〉〈情報:FH〉〈情報:警察〉〈情報:噂話〉 難易度:8】
・本人の能力はモルフェウスとオルクスによる領域操作で、これにより何処かに潜伏している。"シャサール"は護衛兼実験装置として雇っているようだ。
・N市における"バジャー"の活動は、主に実験サンプル―――天然のAオーヴァードの確保とみられる。
・活動は目立たぬように行われていた。逆に言えば、今こうして目につく形で動いていることは向こうにとっても想定外の事態と考えられる。
GM:オーヴァード覚醒率が高いN市ならば人間以外が覚醒するケースも多いだろう…というのが狙いですね。
GM:また、"バジャー"はDロイス【工作員】を所持しており、これで第八区画に潜り込んだ痕跡を隠蔽し、今まで気づかれなかった…という感じです。
GM:【4-2▼区内の様子 〈情報:UGN〉〈情報:警察〉〈情報:噂話〉 難易度:6】
・野良犬や野良猫、街中の低い位置を飛ぶ鳥の姿が今朝から多く目撃されている。何かを捜しているような様子であるという。
・人を襲ったという例は、獅子堂・松葉の件を除いて存在しない。松葉邸の周辺に一時多くの動物が集まっていたという情報あり。
・また、高速で移動する黒いなにか――大きな犬か狼のようなもの――が度々目撃されている。監視カメラ、定点カメラなどから、その姿が確認できる。
GM:えー、この最後の情報に関して特に獅子堂さんにお詫び申し上げねばならないのですが…
獅子堂奈央美:おわび!?
GM:オープニングで目撃された黒い獣、形としては熊ではなく犬や狼のそれに近い姿でして…
獅子堂奈央美:www
獅子堂奈央美:いや
獅子堂奈央美:整合性バッチリじゃないですか!
GM:「四足」としか書いてなかったこちらが悪いのですが!
獅子堂奈央美:やっぱり絵心がなかった
獅子堂奈央美:ともかく情報ヨシ!
GM:巽さんも(こいつがアナグマか…)みたいな雰囲気出されてたところ非常に申し訳ないのですが…
卜部巽:www
卜部巽:了解です!
獅子堂奈央美:無意味に場を混乱させる手描きイラスト
GM:ともかく、監視カメラとかから、オープニングで目撃された黒い獣の画像データを入手した感じでお願いします!
薬師院 小夜子:きっとみんなして「ああこれアナグマとかそんな感じの動物だな……」って思ってたに違いない
GM:追加情報はありません。次のシーンから話が大きく動いていく流れとなります。
GM:情報のまとめとしましては、
GM:"シャサール"を雇い暗躍していた"バジャー"が、現在は黒い獣を追っていると思われ、
GM:その捜索の手が、一時松葉文子に伸びていたらしい…という感じですね。
GM:また"スウルス・セル"と繋がりがあるらしい"ラビットビット"から、このシーンの中で通信が入ることになります。
GM:その場面まで、まずはPCの皆様で情報共有などをお願いします!
卜部巽:ちょっと場所を移します?
獅子堂奈央美:町中のオープンカフェとかでどうです
卜部巽:そうそう。松葉邸のある地区がいいかな
獅子堂奈央美:ではそれで!
GM:そうですね。では井ノ上と中務の境目辺りに松葉邸があることにして、
GM:その辺りの、隠れ家的なカフェで如何でしょうか。
獅子堂奈央美:わあい
卜部巽:了解!
風芽 蘭:隠れ家的!
GM:―――――――――
獅子堂奈央美:「……犬ですよぉ~」
獅子堂奈央美:テーブルの上に、例の絵を出している。
薬師院 小夜子:「悪い……てっきりイタチとかアナグマとかそっちの類いかと……」決まり悪そうな顔をしている
獅子堂奈央美:「この辺とか、ここのとんがりとか、犬やんな~」
獅子堂奈央美:頬を膨らませながら薬師院さんにブスブスしている
風芽 蘭:映像と絵とを見比べてはこてんと首をかしげている。
獅子堂奈央美:「そんで…えーっとなんやったっけ」
獅子堂奈央美:「あ、そう、ばじゃー!」
卜部巽:「……アナグマでもクマナマコウモリでもなかったか。」
卜部巽:「バジャーについてなんかわかった?」
獅子堂奈央美:「ばじゃーさん、やっぱりどうぶつのオーヴァード、探してはったみたいですー」
獅子堂奈央美:「で、”シャサール”さんが、その護衛やて~」
獅子堂奈央美:「探して捕まえて、実験に使うらしーですー」
風芽 蘭:「なら、その人たちからしたら今って大成功なかんじ?」
風芽 蘭:「アニマルオーヴァードたくさんだし」
獅子堂奈央美:「どないなんやろーえーっと、その、この子とかが」
獅子堂奈央美:「ばじゃーさんらの実験を受けたんか、それか、ばじゃーさんの回収目標なんかが」
獅子堂奈央美:「今のとこやと、よう分からへんから~」
卜部巽:「……ただのAオーヴァードを手に入れたいなら、」
卜部巽:「こんなマネはしないと思うがね。」
卜部巽:紅茶のカップの横に一枚の写真を置く。
薬師院 小夜子:コーヒー片手に写真を覗き込む。
卜部巽:松葉文子の家に野良の動物たちが集まっている監視カメラの映像だ。
獅子堂奈央美:「はえ?これえらいことなってるけど」
獅子堂奈央美:「……普通の家やなあ」
卜部巽:「おそらく、動物を操る能力を持ってんだろ?」
獅子堂奈央美:「どちらさんとこの~?」
卜部巽:「この子の。」獅子堂からもらったビラの連絡先を指さす
獅子堂奈央美:「……」
獅子堂奈央美:「へぇ~!?」
獅子堂奈央美:「そんな偶然、あります~?」
獅子堂奈央美:びっくり顔
風芽 蘭:「ぐーぜんじゃない、とか?」
卜部巽:「ただの動物を手術でオーヴァード化するんならこの集まってる動物をそのまま拠点に持ってくれば済むわけだ。」
獅子堂奈央美:「?」
風芽 蘭:「なおくんがどーぶつに襲われたのもその子といたときでしょ?」
卜部巽:「しかし、”バジャー”はあえて家に飼われている犬を狙った。」
風芽 蘭:「そのふみちゃんて子になんかあるのかも」
獅子堂奈央美:「あ」
獅子堂奈央美:「ホンマやなあ。うち、アホやわあ」
薬師院 小夜子:「……うん、蘭ちゃんの言う線も一応探ってみたんだが」
獅子堂奈央美:「気付かへんかった……恥ずかしわあ」
薬師院 小夜子:「松葉文子は〝普通〟だ。探れば情報は幾らでも出るし、家族にも特に珍しいところはない」
獅子堂奈央美:「……ほ」
獅子堂奈央美:安心した表情
卜部巽:「何かあるとすれば…犬か。」
薬師院 小夜子:「気になるとすりゃ、他の情報と組み合わせた時――そして、それよ、支部長」
獅子堂奈央美:「ラースくんです?せやけどラースくんは行方不明で~」
卜部巽:「こいつらが攫う動物には何か条件があるはずだ。」
風芽 蘭:「んー……」 ビラに載っているラース君の写真と映像を見比べてみる。
獅子堂奈央美:「あ~、今ばじゃーさんとこにラースくんがおったら……この状況にもつながってくるし~」
獅子堂奈央美:「さっきからうち、周回遅れ~」
薬師院 小夜子:「……私としちゃ、ラースがバジャーの下にいない……って事態の方が怖いがね」
獅子堂奈央美:「?」
薬師院 小夜子:「で、どうだい蘭ちゃん」
薬師院 小夜子:「似てる?」
獅子堂奈央美:そう言われて、蘭の視線に気付く
GM:写真のラースと黒い獣の姿は、体躯の大きさからしてまるで異なります。獣の方はおよそ自然の犬種には見えません。
GM:―――が、注意深く観察すれば、目元のあたりに似通った雰囲気が感じられることでしょう。
風芽 蘭:「おっきさは全然ちがうけど、目のとこがちょっとにてるかなあ」
獅子堂奈央美:「……え~、え~?そういうこと?そういうことなん~~?」
風芽 蘭:「ほらここー」 言いながら映像の目元を指さしてみせる。
薬師院 小夜子:「……っちゃぁ」テーブルに肘を付き、頭を抱える
獅子堂奈央美:ようやくみんなが察しをつけている推理に気付く
獅子堂奈央美:「え~~~……文子ちゃんにどない言おー……」
獅子堂奈央美:こちらも頭を抱える
薬師院 小夜子:「奈央美ちゃん、まだ確定じゃねえさ」
薬師院 小夜子:「それに、Aオーヴァードに覚醒したてのキュマイラ、それで制御ができてねぇ――って線もある」
獅子堂奈央美:「さよさん……せやんなあ」
薬師院 小夜子:「結論は急がないで、奈央美ちゃんは笑っときな。このチームのムードメーカーだろ」
獅子堂奈央美:「無事に連れ戻せたら~……また文子ちゃんと」
獅子堂奈央美:「仲良うなれたら、ええなあ」
獅子堂奈央美:「えへへ、おおきに~さよさん」
獅子堂奈央美:微笑んで、薬師院さんの頬にキスします
薬師院 小夜子:「いいのいいの」
卜部巽:「おお、お熱い。」
薬師院 小夜子:軽く首を傾けて、そのキスをきっちりキャッチしつつ
薬師院 小夜子:「支部長も羨ましそうだぜ?」
薬師院 小夜子:「……しかしよ、支部長。もし、の話になっちまうんだが、あの黒い獣がラースだった場合」
薬師院 小夜子:「〝あえて家に飼われていたとしても〟欲しかった、って話にはならねぇかな」
薬師院 小夜子:「で、順序は逆かもしれねぇ。集まってる動物は、あの黒いのが呼んでるって線だ」
薬師院 小夜子:「アンコントローラブル。扱いきれない犬のせいで、私らだけじゃなくアナグマやろうまで参っちまってるってことさ」
卜部巽:二人を見てからからと笑ったあと「そうか、その可能性もあるな。」
卜部巽:「本来なら私らに隠れてコッソリやるつもりが、」
卜部巽:「大っぴらに動いたせいでこうしてバレちまってる。」
卜部巽:「バジャーにとっても不測の事態かもな。」
卜部巽:「ペットのトレーニングは難しいねえ。」椅子の背にもたれる
卜部巽:「私もよく猫にじゃれつかれるよ。」
卜部巽:小夜子を見て妖艶に微笑む
薬師院 小夜子:「いい猫でしょう? 爪も立てないし噛み付かない、何より――」
薬師院 小夜子:「舌に棘なんかついてない」唇の隙間から舌を出して、微笑を受け止めて喉を鳴らす
獅子堂奈央美:「ねこー?うち、ねこなんかおったっけ、らんちゃん」
獅子堂奈央美:キョトンとしている
風芽 蘭:「いない、よね?」 同じくきょとんとしている。
卜部巽:「ふふ、何でもないよ。」キョトンとする二人に
薬師院 小夜子:「にゃぁおう」
獅子堂奈央美:「にゃー」
獅子堂奈央美:よくわかってない。
GM:ではそんな風に、とりあえず獅子堂さんが合わせた時、
電子音:PiPiPiPiPiPiPiPiPiPi
電子音:薬師院の懐―――通信機から電子音が響く。
薬師院 小夜子:「……お」懐――それなりに薄着ではある為に、取り出す場所はきっと胸の間とかそういう場所になるだろうが
薬師院 小夜子:通信機を取り出してテーブルの真ん中に置き、受話のボタンを押す
薬師院 小夜子:「私だ。ウサギのお嬢さんかい?」
"ラビットビット":『あー、あー。聞こえてる……みたいね、シンデレラさん』
薬師院 小夜子:「ガラスの靴は26.5で頼む。……バジャーについて?」
"ラビットビット":『まあ、そんなところ……で、どう? アタシの注文、受けてくれそう?』
"ラビットビット":『足りないっていうんなら、話せることは話すつもりだけど』
薬師院 小夜子:「そうだな、肝心なことを率直に聞こうか」
薬師院 小夜子:「バジャーがどこにいるか分かるかい?」
"ラビットビット":『それは……無理ね。なんせあいつ、どこにでも穴掘って潜っちゃうから』
"ラビットビット":『一回は突き止めたけど……もうあの入り口は使えないわね』
薬師院 小夜子:「本当にアナグマか――」
薬師院 小夜子:会話を続けつつ、一度周囲の面々に視線を向ける。
薬師院 小夜子:問うことはあるかという意を込めて、言葉を挟めるだけの空白を作る。
獅子堂奈央美:「えーっと、うち、ええですか~?」
獅子堂奈央美:そろそろと手を上げる
薬師院 小夜子:「オーケー。……ウサギのお嬢さん、うちの秘蔵っ子が聞きたいことがあるとさ」
"ラビットビット":『ん、他にもいたか……いいわよ、どうぞ』
獅子堂奈央美:「さよさんおおきに~、あんなぁ」
獅子堂奈央美:「ケガ、大丈夫です~?」
獅子堂奈央美:「ケガしてはった~って、聞いたから……」
"ラビットビット":『………』
獅子堂奈央美:「え、あれ。もしもーし」
"ラビットビット":『………はぁ。まぁ、大丈夫よ。雇った連中はぐっちゃぐちゃにされたけどね』
"ラビットビット":『………待って、いまのなし。大丈夫、アタシが大丈夫ってとこだけね』
獅子堂奈央美:「よかった~。元気がいちばん~」
獅子堂奈央美:「痛みそうやったら、うちでもお医者さんいますから~、無理せんといてください~」
"ラビットビット":『あんた、アタシの素性聞いてるわよね?』
獅子堂奈央美:「はえ」
"ラビットビット":『……あー、もう。わかったわかった。気が向いたらね』
獅子堂奈央美:「わぁ~よろしゅうに~」
獅子堂奈央美:ニコニコしている
薬師院 小夜子:(〝雇った連中〟……傭兵がねぇ)訝りながら、残る二人にも同様に話があるかと、目で問う
"ラビットビット":『で……他は? 無ければこっちの話になるけど』
風芽 蘭:ふるふると首を横に振る。
卜部巽:続けて、というハンドサイン
薬師院 小夜子:一度頷き「進めてくれ」
"ラビットビット":『そ。じゃあこっちの話だけど』
"ラビットビット":『"バジャー"は知らないけど、知ってそうな連中が、アタシの目の前にいる』
薬師院 小夜子:「……っ!」
"ラビットビット":『条件を飲んでくれるなら、今すぐ場所を教えてもいいけど』
薬師院 小夜子:「条件は、なんだ」顔を幾分か青ざめさせながら
薬師院 小夜子:「……と、もう一つ」
薬師院 小夜子:「そいつは、誰だ」
"ラビットビット":『条件は最初に言った通り。アタシを見逃すのと、手を貸すこと』
"ラビットビット":『もう一つは……もう調べがついてると思うけど』
"ラビットビット":『"シャサール"って野郎よ。それにあと何人か、"バジャー"の飼い犬が……あ、犬じゃなくて人間ね』
"ラビットビット":『どうやら、追ってた獲物を追いつめたみたい』
薬師院 小夜子:シャサール――その名が出た瞬間に、視線を支部長の方へ向けた。
薬師院 小夜子:この問題の決定権は自分には無い。故に、それは任せつつ。
卜部巽:席を立ってテーブルに金を置く
薬師院 小夜子:「支部長」
卜部巽:「条件を飲む。」
薬師院 小夜子:「助手席は私でいいかい?」
卜部巽:「いいよ。獅子堂と蘭ちゃんも準備して。」
獅子堂奈央美:「はいなはいなー」
獅子堂奈央美:すたっと椅子を降りる
風芽 蘭:「りょーかいです」
風芽 蘭:立ち上がりつつ、アスピスの確認。
薬師院 小夜子:「――ラビットビット、直ぐに行く! 場所を教えろ!」
薬師院 小夜子:「後は、その〝獲物〟だが――」
薬師院 小夜子:「犬か?」
"ラビットビット":『右馬と門下の間。工業も観光も閑古鳥って場所。人目が少ないのは好都合ね』
"ラビットビット":『獲物については御名答。見たこともない、黒い犬だか狼だか、そんなやつよ』
"ラビットビット":『詳しい場所は…………よ。じゃ、あんまり遅くならないでね』そのまま通信を切ろうとする。
薬師院 小夜子:「オーケー、死ぬなよ」と、こちらも通信を終えて、通信機を収納する
卜部巽:「……小夜子。」
卜部巽:「いつも通りにね。私もいるし、獅子堂も蘭ちゃんもいる。」
薬師院 小夜子:「いつも通りに――今から膝が震えてますって」
卜部巽:その震える手を取って指先にキスする。
卜部巽:ちゅ、と唇の離れる音。
卜部巽:「……止まった?」
薬師院 小夜子:理屈と感情は別物だ。他に戦う仲間が居ようと、恐れは決して消えはしない。
薬師院 小夜子:が――他者の体温を指に当てられて。場違いな行動への驚きに、震えも忘れて暫し立ち尽くし
薬師院 小夜子:「ったく、もう」
薬師院 小夜子:「そういう事されるとね、本気で惚れそうになるから困るんだけどねぇ」
薬師院 小夜子:と、笑い飛ばした。
卜部巽:「続きがしたかったらちゃんと生き残れよ。んじゃ行くか。」
GM:―――――――――
GM:シーンを終了します。ロイス取得、及び購入が可能です。
獅子堂奈央美:ロイース!薬師院さんに!
卜部巽:薬師院さんにロイス!
獅子堂奈央美:優しい○/心配
獅子堂奈央美:以上!
風芽 蘭:こっちも薬師院さんに、〇尊敬/心配で
卜部巽:移り気な猫/薬師院小夜子/〇好意/隔意/ロイス
薬師院 小夜子:では、ロイスは後半のお楽しみに保留にして、購入はシューターズジャケット目標13、コネ手配師使用
風芽 蘭:購入はダメもとで照準器!
卜部巽:応急手当
薬師院 小夜子:5d10+4>=13
DoubleCross : (5D10+4>=13) → 30[4,7,10,2,7]+4 → 34 → 成功
卜部巽:2dx+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 9[2,9]+1 → 10
薬師院 小夜子:間違えた
卜部巽:買えた!
風芽 蘭:1dx=>15
DoubleCross : (1R10[10]>=15) → 10[10]+10[10]+2[2] → 22 → 成功
薬師院 小夜子:5dx10+4>=13
DoubleCross : (5R10+4[10]>=13) → 7[1,1,2,4,7]+4 → 11 → 失敗
卜部巽:これで以上!
風芽 蘭:こいつ購入上手すぎでは???
薬師院 小夜子:以上!
獅子堂奈央美:いちおうぶるげ!風!
薬師院 小夜子:蘭ちゃんつよない……?
風芽 蘭:アスピスに装着!
獅子堂奈央美:5dx+3
DoubleCross : (5R10+3[10]) → 7[2,6,6,7,7]+3 → 10
獅子堂奈央美:ダメ!以上!
GM:では全員終了ということで、シーンをカットします。
【ミドルシーン03:ミドル戦闘】
GM:次のシーンはミドル戦闘のあるシーンとなり、全員の登場を推奨します。
GM:シーンプレイヤーは、連続ですが卜部支部長にお願いします。
卜部巽:出るぜ!
卜部巽:卜部巽の侵蝕を+7(1d10->7)した(侵蝕:57->64)
薬師院 小夜子:いこう
薬師院 小夜子:1D10を振り薬師院 小夜子の侵蝕率が8点上昇(侵蝕:68->76)【登場判定】
風芽 蘭:1d10+57
DoubleCross : (1D10+57) → 3[3]+57 → 60
獅子堂奈央美:1d10+62
DoubleCross : (1D10+62) → 7[7]+62 → 69
獅子堂奈央美:たかまっておる
GM:お気を付けくだされ…
GM:―――――――――
GM:第八地区、右馬と門下のおおよそ境目。
GM:高速道路からも遠く、めぼしい観光名所もない場所。
GM:あまり使われない、あるいは使われなくなった倉庫などがまばらに存在する地点。
GM:その一つ、取り壊しが途中で止まってしまっている倉庫が、"ラビットビット"が指定した場所だが―――
GM:かの女の姿はそこにはない。だが耳をすませば、倉庫の中で何者かが争うような音が聞こえてくるだろう。
獅子堂奈央美:「!!」
風芽 蘭:指示を待つように支部長たちを振り返る。
卜部巽:倉庫の朽ちかけた扉を蹴り壊して中に侵入する。
薬師院 小夜子:立ち位置は隊列の最後方。周囲を過剰に警戒しながらも、前衛を追いかけて突入する。
GM:では侵入し、奥に入っていくと………
GM:表からは見えなかった位置で、争っている者の姿が見えます。
GM:まず目の前に、"シャサール"。卜部との戦闘で破けた服もそのままに、第八支部の面々に背を向けて立っている。
GM:その周囲に、作業服のようなものを着込んだ男が三人。それぞれ何匹か動物を引き連れており、使役していると見て取れるでしょう。
GM:さらに奥に三名の作業服の男。そしてその向こう、壁際に"ラビットビット"と、黒い犬のような獣。
GM:両者は身体のあちこちから血を流し、追いつめられていることがわかります。
獅子堂奈央美:「ラビットさーん、いてはりますー?」
獅子堂奈央美:キョロキョロと、薬師院さんから伝え聞いた人相を頼りに「ラビットビット」の姿を探します。
"ラビットビット":「……まぁ、まだなんとかね」腕を押さえながら、獅子堂の声に返す。
"ラビットビット":周囲には平たい板のような電磁浮遊砲台が二基、ふらふらと浮かんでいる。
獅子堂奈央美:「あ、生きてはる~よかったよかった~」
獅子堂奈央美:「ウチらが来たからにはひとあんしん~」
"ラビットビット":「……できる相手だといいんだけど」
風芽 蘭:「おねえさんがラビさんで、あの子は映像の子で、じゃああっちの人は……」
卜部巽:二人が話している間に悠然と歩み寄って”シャサール”と対峙する
卜部巽:「よお、”シャサール”。」
"シャサール":「やあ。また会えて嬉しいよ」
卜部巽:「遺言は出来たか?」
"シャサール":「生憎と忙しくてね。まだ保留じゃダメかな?」
卜部巽:「ダメだね。」
"シャサール":「ダメかあ。じゃあ、言わないで済むように頑張ろうかな」
卜部巽:工場の屋根や黒髪で顔が影になる。その眼だけは爛々と輝いていた。
卜部巽:「今、ここで、殺す。」
GM:―――ミドル戦闘 開始―――
GM:ここで戦うことになるのは、"シャサール"及びスウルス・セル構成員×3です。
GM:セル構成員は使役している動物群を含めてトループ扱いです。
GM:構成員×3の撃破、及び"シャサール"の1回撃破で戦闘終了です。
卜部巽:やるぜ~~
獅子堂奈央美:ぶっころす!
風芽 蘭:やってやんよ!
GM:【エンゲージ】
(卜部、獅子堂、薬師院、風芽) - (5m) - ("シャサール"、構成員1、構成員2、構成員3)
GM:【行動値】
14:"シャサール"
09:スウルス構成員×3
08:獅子堂、薬師院
06:卜部、風芽
GM:それでは第一ラウンド開始です。
GM:[セットアッププロセス]
獅子堂奈央美:なし!
風芽 蘭:ないです!
卜部巽:《狂想の旋律》PC全員の攻撃力+21、暴走付与
卜部巽:卜部巽の侵蝕を+5した(侵蝕:64->69)
卜部巽:ごめんなさい、これは拒否可能なので拒否する方は言ってね!
獅子堂奈央美:受けるともさ!!
獅子堂奈央美:第八のタクティカルソート!
風芽 蘭:貰います!
薬師院 小夜子:もらっておく!
GM:薬師院さんも何もありませんね?
薬師院 小夜子:おっと失礼、ありません
GM:承知しました。エネミー側もセットアップは行動無しです。
GM:卜部支部長、セットアップ演出があれば、お願いします。
卜部巽:「■■■■■ーーーーーーーーーーーッ!!!」
卜部巽:動物の唸り声が一瞬掻き消える。
鳥獣:それぞれに第八支部の面々を威嚇していたが、卜部の叫び声に気圧される。
卜部巽:猿叫。敵の肝を潰し、味方の心の臓に火を灯す。
鳥獣:どちらが"上"か、本能による理解には抗えない。
卜部巽:卜部は剣客でもあり、人を率いる将でもある。
GM:[イニシアチブプロセス]
"シャサール":行動値14、"シャサール"の手番。
"シャサール":[メインプロセス]
"シャサール":マイナーで《一角鬼》+《ハンティングスタイル》。素手のデータを変更し、PC4人のエンゲージに移動。
GM:【エンゲージ】
(卜部、獅子堂、薬師院、風芽、"シャサール") - (5m) - (構成員1、構成員2、構成員3)
獅子堂奈央美:うぐえーーっ!1
"シャサール":常時発動エフェクト、《強靭骨格》で素手の攻撃力、ガード値にも補正が入ります。
"シャサール":メジャーで《コンセ:エグザイル》+《死神の手》。
"シャサール":choice[1,2,3,4]
DoubleCross : (CHOICE[1,2,3,4]) → 3
"シャサール":薬師院さんに白兵攻撃を行います。
薬師院 小夜子:いきなり!
薬師院 小夜子:暴走中でリア不!
"シャサール":14dx7+8 命中判定
DoubleCross : (14R10+8[7]) → 10[1,2,2,4,5,5,6,7,7,9,9,10,10,10]+10[4,5,5,8,8,9,10]+10[4,6,7,9]+2[2,2]+8 → 40
"シャサール":何もなければダメージを出します
薬師院 小夜子:暴走中です
GM:それもそうでした…
"シャサール":5d10+18+28
DoubleCross : (5D10+18+28) → 36[9,7,4,8,8]+18+28 → 82
薬師院 小夜子:そうなのです……
薬師院 小夜子:わあ
卜部巽:殺意!
薬師院 小夜子:死亡! リザレクト!
薬師院 小夜子:1d10
DoubleCross : (1D10) → 10
獅子堂奈央美:殺意たかっ!
卜部巽:ひええ
薬師院 小夜子:ダイスこら!
GM:あわわ…
風芽 蘭:薬師いんさーん!
薬師院 小夜子:HP10、侵蝕86
GM:大変なところすみませんが、演出の方へ!
"シャサール":「君は違ったし……そうだな。そっちの君は、どうだろう」視線を卜部から薬師院へと移す。
"シャサール":同時に、跳躍。両腕より骨の刃がさらに二本ずつ飛び出させながら、接敵。
"シャサール":薬師院の身体を、逆袈裟に一閃。
薬師院 小夜子:防御の手段は――無い。そも、近接戦の為の兵装を持たないのだ。
薬師院 小夜子:肉が裂け、血が飛沫く。絶命した身体が傾き倒れ、
薬師院 小夜子:「――っ、かっ」
薬師院 小夜子:口の中の血を吐いて踏みとどまる。
薬師院 小夜子:「……っ、おーい! 誰か、殴り合い任せた! 私は下がる!」
卜部巽:「ああ、早く下がれ。次が来ないうちに。」爪を煌めかせる鳥獣たちを見ながら
"シャサール":「おや、下がっちゃうのか……君たちは、どうかな」獅子堂、風芽にもちらと目を向ける。
GM:[イニシアチブプロセス]
スウルス構成員:行動値9、スウルス・セル構成員1~3が順に行動。
スウルス構成員1:マイナーで戦闘移動。PCたちのエンゲージへ。
スウルス構成員1:メジャーで《コンセ:オルクス》+《崩れる大地》+《アニマルテイマー》+《大地の加護》。
スウルス構成員1:命中した場合、シーン間ドッジ判定ダイス-1個。マイナーアクションで解除可能。
スウルス構成員1:choice[1,2,4]
DoubleCross : (CHOICE[1,2,4]) → 1
スウルス構成員1:獅子堂さんに攻撃。
獅子堂奈央美:きやれ!!
スウルス構成員1:8dx8+1 命中判定
DoubleCross : (8R10+1[8]) → 10[2,2,4,4,5,5,9,9]+10[1,9]+7[7]+1 → 28
獅子堂奈央美:暴走リア不!ダメージを!
スウルス構成員1:3d10+4 ダメージ
DoubleCross : (3D10+4) → 19[8,7,4]+4 → 23
獅子堂奈央美:おおっなんとか生存!残りHP5!
GM:構成員の攻撃はどいつも同じなので、
GM:演出だけ後でまとめて行いましょう。
GM:続いて2、3の行動。
スウルス構成員2:マイナーで戦闘移動。PCたちのエンゲージへ。
スウルス構成員2:メジャーで《コンセ:オルクス》+《崩れる大地》+《アニマルテイマー》+《大地の加護》。
スウルス構成員2:命中した場合、シーン間ドッジ判定ダイス-1個。マイナーアクションで解除可能。
スウルス構成員2:choice[2,4]
DoubleCross : (CHOICE[2,4]) → 2
スウルス構成員2:卜部さんに攻撃。
スウルス構成員2:8dx8+1 命中判定
DoubleCross : (8R10+1[8]) → 10[1,3,4,5,7,8,8,9]+10[2,7,8]+7[7]+1 → 28
卜部巽:暴走リア不だぜ!
スウルス構成員2:3d10+4 ダメージ
DoubleCross : (3D10+4) → 24[9,6,9]+4 → 28
卜部巽:ピッタリ死ぬ!
卜部巽:リザレクト
卜部巽:卜部巽の侵蝕を+8(1d10->8)した(侵蝕:69->77)
GM:では3の行動へ。
スウルス構成員3:マイナーなし。
GM:あ、いや
GM:えーっと、このままで。こいつだけは動きません。
スウルス構成員3:メジャーで《コンセ:オルクス》+《崩れる大地》+《アニマルテイマー》+《大地の加護》。
スウルス構成員3:命中した場合、シーン間ドッジ判定ダイス-1個。マイナーアクションで解除可能。
スウルス構成員3:対象は風芽さん。
スウルス構成員3:8dx8+1 命中判定
DoubleCross : (8R10+1[8]) → 10[1,1,2,7,8,8,9,10]+10[1,2,2,8]+3[3]+1 → 24
風芽 蘭:例によって暴走中!
スウルス構成員3:ではダメージ
スウルス構成員3:3d10+4 ダメージ
DoubleCross : (3D10+4) → 18[4,8,6]+4 → 22
獅子堂奈央美:たえた!
風芽 蘭:装甲で3点引くけど余裕で死!
獅子堂奈央美:ぎゃー!
風芽 蘭:リザレクト!
風芽 蘭:1d10
DoubleCross : (1D10) → 6
GM:では演出に。
スウルス構成員:怯える動物たちを無理矢理操り、三人を襲わせる。
スウルス構成員:同時に、因子によって地面に干渉。対象のバランスを崩した上で、隙を狙う攻撃を繰り出す。
獅子堂奈央美:「きゃあっ!?」
獅子堂奈央美:「裾破けてもうた~!なにしはるんです~!も~!」
風芽 蘭:「わ、わっ」 アスピスを投げようとして、動きが止まる。
風芽 蘭:地面が崩れたのももちろんだが、殺到する獣の群れ相手にどう投げるか判断が遅れたのだ。
卜部巽:跳んでくる動物の牙を腕で受け、首を斬り飛ばす。
卜部巽:全身が自らの血と獣の血に彩られる。が、倒れはしない。
GM:【エンゲージ】
(卜部、獅子堂、薬師院、風芽、"シャサール"、構成員1、構成員2) - (5m) - (構成員3)
獅子堂奈央美:よぉし!行動値8!こちらから手番もらいます!
卜部巽:頑張れー!
風芽 蘭:やっちゃえー!
GM:[イニシアチブプロセス]
GM:では行動値8、獅子堂さんから。
獅子堂奈央美:あ、すいません残りHP5と書いてましたが
獅子堂奈央美:装甲あるので13でした!結構残ってる!
獅子堂奈央美:で、マイナーで赤き剣!
獅子堂奈央美:HPを2消費して攻撃力10の武器生成!メジャーでコンセ+一閃+渇きの主+援護の風!対象はシャサール!
獅子堂奈央美:7dx7+4
DoubleCross : (7R10+4[7]) → 10[1,2,6,7,10,10,10]+10[2,4,6,9]+10[8]+2[2]+4 → 36
獅子堂奈央美:いい感じ!
"シャサール":ガードします。
獅子堂奈央美:6d10+31
DoubleCross : (6D10+31) → 49[7,8,8,10,7,9]+31 → 80
獅子堂奈央美:装甲無視!
薬師院 小夜子:出目がエグい!
風芽 蘭:たっかい!
卜部巽:エグすぎる
"シャサール":そのダメージは戦闘不能になります………が、
"シャサール":【Eロイス:不滅の妄執】
"シャサール":戦闘不能から復活。また戦闘演出後、イベントが入ります。
獅子堂奈央美:ヌウッ
獅子堂奈央美:ぶしっ ばきばきばきっ
獅子堂奈央美:拳を顔の前に構える。同時に白い手の甲から染み出した血液が
獅子堂奈央美:球となって両手を包んでいく。それは真紅のボクシンググローブのように成形される。
獅子堂奈央美:「わるいひとは~」
獅子堂奈央美:「ぶちます」
獅子堂奈央美: ばが ん!!
獅子堂奈央美:一瞬で距離を詰め、迫撃砲の如き右ストレート!
獅子堂奈央美:相手の顔面を砕き、即座再起不能に追い込む一撃!
"シャサール":両腕をクロスさせガードする……が、骨の刃はことごとく折れ、腕ごと拳が顔に叩き込まれる。
獅子堂奈央美:「あれっ」
"シャサール":衝撃で数m吹っ飛び、倒れる……が、直ぐに起き上がり、獅子堂を見据える。
獅子堂奈央美:手応えとと同時に、違和感を覚えて首をかしげる。
"シャサール":「………あれ」ふと、腕を見る。卜部と戦った時と比べ、骨の刃が再生するのが遅い。
"シャサール":「……いやあ、大当たりかもだ。君は"彼"と同じなのかな?」
獅子堂奈央美:「支部長、この人ほんま、じょうぶやな~」
獅子堂奈央美:「はえ?同じ?」
獅子堂奈央美:「どの人と~?」
"シャサール":「いやあ、うん。面白くなってきた。よし、じゃあ次は君と―――」
GM:その時、"シャサール"の後方数mの地面が、いきなり陥没する。
???:《見えざる道》
???:「………いや、面白くなってきた、じゃあないよ。危機感に欠けるのはやはり問題だね」
獅子堂奈央美:「わわわっ」
獅子堂奈央美:陥没の余波でおたおたとよろめく
???:陥没した地面……よく見れば階段状になっているその奥から、誰かが上がってくる。
獅子堂奈央美:「今度はどちらさん~~?」
"ラビットビット":「この状況で出てくる奴なんて……ええい、しつこいっ! ……一人しかいないでしょ!」敵の相手をしながら、獅子堂に叫ぶ。
獅子堂奈央美:「……」
獅子堂奈央美:「たしかに~~!」
獅子堂奈央美:「せやったら、あの人が」
獅子堂奈央美:「ばじゃー…?」
"バジャー":「自己紹介の手間が省けたようだね……まあ、そういうことさ」
"バジャー":白衣を着た、痩せ型の男が姿を現す。
"バジャー":「こんにちは、そしてさようなら、UGNの諸君。私は彼を迎えに来ただけでね。どうか気にせず続けてくれたまえ」
獅子堂奈央美:「へぁ~、たつみさん、どないしよ~?」
獅子堂奈央美:野犬たちからの攻撃をスウェーバックで躱しつつ、支部長の方に視線を向ける。
卜部巽:「迎えにか。……ったく、つくづく邪魔が入るね。」
卜部巽:「もちろん、こいつごと斬る。」
獅子堂奈央美:「あいあいさ~」
獅子堂奈央美:再び構えを取り直す。
卜部巽:走り、刀を振りかぶる。
"バジャー":「おっと、それは困るな」獅子堂と卜部の方に手をかざす。
"バジャー":地面が不自然に隆起し、直方体状の障害物がいくつも出現。行動を阻む。
"バジャー":刀の一撃を受けて崩れるが、次々に出現し、思うように攻撃を通さない。
獅子堂奈央美:「わったっとっ、ひゃ~」
獅子堂奈央美:突き出してくるブロックを転がったりして躱しながら、バジャーの姿を見失う!
卜部巽:「ちっ……」
卜部巽:直方体を両断。両断。両断。
"シャサール":「……困るのは、こっちもなんだけどな。せっかく珍しい相手に出会えたのに」
"バジャー":「まあ、今は我慢してくれたまえ。もっと強い相手を、私がいつか用意してあげよう」
"バジャー":直方体に隠れながら、"シャサール"に接近。
"バジャー":《瞬間退場》+《瞬間退場Ⅱ》。二人の足元がばっくりと開き、下に落ちていく。
"バジャー":「それでは失礼、UGN……それから懐かしい顔。残った連中は好きにしてくれて構わないよ」
"バジャー":姿が消えると同時に、足元の穴が閉じる。
獅子堂奈央美:「……いってもた~」
"ラビットビット":「……チッ。相変わらずムカツク奴…!」
卜部巽:最後の直方体を両断する頃には、二人の姿はない。
スウルス構成員1:「そ、そんな!」
スウルス構成員2:「待ってくれ、リーダー!」
スウルス構成員3:「俺も連れていってくれ!」
スウルス構成員:動物で牽制しながら呼びかけるが、返事は当然、ない。
風芽 蘭:「んっと。そっちの人たち、こーさんしない?」
風芽 蘭:「ばじゃーって人も行っちゃったし」
スウルス構成員1:「……くそっ、こうなったら、自力で逃げるしかない…!」
スウルス構成員:交戦の意思は消えないが、先程までの勢いはない。
卜部巽:「降参しろって言ってんだよ。話の分からねー奴らだな…。」
卜部巽:「聞く耳のない頭は、さて、どうしてやろうかな?」
卜部巽:白刃を構成員に向ける
GM:【エンゲージ】
(卜部、獅子堂、薬師院、風芽、構成員1、構成員2) - (5m) - (構成員3)
薬師院 小夜子:「継戦は構わないが――こっちは身体が半分になりかけてんだ」
薬師院 小夜子:「……加減して生かしてやる、って配慮は期待するな」
GM:[イニシアチブプロセス]
GM:行動値同じく8、薬師院さんの行動です。
薬師院 小夜子:はいさ
薬師院 小夜子:では、マイナーは無し。メジャーで《無形の影》+《コンセントレイト:ウロボロス》、対象は構成員3です
薬師院 小夜子:8dx7+4
DoubleCross : (8R10+4[7]) → 10[1,2,3,5,7,7,9,10]+10[1,4,9,10]+4[1,4]+4 → 28
スウルス構成員3:《イベイジョン》により、回避達成値は固定値で8。命中です。
薬師院 小夜子:3d10+21+10 ダメージロール
DoubleCross : (3D10+21+10) → 15[1,9,5]+21+10 → 46
薬師院 小夜子:侵蝕86+6=92
スウルス構成員3:そのダメージは戦闘不能です。復活エフェクトなどもありません。
GM:演出をお願いします。
薬師院 小夜子:いえっさ、では
薬師院 小夜子:「……ふー」細く息を吐き出しながら、銃を一丁だけ構える。
薬師院 小夜子:集中し、的を見る。訓練と何も代わりはしない。異なる点と言えば――
薬師院 小夜子:狙うのが腕や脚、武器ではなく。部位としては大きく、だが動きは少ない箇所。
薬師院 小夜子:生きた人間の腹部を狙う、ということ。
薬師院 小夜子:引き金はあまりにも軽く引かれ、だん! と強く銃声、一音。
薬師院 小夜子:その衝撃にも耐えかねたように、小夜子はその場に尻餅をついた。
スウルス構成員3:「うぐぶっ!!」動物たちの間を縫った弾丸が、腹に届く。
スウルス構成員3:「あ……が……」地に濡れた腹を押さえ、やがてその場に倒れる。
薬師院 小夜子:「謝らねえよ」
薬師院 小夜子:「そこに立った、お前が悪い」
GM:【エンゲージ】
(卜部、獅子堂、薬師院、風芽、構成員1、構成員2)
GM:[イニシアチブプロセス]
卜部巽:じゃあ先行きましょうかね
風芽 蘭:おっと、ではお先にどうぞ
獅子堂奈央美:ゴーゴー!
GM:では行動値6,
GM:卜部支部長から。
卜部巽:マイナーで暴走解除、メジャーで《コンセントレイト:ハヌマーン》《音速攻撃》。判定前にリーダーズマークを使って達成値+5
卜部巽:9dx7+8
DoubleCross : (9R10+8[7]) → 10[2,2,5,5,6,7,8,9,10]+10[1,2,3,8]+10[9]+2[2]+8 → 40
卜部巽:ごめんなさい!対象は1です!
スウルス構成員1:《イベイジョン》により回避固定値8。命中です。
卜部巽:ダメージ!
卜部巽:5d10+11+21
DoubleCross : (5D10+11+21) → 36[10,10,10,1,5]+11+21 → 68
卜部巽:装甲諸々有効!
スウルス構成員1:耐えきれるはずもなく、戦闘不能になります。
GM:侵蝕上昇と、演出をお願いします。
卜部巽:卜部巽の侵蝕を+4した(侵蝕:77->81)
卜部巽:「今から3つ数える。」
卜部巽:「その間にやり残したこと済ませな。」構成員の一人に切っ先を向けて告げる
スウルス構成員1:「う……う、うるせえ! やれ!」
卜部巽:「3」
卜部巽:無造作に踏み込む。
スウルス構成員1:動物をけしかける。攻撃よりも、盾の代わりのように。
卜部巽:獣に飛び掛かられるが意に介さない。歩みは止まらない。
獣:牙や、爪が卜部を傷つける。が、止めることはできない。
卜部巽:「2」
卜部巽:刀の持ち手に獣の牙が食い込む。
スウルス構成員1:「そ、そうだ……やれ、やれ!」
卜部巽:その獣を持ち上げ、喉笛に噛みついて息の根を止め、
卜部巽:地面に投げ捨てる。
卜部巽:「いひ(1)」
スウルス構成員1:「や…………」絶句。
卜部巽:と っ
卜部巽:軽く地面を蹴る音。
卜部巽:跳躍して刀を振り上げた卜部が、目の前に。
卜部巽:ず ぶ っ
卜部巽:構成員が最後に耳にしたのは、首の肉と神経が千切れる音と、
卜部巽:「0」という死の宣告であった。
スウルス構成員1:断末魔を上げる間もなく、事切れて地に崩れる。
GM:【エンゲージ】
(卜部、獅子堂、薬師院、風芽、構成員2)
GM:[イニシアチブプロセス]
GM:風芽さんの手番となります。
風芽 蘭:マイナーで一応暴走解除、メジャーは構成員2にアスピスで射撃攻撃!
風芽 蘭:そして判定に援護の風Lv4+ウィンドブレスLv2!
風芽 蘭:8dx+16
DoubleCross : (8R10+16[10]) → 9[2,2,4,5,6,7,8,9]+16 → 25
スウルス構成員2:《イベイジョン》により回避固定値8。命中です。
風芽 蘭:3d10+6+21
DoubleCross : (3D10+6+21) → 23[10,10,3]+6+21 → 50
風芽 蘭:やはり出目が良い
卜部巽:殺意!
スウルス構成員2:そのダメージは戦闘不能になります。
獅子堂奈央美:ナイス殺意
獅子堂奈央美:やったー!
GM:侵蝕率上昇と、演出をお願いします。
風芽 蘭:侵蝕は4上昇、以下演出!
風芽 蘭:支部長による惨劇を横目に、ため息を一つ。
風芽 蘭:「だからこーさんしたら、って言ったのにー」
風芽 蘭:そして最後の一人へと向き直る。手に構えるのは相棒ことアスピス。
風芽 蘭:(支部長のおかげでいつもよりはつよいと思うけど……。当たるかなー)
風芽 蘭:もともと自分の射撃は敵からの攻撃の妨害に特化している。敵自体に当てるのは得意じゃない。
風芽 蘭:「まあ、やるしかないかー」 思考とは裏腹に軽い声。そのまま、アスピスを放つ。
風芽 蘭:空気を裂くように回転しながら、獣の鼻先をすり抜ける。しかし。
スウルス構成員2:「う、うあぁっ!」身体を大きく動かし、ブーメランアスピスを避ける。
スウルス構成員2:「へ、へへへ……そ、そう上手くやられるかってんだ」
スウルス構成員2:流れ出る額の汗をぬぐい、風芽を見る。
風芽 蘭:その表情に焦りはない。何故なら。
風芽 蘭:彼女の武器はブーメランであり、その軌道を修正する風なのだ。
風芽 蘭:気を緩めた構成員の丁度後頭部に、鋭角なターンを決めて戻ってきたアスピスが当たる。
風芽 蘭:スコーン、と間の抜けたような音が響いた。
スウルス構成員2:「あがっ」当然、帰りの軌道を予測していないわけではなかった。
スウルス構成員2:が、窮地に追い込まれたことで、相手が常人ではないことを忘れていたのだ。
スウルス構成員2:オーヴァードとの戦闘では、何が起きてもおかしくはない………ということを。
スウルス構成員2:その場に倒れ込む。
風芽 蘭:「良かったぁ。ちゃんと当てれたー」
鳥獣:使役されていた動物たちは、生き残った個体は殆ど戦意を喪失している。
GM:―――ミドル戦闘終了―――
卜部巽:「お疲れ。………また逃がしちゃったか。」
卜部巽:「まぁいいさ。追いかけて、殺す。」
獅子堂奈央美:「やったー、けっこ~なお点前で~」
獅子堂奈央美:風芽さんとハイタッチしたりしている
風芽 蘭:「えへへ、なおくんこそー」 合わせてハイタッチ。
薬師院 小夜子:「それが一番大変そうだ……」地面に座り込んだまま
"ラビットビット":「―――追いかけられたら、ね」
"ラビットビット":傷だらけで歩いてくる。後ろには、相手をしていた構成員らが倒れている。
"ラビットビット":「まぁ、しかし派手にやったもんね……まあ、ろくな情報持ってないだろうし、別にいいか」
獅子堂奈央美:「あー、またケガしてはる~」
獅子堂奈央美:「またいうても、うちははじめましてやけど~」
獅子堂奈央美:「ラビットビットさん……で、ええんやんな?」
獅子堂奈央美:薬師院さんを振り返りつつ。
薬師院 小夜子:こくん、と頷く
"ラビットビット":「で、いいわよ。こんなに近づくつもりはなかったけど……もういいわ。どうにでもして」
卜部巽:「ほお、どうにでもして、か。」
卜部巽:「嬉しい申し出だな。」
薬師院 小夜子:「こらこらこら」
"ラビットビット":「な、何よ……」じりじりと後ずさる。
卜部巽:「冗談。そんな場合じゃないのは分かってるよ。」
獅子堂奈央美:「とりあえずばんそーこーはりましょ~ばんそ~こ~」
???:「……トりコみチュウ、モウしワケないが」
獅子堂奈央美:「ほえ?今の、誰の声~?」
卜部巽:「小夜子、近辺のセーフハウスに……ん?」
???:「ワタシのハナシを、キいてもらえるだろうか」
"ラビットビット":「……ああ、忘れるところだった」
"ラビットビット":「あいつを追うんなら、アタシよりもこっちに聞いた方がいいわよ、多分」そう言って、横にずれる。
黒い獣:"ラビットビット"の後ろから、ゆっくりと歩いてくる。
風芽 蘭:「……しゃべれたんだ」 目をパチパチさせる。
獅子堂奈央美:「!!」
獅子堂奈央美:「で」
獅子堂奈央美:「デストロイ・サンダー・モンスター!!」
"ラビットビット":「……なに、それ?」
卜部巽:「本当の名前は?」
黒い獣:「ワタシ……ワタシの、ナマエは」
ラース:「………ラース、という」
GM:―――――――――
GM:シーンを終了します。ロイス取得が可能です。
GM:また、応急手当などは使って頂いて構いません。
薬師院 小夜子:では応急手当キット二つを奈央美ちゃんへトス!
卜部巽:ロイス取得。獅子堂奈央美/〇感服/食傷、風芽蘭/〇信頼/不安
卜部巽:以上!
獅子堂奈央美:いただきます!即使用!
風芽 蘭:ロイスは保留、HPも回復させる意味がないので終了!
獅子堂奈央美:12+2d10
DoubleCross : (12+2D10) → 12+11[5,6] → 23
獅子堂奈央美:もういっちょ!
獅子堂奈央美:23+2d10
DoubleCross : (23+2D10) → 23+20[10,10] → 43
獅子堂奈央美:すごいおくすり
卜部巽:すごい
GM:気合いの入った応急手当キットだ…
薬師院 小夜子:ロイス取得 卜部巽 ○憧憬/恐怖 で!
獅子堂奈央美:全回復!ロイスは保留で以上!
風芽 蘭:めっちゃ癒える
薬師院 小夜子:ものすごい治ってる
GM:ではシーンをカットします。
【トリガーシーン:突破口】
GM:続いてはクライマックス前のシーンとなります。
GM:シーンプレイヤーは獅子堂さんにお願いします。他の方も、自由登場可能です。
卜部巽:出ます!
卜部巽:卜部巽の侵蝕を+10(1d10->10)した(侵蝕:81->91)
卜部巽:ヴッ
薬師院 小夜子:1D10を振り薬師院 小夜子の侵蝕率が8点上昇(侵蝕:92->100)【登場判定】
風芽 蘭:出ますー
風芽 蘭:1d10+70
DoubleCross : (1D10+70) → 4[4]+70 → 74
獅子堂奈央美:1d10+82
DoubleCross : (1D10+82) → 5[5]+82 → 87
薬師院 小夜子:運はまだ収束しないか……!
GM:それでは場所なのですが、ミドル戦闘の場所にほど近い、セーフハウスにしたいと思います。
GM:―――――――――
GM:第八地区・右馬。
GM:かつて幾度もFHが暗躍していたことから、急遽用意されたセーフハウスの一つ。
GM:豊富とはいかないが、応急手当などの用意もそれなりにある。
GM:落ち着いて会話をするのに、不自由はない場所だ。
卜部巽:「………さて、」軽く傷口を止血した後、
卜部巽:セーフハウスの床に座るラースと”ラビットビット”に向き直る
ラース:先程とは違い、至って普通のラフ・コリーの姿である。
ラース:卜部たちに語り掛けた直後、この姿に変わった。
"ラビットビット":むすっとした顔で、部屋の隅に座り込んでいる。
卜部巽:「さっきと同じように喋れるか?出来れば知っている事を話してほしい。」
ラース:「ああ、モンダイはない。キミたちのコトバも、モンダイなくわかる」
獅子堂奈央美:「わーかわいらしー」
獅子堂奈央美:「もふもふしてはるー」
獅子堂奈央美:もふもふもふもふ
獅子堂奈央美:膝の上に乗せてもふもふしながら
ラース:「ではまず……むう」
風芽 蘭:「おなかもふかふかだよー」
風芽 蘭:その横から手を伸ばしてふかふかしている
ラース:「むうう……」
ラース:もふもふふかふかとされている。
卜部巽:「こらこら。話を聞いてからな。」
薬師院 小夜子:「黒幕のアナグマが何処に巣を作ってるか――か」床に横になっている
ラース:「うむ……そこもフクめて、ワタシがいたバショについてハナそう」
ラース:「スコしマエのあるヨル。ワタシはあのオトコ……"シャサール"というモノにミつけられ」
ラース:「ツカまって、どこか……オソらく、ジメンのシタにツれていかれた」
ラース:「そのアトは、シロいフクの"バジャー"というモノにカラダをシラべられ」
ラース:「タタカい方などをオシえられていた」
卜部巽:「………。」地面の下、という言葉を聞いて目を細める。それは文字通りの地下か、それとも…。
ラース:「ヤツらはワタシとオナじようなイキモノをアツめ……ン、んん」
ラース:「そう、研究をしているようだった」
獅子堂奈央美:「そこが…えーと」
"ラビットビット":「あいつらのアジト……ってことでしょうね」
薬師院 小夜子:「場所は覚えてるのかい?」
ラース:「それは……難しい。会話の内容から、地面の下であるのは間違いないと思うのだが」
ラース:「私が外に出たのは昨夜が初めてだ。その時に使った道も、なくなっていた」
風芽 蘭:「うーん、そっかぁ。らびさんもどこにあるか知らないんだっけ?」
薬師院 小夜子:「つまり、お手上げってやつか……」寝返りを打って仰向けになり、天井へ両手を掲げる
獅子堂奈央美:「せやけどラースくんがいてはるから…本人覚えてなくても」
"ラビットビット":「……アタシは奴らとも繋がってた情報屋を捕まえて、最後に使ったらしい出入り口の場所を吐かせたんだけど」
獅子堂奈央美:「きっと手がかりになります~えらいえらい~」
獅子堂奈央美:なぜりなぜり
"ラビットビット":「まー、筒抜けだったわね。いざ踏み込もうって時に奇襲をかけられて、集めた傭兵は全員ペットフードに早変わり」
"ラビットビット":「おかげでアタシは素寒貧よ」
薬師院 小夜子:「これ以上細切りにされちゃ、わたしゃビーフジャーキーになっちまうよ」
ラース:「………私は食べてはいないぞ」
ラース:「念のために」なぜられ
"ラビットビット":「あー、そいつね。なんか始まった途端に逃げ出して。奴らも慌ててたわ」
薬師院 小夜子:「……しかし、参ったねぇ」
卜部巽:「奴らがまたこのワンちゃんを狙って現れたところを叩くってのは…もう通じないか?」
薬師院 小夜子:「どうかね。試す分には意味があるだろう――と思うし」
薬師院 小夜子:「いっそ逆に、ラースの鼻を頼って向こうさんを探す……って手も有るが」
風芽 蘭:顎をわしゃわしゃかく。
風芽 蘭:「らーくん、らびさんのこと助けてあげたんだ。えらいねぇ」
"ラビットビット":「どうでしょうね。流石に目立ちすぎたから、撤収に入ってるとアタシは考えてる」
"ラビットビット":「わざわざ危険なところに出向くくせに、危なくなったらすぐ逃げる……アイツはそういう奴よ。昔っからね」
ラース:「むう……」わしゃわしゃと
獅子堂奈央美:「あなぐまやなあ」
獅子堂奈央美:「そういえば~」
"ラビットビット":「なに?」
獅子堂奈央美:「いやあのラビさんちゃうくて…ラースくんに」
獅子堂奈央美:顔を下げる
獅子堂奈央美:「あのとき…うちらのこと見つけて」
獅子堂奈央美:「なんですぐに行ってしもたん~?」
獅子堂奈央美:OPのできごと
ラース:「……追われているのが私だと、わかっていたからだ」
獅子堂奈央美:「え~っと文子ちゃんが危ない目にあう~思たから?」
ラース:「そうだ。文子が襲われていたので、引き離そうとした」
"ラビットビット":「大方、昼日中で目立つからって犬猫放って探させてたんでしょうよ」
"ラビットビット":「そんで難しい制御まではきかなかった……って感じね、多分」
獅子堂奈央美:「はえ~…ラースくん」
獅子堂奈央美:「ええ犬やなあ」
獅子堂奈央美:「文子ちゃんもええ飼い主やから…ラースくんもええ犬なんやなあ」
獅子堂奈央美:「なでなでしたげます~」
獅子堂奈央美:なでりなでり
ラース:「むむ……」なでられ
薬師院 小夜子:「……あー!」
"ラビットビット":「……あいつの居場所も重要だけど……えっ、どしたの?」
薬師院 小夜子:「手詰まりだ!」
薬師院 小夜子:「手がかり、何も無し! ラースの鼻くらいのもんか、頼れるのは?」
薬師院 小夜子:「お手上げだ、私じゃ知恵が足りん」
ラース:「臭いか……足取りは追えるだろうが」
ラース:「道を出入りの度に作られていれば、無理だろう」
卜部巽:「私が考えている”地下”、ならば。」
卜部巽:「”専門家”が必要だ。」
獅子堂奈央美:「また逃げられてまうやんなあ…いたちごっこ~」
獅子堂奈央美:「あなぐまやのに~」
薬師院 小夜子:「んな専門家、そうそう居るもんかね」
風芽 蘭:「もぐらとか?」
獅子堂奈央美:「もぐらのオーヴァード…うちにおったかな…」
薬師院 小夜子:「蘭ちゃん、たぶんそういう事じゃなくってね……えぇと」
"ラビットビット":「…なんか難しく考えてるみたいだけど」
"ラビットビット":「あいつはそこまで変なことができるような奴じゃない。実験設備まで何度も移すのは手間だからね」
"ラビットビット":「出入りの道を毎度毎度作って消してるだけで、本拠地は一か所で固定のはず……はぁ」
"ラビットビット":「なんかこう、ないの? 情報を入れたらパパーッと答えが出るスパコンみたいなの」
"ラビットビット":「せっかくここに、実際にその場にいた奴もいるんだし」ラースを見ながら、投げやりな口調で言い放つ。
獅子堂奈央美:「出入り口…でいりぐち…」
獅子堂奈央美:むむむとした表情
GM:ではその時
GM:卜部さんの通信端末に連絡が入ります。
卜部巽:携帯の画面を確認し「おっと。その専門家からだ。」
獅子堂奈央美:「もぐらのお仲間さん~?いつのまに~!」
獅子堂奈央美:びっくりポーズ
卜部巽:「もしもし、亜衣奈ちゃん。調子は戻った?」
戸上亜衣奈:『……さん。巽さん』
戸上亜衣奈:『あの、戦闘があったって……支援物資を。はい、もう大丈夫です!』
戸上亜衣奈:『少し落ち着いてきたので、頑張れます……あの、いまから行くので、入れてもらえますか?』
風芽 蘭:「あれ、あいちゃんから?……あ、そっか」 "地下"の意味にようやく気付く。
獅子堂奈央美:「あいちゃん?蘭ちゃんはお知り合い~?……あ」
卜部巽:「タイミングがいいね。ちょうど亜衣奈ちゃんに頼りたかったところ。」
戸上亜衣奈:『そうなんですか? わかりました、急いで行きます!』
獅子堂奈央美:「戸上さんや~ウワサの~」
獅子堂奈央美:ぽむと掌をうつ
薬師院 小夜子:「……なんだ、なんだ」
薬師院 小夜子:「なんだこの、渡りに船どころかジェットスキー見つけたみたいな空気感は」
風芽 蘭:「そうそう、あいちゃんならたしかに専門家だよ。情報の、だけど」
"ラビットビット":「…へえ?」
卜部巽:携帯電話を操作する「敵の詳細を送った。道すがら読んできて。」
戸上亜衣奈:『わかりました。少し待っていてください!』
"ラビットビット":「…どうやら、なんとか奴の尻尾は掴めそうな感じだけど」
"ラビットビット":「残る問題はあいつね、"シャサール"。どうするつもり?」
薬師院 小夜子:「別にそっちは、どうもこうもねぇだろ」
薬師院 小夜子:「どこにいるか分かれば、出向いて行ってぶっ潰す。それが第八支部だろ」
獅子堂奈央美:「あのひとな~びっくりした~」
獅子堂奈央美:「ほんまにがんじょーやわぁ……うち」
獅子堂奈央美:「てごたえあったのに~」
ラース:「……それならば、一つ」
ラース:「心当たりがある」
風芽 蘭:「ほんと?らーくん」
獅子堂奈央美:「ほー!ラースくんヒント~!」
ラース:「…隙を窺う中、訓練の過程で奴ともぶつかったのだが」
獅子堂奈央美:ラースくんを持ち上げて
獅子堂奈央美:ばばーん
ラース:「どうも私の力は……むう」
ラース:「……私の力は少し特殊で、あの"シャサール"という者の力を狂わせると、"バジャー"が話していた」
獅子堂奈央美:「え~!渡りに船~!」
ラース:「だが、すまない」
ラース:「私では、奴の力を上回るにはいくらか足りない、とも話していた」
ラース:「ただ、そうだな…君たちならば、あるいはもっと強力な者を知っているかもしれない」
風芽 蘭:「らーくんと似てて、でももっとつよい人?」
風芽 蘭:「んー?だれだろ」
ラース:「"バジャー"は私のことを、『カウンター』だと表現していた……心当たりはないだろうか?」
獅子堂奈央美:「かうんたー」
卜部巽:「………対抗種」
風芽 蘭:「あれ、それって……」 獅子堂さんへと視線を向ける。
卜部巽:「ははあ、なるほど。」獅子堂を見る
卜部巽:「お前のカウンターパンチが効くんだとよ。獅子堂。」
獅子堂奈央美:「?かうんたー?」
薬師院 小夜子:「カウンターレネゲイド、か」
"ラビットビット":「……ああ、あんたそうなんだ」獅子堂を見ながら。
獅子堂奈央美:「……うちやんか~!」
"ラビットビット":「じゃあ、あれ。さっきのやつ、もっかい試してみたら?」
薬師院 小夜子:「……なるほど、つまり」
薬師院 小夜子:「奈央美ちゃんがぶん殴る」
薬師院 小夜子:「その後に残りの面々でたこ殴りにする……ってことかい?」
獅子堂奈央美:「せやなあ」
獅子堂奈央美:「次は」
獅子堂奈央美:「もうちょっと…強ぉぶちます~」
GM:―――ということでですね
GM:シャサールの《不滅の妄執》は対抗種による攻撃が命中した場合、解除されます。
GM:今回は既にミドル戦闘で1回、それも《狂想の旋律》が付与された状態で当たっていますので、
GM:バフの有無に寄らず、あと1回当てれば、その攻撃からもう《不滅の妄執》では復活しません。
GM:以上です。
卜部巽:「方針は決まった。」
卜部巽:「場所もいずれ分かる。殺す手段もある。」
卜部巽:「なら、やる事は一つだよなあ。」
薬師院 小夜子:「出向いて、殺す?」
卜部巽:小夜子に歯を見せて獰猛に笑う
風芽 蘭:「いつも通り、だね」
獅子堂奈央美:「がってんがってん~」
ラース:「心強い。どうか頼む」
ラース:「奴等は文子を危険に晒した……許せはしない」
"ラビットビット":「………」
"ラビットビット":「………本当に、頼もしい限りね」ニヤリ、と静かに笑う。
獅子堂奈央美:「大丈夫大丈夫」
獅子堂奈央美:「うちらが来たからにはごあんしん~」
獅子堂奈央美:撫でつつ
獅子堂奈央美:「あんな~ラースくん」
獅子堂奈央美:「ばじゃーさんのことは…ささっと終わらせて~」
獅子堂奈央美:「文子ちゃんのとこに」
獅子堂奈央美:「はよ会いに行こな~」
ラース:「それは………」
ラース:「……」
ラース:「できる、だろうか」
獅子堂奈央美:「?」
獅子堂奈央美:小首をかしげる
ラース:「いつからはわからないが、私はもう普通ではない」
ラース:「また私が原因で、文子に迷惑をかけるのではないか」
ラース:「それが怖いのだ」
獅子堂奈央美:「……ラースくん」
獅子堂奈央美:そっとその頭に手を置いて
獅子堂奈央美:「ほんまに…ええ子やなあ」
獅子堂奈央美:微笑む
獅子堂奈央美:「せやけど大丈夫やよ」
獅子堂奈央美:「文子ちゃんとラースくんは…やさしいきもちでつながってはるから」
ラース:「む………そうか」
獅子堂奈央美:「きっと大丈夫…大丈夫」
ラース:「君は、優しいな。文子ぐらい優しいかもしれない」
獅子堂奈央美:柔らかにラースくんを抱きしめる
獅子堂奈央美:「ほんまに~?えらいはずかしわぁ」
獅子堂奈央美:ニコニコしている
獅子堂奈央美:「文子ちゃんに悲しい顔もさせてられへんし」
獅子堂奈央美:「うち…やる気もりもりや~」
獅子堂奈央美:「ラースくんも…応援しててな?」
獅子堂奈央美:床に下ろしつつ
獅子堂奈央美:ウィンク
ラース:「ああ……精一杯、応援させてもらう」
獅子堂奈央美:「はいな!」
"ラビットビット":獅子堂とラースの会話をなんとなしに眺めていたが、ふと思い出したように懐に手を入れる。
"ラビットビット":「………そうだ、これ」懐から取り出したものを、薬師院の方へ投げる。
薬師院 小夜子:「……あ?」気だるげに、投げられたものを目で追う。
"ラビットビット":タグのついたアパートの鍵。出会った時に薬師院が渡したものだ。
"ラビットビット":「結局使わなかったけど……まあ、礼は言っておくから」
薬師院 小夜子:「ああ、こいつか。気なんか使わなくっても良かったのに、貴重品は置いてないんだから」
薬師院 小夜子:鍵を拾ってポケットへとねじ込む
"ラビットビット":「まあ……噂の"ウォークライ"のことがあれば、慎重にもなるわよ」
薬師院 小夜子:「どんな噂さ。〝美人とみれば誰かれ構わず引っ張り込んでる〟とでも?」
薬師院 小夜子:「……根も葉も無い、とは言えないのが困るんだけど、今はそういう気は起こさないさ」
"ラビットビット":「それはまあ、オマケ程度。こっちの方よ」すい、と刀を振る仕草。
"ラビットビット":「実際に見てみたら、全然足りなかったと思い知ったけどね」卜部の方を見ながら。
薬師院 小夜子:「何せ今は心身共にボコボコで――って、なんだい、そっちの話かい」
卜部巽:「何、警戒されてる?」
卜部巽:「やだなあ、私は女の子には優しい支部長だよ?」
"ラビットビット":「そりゃね……ここ(N市)の情報、結構ウケいいのよ?」
"ラビットビット":「息をひそめて、集めるだけ集めて売りさばく……そんな連中もいたりするし」
"ラビットビット":「『"ウォークライ"は公私ともに警戒せよ、特に女性は』……だったかな」
"ラビットビット":「そういえば、アタシのことはどうするつもりなの?」
薬師院 小夜子:「どうする――か」
薬師院 小夜子:「……どうするの?」
"ラビットビット":「約束通り優しく見逃してくれる? それとも―――」
卜部巽:「君がただの亡命者なら約束は守るよ。」
卜部巽:優しく微笑みつつ”ラビットビット”の隣に歩み寄る。
"ラビットビット":「な、なによ……」
卜部巽:「けど」
卜部巽:「お前が情報を集めるだけ集めて売りさばく連中の仲間だったら、」
卜部巽:肩を抱きながら首筋に指を這わせる。
卜部巽:「首を刎ねる。」
卜部巽:言葉の内容とは不釣り合いな優しい声色だ。
"ラビットビット":「………ッ」卜部の行動に目を見開き、額には汗が流れる。
"ラビットビット":「………」
"ラビットビット":「……か」
"ラビットビット":「買った、のは確かよ……でも、アタシは完全に余所者」
"ラビットビット":「余所でだって、情報で食いつなぐなんて面倒な事、してない」
"ラビットビット":絞り出したような、か細い声で答える。
薬師院 小夜子:「妬けるねぇ」
薬師院 小夜子:「目の前でこうも、情熱的な口説き方を見せられちゃあさ」
卜部巽:「………。」指が首筋を撫ぜる。
卜部巽:「そっか。」ギロチンの刃がそっと身体を離れる。
卜部巽:「なら大丈夫。敵でない限り、私はとっても優しいんだ。」
"ラビットビット":「……少なくとも、直接的に敵対したいとは思わないから」
"ラビットビット":首筋を何度もさする。
卜部巽:「外で好きな事でもやるといいよ。」
卜部巽:ラビットビットに目線を合わせて優しく微笑む
卜部巽:「出来れば誰かを傷つけたりしないことをね。」
卜部巽:「この街には、”それ”でしか生きれない奴が多すぎる。」
"ラビットビット":「……まあ、考えとくわ。今回のことが上手くいったらね」
"ラビットビット":「いかないとは、思えないけど」
卜部巽:ふっと笑って立ち上がる。今度は小夜子の元へ。
薬師院 小夜子:「……お?」
卜部巽:「お前のウサギちゃんを脅かして悪かったな。」
薬師院 小夜子:「はっ……私のにした覚えはないさ、差し上げても良いし共有品でも良い」
薬師院 小夜子:「……何より、今はちょっとばかり、誰かを口説こうって気分にはなれなくってね」
薬師院 小夜子:「自己嫌悪が、酷くってさ」
卜部巽:「なんで?」
薬師院 小夜子:「……一応これでも、物資調達だ情報収集だってのは得意分野なつもりで居たが」
薬師院 小夜子:「そっちでまるで役に立てない上に、戦闘じゃ一番酷い傷を受けてると来た」
薬師院 小夜子:「こういうのは客観的に見て、足手まといって言うんじゃないかね?」
薬師院 小夜子:「……ってこと。ただのネガティブよネガティブ、気にしないで」
卜部巽:「小夜子は考え過ぎだ、そういうの。」
卜部巽:「実際お前がいなきゃうちの支部だって回らないんだぜ。」
薬師院 小夜子:「……まぁね。考えすぎなのはその通り。良くない癖だってのも分かってる」
薬師院 小夜子:「けれど、情けないじゃないか」
薬師院 小夜子:「自分よりずっと年下の子供にばっかり無理させて、働かせて」
薬師院 小夜子:「いい歳こいた大人が何もできないんじゃ、格好がつかないだろう?」
薬師院 小夜子:「……私も少しくらい、格好をつけてみたいのさ」
卜部巽:「じゃあ、格好つけろ。」
卜部巽:「今からその場面がやってくる。」
薬師院 小夜子:「……………………」
薬師院 小夜子:立ち上がる。手や足で身体を持ち上げるというより、影に押し上げられるように。
薬師院 小夜子:「支部長は」
薬師院 小夜子:「あんたはさ」
薬師院 小夜子:「迷わないから、かっこいいよねぇ」
卜部巽:「迷っちゃ、いけないからな。支部長は。」
卜部巽:脳裏に浮かぶ白楽島での記憶。あの時も、迷わなかった。
卜部巽:即断した。”殺せ”と。……それが正しい判断であったかは、定かではない。
卜部巽:小夜子の身体を抱きしめるように支える。
薬師院 小夜子:「っ、と……」
卜部巽:「やれるか?」
薬師院 小夜子:「やるさ」
薬師院 小夜子:「長生きはしたいし、出世もしたい」
薬師院 小夜子:「俗な欲が山積みだもの」
薬師院 小夜子:些か歪な笑みを作ってみせる。
薬師院 小夜子:第八支部という群れに似合いの、
薬師院 小夜子:獣のように牙をむく笑い方を。
卜部巽:「はは。」
卜部巽:「かっこよく出来たらさ、ご褒美欲しい?」耳元に囁く
薬師院 小夜子:「……………………」
薬師院 小夜子:「そりゃもう、たっぷりと――と言いたいが」
薬師院 小夜子:「どっちが〝あげる〟側になるのかは、分からないでしょう?」
薬師院 小夜子:交差するように、近づいた耳へと囁き返して、少しばかり後ろへ下がり、
薬師院 小夜子:「ああもう、怖い怖い。物騒な美人に物騒な敵に、世の中怖いものが多過ぎるのさ」
薬師院 小夜子:軽口と共に、自分の頬を平手で張った。
GM:―――――――――
GM:シーンを終了します。次のシーンはクライマックスとなります。
GM:ロイス取得、及び最後となる購入判定をどうぞ。
薬師院 小夜子:ジェットスーツ 目標14に購入チャレンジを
薬師院 小夜子:4dx10+4>=14
DoubleCross : (4R10+4[10]>=14) → 7[3,5,6,7]+4 → 11 → 失敗
獅子堂奈央美:ぶるげチャレンジ!援護の風のせて!
薬師院 小夜子:murika
卜部巽:ジェットスーツ行きます
獅子堂奈央美:6dx+3
DoubleCross : (6R10+3[10]) → 10[3,5,5,9,10,10]+4[1,4]+3 → 17
卜部巽:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 8[1,2,5,8]+1 → 9
卜部巽:無理!以上!
獅子堂奈央美:よっしゃー!財産3使用でゲット!
獅子堂奈央美:自分で持っときます!以上!
風芽 蘭:強化素材とか狙ってみましょうか
風芽 蘭:2dx=>15
DoubleCross : (2R10[10]>=15) → 10[9,10]+2[2] → 12 → 失敗
風芽 蘭:財産入れても足りませんので以上!
GM:薬師院さんもよろしいですか?
薬師院 小夜子:あ、大丈夫です
GM:わかりました。ではシーンをカットします。
【クライマックスシーン:突入】
GM:クライマックスシーンです。皆様、全員登場願います。
卜部巽:卜部巽の侵蝕を+9(1d10->9)した(侵蝕:91->100)
薬師院 小夜子:1D10を振り薬師院 小夜子の侵蝕率が9点上昇(侵蝕:100->109)【登場判定】
獅子堂奈央美:1d10+87
DoubleCross : (1D10+87) → 7[7]+87 → 94
風芽 蘭:1d10+74
DoubleCross : (1D10+74) → 4[4]+74 → 78
GM:―――――――――
GM:第八地区・中務。
GM:戸上亜衣奈と合流した一行は、地区の中心部に足を運んでいた。
GM:各種情報、そして実際にその場にいたラースの存在からアジトの場所を"聞きだした"戸上曰く、
GM:この地にそのアジトへの入り口があるといい、その道案内に任せて歩いている。
GM:先頭に戸上、続いて卜部、薬師院らと並び……最後尾を風芽とラースが歩いている。
風芽 蘭:「ねえ、らーくん」 隣を歩くラースにこっそりと話しかける。
ラース:「む……なんだろうか」
ラース:周囲に気を配りながら、小声で。
風芽 蘭:「さっきね、なおくんと話してたこと。あたしもちょっと話したいなって」
ラース:「彼との話か」
風芽 蘭:「うん。ふみちゃんのところに帰ろうねって話」
ラース:「……そうだな。帰りたくないわけではない。不安ではあるが」
ラース:「実際その…どうなのだろうか。私のような……いや、君たちヒトの場合だが」
ラース:「元いた生活に、戻れるものなのだろうか?」
風芽 蘭:「うーん……たとえばね、今前歩いてるあいちゃんは、前に覚醒した時に能力が暴走しちゃって」
風芽 蘭:「ふらふらになってたところを支部長が助けてあげたんだ」
風芽 蘭:「それからちょっと事件を解決したり、能力の訓練したりして。今もふつーにおうちでくらしてるよ」
ラース:「そう、なのか」
ラース:「私は……どうなのだろう。私達、ヒトではない動物は、ヒトに比べて不安定だと"バジャー"が言っていた」
ラース:「私は……大丈夫だと思うか?」
風芽 蘭:「んー……。ちゃんと変身したりおしゃべりしたりできるし、衝動におちてる感じもしないし」
風芽 蘭:「だいじょぶだと思う」
風芽 蘭:「それでも不安ならさ、たまにこっそり支部においでよ。それで、いっしょに訓練しよう」
風芽 蘭:「何かあったとき、ふみちゃんを守れるようにさ」
ラース:「支部……君たちのか。それは頼もしいな」
ラース:「ああ。文子を守れるためにこの力を使えたら、それ以上のことはない」
ラース:落ち着いているような口ぶりだが、尻尾が左右に揺れている。
風芽 蘭:「……あのさ、らーくん。あたしね、ちょっとだけらーくんと似てるんだ」
ラース:「私と、君が?」
風芽 蘭:「あたしも、むかしFHで実験されて、訓練してたの」
風芽 蘭:「あたしの居たとこは、もうなくなっちゃったけど」
ラース:「………そう、か」
ラース:「家族は、いないのか?」
風芽 蘭:「……どうだろ。そーゆーの、全然おぼえてないんだ」
ラース:「それは……悪かった。すまない」
風芽 蘭:「あ、いいよいいよ。気にしないで」
風芽 蘭:「えっと、とにかく。そんな感じだから、あたしにとってはそのFHがおうちみたいなもので」
風芽 蘭:「それがなくなったとき、どこにも行くとこがなくなっちゃたんだ」
風芽 蘭:「それに、FHだから。悪いことしてる人たちの仲間ってことだし、どこにも行けないだろうなって諦めてた」
風芽 蘭:「でもね。あるさんって人が、第八"ここ"に来ればいいって言ってくれたんだ」
ラース:「それは……ここにはいない者だな」
風芽 蘭:「うん。背が高くって、かっこいい帽子かぶってて、銃がすっごく上手いんだ」
風芽 蘭:「それで、すっごくやさしーの」
風芽 蘭:「FHにいたアタシをUGNにつれてきて、住ませてくれるくらい」
ラース:「……それは、いい者なのだろうな。君の顔を見ればわかる」
風芽 蘭:「うん。……あるさんはね、生きたければ生きていいって言ってくれたんだ」
風芽 蘭:「それといっしょでさ、らーくんも居たいところに居ていいんだよ」
風芽 蘭:「それが出来るようにするのが、きっとUGNのおしごとなんだと思う」
風芽 蘭:「だから、第八のみんなはらーくんがふみちゃんのとこに居られるよう応援してくれるよ」
風芽 蘭:「もちろんあたしも!」
ラース:「……嬉しい言葉だ」
ラース:「君たちとは……いい関係を築けそうだと思うよ」
GM:風芽とラースの会話が落ち着いたちょうどその時、先頭を歩く戸上の足が止まる。
戸上亜衣奈:「………っと」あたりをきょろきょろと見渡して。
戸上亜衣奈:「……こっち、もうすぐ。ついてきて」人通りの少ない方へ進んでいく。
"ラビットビット":「……本当にこっちで合ってるんでしょうね?」
戸上亜衣奈:「スウルス・セルのアジト……ラビットさんは"バジャー"って人が作ったって言ってるけど」歩きながら、静かに喋り出す。
戸上亜衣奈:「――正確には、そうじゃない。と思う」
戸上亜衣奈:「なんていうか……『元々そこにあった形に組み立てた』ような感じがする」
戸上亜衣奈:「だから元からあった、使われていない入り口が……」
戸上亜衣奈:そこまで言って、足が止まる。
戸上亜衣奈:行き先に迷って、ではない。目的地にたどり着いたからだ。
GM:戸上の視線の先――舗装された地面に、扉のようなものが不自然に存在している。
獅子堂奈央美:「ほえ」ひょこっと顔を出す
獅子堂奈央美:「あれやなあ……えーっと……どこでも~……ちゃうくて」
獅子堂奈央美:「こういうの 13地区さんからの報告で あったやんなあ」
薬師院 小夜子:「なんちゃらドア、だっけかねぇ……その、13地区」
卜部巽:「亜衣奈ちゃん、ありがとう。」前に一歩出る。
戸上亜衣奈:「待って、巽さん」
卜部巽:「そう。ドアってやつだな。先に私が……」足を止める
卜部巽:「おっと、どうした?」
戸上亜衣奈:「多分だけど、"バジャー"が……その、力を使えなくなったら」少し考えて、濁した言い方で。
戸上亜衣奈:「凄く、不安定になると思う。物理的に崩れるのか、どうなのかはわからないけど」
戸上亜衣奈:「だから、終わったら急いで出てきて」
風芽 蘭:「そっか、ばじゃーがこれ作ってるんだもんね。生き埋めになっちゃう」
風芽 蘭:「ぱっと行って、ぱっと帰って来なくちゃ」
獅子堂奈央美:「いややなあそんな最期~」
獅子堂奈央美:「ぱっといきましょ~」
卜部巽:「終わったら亜衣奈ちゃんの元へ飛んで帰るよ。」
卜部巽:にっと微笑んでドアに向き直る。
戸上亜衣奈:「うん。待ってるから」にこり、と微笑んで。
戸上亜衣奈:「獅子堂くんも、気を付けてね」
獅子堂奈央美:「わぁ~ありがとぉ~」
獅子堂奈央美:「今度ゆっくりお話しよな~」
卜部巽:戸上の能力は情報戦においては無類の強さを誇るが、直接戦闘には向いていない。
卜部巽:「こっからは、私たちの仕事だ。いつも通り行こうぜ。」ドアに足を置く
卜部巽:「突っ込んで、斬る。」
獅子堂奈央美:「あいあいさ~」
戸上亜衣奈:「楽しみにしてるから……みんな、頑張って!」
風芽 蘭:「うん、いってきまーす」 ひらひらとあいちゃんに手を振り、支部長たちに続く。
GM:戸上を地上に待機させ、卜部、薬師院、獅子堂、風芽、そして"ラビットビット"とラースが階段を下りていく。
GM:分かれ道に出てからはラースの嗅覚を頼りに、右へ左へ―――
GM:ところどころにある、辛うじて日本語とわかる案内板などを目にしつつ暫く歩くと、天井の高い大きな部屋に辿り着いた。
GM:周囲には無数の檻が、壁に沿ってずらりと並んでいる。中は殆どが空で、赤い液体に濡れているものも少なくない。
GM:中央には土俵のような円形の台が設けられており、その脇にデスクやコンピューターなどが置かれている。雰囲気のミスマッチさから、後から持ち込まれたのだろう。
GM:そのデスクの椅子には"バジャー"が座り、横には"シャサール"が佇んでいる。
"バジャー":「―――いや、まさかここまで来るとは思わなかったな」背を向けたまま、口を開く。
獅子堂奈央美:「おった」
獅子堂奈央美:「おった~」
"バジャー":「ここは良い場所だったよ」キイ、と椅子を回転させ、卜部たちに向き直る。
"バジャー":「最初は眉唾ものの情報からだったが、確かな利益があった」
獅子堂奈央美:「てーこーはむだです~おとなしくつかまりなさい~」
"バジャー":「おいおい、物騒な真似はよしてくれないか…私がこの街で、人間に危害を加えたかな?」
"バジャー":「あー……いや、そこの犬の飼い主には悪いことをしたね。謝ろう」
"バジャー":「だがそれ以外は、そこの女が集めた有象無象のごろつきぐらいだ。血生臭い連中だったさ。別にいいだろう?」
獅子堂奈央美:「……」
獅子堂奈央美:「たしかに~~!」
獅子堂奈央美:びっくり顔
薬師院 小夜子:「いやいやいやいやいや」
"バジャー":「ここにいる彼も、戻れなくなった(ジャームの)割には聞き分けが良い方でね」
"バジャー":「君には喧嘩を売ってしまったようだが……」卜部の方を見ながら。
"バジャー":「何、それだけさ。それだけのことだ。私一人ぐらい見逃してくれてもばちは当たらないと思うが、どうかな?」
薬師院 小夜子:「ペットが人を噛んだら飼い主の責任。そっちの再生刃物野郎のおイタは、誰が責任取ってくれるんだい?」
風芽 蘭:「ダメだよ。だって、らーくんたちに実験してたじゃん」 ムスッと、むくれたような表情で。
獅子堂奈央美:「あ ほんまや」
卜部巽:腕を組んでじっとバジャーの言葉を聞いている。
ラース:ぐるる…と歯をむき出しにして、唸り声を上げている。
獅子堂奈央美:「この人 無責任やんか」
"ラビットビット":「……相変わらず、臆病なんだか肝が据わってるんだか。妙な奴ね、あんた」
卜部巽:「なあ、ラース。何されたんだ。」
ラース:「………私か。私は」
ラース:「………身体を開かれ、薬を飲まされ、戦わされ」
ラース:「私がどういった存在で、何ができるのかを、調べられていたように思う」
卜部巽:「なるほど。」
卜部巽:”バジャー”を見る
卜部巽:「命乞いだが何だか知らねえが、お前を逃す理由はない。」
卜部巽:「単純に、お前の作る兵器が目障りだからだ。」
卜部巽:「”バジャー”(穴熊野郎)、お前は生きたまま腸を引きずり出す。」
卜部巽:「私の前に立った後悔と痛みの中で鳴き喚いて死ね。」
薬師院 小夜子:「……この人、これで冷静なんだから怖ぇよなぁ」
薬師院 小夜子:「どんなイカれたジャームだろうが、並べちまえば霞むよ、こりゃね」身震いしながらもライフルを一丁構える
獅子堂奈央美:「うちは ばじゃーさんらがええ人かわるい人かとか」
獅子堂奈央美:「そんなに 興味ないですけど」
獅子堂奈央美:「ラースくんは 文子ちゃんとこに戻らへんといけないので~」
獅子堂奈央美:「とりあえずぶちます~」
風芽 蘭:「うん。らーくんには帰るところがあるんだから」
風芽 蘭:「あなたが好きにしていいわけないし、それが悪くないはずない」
獅子堂奈央美:「せやんなあ」
獅子堂奈央美:うんうんと頷いている
風芽 蘭:「だよねぇ。……だから、見逃してなんかあげないよ」
"バジャー":「……やれやれ。どうやら、やはり君に頼るしかないようだな」隣の"シャサール"へ。
"バジャー":「こっちはもう少しで終わるから、それまで存分に遊んでくれたまえ」
"シャサール":「やあ、そいつは嬉しいな」
"シャサール":そう言って、一歩前へ。
GM:卜部たちの背後からは、いつの間にか鳥獣たちが忍び寄ってきている。
"シャサール":「嬉しいな、このままずっと我慢するのは嫌だったから………だから」にこやかな笑顔で。
"シャサール":「やろう、思う存分」その身から、尋常ならざる闘気と殺気が発せられる。
GM:衝動判定です。難易度は意思で9。
薬師院 小夜子:9dx10+1>=9
DoubleCross : (9R10+1[10]>=9) → 10[2,3,3,6,7,7,8,10,10]+9[6,9]+1 → 20 → 成功
薬師院 小夜子:109+2d10
DoubleCross : (109+2D10) → 109+15[10,5] → 124
卜部巽:5dx
DoubleCross : (5R10[10]) → 10[2,3,7,8,10]+5[5] → 15
獅子堂奈央美:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 5[2,3,4,5] → 5
卜部巽:100+2d10
DoubleCross : (100+2D10) → 100+11[3,8] → 111
風芽 蘭:3dx=>9
DoubleCross : (3R10[10]>=9) → 9[3,6,9] → 9 → 成功
獅子堂奈央美:2d10+94
DoubleCross : (2D10+94) → 13[5,8]+94 → 107
獅子堂奈央美:暴走!
卜部巽:成功!でもすぐ暴走するけどね!
風芽 蘭:78+2d10
DoubleCross : (78+2D10) → 78+17[9,8] → 95
獅子堂奈央美:へへへ
風芽 蘭:ここに来て高い!
獅子堂奈央美:この支部に暴走のデメリットはない!
GM:ではクライマックス戦闘に入ります。
獅子堂奈央美:よっしゃーー!
薬師院 小夜子:さぁこい
卜部巽:いくぜ~~
風芽 蘭:やったるぜ!
GM:【行動値】
17:"バジャー"
14:"シャサール"
08:獅子堂、薬師院
06:卜部、風芽
GM:【エンゲージ】
(卜部、獅子堂、薬師院、風芽) - (5m) - ("シャサール") - (5m) - ("バジャー")
GM:"ラビットビット"とラースは後ろの鳥獣たちを相手にしている感じです。
獅子堂奈央美:なーるほど!
獅子堂奈央美:名犬ラースくん
卜部巽:えらいぞ~
風芽 蘭:流石ラース君だ
GM:なお、3ターン目終了時まで"バジャー"が生存していた場合、シーンから撤退します。が。
GM:別に"シャサール"がフェンリルぐらいまで強化されたり、カバーしまくるということもないので。
GM:深く気にされず戦闘して頂いて構いません。おまけのようなものです。
獅子堂奈央美:幸福は受け付けているそ”い!
GM:ハラワタをぶちまける宣言されてるので…
薬師院 小夜子:ミノフスキー粒子が濃いので降伏の打診は届いていません
獅子堂奈央美:これが宇宙世紀か
ラース:身体が膨張し、毛の色が黒く染まっていく。キュマイラシンドロームの能力による、戦闘形態への変身だ。
獅子堂奈央美:「ラースくん そっちお願いできる~?」
ラース:「そちらこそ、頼む」放電する牙を剥き出しに、迫りくる獣たちを威嚇する。
"ラビットビット":「こっちは昨日の夜から戦い続きなんだから……あのバケモノの相手、しっかりしてよね!」両腕から浮遊砲台が浮かび上がる。
GM:では、第1ラウンドへ!
GM:[セットアッププロセス]
薬師院 小夜子:無し!
獅子堂奈央美:敵の行動値は!
卜部巽:《狂想の旋律》範囲内の同意したPCの攻撃力+24。暴走付与。
卜部巽:卜部巽の侵蝕を+5した(侵蝕:100->105)
GM:※暴走適用:獅子堂、卜部、薬師院
風芽 蘭:限界突破Lv1!侵蝕3上がって援護の風が1ラウンド二回うてるように!
GM:おおっと
GM:少しお待ちを!
獅子堂奈央美:はやっ!
獅子堂奈央美:ブルゲ意味なかったな…!セッタップなし!
薬師院 小夜子:こちらの最速がブルゲ使っても二人どちらにも追いつけないという恐怖
"シャサール":セットアップなし。
"バジャー":《惑いの庭》。PC4人を対象に、ラウンド間、全判定ダイス-2個。
獅子堂奈央美:こんなろう!
薬師院 小夜子:うむむむむ
風芽 蘭:面倒な……
"バジャー":「こちらも忙しいのでね。そうそう相手もしていられないが……」手を卜部たちにかざすと、部屋の床が蠢き始める。
"バジャー":「これぐらいはできるさ」直方体や立方体、円柱状の隆起が現れたり消えたりを繰り返し、敵の行動を阻む。
獅子堂奈央美:「やぁ~これきらいやわ~」
獅子堂奈央美:ぴょんぴょん形を変える足場に右往左往しながらスカートを抑える
卜部巽:「■■■■ーーーーーーーーーーーーッ!!!!!」
卜部巽:猿叫。床が軋むかのような声。
卜部巽:戦場がいかに変化しようがやることは変わらない。敵に刃を振り下ろすのみ。
風芽 蘭:「……」 目を閉じ、集中。同時に、彼女の周りを緩やかな風が包む。
風芽 蘭:「よっし、行くよ。アスピス」 目を開き、相棒を構えた。
GM:[イニシアチブプロセス]行動値17:"バジャー"
"バジャー":マイナーなし。
"バジャー":メジャーで《コンセ:オルクス》+《棘の戒め》+《アニマルテイマー》+《ペトリファイ》
"バジャー":命中時、シーン間の行動値-6(マイナーアクションで解除可能)。ダメージが入った時、硬直付与。
"バジャー":対象は風芽さん。
"バジャー":11dx8+6 命中判定
DoubleCross : (11R10+6[8]) → 10[1,2,2,3,3,7,8,9,9,10,10]+10[2,2,3,5,8]+4[4]+6 → 30
風芽 蘭:ふむ、対象が私一人なら妨害も必要ないでしょう
獅子堂奈央美:厄介な!
風芽 蘭:ガードします!ダメージどうぞ!
薬師院 小夜子:デバフ屋は早急に撃たねば……
"バジャー":4d10+10 ダメージ
DoubleCross : (4D10+10) → 31[6,7,10,8]+10 → 41
卜部巽:殺意が高すぎる
風芽 蘭:5回死ねるわ!リザレクト!
風芽 蘭:1d10
DoubleCross : (1D10) → 2
風芽 蘭:侵蝕がピッタリ百!
薬師院 小夜子:運が強いなぁ……!
"バジャー":「"ディアボロス"……知ってるかな? 結構有名な奴さ。あいつが……クク、Aオーヴァードの猫を捕まえようとして失敗したとか」
"バジャー":「そんな笑い話だがね、聞いてピンと来たのさ。N市(ここ)なら天然のAオーヴァードが手に入りやすい……とね」
"バジャー":「"ブリーダー"みたいな奴もいるが、私が欲しいのは天然ものだけでね。集めるのには中々苦労するのさ」
"バジャー":「ここまで集めやすかったのは、初めてなんじゃないかな?」手を振ると、物陰や檻の中に潜んでいた動物たちが飛び出す。
鳥獣:"バジャー"の命令で、一斉に風芽に攻撃を仕掛ける。
風芽 蘭:「……」 押し寄せる群れはアスピスでは防ぎにくい。ただ黙って攻撃に耐える。
GM:[イニシアチブプロセス]行動値14:"シャサール"
"シャサール":マイナーで《一角鬼》
"シャサール":メジャーで《コンセ:エグザイル》+《アドレナリン》+《死神の手》。武器射程5mにより、その場から攻撃。
"シャサール":対象は獅子堂さん。
獅子堂奈央美:きやがれっ!
"シャサール":18dx7+8 命中判定
DoubleCross : (18R10+8[7]) → 10[1,1,1,2,3,3,4,4,4,4,5,6,8,8,8,9,10,10]+10[1,3,3,4,6,10]+2[2]+8 → 30
獅子堂奈央美:暴走リア不!
風芽 蘭:その攻撃をカバーリング!
風芽 蘭:エフェクトはないのでメジャー放棄!
"シャサール":4d10+18+28 ダメージ
DoubleCross : (4D10+18+28) → 22[7,8,1,6]+18+28 → 68
風芽 蘭:勿論死ぬのでばじゃーに尽力/〇憤懣で取って即昇華!
"シャサール":両前腕から骨の刃が飛び出す。さらに上腕、肩の辺りからも……
獅子堂奈央美:「!」
"シャサール":「フゥー………ッ」深く息を吸い込み―――
獅子堂奈央美:揺らぐ足場に気を取られて反応が遅い!
"シャサール":「………ハッ!」息を吐くと同時に、骨の刃がジグザグに伸び、獅子堂へと向かう!
風芽 蘭:その刃の前へと、身を投げるように飛び出す!
獅子堂奈央美:「!?らんちゃん!」
風芽 蘭:「っつ、だい、じょぶ」 あっさりと貫かれ地面を転がるが、どうにか立ち上がる。
風芽 蘭:「あたしじゃ多分ムリだからさ。なおくん、あいつらやっつけちゃって」
風芽 蘭:ヘラり、と。口元から血を流しながら笑ってみせる。
獅子堂奈央美:「……らんちゃん」
獅子堂奈央美:その強がるような笑みと視線を交わして
獅子堂奈央美:シャサールに向き直る
"シャサール":「……困るなあ。そっちの彼に用があるんだけど」攻撃を防がれても、あまり気にしたようには見えない。
獅子堂奈央美:「……うちのコト気に入ってくれはったみたいですけど」
獅子堂奈央美:「ウチは」
獅子堂奈央美:「友達にけがさせる人 きらいです」
獅子堂奈央美:真っ直ぐに睨み返し 構えを取る
GM:[イニシアチブプロセス]行動値8:獅子堂or薬師院
獅子堂奈央美:先行ってよろしいですか!
薬師院 小夜子:GOGOGO!
獅子堂奈央美:ではこちらから!
GM:どうぞ!
獅子堂奈央美:マイナーで赤き剣!HP消費は4!攻撃力12の武器生成!
獅子堂奈央美:Mでコンセントレイト:ハヌマーン+渇きの主+一閃+ブラッドバーン+援護の風!
GM:《惑いの庭》でダイス-2個、お気を付けを
獅子堂奈央美:ならばっ
風芽 蘭:こっちからも援護の風Lv5+ウィンドブレスLv3!
風芽 蘭:ダイス+5に達成値+9!侵蝕は4上昇!
薬師院 小夜子:同一エフェクトの二重がけは……大丈夫だろうか……!?
獅子堂奈央美:あ!そうか!
風芽 蘭:あっとそうか
獅子堂奈央美:つまり
獅子堂奈央美:私が援護を当てなければいい!
GM:では獅子堂さんのコンボは援護の風抜きですね
風芽 蘭:そうしましょう、そっちの方がウィンドブレス分伸びる
獅子堂奈央美:上のコンボから風抜きで!改めて援護ブレスお願いします!
獅子堂奈央美:んでもって
獅子堂奈央美:ラースくんにふかふか○/ひとのいえのこ でロイスを取得&昇華しC値も下げる!
GM:ひええ
獅子堂奈央美:ふります!
獅子堂奈央美:9dx6+13
DoubleCross : (9R10+13[6]) → 10[2,2,3,6,7,7,8,8,9]+10[5,6,7,8,8,10]+10[5,6,6,7,9]+10[1,5,5,6]+10[9]+3[3]+13 → 66
獅子堂奈央美:いったあ!
"シャサール":ガードを選択。
薬師院 小夜子:ひええええ
風芽 蘭:ひゅー!
獅子堂奈央美:9d10+28
DoubleCross : (9D10+28) → 60[8,9,8,8,8,4,5,6,4]+28 → 88
獅子堂奈央美:装甲は無視!
卜部巽:あまりにも殺意が高い
薬師院 小夜子:怖っ……この子怖っ……
風芽 蘭:つよい
GM:先の条件通り、【対抗種】である獅子堂さんが攻撃を命中させたので、
GM:この攻撃から【不滅の妄執】による復活はなくなります。
"シャサール":ガード値も殆ど意味をなさず、HPが0に。
獅子堂奈央美:ヨシ!
"シャサール":《魔獣の証》。HP+30で復活。
獅子堂奈央美:くっ
獅子堂奈央美:やりおるマンめ
GM:侵蝕率上昇、演出をどうぞ。
獅子堂奈央美:HP消費が赤き剣4対抗種3ブラッドバーン5 回復が赤き主8で差し引き4消費
獅子堂奈央美:侵蝕は121に
獅子堂奈央美:ぶしっ しゅるるっ
獅子堂奈央美:再び拳が血のグラブを纏う それが形を完成させるよりも早く
獅子堂奈央美:既に柱のようにせり上がった地面から飛び出している
獅子堂奈央美:たっ とっ
獅子堂奈央美:風のように警戒なステップで 跳ね回るピンポン玉のようにシャサールの死角に入り
獅子堂奈央美:ぱ しん
獅子堂奈央美:鼻先にジャブが入る
獅子堂奈央美:ただ触れるだけのような一撃 しかしノックバックはある
"シャサール":「ぐっ……」ジャブに少しのけぞり
獅子堂奈央美:「えい」
獅子堂奈央美:どすっ
獅子堂奈央美:怯んだ隙にボディーブローが入る
獅子堂奈央美:「えいえい」
獅子堂奈央美:どすっ どすっ
獅子堂奈央美:その隙きに次のパンチが入る
獅子堂奈央美:「えいえいえいえいえいえいえいえいえいえい」
獅子堂奈央美:どすどすどすどすどすどすどすどすっ!!
獅子堂奈央美:のけぞり倒れようとする動きにさえ反応して
獅子堂奈央美:延々と滅多打ちを繰り返す!
獅子堂奈央美:「よい しょー」
獅子堂奈央美:がっ ご !!!!
獅子堂奈央美:右ストレートで吹き飛ばし 再び構えを取って残心
"シャサール":拳に吹き飛ばされ、床に転がる。
獅子堂奈央美:「ふー…… これでも 気に入ってくれたって 言うてくれはる?」
"シャサール":獅子堂奈央美の対抗種の力が、細胞を狂わせ、力を歪ませていく。骨の刃が先端から崩れていき、裂けた肉も治り切らず爛れていく。
"シャサール":「ぐ、く………く、ククク」
"シャサール":それでも、笑いながらゆっくりと立ち上がる。腕を動かすたびに、骨の刃を砕けさせながら。
獅子堂奈央美:「……」
"シャサール":「ああ、気にいった。気にいったとも。彼女の叫びも含めてね」
獅子堂奈央美:「かなんわぁ」
獅子堂奈央美:「へんたいさんや~」
"シャサール":「失礼だなあ。ただの趣味だよ」
獅子堂奈央美:「……趣味なんやったら」
獅子堂奈央美:「しゃあないなあ」
獅子堂奈央美:「も~~~っと」
獅子堂奈央美:「うちがぶったげます~」
獅子堂奈央美:キュッと拳を握りしめる
"シャサール":「いいね、楽しみだ」
"シャサール":グッと拳を握り込む。
GM:[イニシアチブプロセス]行動値8:薬師院
薬師院 小夜子:おうさ
薬師院 小夜子:ではマイナー、戦闘移動で11m後退
薬師院 小夜子:そしてメジャー 《マルチウェポン》+《ヴァリアブルウェポン》+《無形の影》+《コンセントレイト》 対象はバジャーで行きます
獅子堂奈央美:オーライ!ではここで
獅子堂奈央美:こちらの援護の風を!ダイス+4!
薬師院 小夜子:いぇい!
薬師院 小夜子:振ります!
薬師院 小夜子:11dx7+4
DoubleCross : (11R10+4[7]) → 10[3,4,4,7,7,7,7,8,9,10,10]+10[2,3,3,3,5,6,7,9]+10[5,10]+10[9]+10[9]+10[8]+6[6]+4 → 70
薬師院 小夜子:……ん?
風芽 蘭:エッグい回り方してる
獅子堂奈央美:ヒューッ
卜部巽:回った!
"バジャー":ドッジします
薬師院 小夜子:一瞬何か間違えたかと思った……
"バジャー":3dx+2
DoubleCross : (3R10+2[10]) → 7[3,3,7]+2 → 9
"バジャー":回避失敗。ダメージをください。
薬師院 小夜子:8d10+67 ダメージ
DoubleCross : (8D10+67) → 41[6,1,9,5,6,6,7,1]+67 → 108
薬師院 小夜子:装甲、ガードは有効です
"バジャー":決して低くない、それなりのHPがありましたが
"バジャー":そのダメージの前には吹き飛びます。
"バジャー":復活エフェクト等も無く、このまま沈みます。
GM:侵蝕率上昇と演出をお願いします。
薬師院 小夜子:いえっさ!
薬師院 小夜子:侵蝕、124+12=136
薬師院 小夜子:――いつもの様に、手持ちの銃を投げ上げた。
薬師院 小夜子:だが、それを掴む為に手を伸ばすことはなく。状態を大きく前方へと傾けた。
薬師院 小夜子:「ご注文、確かに承りました。……しかもトップ直々のオーダーと来ちゃあ」
薬師院 小夜子:「出し惜しみは無しだ!」
薬師院 小夜子:大きく露出した背を――皮膚を透過するように出現する、六本の腕。
薬師院 小夜子:いいや、腕の〝影〟だ。
薬師院 小夜子:右腕が三つ、左腕が三つ。日頃は封じ手とする《ウロボロス》能力により生成された影の腕。
薬師院 小夜子:本来の腕と合わせ〝四組の両腕〟は、それぞれに手にした銃口を獲物へと向け――
薬師院 小夜子:「こいつが――《最ッ高に頭のイイやり方》ってもんさぁ!」
薬師院 小夜子:努力だけでは届き得ない人外の領域、〝多重同時精密射撃〟。
薬師院 小夜子:《ノイマン/ソフトウェア》《ウロボロス/ハードウェア》、両面によるアプローチにて到達する異形の技。
薬師院 小夜子:或いは直接の着弾。或いは障害物を用いた跳弾。或いは後方の壁より跳ね返り肉体を穿つものも――
薬師院 小夜子:四丁のライフルから乱射される弾丸は寸分違わず、バジャーの腹部へと到達する……!
"バジャー":「銃弾かい。無駄だよ、こうして邪魔をしてやればいくら考えても―――」
"バジャー":「―――うん?」
"バジャー":見下ろした腹は、皮と肉がぐちゃぐちゃだ。砕けた骨が妙な方向を向いて突き出、臓が一部こぼれ出ている。
薬師院 小夜子:「切腹する気概は無いだろう?」
薬師院 小夜子:「手間を省いてやった。伏し拝んだままにくたばりな」
"バジャー":「ご、ぶ………っ」口からは血が溢れだし、椅子から転げ落ちる。
"バジャー":「い……いやあ、参ったね。動物だけじゃなく」
"バジャー":「人も……もう少し、見ておくべきだ……った、な」
"バジャー":薬師院に向けた目から、徐々に生気が失せていく。死んだのか、まだ生きているのか………何れにせよ、もう先はない。
卜部巽:「やっぱりお前は――」
卜部巽:「出来た部下だよ。ほんと。」
薬師院 小夜子:倒れ伏した標的――今は〝完了したタスク〟でしか無いものを一瞥の後。視線の優先度は〝発注者〟へと切り替わり、
薬師院 小夜子:「お題は後払いで結構よ。……ただし、待たせた分だけ利子は付くけど」と、戦場らしからぬ艶めかしさで微笑んだ。
卜部巽:「こりゃあ高くつきそうだね。」
GM:[イニシアチブプロセス]行動値6:卜部 ※風芽行動済み
卜部巽:ではマイナーで戦闘移動、”シャサール”と接敵。
卜部巽:メジャーで《コンセントレイト:ハヌマーン》《音速攻撃》、対象はシャサール
卜部巽:判定前にリーダーズマーク使用。達成値+5
風芽 蘭:追加で援護の風Lv5+ウィンドブレスLv3!ダイス5個と達成値9持ってけ!
卜部巽:振ります!
卜部巽:15dx7+9+3+5
DoubleCross : (15R10+9+3+5[7]) → 10[1,2,3,4,4,4,5,5,6,8,8,8,8,8,10]+10[1,1,2,3,3,8]+1[1]+17 → 38
卜部巽:固定値ありがてえ!
獅子堂奈央美:いける!
"シャサール":ガード。同時にオートで《自動触手》を使用。15点ダメージを与えます。
卜部巽:4d10+11+24 ダメージ、装甲諸々有効
DoubleCross : (4D10+11+24) → 22[8,4,2,8]+11+24 → 57
"シャサール":ガード値を差し引いても撃破されます。
獅子堂奈央美:ヤッター!
"シャサール":復活エフェクト、無効化エフェクトも品切れ。【不滅の妄執】も解除されているため、倒れます。
卜部巽:やったぜ!
風芽 蘭:さっすが支部長!
GM:侵蝕率上昇、演出を願います。
卜部巽:卜部巽の侵蝕を+4した(侵蝕:116->120)
卜部巽:腰の刀に手を添える。
卜部巽:「おいおい。うちの子を変な道に引き込まないでくれよな。」
卜部巽:獅子堂と対峙する”シャサール”の元へ駆ける。
風芽 蘭:その背を押すように風が吹く。卜部にとっての追い風であり、シャサールにとっての向かい風。
卜部巽:跳躍。風の分だけ一歩間合いが広い。
"シャサール":ボロボロになった腕を構える。
獅子堂奈央美:「あっ」
獅子堂奈央美:ぽかんと口を開けて これからの景色を察する
卜部巽:腰を捻りながら抜刀。鞘から覗く白刃が地下の照明の光を反射する。
"シャサール":構えた腕の奥、胸や腹からも骨の刃が突き出して卜部を迎撃するが………獅子堂の攻撃を受けて、到底止めるには至らない。
卜部巽:「楽しむなら――」
卜部巽:刀を振り抜く。
卜部巽:空気が断たれたかのような静寂。
卜部巽:一瞬ののち、構えた腕と首がずるりとズレる。
卜部巽:「首だけで夢でも見てろ。」
"シャサール":「―――ああ」ズレた首から、最期の言葉が。
"シャサール":「楽しかっ―――」
卜部巽:血を払って納刀。刀が鞘に収まるのと同時に、斬った腕と首が零れ落ちる。
"シャサール":ごとり、と首と腕が落ちる。遅れて、身体も崩れ落ちた。
GM:―――戦闘終了―――
獅子堂奈央美:「……」
獅子堂奈央美:首なし死体にぱんぱんと柏手を打って
獅子堂奈央美:「おつかれさまでした」
卜部巽:首無し死体を、返り血を浴びた狂獣が見下ろす。
卜部巽:獲物の死を確認してから狂獣はゆっくりと背後の4人と1匹に振り返り、
卜部巽:「帰ろっか。」
卜部巽:と薄く微笑んだ。
薬師院 小夜子:「……安物の血化粧なのに。あんた、綺麗だねぇ」
獅子堂奈央美:「はーいなっ」
風芽 蘭:「はーい。早くかえろー」
"ラビットビット":「……まあ、最後だけ美味しくってわけには、いかないわよね」倒れた"バジャー"を見ながら。
"ラビットビット":「……なんかもう。どうでもいいわ。さっさと出ましょ」
"ラビットビット":片手で掴んだ浮遊砲台の一基をぷらぷらとさせながら、軽く言う。
ラース:「………ああ、そうだな」
ラース:動物たちの返り血と、自身の血で濡れながら、ゆっくりと歩んでくる。
ラース:「帰ろう……早く、帰りたい」
獅子堂奈央美:そっとそれを抱きかかえる
獅子堂奈央美:「文子ちゃん きっと待ってはるから」
獅子堂奈央美:「今はうちの腕で我慢したってな」
ラース:「………ああ」獅子堂の腕に抱かれながら。
ラース:「ありがとう。とても、温かい」
獅子堂奈央美:手のひらで穏やかにラースを撫でながら出口へ進む
【バックトラック】
GM:それでは、バックトラックに入ります。
GM:今回使用されたEロイスは、【不滅の妄執】・【超越活性】・【ありえざる存在】の三つ。
獅子堂奈央美:ふりまー!
風芽 蘭:振りません
獅子堂奈央美:121-3d10
DoubleCross : (121-3D10) → 121-23[10,6,7] → 98
GM:【超越活性】は《死神の手》に、【ありえざる存在】は《アドレナリン》取得に使用していました。
薬師院 小夜子:振ります
獅子堂奈央美:ふはは
薬師院 小夜子:136-3d10
DoubleCross : (136-3D10) → 136-20[8,2,10] → 116
獅子堂奈央美:続いて素振り
風芽 蘭:ロイス5個で素振り
卜部巽:振ります!
獅子堂奈央美:98-5d10
DoubleCross : (98-5D10) → 98-20[5,10,1,1,3] → 78
風芽 蘭:108-5d10
DoubleCross : (108-5D10) → 108-44[8,10,9,7,10] → 64
卜部巽:120-3d10
DoubleCross : (120-3D10) → 120-13[2,8,3] → 107
卜部巽:一倍!
風芽 蘭:下がり過ぎた!?
獅子堂奈央美:いい感じに5点!
卜部巽:107-6d10
DoubleCross : (107-6D10) → 107-31[3,7,4,9,5,3] → 76
卜部巽:5点!
薬師院 小夜子:ロイス6個素振り
薬師院 小夜子:116-6d10
DoubleCross : (116-6D10) → 116-38[9,2,6,6,6,9] → 78
薬師院 小夜子:5点!
風芽 蘭:出目が良すぎて事故るとは……4点!
GM:全員無事帰還、おめでとうございます。
GM:それでは最終侵蝕率以外の経験点について。
GM:・セッションに最後まで参加
・よいロールプレイをした
・他プレイヤーを助けた
・セッション進行補助
・予定調整等
GM:こちら五つ分、通称「いつもの」が5点
GM:"バジャー"を逃がさず始末できたので、目的達成点が5点
GM:Eロイスが先の三つ分で3点。
GM:Dロイスが"シャサール"の【不死者】と"バジャー"の【工作員】で2点。
GM:以上、合計14点。これに各自の最終侵蝕率点を加算してください。
GM:ちがう
GM:合計15点。これに各自の最終侵蝕率点を加算してください。
風芽 蘭:19点!
薬師院 小夜子:15+5=20点!
獅子堂奈央美:20!
卜部巽:20点!
GM:C((20+20+20+19)/3+1)
DoubleCross : 計算結果 → 27
GM:【経験点】
・GM:銀河忍風/27点
・PL1:森田/20点
・PL2:猫口@/20点
・PL3:ハシブトガラス/20点
・PL4:今日日/19点
(敬称略)
GM:以上の点数が配布されます。
卜部巽:いただきます!
獅子堂奈央美:ありがたく!
風芽 蘭:頂きます!
薬師院 小夜子:頂戴します
GM:それでは、バックトラックを終了します。
【エンディング01:合同】
GM:"バジャー"及び"シャサール"を打ち倒し、地上へと戻る一行。
GM:敵の姿はもうなく、安全な帰路になるかと思われたが―――
獅子堂奈央美:「戸上ちゃんも言うてはったし、急がへんと~」
獅子堂奈央美:ラースを抱えたままスタスタ走っていく
薬師院 小夜子:「……そういえば、何か言ってたな。なんだっけか」
ラース:「………む」
ラース:獅子堂の腕の中から飛び出し、後ろを振り返る。
獅子堂奈央美:「?どないしたんラースくん」
ラース:「どうやら、始まったようだ」
獅子堂奈央美:「ほえ」
獅子堂奈央美:つられて振り返ります
GM:来た道……アジトの中心部の方向を見れば、
GM:壁や床、天井がぼやけてきているように見える。
獅子堂奈央美:「ひゃー!」
卜部巽:「なんだありゃあ。」
獅子堂奈央美:「ぼやぼやしてはる~~!!」
薬師院 小夜子:「……あらーぁ」
卜部巽:「とりあえず、巻き込まれたら碌な事にはならんだろうな。」
GM:物理的にか、あるいは別の何かか。通路の奥はもはや見通せず、その不可思議な状態は徐々に迫ってきている。
薬師院 小夜子:「ええと、これって……つまり?」
獅子堂奈央美:「さよさん、だっしゅだーーーっしゅ!」
"ラビットビット":「……走れ、ってことよ!」
"ラビットビット":叫ぶと同時に、最後尾から駆けだす。
風芽 蘭:「にげろー!」 それにつられるように走りだす。
薬師院 小夜子:「だーっ! 最後くらいカッコつけさせろってんだー!」逃げ足は早いぞダッシュ
ラース:「急ごう!」来た道を間違うことなく、四足で駆ける。
卜部巽:三人の殿につき、走る。
GM:通路を駆ける一行は、やがて入ってきた場所、地上への階段へと辿り着く。
GM:そこも既に存在があやふやな状態になっており、残された時間が少ないことが理解できる。
戸上亜衣奈:「………で! 急いで、みんな!」入り口から中に向けて叫んでいる。
薬師院 小夜子:「ほら! ちびっ子二人! 先上がれ!」
獅子堂奈央美:「らんちゃん!えいしょえいしょ」
獅子堂奈央美:風芽さんの腕を掴んで入り口から這い出そうとしている
卜部巽:とんっ、と風芽の背中を押す。薬師院は獅子堂を先に行かせているだろう。
獅子堂奈央美:「わあっ!」
獅子堂奈央美:突然持ち上げられて尻もち
風芽 蘭:「はっ、はぁ……支部長!?」 息も絶え絶えの状態で押し出された。
獅子堂奈央美:「たつみさん!?」
卜部巽:「お前も行くんだよ。」薬師院も押し出す。
薬師院 小夜子:「あいよ! 悪いが後ろは見ないよ!」押し出されるまま、周りを外へ引っ張り出しつつ階段を駆け上がる
"ラビットビット":「あーもう……ほんっと疲れる……」一足先に外に出て息を荒げている。後ろの様子を窺う余裕はない。
卜部巽:押し出した後こちらも出口へ急ぐが、それよりも空間の侵食が早い
薬師院 小夜子:「全員出たか!?」
ラース:「いや……まだ一人」
戸上亜衣奈:「巽さん!」
卜部巽:出口を見上げる。戸上と目が合う。
戸上亜衣奈:「………ッ!」
卜部巽:「亜衣奈!」
卜部巽:焦りはない。いつもの表情だ。名前を呼んで微笑む。
卜部巽:その言葉を最後に空間に呑まれる。
戸上亜衣奈:「………はいッ!」
戸上亜衣奈:空間が消える。巽の姿も見えない。
戸上亜衣奈:―――だが、自分が感じている通りならば、きっとまだ"そこ"にいる。
戸上亜衣奈:普通ならば無理だ。だが、今の状況ならば!
戸上亜衣奈:「帰ってきて……お願い、巽さん!」
卜部巽:暗闇の中を卜部の身体が揺蕩う。
戸上亜衣奈:扉すら消えゆく地に手をつき、イメージを広げる。
卜部巽:しかし、戸上の声と共に地に足を付ける感覚が戻り、意識も明瞭になる。
戸上亜衣奈:崩れることない確かな足場。あの人が行って、そして帰ってくる道。
戸上亜衣奈:記憶したイメージを、かつてそこにあったものを、現実へと重ねる。
卜部巽:声のする方向に刃を向け、
卜部巽:ぞ ん っ !!
卜部巽:戸上と自分を隔てる壁を両断する。
卜部巽:眩い光が暗闇を追いやり、気が付くと目の前に戸上がいる。
戸上亜衣奈:「………おかえりなさい」
卜部巽:「ただいま」
戸上亜衣奈:巽の胸に飛び込む。
戸上亜衣奈:「よかった……心配したんだから」
獅子堂奈央美:「や」
獅子堂奈央美:「やったやった~!」
獅子堂奈央美:「今の何~?どないしたん~?」
獅子堂奈央美:目をぱちくりさせている
薬師院 小夜子:「はー……びびった。さすがに本気でびびった」深く息を吐きながら座り込む
風芽 蘭:「よ、かったぁ……」 へなへなと座り込む。未だに息はまだ整いきっていない。
卜部巽:「亜衣奈の再現能力だよ。複数人は無理でも、一人分ならやってくれると思った。」
卜部巽:”ハイエナ”を再現した時を思い出しながら。
卜部巽:「それで私がオイシイ思いをしてるってわけ。」戸上の髪を撫で、頬にキスをする。
薬師院 小夜子:「あのねぇ、そういう博打をやる時は、トップの命をベットしちゃ駄目だろうに……」溜め息を吐きながら、愚痴のように呟く
戸上亜衣奈:「ん……もう、巽さんったら」
戸上亜衣奈:うっすらと浮かんだ涙を拭い、笑みを浮かべる。
卜部巽:唇が離れる。「ありがと。」
卜部巽:「さ、改めて。帰るよ!」
卜部巽:戸上にべったりとひっついたまま歩き出す。
卜部巽:「もうちょっとだけこうさせて。亜衣奈が助けてくれて、本当に嬉しかったからさ。」
戸上亜衣奈:「アタシも、巽さんを助けられて……帰ってきてくれて、本当に嬉しい」
卜部巽:にこっと笑う
戸上亜衣奈:それを真似て、にこりと笑う。
【エンディング02:風芽蘭】
GM:―――"バジャー"、および"シャサール"との対決より数日後。
GM:事後処理も急を要するものは落ち着き、UGN・N市第八支部はまた落ち着きを取り戻し始めていた。
GM:第八地区・井ノ上、UGN・N市第八支部の食堂にて。
戸上亜衣奈:「――でね、アタシが力を使えたから、きっと何かあったんだなー…って調べてみたんだけど」
戸上亜衣奈:時折はもはもとサラダを頬張りながら、言葉を続ける。
戸上亜衣奈:「……ん。あのあたりの地下に何かがあったって記録、全然なかったの。おかしいよね?」
風芽 蘭:「え、そうなの?」 もくもくと豚カツをかじる手を止めて。
風芽 蘭:「でも、もともとあそこに何かあって、それがばじゃーの能力と重なってああなってたんだよね?」
戸上亜衣奈:「って、アタシは思うんだけど……流石に今はもうよくわかんなくって」ぱくぱくと白米を減らしていく。
風芽 蘭:「んー……あいちゃんがそういうのを間違える気しないけど……」 こてんと首を傾げたのち、お味噌汁をすする。
風芽 蘭:「あ、そうだ。あいちゃん、調子はもういいの?だいじょぶ?」
戸上亜衣奈:「え? あ、うん。あの後またちょっと疲れちゃったけど、今はもう平気平気! ほら!」
戸上亜衣奈:がががと唐揚げと白米を口に詰めてみせる。
戸上亜衣奈:「……えふっ。心配してくれて、ありがとう」
風芽 蘭:「そっか、よかったぁ」 ふにゃりと笑う。
戸上亜衣奈:「蘭ちゃんは? あの時、傷だらけだったけど…」
風芽 蘭:「あたしもへーきだよー。あれくらいなら慣れてるもん」
戸上亜衣奈:「ん、うーん……それはちょっとやっぱり元普通の女子高生的には引っかかるんだけど…」
戸上亜衣奈:「……この間も言ったけど、がんばっても無茶しちゃ駄目だよ?」
風芽 蘭:「……だいじょーぶだよ、あいちゃん」
風芽 蘭:「あたしザコだからさ、一人で無茶なんてしたくてもさせてもらえないし」
風芽 蘭:「あぶなくても、第八のみんながいてくれるなら安心でしょ?」
戸上亜衣奈:「んん……まあ、それはそうだけど」
風芽 蘭:「それよりさ、あいちゃんのもからあげもおいしそーだから、あたしのといっこ交換しよー?」
戸上亜衣奈:「あ、うん。いいよ、はい」箸を逆さにして唐揚げを一個取り、蘭の皿にのせる。
風芽 蘭:「ありがとー。じゃああいちゃんも、あーん」
風芽 蘭:カツを一切れ取り、ごく自然にあーんの構え。
戸上亜衣奈:「あ!? あ、あーん……?」
戸上亜衣奈:戸惑いながらも、目をつぶって口を開く。
風芽 蘭:「はい。こっちも美味しいでしょー」 当然のようにその口にカツを運び、にこにこと笑っている。
戸上亜衣奈:「ん……うん。美味しい」よく噛んだカツを飲み込んで。
風芽 蘭:「こっちもおいしいねぇ」 自分ももらったからあげを頬張る。
”朽木倒”:「しばらく見ないと思ったら、」二人の背後から声がかかる
”朽木倒”:二十半ばの西洋人。腰にはリボルバー拳銃を提げている。
”朽木倒”:「姐さんに連れられてたか。」
風芽 蘭:「あ、あるさん!」 その顔を見て、声が嬉しそうに弾む。
戸上亜衣奈:「アルバートさん!」
”朽木倒”:「その様子なら特に損耗なく戻ってこれたんだな。」
風芽 蘭:「うん!支部長もなおくんもさよさんも、あとらー君とラビさんもみんな無事だよー」
”朽木倒”:風芽の隣に座る。彼のトレイにはサンドイッチ。
”朽木倒”:「運がよかったな。大人がいないと誰かが餌食になりそうなもんだが…」
”朽木倒”:「薬師院あたりが何とかやってくれたのかね。…いや、いい。こっちの話だ。」
風芽 蘭:「?」 きょとんと首をかしげる。あるさんはたまによく分からないことを言うのだ。
戸上亜衣奈:「あー……あ、アハハ」なんとなく察して。
”朽木倒”:「風芽。この後時間はあるか。」
風芽 蘭:「うん。ひまだよー」
風芽 蘭:「どーしたの?あたらしい任務?」
”朽木倒”:「任務と言えば任務か。」
”朽木倒”:「お前は任務を成功させた。なら、報酬が必要だ。」
”朽木倒”:「左団扇に行こう。欲しいものがあれば、買ってやる。」
風芽 蘭:「……いいの?」
”朽木倒”:「ああ。好きなものを買え。……俺の財布が許す範囲内でな。」
風芽 蘭:「……えへへ、やったー!」
戸上亜衣奈:「いいなー。蘭ちゃん、楽しんできてね」
”朽木倒”:「戸上も来るか?……姐さんを助けてもらったしな。」
風芽 蘭:「うんうん、あいちゃんも一緒に行こ!三人でおかいもの!」
戸上亜衣奈:「え? アタシ? えー、どうしよっかなー」
”朽木倒”:「一つ与えられたら一つ返す。」
”朽木倒”:「そういう信条でね。他人には専ら弾丸しか与えてないが、」
”朽木倒”:「たまにはそれ以外の物を与えたくなる。」
戸上亜衣奈:「んー……じゃあとりあえず、一緒に行っちゃおっかな!」
戸上亜衣奈:「ご褒美とかはとりあえず置いておいて。蘭ちゃんと遊びに行けるの、嬉しいもんね」
風芽 蘭:「あたしもあいちゃんと遊べるのうれしいよー」 へにゃと緩んだ笑顔を浮かべて。
風芽 蘭:「そーと決まれば準備しなきゃ。とりあえず、これ片づけに行こ」
戸上亜衣奈:「あっ、ちょっと待っ………ご、ごちそうさま!」
戸上亜衣奈:少し残っていた料理をたいらげ、手を合わせる。
戸上亜衣奈:「よし。じゃ、行こっか」トレイを手に、立ち上がる。
風芽 蘭:「うん!」 自分の分のトレイを持って立ち上がり、パタパタと食器置き場へかけていく。
【エンディング03:卜部巽&薬師院小夜子】
GM:―――"スウルス・セル"に関する事後処理がほぼ完了した頃。
GM:Aオーヴァードであるラースの検査等も落ち着き、監視付きという条件で元の環境に戻す話もまとまる方向に進んでいた。
GM:そして、第八支部内での事情聴取、情報提供を終えた"ラビットビット"は………
卜部巽:「……これで聞くことは全部か?」薬師院に尋ねる
薬師院 小夜子:「だねぇ。……ああ、いや、まだ一つ二つ残ってはいるが」
薬師院 小夜子:「事件に関することならこれで全部、おしまいさ」
卜部巽:ぱたん、と事件資料を閉じる
薬師院 小夜子:「支部長の方は?」
卜部巽:「特に無いかな。…あ、それとも、『なんでそんなにかわいいの?』とか聞いていいわけ?」
薬師院 小夜子:「いいんじゃない? 何せ今は、胃を痛めるどこかの少年もいない訳だし」
薬師院 小夜子:「……ちょうど良い具合に、数的優位もある訳だし?」
卜部巽:そういってラビットビットを見る
"ラビットビット":「………」
"ラビットビット":「いっつもこんな調子なの?」
薬師院 小夜子:「かわいい子が相手の場合はね。それが優秀なオーヴァードなら尚のことさ」
卜部巽:「冗談はさておき、これからどうするの?……どうするにしても監視はつくだろうけど。」
"ラビットビット":「……長年やりたかったことも済んじゃったし、どうしようかな」
薬師院 小夜子:「なら、やりたいことを探せばいい」
"ラビットビット":「やりたいこと……か」
薬師院 小夜子:「……尤も、〝ここで〟と注釈はつけさせてもらいたいけどね」
"ラビットビット":「元傭兵で、元FHで、宿無しで一文無し」
"ラビットビット":「そんなアタシが?」
薬師院 小夜子:「うちの支部のメンツ4人分の顔と名前と能力を知ってて、戦闘力もそれなりにある」
薬師院 小夜子:「そんな危険物を他の組織に渡せるかって話さ」
"ラビットビット":「あー………まあ、そりゃそうよね」
卜部巽:「……」薬師院を見る。
薬師院 小夜子:「支部長、ご意見?」
薬師院 小夜子:向けられた視線に横目で応じる。
卜部巽:「確かにこのウサギちゃんが知りすぎたっていうのも分かるけどね。」
卜部巽:「ここは結構、やるよ。」
卜部巽:「亜衣奈ちゃんは情報収集に専念してもらったり、蘭ちゃんは特殊な事情があってここにいてもらってるけど。」
卜部巽:ラビットビットに向き直る「この場所に特にこだわりがなければ、外に出てもいいと思うよ。」
"ラビットビット":「………」
薬師院 小夜子:「まぁ、確かに。それがうちの支部の気風だね」
薬師院 小夜子:「ナンパはしても無理強いはしない、って奴」
薬師院 小夜子:「私としちゃ、かわいい戦力はいくら増えてくれても嬉しいもんだけど」
"ラビットビット":「………そう、ね」
"ラビットビット":「それにはちょっと、応えられないかな」
"ラビットビット":「別に、戦うのが怖いだとか嫌とかじゃないけど……なんていうか」頭をがしがしとかきながら。
"ラビットビット":「元々、あっちにこっちに生きてきたから、落ち着かないのよ。どこかに腰を落ち着けるの」
卜部巽:「……そうか。」
薬師院 小夜子:「んー……残念」
卜部巽:「フラれちゃった。」にっと薬師院に微笑みかける
薬師院 小夜子:「そっちはいいじゃん、亜衣奈ちゃんいるし。こっちのナンパの失敗率はたいしたもんだよ」
薬師院 小夜子:自嘲気味に笑い返した後、表情をひゅっと引き締めて
薬師院 小夜子:「……ってことは、これであんたは自由の身だ。私達の味方をしても、敵になってもいい」
薬師院 小夜子:「できれば、知り合いと殺し合いなんかしたくないからね。傭兵稼業に戻るなら、雇い主を選んでくれると助かるよ」
"ラビットビット":「そこはまあ、安心して。もうアンタたちの厄介になるようなことはしないから」
卜部巽:「やりたいこと見つかるといいね。出来れば平和なやつを。」
"ラビットビット":「……アタシにそんなのが似合うかどうか、わからないけど」
"ラビットビット":「これのメンテに困らない程度のやつ、探してみるつもり」トントン、と片腕の砲台を叩いて。
卜部巽:席を立ってドアを開ける。
卜部巽:外にいたUGNエージェントたちが”ラビットビット”を送り出すために待機している。
"ラビットビット":「じゃ、そろそろお暇するわ」席を立ち、ドアの方へ。
"ラビットビット":「………ありがとう。話聞いて、手伝ってくれて」薬師院へ、そして卜部へ。
"ラビットビット":部屋を出ていく前に、それだけ告げていく。
卜部巽:部屋のドアを閉じる。
薬師院 小夜子:「あー……もったいない」見送った背が遠ざかってから、大きめの溜め息
卜部巽:「これで何敗目なのさ?」
薬師院 小夜子:「数えてると思う?」
卜部巽:その言葉を聞いてからからと笑う
卜部巽:「……で、今日は寝れそう?」
卜部巽:任務の前と後にはいつも聞く言葉。
卜部巽:戦闘が薬師院から安らかな眠りを奪っていることを知っているからだ。
薬師院 小夜子:「こっちはいつも本気で口説いてるんだけどねー……」何度目かの溜め息を吐いてから、ヒールの音をかつかつと鳴らして歩みより
薬師院 小夜子:「寝たくない」
卜部巽:「ん、そうか。じゃあ―――」と言ったところですでに距離を詰められている
卜部巽:「………。」壁際に追い詰められる。
薬師院 小夜子:「此処で――って言うのは、怒る奴がいるからね」
薬師院 小夜子:「家、行ってもいい?」
薬師院 小夜子:壁に肘を付き、体をかぶせるように近づけての問いかけ。
薬師院 小夜子:悪夢ならば、いつも見る。戦いの後は特にそうだ。
薬師院 小夜子:眠らなければ、夢は見ない。
卜部巽:「襲われるかと思った。」にっと挑発的に微笑みながら返す
卜部巽:「獣みたいに、のしかかられてさ。」
卜部巽:「……食べられちゃう、って。」唇から赤い舌が覗く。
薬師院 小夜子:「言ったでしょう? 爪も立てない、噛み付かない――」
薬師院 小夜子:唇を開く。
薬師院 小夜子:ちろりと覗く赤い舌を、傷つけぬように捉えようとする、此方の舌。
薬師院 小夜子:それは〝獣みたいに〟一度、軽く表面を撫でる程度の交わりで、この場は引き下がるだろう。
卜部巽:唇と唇が離れる
卜部巽:「我慢の出来ないワンちゃんだな。」
薬師院 小夜子:「首輪くらい着けてくれても……夜くらいは、構わない」
薬師院 小夜子:「連れてってくれる?」
卜部巽:薬師院の手をするりと抜けて、部屋のドアへ。
卜部巽:「家に着いたら、”よし”だぞ。」
卜部巽:”餌”である自分の身体を見せるように、ブラウスの襟を軽く引く
薬師院 小夜子:「家に着いたら――ね。寝室に入ったら、じゃなく」
薬師院 小夜子:「仰せの通りに、支部長」軽く唇を舌で濡らし、開かれたドアの方へ。
薬師院 小夜子:「ご注文の通り、床に組み敷いてあげますよ」
薬師院 小夜子:眠れば、怖い夢を見る。眠らなければ怖くはない。
薬師院 小夜子:或いは、気づかぬうちに眠りに落ちていたとしても――
薬師院 小夜子:大概の恐怖なら斬り捨てる、もっと怖い女が傍にいる。
薬師院 小夜子:心地良い眠りになりそうだ――と、思った。
【エンディング04:獅子堂奈央美】
GM:―――"ラビットビット"がN市を去り、さらに暫くした頃。
GM:第八区、左団扇にて。
獅子堂奈央美:「にんじん、たまねぎ、とりにくさん」
獅子堂奈央美:横断歩道の白線だけを踏んで、とたとた歩いていく
GM:今日も賑わう商店街には、いろいろな人が集っている。
GM:様々な店の店員、夕食の材料を買いに来た主婦、遊びに行く前に立ち寄った少年少女たち。
GM:その中を、一匹の犬を連れた少女が歩いている。
獅子堂奈央美:「あ」
獅子堂奈央美:そちらの方へととことこ近づいていく
獅子堂奈央美:「文子ちゃん~」
松葉文子:「あ……」こちらも気づき、歩み寄っていく。
松葉文子:「あの時のお姉さん、こんにちは。あの……」視線を連れているラフ・コリーに向ける。
松葉文子:「ラース、帰ってきたんです!」
獅子堂奈央美:「わ~ほんまや~」
獅子堂奈央美:「犬、見つかりはってんなあ。よかったよかった~」
獅子堂奈央美:ひょいとラースくんを抱えあげて
獅子堂奈央美:なでなで。
ラース:「ワフ……」目を閉じ、心地よさげな表情に。
獅子堂奈央美:唇に指をあてて、しーっという表情でウィンク。
獅子堂奈央美:しばらくなでくってから地面に下ろす。
ラース:「……ワン」小さく鳴いて、文子の足元へ。
獅子堂奈央美:「ラースくんも、きっと苦労して帰ってきはったから」
獅子堂奈央美:「その分いーっぱい、これからも可愛がったげてな?文子ちゃん」
松葉文子:「はい。いなかった時の分も、大事します! お姉さんも……あ」
松葉文子:「あの……お姉さん。よかったら、お名前、教えてくれませんか?」
獅子堂奈央美:「お名前~?」
獅子堂奈央美:「ええよええよ~。獅子堂いいます~。獅子堂奈央美です~」
松葉文子:「獅子堂……奈央美、さん」ふふ、と微笑んで。
松葉文子:「獅子堂さん。手伝ってくれて、本当にありがとうございました」深々と頭を下げる。
ラース:こちらも倣って、頭を少し下げる。
獅子堂奈央美:「はえ~気にせんといて~」
獅子堂奈央美:「うち、大したことは出来てへんし、きっと文子ちゃんの気持ちが」
獅子堂奈央美:「通じたんやな~って、思うから~」
獅子堂奈央美:照れくさそうにニコニコしている
松葉文子:「あの、またこうして会った時には、ラースのこと可愛がってあげてください」
松葉文子:「この子も、獅子堂さんのこと、なんだか好きみたいだから」
獅子堂奈央美:「えへへそれやったら任せといて~」
獅子堂奈央美:「いーっぱい、うちもナーデナデしはります~」
獅子堂奈央美:しゃがんで、ラースくんの耳の後ろをくりくりしつつ
ラース:「ワゥ…」くすぐったそうに身体を震わせる。
松葉文子:「ふふ……あ、すいません。もうそろそろ、行かないと」
獅子堂奈央美:「はいなはいな~。いってらっしゃーい」
獅子堂奈央美:しゃがんだままひらひらと手を振って、2人を見送る
松葉文子:「……いつか、落ち着いてお話したいです。この子も一緒に」
松葉文子:「それじゃ、さようなら。お気を付けて」
ラース:「ワン!」
松葉文子:一礼し、ラースと共に去っていく。
ラース:去り際に、一度だけ獅子堂の方を振り返る。視線で礼を告げ、主人と共に歩いていく。
獅子堂奈央美:「……ふふ」
獅子堂奈央美:それを見送り
獅子堂奈央美:「んにゃーーーー」
獅子堂奈央美:っと立ち上がってひとのび。
獅子堂奈央美:「あ」
獅子堂奈央美:「言うの忘れてた」
獅子堂奈央美:「……うち、『お姉さん』ちゃうんやけど」
獅子堂奈央美:「まあ、ええか~」
獅子堂奈央美:振り返って、またてってこ歩きだす。
獅子堂奈央美:「にんじん、ピーマン、ぶたにくさん♪」
獅子堂奈央美:「わおーん」
GM:以上を持ちまして、大N市第八地区サイドシナリオ『狂獣討つべし』は全行程終了となります。
GM:皆様、参加して頂き本当にありがとうございました。お疲れ様でした!
卜部巽:お疲れさまでした!
薬師院 小夜子:お疲れ様でした!
風芽 蘭:お疲れさまでしたー!
獅子堂奈央美:お疲れ様でしたー!