ダブルクロス The 3rd Edition『アカデミアの涙雨』(GM:銀河忍風)

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【ステージ概要:オーヴァードアカデミア】

太平洋上に浮かぶ孤島に作られた巨大学園都市――オーヴァードアカデミア
そこはオーヴァードと人間が共存する世界最先端の“日常”の街。学生たちのユートピア。
(第一部(『革命』三部作) - 『アカデミアの初恋』トレーラーより)

関連サイト - 《DX3rdオーヴァードアカデミアシリーズログ置き場》

【トレーラー】

 某年6月。太平洋上に浮かぶアカデミア島では雨の日が断続的に続き、さながら日本の梅雨のような様相を呈していた。

 じめじめとした空気に誰もがうんざりし始めた頃、精神に不調をきたす者が増え、時には暴走するという事件が起こり始める。

 平穏な学園生活を取り戻すため、誰かが謎を解かねばならぬ。

【ハンドアウト】

GM:始めに、各PCの自己紹介とハンドアウト確認を行います。

《PC1:柊ありす/PL1:さささ》

柊ありす:柊ありす、中等部二年生です。ランクはAランク:スペシャリスト。
柊ありす:優等生で(ワークスなので)美少女です(キャラシの一行目に書いてあるので)。
柊ありす:魔女を自称する黒髪ボブの小柄女子ですが、特に魔法を使うわけでもなく普通にオーヴァードです。
柊ありす:魔女らしく神秘的に振る舞うのが好きですが、島外ではわりと孤立していたようなので普通に友達思いなのではないかと。
柊ありす:シンドロームはオルクス/バロールでRC型。範囲攻撃ができます。黒猫っぽい魔眼を連れています。
柊ありす:あと社会3で《紡ぎの魔眼》と《ミーミルの覚書》を持っており、財産点もある。
柊ありす:侵蝕に気をつけつつミドルでもがんばっていきたいと思います!
GM:宜しくお願いします!
GM:そんな柊さんのハンドアウトは、こちら!
GM:【シナリオロイス:大葉ゆかり 推奨感情:友情/疎外感】
 あなたはアカデミア中等部に通う、美少女優等生だ。
 雨の日が多くなった頃から、クラスメイトである女生徒、大葉ゆかりの様子がどうもおかしく感じられる。どうしたのかと訳を聞いても、あれこれとはぐらかされ続けていた。
 今日もまた上手く逃げられ、雨の中でどうしたものかと考えていると、周囲で人々が争う騒動が起き、不運にもそれに巻き込まれてしまう。

柊ありす:心配!
GM:大葉ゆかりは、柊さんのクラスメイトという設定で、おそらく友人的な距離感です。
GM:友人的な距離感でいいでしょうか…?
柊ありす:大丈夫です! なかよし!
GM:ユウジョウ!
GM:OPはハンドアウト後半の場面から始まる感じです。よろしくお願いします!
柊ありす:了解しました!
GM:ありがとうございました。それでは次の方へ。

《PC2:周防宗章/PL2:中村》

中村:周防宗章(すおうむねあき)です。
中村:高等部三年生で、アカデミア清風山を本拠とする山賊部の首領をやっています。
中村:本人は冷静で論理的な思考を得意とする常識人であると自分のことを思っていますが
中村:チルドレンらしく少しずれてるので「アカデミアで普通の学生生活を学んで来い」というつもりで師匠に送り出されたのに「よし、ゲリラ戦と組織構築理論を学ぼう」となって山賊部に入ったりしました
中村:組織を強固なものにするためには何よりも人材が必要であると考えているので、部員の勧誘には非常に積極的です。
中村:全員、何らかの形で勧誘します。覚悟しろ。
中村:性能としては高い白兵達成値で殴ったり、よけたりする!それだけ!!
中村:武芸の達人ヅラをしたい!!
中村:よろしくお願いします
GM:宜しくお願いします!
GM:周防くんのハンドアウトはこちらになります。
GM:【シナリオロイス:三上夏輝 推奨感情:友情/隔意】
 あなたはUGNチルドレンでありながら、荒くれ共を従える山賊の首領だ。
 山にも容赦なく雨が降るある日、知人である男子生徒、三上夏輝が頼みがあると声をかけてきた。詳しくは語らないものの、ある人物の様子を見てきてほしいのだという。
 了承し指定された場所に足を運んだあなたは、人々が争い始めるところに居合わせてしまう。

GM:三上くんは将来UGN入りを目指している一般生徒です。
中村:山賊にも侠の精神はあるので喜んで受けましょう
中村:是非山賊部にも入ろう。
GM:チルドレンということで、以前から交流があったという感じで考えているのですが、よろしいでしょうか?
周防宗章:大丈夫です!
GM:ありがとうございます。詳しいことはオープニングにて改めて説明します。よろしくお願いします。
周防宗章:仲よくしよう。一緒に、漢軍の倉庫を襲ったりしよう
周防宗章:お願いします
GM:アカデミア漢軍…ありますかね…
GM:ありがとうございました。
GM:続いてまいりましょう。

《PC3:稲姫ちどり/PL3:CAT》

稲姫ちどり:おっけーい!稲姫ちどり、高等部三年のAランクディフェンダーです!フッフー!
稲姫ちどり:常にアルコールを摂取していないと侵蝕が上昇する特殊体質につき、校内での飲酒を許可されています
稲姫ちどり:ついた綽名は泥酔番長。よく廊下で寝落ちしている姿を発見されます
稲姫ちどり:性能としてはダイスをいっぱい振ってガードする純ディフェンダー。
稲姫ちどり:《孤独の魔眼》や《時の棺》も使って仲間を守るぞ!
稲姫ちどり:酔っ払いですが、よろしくお願いします。
GM:宜しくお願いします! 肝臓とかには気を付けて!
GM:稲姫さんのハンドアウトはこちらになります。
GM:【シナリオロイス:無道ささき 推奨感情:信頼/不安】
 あなたは番長連に所属する、特異体質の"泥酔番長"だ。
 肴にするにも見飽きたある雨の日、総番長の無道ささきが声をかけてきた。頻発する不可思議な騒動に対して、番長連としても島内の警戒を強化することを決め、増員として働いてほしいのだという。
 総番長が呼んだという助っ人と合流すべく歩く君の目に、人々の争う姿が入った。

GM:無道ささきさんについては、今更説明するまでもありませんが、なんと総番長です。
稲姫ちどり:なんだってぇー!
GM:インド人もビックリ。
稲姫ちどり:固定ロイスに入ってたわ。
GM:名前で呼ぶ仲だとか。
GM:オープニングは番長連キャラお決まりパターンの一つとして、事件調査を命じられる感じですね。
稲姫ちどり:存分に命じられよう!
GM:ありがとうございます。詳しくはオープニングにて! よろしくお願いします。
稲姫ちどり:よろしくお願いしまーす
GM:ありがとうございました。
GM:それでは次がラスト!

《PC4:牛頭谷一空/PL4:それじゃない方のヒロ》

牛頭谷 一空:はーい!牛頭谷一空、高等部2年生のBランクアタッカーです。
牛頭谷 一空:特定の組織に所属せず、決闘屋として金をもらっては喧嘩沙汰を起こしている無頼漢。
牛頭谷 一空:元FHチルドレンということもあり、風紀委員からは危険人物とみなされています。
牛頭谷 一空:性能としては殴った対象を移動させるエフェクトで《氷の茨》を2回発動させる単体アタッカー。殴ることしかできない!
牛頭谷 一空:非常にわかりやすい感じの火力担当です。よろしくお願いします。
GM:宜しくお願いします!
GM:火力が凄い牛頭谷くんのハンドアウトはこちら。
GM:【シナリオロイス:ヴィクトリア・V・ヴァンダーウォール 推奨感情:有為/厭気】
 あなたはアカデミア高等部に通う、決闘屋と呼ばれる男子生徒だ。
 荒事とは縁のないある雨の日、君のもとに"回転番長"を名乗る女生徒、ヴィクトリアが訪れる。彼女が言うには、島内の警戒強化のため、総番長の無道ささきが協力を頼みたいのだという。
 もう一人の番長と合流するためと連れられていく君の耳に、人々の争い合う声が届いた。

牛頭谷 一空:回転番長……板前かなぁ
GM:"回転"が何を意味するのか…それはこのセッションで明らかになるのか…
GM:ともかくそんな番長連のヴィクトリア・V・ヴァンダーウォールが、総番長代理として助っ人を依頼しにくる感じです。
GM:協力してくれると嬉しい……報酬はお金じゃないかもだけど……
牛頭谷 一空:依頼とあらば!
GM:漢気! 詳しくはオープニングで説明されたりします!
GM:よろしくお願いします。
牛頭谷 一空:よろしくお願いしまーす
GM:ありがとうございました。
GM:―――――――――
GM:それでは本編の方に入っていきたいと思います。皆様、改めてよろしくお願いします。
周防宗章:お願いします
柊ありす:よろしくお願いします!
牛頭谷 一空:はーい!
稲姫ちどり:よろしくお願いします!

【オープニング01:柊ありす】

GM:それでは柊さんのオープニングから。
GM:侵蝕率を上げて登場してください。
柊ありす:柊ありすの侵蝕率を+6(1d10->6)した(侵蝕率:35->41)
GM:柊さんのオープニングは、シナリオロイスの大葉さんと一緒にいるところから始まるのですが
GM:平日の放課後と休日だと、どちらがよろしいですか?
柊ありす:放課後ですかね
GM:では放課後で。シチュエーションは帰り道とかでいいですか? 何かご希望があれば!
柊ありす:そうですね、それで大丈夫です!
GM:ではそんな感じでスタートします!
GM:―――――――――
GM:某年6月。月の始めからアカデミア島では雨が多くなり、最近ではほぼ毎日降っているといっていい。
GM:今日も雨がしとしとと降る中、あなたは授業を終えて帰路についています。
GM:隣を歩くのは、クラスメイトであり友人である、大葉ゆかり。
柊ありす:大きめの黒い蝙蝠傘を差して歩いています。ちょっと重い。
大葉ゆかり:一面だけ無色透明になっている、青い傘を差している。
大葉ゆかり:「ありすちゃん、数学の小テスト、どうだった?」
柊ありす:「そうね。手応えは悪くなかったとおもうけれど」軽く首を傾げる。
大葉ゆかり:「凄いなあ、ありすちゃんは……私はちょっと失敗したかも」
大葉ゆかり:表情が曇る。しかし、小テストでの失敗にしてはやや深く感じられる。
柊ありす:「……大丈夫よ? 小テストなんて些細なことだわ」少しゆかりさんが気になる。
大葉ゆかり:ここ最近、何かと考え込んでいるような様子を度々見せていることを、柊さんも知っていることでしょう。
大葉ゆかり:「……そうかな」
柊ありす:「世界にはありとあらゆる神秘と謎が眠っているの。それに比べれば数学なんて、ね?」
大葉ゆかり:「一つ一つは小さいことだけど……それがいくつも重なるとね」
柊ありす:「……重なったの?」
大葉ゆかり:「あっ……ううん。なんでもないの。なんでも」
大葉ゆかり:笑って手を振る。どこか、無理をしているようにも見えるかもしれない。
柊ありす:「そう。でも、悩み事があったらいつでも相談するといいわ」重い傘を担ぎ直す。
柊ありす:「魔女の窓はいつでも開いているのよ。おまじないだってしてあげられるし」
大葉ゆかり:「魔法か……私も使えたらよかったのに」傘を持っていない手で、胸を押さえる。
大葉ゆかり:「……ごめん、ありすちゃん。ちょっと先に行ってもらってていい?」
柊ありす:「……え?」目をぱちくり。
大葉ゆかり:「あの……そう。お、お手洗いに……」こそこそと、小声で。
柊ありす:「あら。それくらい待つけど……」
大葉ゆかり:「すぐ戻るから……」
大葉ゆかり:柊さんの返事とどちらが早いか、何処かへ駆け出して見えなくなります。
柊ありす:「そう。ゆっくり行っているから……」声が届いたのかどうか。
柊ありす:「……」首を傾げる。
GM:中等部校舎群からほど近い場所。柊さんと同じように帰宅途中の生徒が多く歩いています。
柊ありす:「……ゆっくり行きましょうね。お友達と帰る方が楽しいもの」誰にともなく呟く。
GM:では、その呟きの直後。雨の勢いがにわかに強まります。
GM:最近、このように雨の勢いが急に強まったり弱まったりすることが多く起こっています。
柊ありす:「!」鞄を傘でかばう。魔導書(自作ノート)が濡れてしまう。
中等部男子A:「おっ、柊じゃん。大丈夫かー?」
中等部男子A:隣のクラスの男子生徒が声をかけてくる。合同授業などで顔と名前は知っている程度だ。
柊ありす:「ええ、平気。ちゃんと障壁を張ったから」笑顔で返すが、張ってない。
中等部男子A:「ハハハ、そりゃすげ……ぇ……」
中等部男子A:「…………」
柊ありす:「どうしたの?」
中等部男子A:急に立ち止まって黙り込む。どこか上の空だ。
中等部男子A:「お前はさ………いいよなあ」傘と鞄を落とし、雨を直に浴びる。
中等部男子A:「俺なんてCランクでも下の下で……特技とかもないし……」
柊ありす:「?」傘を拾う。
柊ありす:「濡れるわよ? 風邪を引きたいのなら止めないけど、喉が痛いのは辛いわ」
中等部男子A:「きっとみんな、俺を置いてどこか遠いところに行っちまうんだ……」
中等部男子A:がっくりとうなだれる。
柊ありす:「遠いところ……」傘を差し出す。
中等部女子A:「ちょっと!!」背後から声がかかる。
柊ありす:そのまま振り返ります。なんだかおかしいな、とは感じてきている。
中等部女子A:顔も知らない、学年も違う生徒です。
中等部女子A:「あなた、何か酷いこと言ったんでしょう!」
柊ありす:「酷いこと……言ったかしら?」男子に。
中等部女子A:「これだから優等生は! 自分より下の人間の気持ちなんてまるでわからないのね!」
中等部女子A:そんな調子で次々とまくしたてる。どう見ても正気とは思えない。
柊ありす:「……」さすがに少しむっとする。「どういうことなのかわからないけど」
柊ありす:「私は普通に友達を待っていただけなのに、どうしてそこまで言われないといけないのかしら」
中等部男子B:「けっ。オーヴァードってだけマシなもんさ。俺なんてただの人間だしな…」
中等部女子B:「普通の人間じゃなくなった辛さ、わからないのね……幸せな人……」
GM:周りを見渡せばわかるでしょう。いつの間にか大勢の学生が足を止め、ある者は嘆き、ある者は怒っている。
柊ありす:「……ええと。おまじない……周りの人がおかしくなった時の……」ぶつぶつと独り言を言う。
柊ありす:「そんなのないわ……!」
柊ありす:自称魔女とはいえ、中学生のオーヴァード、しかもアタッカー。解決できる力などない。
柊ありす:「……どうしよう」雨の中、目をぱちぱちと瞬かせる。
柊ありす:「でも、どうにかしなくちゃ……」友達が去っていった方を見る。ゆかりがそのうち帰ってくるはずなのだから。
GM:―――――――――
GM:シーンをカットします。ロイス取得のみ可能です。
柊ありす:大葉ゆかりさんに◯友情/疎外感で取得します。
GM:承知しました。
GM:ではシーンをカットします。

【オープニング02:周防宗章】

GM:続いて、周防くんのOPとなります。登侵&蝕率上昇をお願いします。
周防宗章:周防宗章の侵蝕率を+4(1d10->4)した
周防宗章:50!
GM:節約型な反面、スタートダッシュだけは高いですね…
GM:さて周防くんのオープニングですが、三上くんから頼まれごとをするところから始まります。
周防宗章:頼まれる!
GM:タイミング的には、柊さんのオープニングの少し前、授業が終わったぐらいですね。
GM:授業が終わった……山賊の時間だ! というところから始めていこうかと思います。
GM:それでは、スタートします。
周防宗章:おねしゃす!
GM:―――――――――
GM:某年6月。学園島は今日も雨模様。
GM:連日の雨は、山賊にとっては不運か、はたまた幸運か………。
GM:授業終了を告げるチャイムが鳴り響く中、山賊の首領は何を考えるのか。
GM:(どうぞ!)
周防宗章:夏休みに予定している『わくわく山賊ブートキャンプ』の内容について考えています。
周防宗章:『山賊ブートキャンプ』は兵糧は全て現地調達で一日50kmの行軍訓練を一か月ぶっ続けで行う山賊部の恒例行事です。
GM:夏休みの課題が心配……
周防宗章:『わくわく山賊ブートキャンプ』と言ってはいるけど、野営時には幕舎も張らないしそもそもわくわくしてるやつは一人もいない
GM:惑々していそう
周防宗章:だけど耐え抜いた奴らは確実どこかが強くなる、そんな調練だ。
GM:ではそんな考え事をしている周防くんに、クラスメイトの一人が声をかけてきます。
周防のクラスメイト男子:「おーいスオー、お客さんだぞー」
周防宗章:(今年は、島外に出るか。いつもと違う場所を歩いた方が気分転換にもなるし、島の動物は俺たちが結構獲ってるからあんまりやりすぎないほうがいいし)
周防のクラスメイト男子:「スオー? おーい」
周防宗章:「客?わかった。すぐいく。」
周防のクラスメイト男子:「後ろのドアなー」それだけ言うと、手を振って教室を出ていく。
周防宗章:「ああ、ありがとう。」
周防宗章:後ろのドアの方に行きます
GM:後ろのドアでは、男子生徒が一人立っています。
三上夏輝:「やあ、周防さん。考え事の途中で悪いね」
周防宗章:「三上か。どうした、入部希望か。」
三上夏輝:この生徒の名は三上夏輝(みかみ なつき)。UGN研究会に所属するメンバーの一人だ。
周防宗章:「歓迎するぞ。今欲しいのは法律の専門家だが、勿論、それ以外の人材も我々は常に歓迎している。」
GM:説明しましょう。
周防宗章:されましょう
GM:UGN研究会とは、将来UGN入りを見据えている学生たちが、自主的にUGNについて学ぶ会です。
GM:会員は学年、学部は問わず。定例会では、エージェントやチルドレンを呼んで経験を聞いたりしています。
GM:UGNチルドレンということもあり、周防くんにも声がかかったことがある……という感じでお願いします。
GM:快諾したか断ったかは、ご自由に。
GM:説明おわり。
周防宗章:理解しました
周防宗章:「それとも、また定例会か?俺が話せることなぞそうはないぞ。」
周防宗章:「調練になら多少は付き合ってやれるが」
三上夏輝:「いやいや。周防さんの経験談は今までの中でも独特で、評判がよかったよ」
三上夏輝:「山賊はちょっとなれないから心苦しいけど、また機会があれば是非とも頼みたいな」
三上夏輝:「……いや、実は今日は、研究会とは関係ない……いや、あるんだけど、ないんだ」
周防宗章:「では、今回はその頼みではないと」
周防宗章:「ないならないんで、構わん」
周防宗章:「所属は違えど志を共にする友の頼みだ。俺に出来ることならやろう。」
周防宗章:だから早く言え
GM:アッハイ
三上夏輝:「ありがとう……実は、ある人の様子を見てきてほしいんだ」
周防宗章:「…?」
三上夏輝:「いや、変な頼みなのはもっともだと思う。でも、聞いてほしい」
周防宗章:「わかった。聞こう。」
三上夏輝:「…うちの研究会に、大葉という女子がいるんだ。中等部の」
三上夏輝:「彼女、どうも最近不調のようでね……会で同じグループだし、気になってはいるんだが」
周防宗章:「うむ」(自分が定例会に参加した時には、いたような、いなかったような?)
三上夏輝:「直接聞いても、「大丈夫です」の一点張りでね……だから、密かに様子を探ってほしいんだ」
三上夏輝:「山賊だから、隠密にもある程度長けている……という甘い考えがあることは否定しない」
三上夏輝:「それでもどうか、頼まれてはくれないだろうか?」
周防宗章:「構わないが。」
三上夏輝:頭を下げる。
三上夏輝:「ほ、本当かい、周防さん?」顔を上げる。
周防宗章:三上くんは、研究会の会長的なポジションですか?
GM:会長ではないですが、高等部三年生だけあって中心的人物には違いないですね。
周防宗章:「何故、お前がやらない?」
三上夏輝:「………それは」
周防宗章:「下の者を面倒を見るのは上の人間の務めだ。そして、お前はその務めを放棄する人間ではなかったと記憶しているが」
三上夏輝:「………周防さんの言うことももっともだ。それは理解している」
三上夏輝:「だけど、今回ばかりは頼まれてほしい……なんというか、その。他の誰かの視点が必要なんだ」
三上夏輝:「どうか……!」また深々と頭を下げる。
周防宗章:「近い人間に程喋りづらいということも、あるか。」
周防宗章:「すいまない。意地の悪い問いをしてしまった。」
周防宗章:「詫び、というわけでもないが、この件は快く引き受けさせていただく。」
三上夏輝:「……ありがとう、周防さん。本当に、恩に着る」
周防宗章:「ああ、恩には着ておけ。こちらからも何か頼むことがあると思うからな。」
三上夏輝:「最大限、善処させてもらう」
三上夏輝:「……時間的に、彼女も授業が終わって寮に帰っているところのはずだ。部活などには入っていないと聞いている」
三上夏輝:懐から、一枚の写真を取り出す。UGN研究会の集合写真だ。
三上夏輝:「この……俺の下の右に二人目。彼女が、大葉ゆかりだ」
周防宗章:「大葉くんというのは」
周防宗章:「わかった。写真は預かっても?」
三上夏輝:「ああ。普段通りなら、中等部から春風寮までの道を通るはずだ」
三上夏輝:「悪いんだが……本当に、心配なんだ。雨のところ悪いが、早速頼めるだろうか?」
周防宗章:「雨中の行軍訓練は積んでいる。任せてくれ」
周防宗章:「ああ、それと」
三上夏輝:「なんだろうか?」
周防宗章:「様子を探り、何か妙なことがあればお前に知らせる。それでいいんだな。」
周防宗章:「あと、期限とかもあれば教えてほしい。流石に妙なことがみつかるまで、ずっと、というのは大変だ。」
三上夏輝:「ああ、それで構わない。あくまで、様子を見てきてほしいだけなんだ」
三上夏輝:「期限……期間は、長くても今週いっぱいでお願いする」
周防宗章:「了解だ。」
三上夏輝:「部下を束ねるものとして、周防さんの観察眼は信頼しているからね」
三上夏輝:※山賊の首領なので部下の動向を把握する能力は高いだろう、という信頼
周防宗章:「期待に沿えるよう努力はしよう。」
周防宗章:言って、教室を後にします。
周防宗章:行軍中や戦闘中に雨が降り出した時の訓練のため、傘とかはささずに中等部校舎まで歩いてく
GM:―――――――――
GM:シーン終了です。ロイス取得のみ可能です。
周防宗章:友人/三上夏輝/親近感○/隔意
周防宗章:以上で!
GM:ではシーンをカットします。

【オープニング03:稲姫ちどり】

GM:続きまして、稲姫さんのOPです。登場と侵蝕率上昇をお願いします。
稲姫ちどり:稲姫ちどりの侵蝕率を+6(1d10->6)した (侵蝕率:30->36)
GM:稲姫さんのオープニングは、総番長である無道さんに呼び出されたところから始まります。
GM:総番長室に入ってきたあたりから、始めて頂いてよろしいですか?
稲姫ちどり:はいはーい
GM:ではスタート!
GM:―――――――――
GM:生徒会、風紀委員会と並ぶ、学生たちによる組織―――番長連。
GM:今、一人の番長が、総番長に呼び出されていた。
GM:(ではどうぞ!)
稲姫ちどり:「ぐーてんたーぐ!」
稲姫ちどり:勢いよく扉を開けて登場する。既に出来上がっている!
無道ささき:「よく来てくれた、稲姫!」
無道ささき:目を閉じて鼻ちょうちんを膨らませながら大声を出すこの女生徒こそ………
無道ささき:アカデミア三大組織の一つ、番長連の総番長"鉄拳番長"無道ささきである!
稲姫ちどり:「おっ、ささき! ついに寝ながら会話できるようになったん?」
稲姫ちどり:「便利だね!」
無道ささき:「ところで、ぐーてんたーぐって眠そうだよね……ぐぅぐぅ」
稲姫ちどり:ささきを指さしてケタケタ笑い転げている。
無道ささき:「………って、そうじゃない!」パチン、と鼻ちょうちんが割れる。
GM:(女子に鼻ちょうちん膨らまさせてよかったのか。ちょっと後悔)
稲姫ちどり:可愛いから大丈夫だよ
無道ささき:「かっ、かわいい……? あたしが…?」
無道ささき:「いや、それでもない!」
無道ささき:「早速だが、この雨についてどう思う!」
稲姫ちどり:「雨ねぇー! 雨見酒も乙なモンだけどねぇ」
稲姫ちどり:胸の谷間に挟んだカップのドリンクを、太いストローでズルズル啜っている。
中身はタピオカミルクティー……と見せかけて、タピオカ入りのカルーアミルクだ!

無道ささき:「あっ……! お前それは! SNSとかでよく見るやつ!」
稲姫ちどり:「流行に敏感」ピースサイン。
無道ささき:「本当にやってる奴、初めて見た!」
稲姫ちどり:「いや、しかしさすがにこう、毎日毎日、雨だとねえ。頭にカビ生えるわぁ」
無道ささき:「そう! だが困るのはカビだけではないぞ!」
無道ささき:「…………」
無道ささき:「ぐぅ………」
無道ささき:寝ている。
稲姫ちどり:「ささき!」
稲姫ちどり:「さーさーき!さーさーき!」
無道ささき:「ハッ!」
無道ささき:「いや、そうだ……どこまで話したかな」
無道ささき:「あ」ポン、と手を叩く。
無道ささき:「あれだ、あれ。アレ知ってるか。人の様子が変になるってやつ」
稲姫ちどり:「あたしとささきはいつでも変だけどねえ。そういう話じゃなく?」
無道ささき:「ふふ……それを言われちゃ、おしまいだな……」
無道ささき:「いや、そういう話じゃなく」
GM:と、ここで
GM:無道の口から、「人の様子が変になるってやつ」……雨が多くなってからいきなり人の様子がおかしくなる事件のことが語られます。
GM:実例としては、柊さんのオープニングみたいな事態です。知っていても、知らなくても構いません。
稲姫ちどり:「はぁーん! そういや何だかイライラってる生徒多かったかもねえ」
無道ささき:「そうなんだ。流石に怪しい感じが無視できなくなってきてな……番長連でも警戒を強化することにしたんだ」
稲姫ちどり:「今日から強化? ウッフフフフ」
無道ささき:「おっ、興が乗ってきたな! ははは!」
無道ささき:「はははZzz」
稲姫ちどり:「オーケイ、そういう事ならちどりちゃんも人肌脱ぐぜ……ささき!」
稲姫ちどり:「あそーれ、さ・さ・き!さ・さ・き!」手拍子!
稲姫ちどり:人肌は脱がねえわ。一肌だわ
無道ささき:「おお、そう言ってもらえるか、稲姫………いや、ちどり!」
無道ささき:むにゃむにゃしながら喋っている。
無道ささき:「……だが、ちょっと問題があってな」
稲姫ちどり:「おえ? なんだべさ!?」さっそく部屋を出ていこうとしていたが、ムーンウォークで戻ってくる。
無道ささき:「ぐぅむ……パトロールは何かあった時のために最低でも二人一組にしようってことなんだが」
無道ささき:「お前と組んでもらうつもりでいたバーテンのやつが…今、ちょっとマズいことになっていてな」
無道ささき:顔色がにわかに曇る。そして眠る。
稲姫ちどり:「マズいことに……美味いカクテルを出すバーテンがまずいことに? ヘーイささき! ささきち! ささきんぐ!」
無道ささき:「ハッ! ああ……聞く覚悟はあるか?」
無道ささき:「というか、馴染み深いお前には言っておいた方がいいだろう」
稲姫ちどり:「アーユーレディできてるよ!」
無道ささき:「頼もしいな……ごほん。実はな……」ちゃんと起きて、真剣な表情だ。
無道ささき:「………あいつが提供していたタピオカミルクティーにアルコールが入っていると匿名の通報があって、その対応に追われているんだ」
稲姫ちどり:「……」
無道ささき:「し、心配するな! 今回もきっとなんとかなる!」
稲姫ちどり:「バーテン……あのバカ、どうしてそんなことを……」
稲姫ちどり:悲痛な表情で、胸に挟んでいたカップを後ろ手に隠す。
無道ささき:「そういうわけで、別の誰かをつけようと思ったんだが、難しくてな」
無道ささき:「に組んだ片山は、最近働き詰めだったし……他の奴らもちょっと」
無道ささき:そう言って、壁のホワイトボードに目を向ける。
GM:ボードは予定表になっており、「殲滅」「餓狼」「魔法」「真夜中の」「キューティー」「鉄叫」「魔王」………と、
GM:元気と眠気が感じられる独特の文字で、名だたる番長の異名が並んでいる。
GM:各番長のスケジュールに目を向ければ、シフトに入っていない者は何かしら動いていることがわかります。
稲姫ちどり:「ぬぇー、誰も空いてないのか。高井君以外だったら誰でもいいんだけどにゃ」
無道ささき:「あいつは今、ダンジョンに潜っている……いつ戻るかはわからない」
無道ささき:「実際、ちどりもギリギリシフト外のところを呼び出したので悪いんだけど……」
無道ささき:「………」
無道ささき:「むにゃ」
稲姫ちどり:「すぅ……」立ったまま寝かけている。
無道ささき:「………」
稲姫ちどり:「……」
無道ささき:「お前まで寝てどうすんだーーーーー!!」
無道ささき:秘技・スリープツッコミだ!
稲姫ちどり:「うおぁ! ね、寝てないよ!」
稲姫ちどり:「で、何の話だっけ」あくびをかみ殺し、目をこする。
無道ささき:「ペアの話! あたしもこれからベアトリスや雲雀と会わなければならZzz…」
無道ささき:「組んでやることはできないが、心配するな! 助っ人として腕利きの奴をスカウトしに行かせている!」
稲姫ちどり:「ほえー。そりゃ楽しみだ」
無道ささき:「お前と交代する予定のペアから、"回転"の奴が連れてくる手はずになってるから、上手く合流してくれ」
無道ささき:はいここ、合流ポイントね。と壁にかかった島の地図の一点をぺしぺしと叩く。
稲姫ちどり:「らじゃーおっけー。完璧に覚えた」
稲姫ちどり:「助っ人かー。塩辛とか魚の干物とかを持ち歩いている人だといいですなあ」
無道ささき:「それは直接聞いてくれ! 確かなのは強いことだけだ!」
無道ささき:「それじゃあ、くれぐれも頼んだZzz………」
無道ささき:そう寝言を発すると、自分の出発の準備を始め出す。
稲姫ちどり:「はいさーい。ぐっないまいすうぃーとえんじぇる!」
無道ささき:「やんっ」
無道ささき:てれてれとしながら準備を続けている。
稲姫ちどり:部屋を出て、ペンギンのようにピョコピョコ歩き出す。
稲姫ちどり:「はーてさて。止まない雨は無いっちゅうけどねえ」
稲姫ちどり:窓の外を眺め、懐から取り出したスキットルの中身をあおる。
GM:窓の外は、相変わらずの雨模様です。
稲姫ちどり:「ま、とりあえずはやる事やりますかあ。あれ、どっちだっけ……まあ適当に歩いてりゃ着くか」
稲姫ちどり:ふらふらと千鳥足で廊下を進み始める……時々壁に頭を打ち付けながら!
GM:―――――――――
GM:シーン終了です。ロイス取得のみ可能となります。
稲姫ちどり:ささきは既に固定で持っているのでそのままで!
GM:絆が深い…!
GM:ではシーンカット!

【オープニング04:牛頭谷一空】

GM:ラストオープニング、牛頭谷くんの出番です。登場と侵蝕率上昇をお願いします。
牛頭谷 一空:牛頭谷 一空の侵蝕率を+2(1D10->2)した(侵蝕率:34->36)
GM:牛頭谷くんのオープニングは、謎の"回転番長"に助っ人を頼まれるシーンとなります。
GM:タイミング的にはこちらも授業終了直後となる感じですが、よろしいですか?
牛頭谷 一空:はーい
GM:ロケーションはどうしましょうか。
GM:教室? それとも通学路?
牛頭谷 一空:特に希望はないので、普通に教室あたりで
GM:では周防くんと同じに、授業終了後、教室付近からお願いします。
GM:―――――――――
GM:朝から続く雨音の中に、授業終了を告げるチャイムが溶けていく。
GM:ここからは、学生たちの自由の時間だ。勉強、部活、委員会…それぞれの場所に向かい始める。
GM:(どうぞ!)
牛頭谷 一空:「むう……」よく寝た、と言わんばかりの伸びをして、のそりと席を立つ。
牛頭谷 一空:スマホを見るが、特に気になる通知はない。何の依頼も入っていないし、溜まり場にしている喫茶店でだらだらするか……
牛頭谷 一空:などと考えながら、教室を出ようとします。
GM:ではそこに……!
???:「待てぃッ!」
???:明らかに君に向けられている、何者かの叫び!
牛頭谷 一空:「む……」面倒くさそうに振り返る。
GM:振り向いた先にいるのは……!
???:「とぅッ!」前方抱え込み宙返りでエントリーする、小さな影!
???:スタッと着地したのは、胸の辺りまで伸びた金髪と、碧い眼が特徴的な女生徒!
???:「………」
???:「あ、「待てぃッ!」って言ったのは、ついカッコつけちゃったからで……あの、待ってくれない?」
牛頭谷 一空:「……ヒーローショーなら、舞台でやれ」2mの長身で見下ろしながら、ため息をつく。
???:「ちーがーうー! 謝るから話聞いてー!」
???:140cmの身体でぴょこぴょこしている。
???:「仕切り直して……コホン」
牛頭谷 一空:「……」呆れながらも、一応話を聞く姿勢。
ヴィクトリア・V・ヴァンダーウォール:「アタシは番長連所属、"回転番長"ヴィクトリア・V・ヴァンダーウォール!」
ヴィクトリア・V・ヴァンダーウォール:ピシャーン!
ヴィクトリア:「………あの、牛頭谷一空くんだよね、キミ? 間違ってた?」
牛頭谷 一空:「間違いじゃないが、話次第だ」
牛頭谷 一空:「今からでも人違いのふりをしたい」
ヴィクトリア:「あ、話ね。うん。話、大事。ふりをされると悲しい」
ヴィクトリア:「話っていうのは、番長連から……総番長の無道ささきから、キミにお願いがあるってことなんだ」
牛頭谷 一空:「依頼、か」
牛頭谷 一空:「それで……誰を殴ればいい」
ヴィクトリア:「そう! だけどそうじゃない! 殴るかどうかはケース・バイ・ケース!」
ヴィクトリア:「簡潔に言うと、番長連がちょっと人で不足だから、腕利きのキミに手伝ってほしいってこと!」
牛頭谷 一空:「む」ヴィクトリアをじっと見る。「確かに、人手は足りないみたいだな」
ヴィクトリア:「うっ……何か言いたげなその顔……」たじたじ
ヴィクトリア:「こ、これでもキミと同じ、二年生だからね!」
牛頭谷 一空:「……」その反応は無視して話を進める。「具体的に……何を、すればいい。内容と報酬によるな、依頼なら」
ヴィクトリア:「うぅ……内容は、島内のパトロールの手伝い。ある番長と組んで、見回りをしてほしい」
ヴィクトリア:「ほら、あの人が突然荒れるやつ。あれを総番長は警戒してるんだ」
GM:柊さんのオープニング的な例のやつです。知っていても、知らなくても構いません。
牛頭谷 一空:「……ああ」少し考えてから頷く。「低気圧のせいじゃないのか」
牛頭谷 一空:「不調は大体低気圧、と、誰かが言っていたが」
ヴィクトリア:「あー、低気圧ねー。うんうん。アタシも気圧情報を見始めてから急に気圧の影響を受けるようになって……」
ヴィクトリア:「って、アタシのことはいい!」
牛頭谷 一空:「……芸人か」
ヴィクトリア:「芸人じゃない! ばーんーちょーおー!」
ヴィクトリア:「低気圧にしてもおかしいってこと!」
牛頭谷 一空:「お節介、だな」
ヴィクトリア:「お節介上等! それがアタシたち、番長連だから!」
牛頭谷 一空:「……まあ、いい。楽な仕事だ」
ヴィクトリア:「ら、楽かどうかはわからないけど……引き受けてくれる?」
牛頭谷 一空:「ああ。報酬は……無道に貸し一つ」
牛頭谷 一空:「それでいい」
ヴィクトリア:「うんうん。報酬は総番長に貸し一つで……って」
ヴィクトリア:「えっ!? あっ、いや、でも妥当なのか……総番長直々のお願いだし」
ヴィクトリア:むむむ、と考え込む。
牛頭谷 一空:「小さいな」
ヴィクトリア:「背がか!?」
牛頭谷 一空:「背も、だな」
ヴィクトリア:「背もか!?」
牛頭谷 一空:「それで」ふい、と窓の外を向く。「今日も雨だ」
牛頭谷 一空:「早速、行くのか?」
ヴィクトリア:「うっ……行く! 行くよ!」
ヴィクトリア:「総番長と会うこともあるだろうし、その時は直接話してほしい」
牛頭谷 一空:「ああ」
牛頭谷 一空:その方がこのちびっ子より話が早いか、でも無道アレだしなぁ、という一瞬の迷いは口に出さない。
ヴィクトリア:「よし! じゃあ交渉成立…? だな!」
ヴィクトリア:「これから組んでもらう番長と合流するから、ついてきてね!」
牛頭谷 一空:のそり、と頷く。
ヴィクトリア:「では、レッツゴー!」何処かへと歩きはじめる。
ヴィクトリア:歩幅が小さいので、追いかけるのは苦もないだろう。
牛頭谷 一空:大股でゆっくり歩きながらため息をつく。
牛頭谷 一空:本当に例の不機嫌やらが事件なら、口で言うより面倒なことかもしれない。
牛頭谷 一空:よく考えずに引き受けてしまった……いや、もしかして。
牛頭谷 一空:俺は面倒が好きなのか?
GM:―――――――――
GM:シーン終了です。ロイス取得のみ可能です。
牛頭谷 一空:ロイス/依頼人代理/ヴィクトリア・V・ヴァンダーウォール/有為〇/軽視 取得します
GM:では、シーンをカットします。

【ミドルシーン01:合流】

GM:続いては合流シーンです。柊さんのOP直後から始まり、そこに他の三名も集まってくるという流れです。
GM:それでは全員登場となりますので、侵蝕率上昇をお願いします。
柊ありす:柊ありすの侵蝕率を+4(1d10->4)した(侵蝕率:41->45)
牛頭谷 一空:牛頭谷 一空の侵蝕率を+3(1D10->3)した(侵蝕率:36->39)
周防宗章:1d10+50
DoubleCross : (1D10+50) → 7[7]+50 → 57

稲姫ちどり:稲姫ちどりの侵蝕率を+5(1d10->5)した (侵蝕率:36->41)
GM:―――――――――
GM:中等部校舎付近。
GM:下校途中の柊ありすを中心に、様子がおかしい学生たちで溢れかえっている。
GM:これをどう切り抜けるべきか……大葉ゆかりは無事であろうか?
GM:………と、いうところで、まずは柊さんからお願いします。
柊ありす:辺りの様子に圧倒され、眉を顰めています。
柊ありす:「……どうしよう。誰か冷静な人はいないのかしら……」きょろきょろ。
中等部生徒たち:怒哀に飲み込まれながら、それぞれに行動している。
中等部生徒たち:オーヴァードも一般人も入り乱れ、一人での対処は難しいだろう。
柊ありす:「ゆかりちゃん……!」意味がなさそうなのはわかっているが、声をかけてみる。
GM:その声も騒ぎに飲み込まれてしまう。大葉ゆかりに届くことはないだろう。
柊ありす:「誰か……ええと、この場を収められそうな人……いますか!」
柊ありす:「魔法を使うのはちょっと……怒られてしまうけど……仕方がないのかしら」エフェクトのことである。
中等部女子A:「エフェクトさえ使えればこっちのもの……ですって!?」
中等部女子A:さっき柊に突っかかってきた女生徒だ。かなりの興奮状態にある。
中等部女子A:「やれるもんなら………やってみなさいよーーーーーっ!!」
柊ありす:「魔法だって言ったのに……」
中等部女子A:掲げた右腕を中心に風が渦巻く!
柊ありす:「……!」頭を腕で庇う。
GM:………その時だ!
???:「待てぃッ!」
柊ありす:「……?」
???:叫び声と共に、回転する小さな円盤状の物体が中等部女子Aの腕に打ち付けられる!
中等部女子A:「あうっ!?」腕に集っていた風が散る。
中等部女子A:「だ……誰!?」
柊ありす:「あなたは……?」目をぱちくり。
???:「とぅッ!」中等部女子Aが目で追う円盤状の物体……ヨーヨーを手に納めた人物が、柊ありすの眼前に着地!
ヴィクトリア:「"回転番長"のヴィクトリア・V・ヴァンダーウォールだ! 番長連の名において、この騒動、アタシが預か………」
中等部女子A:「痛いじゃない、このちんちくりん!」風をヴィクトリアに叩きつける!
ヴィクトリア:「うわっ! 待て! アタシは高等部だ! 年上はもうちょっと敬って……」
中等部男子C:「構うもんか! やっちまえ!!」
GM:中等部生徒がヴィクトリアに殺到!
ヴィクトリア:「ウワーーーッ!!」かろうじて柊を中心から押し出すが、生徒に埋もれて見えなくなる!
柊ありす:「……番長さん!」
牛頭谷 一空:ではそこに……
牛頭谷 一空:ゴ ガ ァ ン !!
牛頭谷 一空:喧騒を塗り潰して、盛大な衝撃音が響く。
柊ありす:「ぴゃっ」大きな音に目を丸くする。
中等部女子A:「ひッ!」
中等部女子A:「こ…今度は何!?」衝撃音の発生源を見る!
牛頭谷 一空:「……道路陥没。雨のせいだな」地面に拳を打ちつけた姿勢で呟く、巨躯の高校生。
牛頭谷 一空:「こんなところにいると、巻き込まれるぞ。次の陥没に」ざわめく中学生たちを睨みつける。
中等部生徒たち:「ざわざわ………」「めくめく……」
中等部生徒たち:巨漢の突然の登場に、半数程がキャーワーヒーと散っていったり大人しくなったりする
牛頭谷 一空:そのままのしのし近づき、無遠慮にヴィクトリアの襟をひっつかんで引きずり寄せる。
ヴィクトリア:「ひゃうっ」軽いので簡単に引きずり寄せられる。
牛頭谷 一空:「見失うところだった。次からは、看板でも背負ってくれ」
ヴィクトリア:「さ、騒ぎとあれば番長連としてほっとけないから、しょーがないんだ!」
ヴィクトリア:「看板背負ったら動きづらい!」
ヴィクトリア:襟を掴まれているなら手足がバタバタとしています。
柊ありす:ぽかんと周りを見ている。特にすごく背の高い人を。
柊ありす:「……あ。ゆかりちゃん……ゆかりちゃんは」きょろきょろと辺りを探しましょう。
GM:大葉ゆかりの姿は見えません。
牛頭谷 一空:「さて」未だに周囲に残っている中学生たちを眺める。「……どうする、番長」
ヴィクトリア:「む……うむ。まだやる気のある奴は、相手になる! ただし、手加減してな。特にオーヴァードじゃない奴らにはだ!」
ヴィクトリア:「まあ……パッと見わかんないから、手加減中の手加減で!」
ヴィクトリア:ちなみに都合よくDロイス:番長を取得していたりはしない。
牛頭谷 一空:「苦手だな、どうにも」言いながら拳を固める。
中等部女子A:「な、なによ……相手になってやるんだから!」
中等部女子A:虚勢を張っているのは明らかだが、引く気もないらしい。
稲姫ちどり:「へいよー!ちどりちゃんです!呼んだ?」ありすちゃんの後ろからフラフラと現れる。
柊ありす:「だ、だめっ」女子に。「あんな人と本気でケンカをしたら、大事になってしまうわ」
柊ありす:「え?」振り向く。
中等部女子A:「あんたは黙ってて! ……今度は誰!?」
牛頭谷 一空:「……」あんな人、と言われて少し肩を落としている。
ヴィクトリア:「あなたは……"泥酔番長"!」目を輝かせる!
ヴィクトリア:「よかった、合流できた!」
稲姫ちどり:「ん? 今、ちどりちゃんって言わなかった?」
柊ありす:「私が呼んだのはゆかりちゃんよ。ご存知なの?」
稲姫ちどり:「ちどりと、ゆかり……”り”しか合ってねえ!あっはっはっはっは!」
稲姫ちどり:ツボに入ってゲラゲラ笑い転げる。
牛頭谷 一空:「泥酔?」新たな闖入者を横目で見る。「……なるほど」
ヴィクトリア:「一空、あの人が組んでもらう予定の"泥酔番長"、ちどりさんだ!」
ヴィクトリア:「今日も絶好調に酔ってるらしい!」
牛頭谷 一空:「大丈夫なのか、それは」
ヴィクトリア:「正直心配」
牛頭谷 一空:「……むう」
柊ありす:「……お酒の匂いがする」首を傾げる。
稲姫ちどり:「えへへへ!ごめんねえ!お友達とはぐれたんかな?」
稲姫ちどり:「まあVちゃんと……なんかでかいのがいるし、ここは何とか片付くでしょ」
中等部女子A:「ちんちくりんの次が大男で、その次は酔っぱらい………ふ、ふざけてんの!?」
中等部女子A:怒りは収まるどころかエスカレートしている。
柊ありす:「そうなの。番長さんが来てくれれば安心だわ」ほっと一息つく。
稲姫ちどり:ゴロゴロ寝転がりながら、カップ酒を口にしている。
柊ありす:「……安心……」
柊ありす:「私も、お手伝いしようかと思うのだけど」気を取り直す。
牛頭谷 一空:「……大丈夫なのか、これは」
ヴィクトリア:「どうかなー」
牛頭谷 一空:「む」
牛頭谷 一空:「やれるのか」ありすさんに。
ヴィクトリア:「大丈夫? 怖くなかったかな?」
ヴィクトリア:「ごめんね、急に押したりして」
柊ありす:「やれるわ。魔女ですもの」ぎゅっと口を結ぶ。
ヴィクトリア:「おお、魔女なのか…!」
柊ありす:「怖くないわ。きっと大丈夫よ」
稲姫ちどり:「魔女? すっげー! まじ魔女?」
ヴィクトリア:「(悟的な感じなのかな…?)」
牛頭谷 一空:「……」仕方ないな、と言いたげに首を振る。「そうか」
柊ありす:(多分……校則違反はしたことはないけど……)
周防宗章:《ぽン》
周防宗章:《ぽン》
周防宗章:と軽い、柔らかい音が響きます。
ヴィクトリア:「な、なんの音だ?」
牛頭谷 一空:無言でそちらに首を回す。
周防宗章:音のほうをみると、うざったい長髪の男が撓を振り下ろしている。
周防宗章:特別早くもなく、鋭くもない、平凡な動きに感じるが、誰もその撓に触れることができない。軽快に、《ぽン》《ぽン》と音が響き続けている
周防宗章:「状況がよくわからないが。」
周防宗章:「暴動はよくないぞ。力の方向性は、目的に向けて集約されるべきだ。」
中等部女子A:「今度はなんなの……!!」
稲姫ちどり:「なんだろねぇ」
周防宗章:「目的なく力を発散させても、ただ徒労が残るだけだ。暴力衝動を発散させたいなら山賊部へ来い。暴れれば暴れるだけど、略奪品が手に入るぞ」
中等部女子A:「犯罪じゃない……!?」
中等部女子A:狼狽える!
中等部生徒たち:ふと見れば、女子A以外はおおよそ落ち着いてきているようだ。
周防宗章:「ただ暴れるのも犯罪だ。同じ犯罪なら利益があるほうがいいだろう。」
中等部生徒たち:あまりに個性的な生徒が連続して登場したため、幾らか混乱しているらしい。
中等部女子A:「いや……犯罪はダメでしょ……」
中等部女子A:勢いが弱まる。どうやら落ち着いてきているようだ。
稲姫ちどり:「山賊? 山賊かぁ。すごいな、あたし本物の魔女も山賊も初めて見たわ」
牛頭谷 一空:「本物……?」首をかしげている。魔女や山賊の定義とはいったい。
周防宗章:「犯罪はダメか。なら暴れるのもやめた方がいい。先生に怒られたくないだろう。」
中等部女子A:「そ、それは………う……」頭を押さえる。
周防宗章:「先生に怒られるのは、つらいからな。まともな理由で起こられると、とても情けない気持ちになる」
柊ありす:「山賊……」いろいろな人がいるのだなあと感心しています。
中等部女子A:「いや……うん……そうよね。勝手にエフェクトまで使って……怒られちゃう」
中等部女子A:パシャ、とその場にへたり込む。完全に落ち着いたようだ。どこか呆けてすらいる。
周防宗章:「君たちは彼女らに巻き込まれていたみたいだが。」
周防宗章:「大丈夫か?大事にして、きちんと罰を受けさせたいという気持ちがあるなら、俺は止めはしないが」
ヴィクトリア:「いや。大事にしたくないのは、こっちも同じだ。どうやら、事情がありそうだからな」
牛頭谷 一空:「……大事になれば、俺が困る」頭を掻く。「風紀に、目をつけられてる」
柊ありす:「落ち着いたなら、それでいいと思うわ」女子に傘を差してやりながら。
ヴィクトリア:「それに、この現象は島中で起きている……罰してたら、キリが無い」
稲姫ちどり:「ひとまず納まったみたいだけど、妙なノリだったなー。ささきが警戒してたのはこれだねえ」
稲姫ちどり:顎に手を当てて首を左右に傾ける。
中等部女子A:「あ………ありがとう。ご、めんなさい」
柊ありす:「いいえ。次は深呼吸してみてね。おまじないよ」にこりと笑う。
中等部女子A:「うん……やってみる」
GM:ではそこに、バシャバシャと音を立てながら一人の生徒が走ってくる。
三上夏輝:「周防さん! これは!?」傘も差さず、ずぶぬれで走ってきた。
周防宗章:「さあ、俺がきたらいきなりこれだった。」
周防宗章:「『ゆかりちゃん』という名前が聞こえたから乱入したが」
三上夏輝:「そうなのか……頼んでおいてすまない。あの後、どうにも胸騒ぎがして」
周防宗章:「君たちは大葉くんの知り合いか?」
三上夏輝:「!? 大葉くんがいたのか!?」
ヴィクトリア:「大葉?」知ってる? と一空くんを見る。
牛頭谷 一空:「俺は、通りすがりだ」首を傾げる。
稲姫ちどり:「ゆかりちゃん! の、知り合いはこっち!」ありすちゃんを両手で指さす。
柊ありす:「はい。知り合いよ」小さく手を挙げる。
GM:では、そうですね。柊さんが気付くとしましょう。
GM:少し離れた場所に、大葉ゆかりが立ち尽くしています。
大葉ゆかり:「……………」
周防宗章:「ああ、それはよかった、実は大葉くんについて話が…」
柊ありす:「ゆかりちゃん」ではそちらに小走りで近づきたいです。
大葉ゆかり:「………ありすちゃん」
大葉ゆかり:その場から全く動かない。
柊ありす:「良かった。さっきは大変だったから。巻き込まれていなくて」柔らかく笑う。
柊ありす:「……どうかした?」
大葉ゆかり:「あの………私、私………」
三上夏輝:「大葉くん! よかった、無事だったか!」柊さんに続いて近づいていく。
大葉ゆかり:「!!」三上の姿を見て、数歩後ずさる。
大葉ゆかり:「な……三上、さん」
柊ありす:「ああ、お知り合いなのね。……?」その様子を少し不思議に思う。
大葉ゆかり:「あ……うん。研究会……サークルみたいなもの? の先輩で」
大葉ゆかり:「………」
周防宗章:(やっぱり、困ってる後輩を放っておけるやつじゃないんだ。あいつは)その光景を見ながら思う
大葉ゆかり:「ありすちゃん、ごめん。私、ちょっと調子が悪くて」
三上夏輝:「なに? 大丈夫なのか?」
大葉ゆかり:「………だから、ありすちゃん。先に帰るね。ごめん、ごめんね」
大葉ゆかり:強く引き止めないなら、そのまま背を向けてこの場を去っていきます。
柊ありす:「……大丈夫? ハーブティー、飲む?」鞄からリボンのついた袋を取り出そうとし。
柊ありす:「あ、待って……!」少しタイミングが遅れ、引き止め損ねました。
三上夏輝:「あ、大葉くん!」背に向かって手を伸ばすが、そこで止まってしまう。
GM:他の方はどうされます? 襟を掴むとか…
周防宗章:様子を見ています
牛頭谷 一空:自分には関わりのないこと、と看過します
稲姫ちどり:眠そうな顔でその背を見送ります。
大葉ゆかり:では、足早にこの場を去っていきます。
三上夏輝:「………大葉くん」心配そうな表情で、去りゆく背を見送る。
柊ありす:「おまじない、またし損ねちゃった」首を傾げる。
ヴィクトリア:「………」
ヴィクトリア:「………へ」
ヴィクトリア:「へくちっ」
ヴィクトリア:ズズ、と鼻をすする。
稲姫ちどり:「おう。大丈夫かVちゃん。雨で冷えた?」
ヴィクトリア:「うう……すっかり冷えちゃったな」
周防宗章:「ん、そういえば雨が降っていたな」
ヴィクトリア:「あ、ちどりさん! お疲れ様です! こちらが総番長が呼んだ助っ人の一空……牛頭谷一空くんです!」
牛頭谷 一空:のそりと頷く。
稲姫ちどり:「うぃっす!お疲れー。……でっか!!」
牛頭谷 一空:「そっちも、でかいな」視線は胸元に注がれている。
柊ありす:「番長さんではないのね」大きく見上げながら。
牛頭谷 一空:「ただの不良だ」
稲姫ちどり:「どこ見て言ってんじゃい。金取るぞ……ふぇっくし」
ヴィクトリア:「不潔!」
周防宗章:「とりあえず、場所を移さないか」
柊ありす:「不良の牛頭谷くん」
稲姫ちどり:「そだね!そこな美少女も、ちょっと事情聴いていいかしらん? 途中から来たんで何があったのかさっぱりでさぁ」
周防宗章:「俺たちはともかくそこの小さい彼女は風邪をひくかもしれないぞ」
ヴィクトリア:「ち、小さくなーい!」
ヴィクトリア:真っ先に反応するあたり、お察しである。
周防宗章:「悪かった。小さくない君が風邪が引いたら困るから、場所を移そう。」
柊ありす:「構わないです。わたしの方もお話を聞きたいわ」頷く。
牛頭谷 一空:「面倒なことに、なってきた」
ヴィクトリア:「わかってくれたならいい! ……ちどりさん、どうしよう? 詰所にでも行こうか?」
稲姫ちどり:「いいんじゃない? 取り急ぎ熱燗、お湯割り、ホットワイン!」
稲姫ちどり:「かもんじょいなす!」みんなを手招きしつつ先導する。
周防宗章:ついていこう。
柊ありす:ゆかりちゃんの先輩、山賊の人、不良の人、小さい番長さんと酔っぱらいの番長さん、それから魔女、と指折り数える。
柊ありす:(……変な取り合わせ)
三上夏輝:「……待ってほしい」
三上夏輝:「俺もついていって構わないだろうか?」
周防宗章:「三上、お前も来るんだろう。」
周防宗章:「俺はそのつもりだったが」
三上夏輝:「……ああ。UGNチルドレンの活躍が見られるまたとない機会だ」
三上夏輝:「…いや、そうじゃないな」
周防宗章:そう言えば他の人に確認をとってなかった。
柊ありす:「ゆかりちゃんのお話ができたら、私は嬉しいわ」
牛頭谷 一空:「……」雨に濡れた髪をかき上げる。人数が増えるのは面倒ではあるが。「俺の決めることじゃない」
三上夏輝:「大葉くんが巻き込まれた以上、黙って見ていられない」
稲姫ちどり:「別に構わんよー。来るものウェルカム、去るものグッバイの精神!」
三上夏輝:「……ありがとう。感謝する」
ヴィクトリア:「くちっ」
ヴィクトリア:「うう……話はあとあと! みんな風邪ひいちゃうよ!」
牛頭谷 一空:「……」ヴィクトリアの頭に学生鞄を乗せる。
ヴィクトリア:「ぁう」
牛頭谷 一空:「重さで縮むか」
ヴィクトリア:「あ、アタシはそんなにやわじゃなーい!!」
柊ありす:「カモミールティーを飲む?」ヴィクトリアさんに。
ヴィクトリア:「………」
ヴィクトリア:「あ、ありがと。二人とも」
牛頭谷 一空:「詰所は、あっちか」呟いてのしのしと歩き出す。
稲姫ちどり:「あ、言っとくけど山賊は詰所のもの盗っちゃダメだかんね」
ヴィクトリア:「むー…あ、カモミールティーは後でもらうね」
ヴィクトリア:学生鞄を頭に載せたまま、てててとちどりさんの横に並ぶ
稲姫ちどり:「兵糧とか武装とか、いろいろ置いてあるけど!」
周防宗章:「安心しろ。俺たちが何かを奪う時はきっちり襲撃する時だけだ。」
稲姫ちどり:「なぁんだそれなら安心。……安心か? よくわかんなくなってきた」
周防宗章:「気配を消しながら何かを盗るのは俺たちの流儀じゃない」
三上夏輝:「大丈夫。周防さんは信頼できる山賊です」
稲姫ちどり:「それなら安心だネ!」
周防宗章:「安心してもらえてよかった」
稲姫ちどり:まだ若干首をかしげているが、納得することにした。この場ではそうするしかないと悟ったのだ…
GM:奇妙な縁で巡り合った一行は、番長連詰所を目指して場を後にした。
GM:―――――――――
GM:ここでシーン終了です。この時点ではまだ購入は不可ということで…ロイス取得のみ可能です。
周防宗章:とりあえず様子見で!
牛頭谷 一空:同じく様子見
稲姫ちどり:まだいいかなー
柊ありす:様子見かな
GM:では様子を見つつシーンをカットします。

【ミドルシーン02:調査01-プライズ判定-】

GM:さてでは登場判断の前に、ここからの進め方について説明させてもらいます。
GM:募集の際に「シナクラ風」と書いていた通り、シナリオはクラフトしませんが、プライズ判定で情報を集めていきます。
GM:プライズポイントが目標値に達した場合クライマックスへと突入する他、
GM:合計値が一定に達したところでイベントが起きたりする感じですね。
GM:ここまではよろしいですか?
周防宗章:なるほど。僕たちには社会4の稲姫さんと社会3の柊さんがついてるから無敵だぜ!
柊ありす:よろしいです!
稲姫ちどり:私は起源種なのでダイスボーナスが無いけれども頑張っていこうな
牛頭谷 一空:はーい、みんなにがんばってもらおう!
GM:ありがとうございます。
GM:で、これだとちょっと淡白になりそうなので、
GM:特殊ルールとして、FS判定的なことも行います。
GM:その名も………【アカデミアハプニングチャート】!
柊ありす:おおー
周防宗章:エッチじゃないハプニングチャート!存在したのか!?
稲姫ちどり:!
牛頭谷 一空:エロハプニング? なんのことやら……
GM:エッチなのはいけないと思います!
GM:(あの作品、初出何年前だっけ……いや、よそう)
GM:こほん。
GM:まあ普通に100面的なダイスを降って、判定にボーナスがついたり、
GM:判定が妨害されたりする感じですね。
GM:それぞれ5種類、全10種あります。
GM:また、それぞれのシチュエーション……たとえば一つは「生徒会の協力」というものなのですが、
GM:これが出た場合で、見学者に生徒会のキャラをお持ちの人がいた場合は、チョイ役で出てもらってもいいことにしようかな、と。
周防宗章:いそう!
柊ありす:おおー
牛頭谷 一空:おお
稲姫ちどり:ほほう
GM:あんまり長々とはとれませんが、「大変だなあ、協力するよ」ぐらいの軽い交流で
GM:サプライズ出演の機会が増やせれば、みたいな感じですね。もちろん強制はしませんよ!
GM:まあ、ダイス目とタイミング次第では効果だけ適用される感じですね。本当に運次第!
GM:という代物なのですが、こちら適用してもいいでしょうか?
牛頭谷 一空:いいと思います!
柊ありす:いいです!
稲姫ちどり:フッ、面白い
周防宗章:お願いします!
GM:ありがとうございます…!
GM:では、肝心のプライズ判定の情報!
GM:●プライズ判定
・達成ポイント:0/10
・技能:《情報:アカデミア/噂話/UGN》
・最大判定達成値:30(PP:4)

・難易度:9
GM:ハプニングチャートは登場した方に振ってもらうこととしましょう。
GM:では、シーンプレイヤーはそれじゃない方のヒロさん(牛頭谷くん)で、他の方は全員登場可能です。
周防宗章:でゆ!
周防宗章:1d10+57
DoubleCross : (1D10+57) → 3[3]+57 → 60

牛頭谷 一空:牛頭谷 一空の侵蝕率を+4(1D10->4)した(侵蝕率:39->43)
稲姫ちどり:出ておこう
周防宗章:ちょうどいい
稲姫ちどり:稲姫ちどりの侵蝕率を+8(1d10->8)した (侵蝕率:41->49)
柊ありす:柊ありすの侵蝕率を+1(1d10->1)した(侵蝕率:45->46)
柊ありす:よしよし
GM:ではまずハプニングチャートを…PC番号順でお願いしましょうか
GM:柊さん、1dの100をお願いします。
柊ありす:1d100
DoubleCross : (1D100) → 10

柊ありす:ころころ
GM:10!
GM:デケデケデケデケ………
GM:【アカデミアハプニングチャート】
001~010:生徒会の協力。プライズ判定達成値+1

柊ありす:やったね
GM:これは全員の判定値がそれぞれ1ずつですね
周防宗章:チュートリアル通りだ
稲姫ちどり:やったあ
GM:では皆さま、判定の方をどうぞ!
周防宗章:コネ:学園通の友人を使って
周防宗章:4dx+2+1
DoubleCross : (4R10+2+1[10]) → 10[5,6,9,10]+7[7]+3 → 20

周防宗章:天才じゃったか…
牛頭谷 一空:〈情報:アカデミア〉で学園通の友人を使用
牛頭谷 一空:3dx+3
DoubleCross : (3R10+3[10]) → 10[4,9,10]+5[5]+3 → 18

稲姫ちどり:こちらも<情報:アカデミア>、学園通の友人とラッキーメダル適用
稲姫ちどり:6dx+4+1+1
DoubleCross : (6R10+4+1+1[10]) → 7[1,1,2,5,5,7]+6 → 13

柊ありす:《情報:アカデミア》で、《ミーミルの覚書》をコネ:学園通の友人として使用します。あと《紡ぎの魔眼》も使っちゃおう。
柊ありす:8dx+2=>9
DoubleCross : (8R10+2[10]>=9) → 10[1,1,6,7,8,8,8,10]+9[9]+2 → 21 → 成功

周防宗章:強い
GM:えっ……何その達成値…
柊ありす:ふふん
稲姫ちどり:たかい!
牛頭谷 一空:回る回る
GM:えーと……最大値が21なので+3ですね。
稲姫ちどり:美少女パワー!
GM:それではロールの前に情報を開示…のさらに前に
GM:休憩に入ると致しましょう!
稲姫ちどり:はーい
牛頭谷 一空:はーい
柊ありす:わおー
GM:再開は21時予定です。目を休めたりお腹を満たしたりしてください。
周防宗章:はーい、お疲れさまでした

GM:それではセッションを再開します!
GM:上のやつは気にしないでください…あとで見学室に移しておくので…
GM:まずはプライズポイントに応じた情報を公開します。
GM:現段階で明らかになった情報はこちら。
・雨は当初は自然な現象だったが、二週間ほど前から次第に降り方等が不自然になっていった。
・人々の精神状態が突如として乱れるようになったのも、不自然な雨が降り始めるようになってからである。
・人々の精神が乱れる時、必ず雨がいきなり降りだしたり、勢いが強まる。関係があるのは間違いなさそうだ。

GM:―――――――――
GM:番長連詰所。
GM:柊さん、周防くん、稲姫さん、牛頭谷くん、そしてその他の面々は、
GM:濡れた身体を温めたりしながら、情報を収集したり整理したりしていました。
牛頭谷 一空:「……」空いていた椅子にどっかり腰掛け、カレーパンをもぐもぐしている。
柊ありす:タオルにくるまりながら温かいお茶をちびちび飲んでいる。
周防宗章:椅子に座って詰所の構造を把握しようとしている。
牛頭谷 一空:「何か、分かったか」牛頭谷自身はほとんど情報を集めていない。
稲姫ちどり:「特になっしんぐ! はー、やっぱりグリューヴァインはラム入りに限るわー」
周防宗章:「三上はどうだ?」
周防宗章:コネに頼るスタイル
三上夏輝:「こっちは…調べるには調べたけど、噂話程度かな」
三上夏輝:「やはりどうも、雨が怪しいのは間違いないみたいだ」
柊ありす:「わたしが知ってる限りだと」ぽん、と小さな黒猫のようなものと一冊の本が現れる。
柊ありす:「二週間くらい前からこのおかしな雨は降っているようだわ」
牛頭谷 一空:「猫……」椅子から身を浮かせて覗く。
周防宗章:「おお、式神か。」
稲姫ちどり:「魔女っぺえ!」
柊ありす:「使い魔よ?」魔眼です。
ヴィクトリア:「おお……魔法っぽい!」
周防宗章:(道術使いか)
柊ありす:「魔女だもの。一緒に調べたの。キテラはお利口なの」
周防宗章:「雨か。確かに今年はやけに長雨が続くとは思っていたが」
???:「………君達の情報は正しいよ」入り口から何者かの声!
牛頭谷 一空:「……む」ためつすがめつ猫を眺めていたが、入り口に向き直る。
周防宗章:立ち上がり、声の方に視線を向ける
周防宗章:「番長Gの方かな。」
GM:入り口に立っているのは…
雲雀宏一:「やあ、諸君」生徒会長、雲雀宏一である。
雲雀宏一:なぜか白い布を被って、てるてる坊主のような格好をしている。
稲姫ちどり:「帰れ!」
雲雀宏一:「いきなりひどくない?」
柊ありす:「……」
柊ありす:「不審者の方ですか?」
ヴィクトリア:「不法侵入者ではあるかなあ」
稲姫ちどり:「ほら見ろ!ありすちゃんがおびえてるじゃねーか!」
牛頭谷 一空:「吊るすか、てるてる坊主」
牛頭谷 一空:そこらに打ち捨てられていた荒縄を拾う。
雲雀宏一:「待って! これはあれだよ!」
周防宗章:「いや、まずは用件を聞こう。つるすのはその後でも遅くない」
雲雀宏一:「長雨を何とかするべく、生徒会長としててるてる坊主になってね……ハンモックに揺られてゆっくりしようと思って」
雲雀宏一:「めちゃくちゃ怒られて逃げてきました」
牛頭谷 一空:「……」ピシッと音を立てて荒縄を引っ張る。
周防宗章:「それは、ご苦労だったな。」
周防宗章:「で、お前が情報を正しいと断ずる根拠は何だ」
周防宗章:もうちょっと待って、と牛頭谷 くんを手で制そうとします
雲雀宏一:「こっちでも怪しいと思っていてね。アカデミア気象台にデータを確認していたんだ」
雲雀宏一:「単なる自然現象じゃないのは明らかだよ。大事になると思って、広くは知らされてないけどね」
牛頭谷 一空:「む」おとなしく席に戻る。
雲雀宏一:「色々と調べてくれるような雰囲気だったから、それだけは伝えておこうと思ってね」
雲雀宏一:「それじゃ、僕はこの辺で。また何かあったらPunch Hopper(ネイティブ発音)くんにでも情報を持ってこさせよう」
雲雀宏一:「じゃあ、よろしくね~」それだけ言うと、逃げるように去っていきます。
稲姫ちどり:「その恰好で伝えに来る意味は別に無いんだよなあ」
柊ありす:「ハンモックではダメだと思うのだけど……」荒縄をちらりと見る。
牛頭谷 一空:「……逃げたな」荒縄を放り捨てる。
柊ありす:「てるてる坊主も呪術だから、きちんとやらないと悪いことが起こるわ」
ヴィクトリア:「ここ(詰所)に吊るすのはそもそもやめてほしいな…」
周防宗章:「しかし、気象台のデータでも異常と判断できるというのはいい情報だ。」
稲姫ちどり:「それな」ヴィクトリアちゃんに同意。
周防宗章:「呪術なのか?あれ?」
三上夏輝:「おまじない、迷信の類…なら、あながち間違いではないか」
柊ありす:「思いと象徴とがあれば呪術と言えると思うわ」本に書いてあった気がする。
ヴィクトリア:「奥が深いなあ」
柊ありす:「怒られたのならもう終わりなのかしら?」首を傾げる。
周防宗章:「なるほど。まあ、確かに生徒会長を吊るして何かいいことがあるとは、思えんな」
牛頭谷 一空:「気は晴れる」外を見やる。「……天気は晴れないが」
稲姫ちどり:「うまい事いいよるね、ごずやん」
ヴィクトリア:「座布団あったかな…」きょろきょろ。
柊ありす:「てるてる坊主で止むような雨ではないのかもだし」
牛頭谷 一空:「……」ふすん、と鼻を鳴らす。
周防宗章:「しかし、人為的に雨を降らしているやつがいるとして、その目的がわからんな」
周防宗章:「長雨といえば戦記物では川を堰き止めてからの水攻め、というのが定番だが。生徒会があの様子なら、そんな大災害が起こる気配はないのだろう。」
牛頭谷 一空:「不和を呼ぶ雨……」
牛頭谷 一空:「内乱でも、起こす気かもな」
ヴィクトリア:「……それは、二度とごめんだ」
稲姫ちどり:「このままの状態が続けば、まー起こり得ることだねえ」
稲姫ちどり:「そもそもエフェクトで気象操作とか規模がハンパないっしょや。くわばらくわばら」
牛頭谷 一空:「む……」頭をがしがし掻く。「ただの可能性、だ」
周防宗章:「それは、困るな。まだうちもそれに対応できるほどの力を蓄えられてないんだ。」
ヴィクトリア:「(対応は視野に入れてるんだ…)」
三上夏輝:「それは……マズいな。本当にマズい」
柊ありす:「でも、起こったら大変」
柊ありす:「みんながさっきみたいにギスギスするのは、きっと良くないわ」
牛頭谷 一空:のそりと立ち上がる。「ああ」
牛頭谷 一空:「喧嘩は、不良の仕事だ」
柊ありす:「……さみしいもの」女子に言われた言葉が多少堪えている。
ヴィクトリア:「……何を言われたか、詳しくは知らないけど」
ヴィクトリア:「あんまり気にしない方がいいよ」
柊ありす:「……気にしてないわ。わたし、魔女で強いものね」ハッと気がついたような顔で。
稲姫ちどり:「頼もしー! ありすちゃんにはもーちょい調査に協力お願いしたいかな!」
稲姫ちどり:手を合わせてお願いする。
柊ありす:「大丈夫。あの子も落ち着いたみたいだし」
柊ありす:「ええ。わたしもいろいろと気になるから、お手伝いするわ」にこりと笑う。
柊ありす:「よろしくお願いします。ちどりちゃん」
稲姫ちどり:「はーい!よろしくね!」
周防宗章:その様子を見ながら
周防宗章:「俺たちも手伝わせてもらっていいか。本当に内乱に繋がりかねないなら。山賊部にも死活問題なんだ。」
稲姫ちどり:「お、おう」
周防宗章:「それに、雨が続くとヒルが出て困る。」
牛頭谷 一空:「……山暮らしなのか」
周防宗章:「興味があるかのか?山はいいぞ」
柊ありす:「ヒル!」魔法っぽいかどうかわりと迷う範囲の生き物だ。
牛頭谷 一空:首を振る。「都会派だ、俺は」
稲姫ちどり:(山賊部の死活問題……山賊部を活かすのは、この場合アリなん……?)
周防宗章:「それは残念だ。」
稲姫ちどり:「あたし山賊っちゅーと村娘さらったり、敵の頭蓋骨で酒飲んでそうなイメージあるんだけど」
稲姫ちどり:「そういうことやってない?」
牛頭谷 一空:「……中等部の魔女」ぼそっとありすさんに話しかける。
柊ありす:「なあに?」上を向いて答える。
牛頭谷 一空:「ああ、なんだ……」少し口ごもる。
牛頭谷 一空:「猫は、餌とか、食べるのか」
柊ありす:「キテラはね。あっ、この子は」猫をふよふよと引き寄せる。よく見ると顔には金色の目だけで鼻と口がない。
柊ありす:「ご飯は食べられないの。でも、撫でたら喜ぶわ」
牛頭谷 一空:「……そうか」
牛頭谷 一空:少しの間その猫をじっと見つめ、やがて視線を逸らす。「そうか」
柊ありす:「撫でたくなったら言ってね?」にこにこ。
牛頭谷 一空:「……撫でない」
柊ありす:「そう。じゃあ、私が代わりに撫でておくわ」よしよし、と頭を撫でる。
周防宗章:「こほん」
周防宗章:「俺たちがしているのは生徒会物資、それもくだらない生徒会長像やら過剰な贅沢品やらの略奪と横流しだ」
周防宗章:「そこまで非道な行いはしないよ。学生だからな。」
稲姫ちどり:「あ、じゃあ何も問題ないや」
稲姫ちどり:「変な疑いかけてすまんね! 改めてよろしくな、すうぉー君!」
周防宗章:「ああ、宜しく頼む。稲姫くん」
周防宗章:「近づきのしるしに、今度うちで作ってる密造……げふんげふん山賊ジュースをもってくるよ。」
稲姫ちどり:「酒はないのー? 山賊酒!」
周防宗章:「うちが作ってるのは山賊ジュースだ。だが、君の好みに合うことは約束する。」
周防宗章:酒を密造してるとは言えないのだ。
稲姫ちどり:「なるほどな」(意味深な頷き)
稲姫ちどり:「では、よしなに……!」
周防宗章:「こちらこそ。」
GM:―――――――――
GM:シーンを終了します。ロイス取得に加えて、購入判定が可能となります。
柊ありす:牛頭谷くんに◯親近感/脅威でロイス取得します。
牛頭谷 一空:ロイス/協力者/柊ありす/好奇心〇/無関心 取得します
周防宗章:同行者/稲姫ちどり/有為〇/警戒
周防宗章:ボデマ!
周防宗章:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 7[4,7] → 7

周防宗章:無理!
稲姫ちどり:ロイス/協力者/周防宗章/〇有為/不信感 取得します
牛頭谷 一空:スペリオルミックス!
牛頭谷 一空:1dx>=15
DoubleCross : (1R10[10]>=15) → 1[1] → 1 → ファンブル

牛頭谷 一空:水道水 おいしい
牛頭谷 一空:以上!
稲姫ちどり:貧乏学生か
柊ありす:とりあえずスペリオルミックスで
柊ありす:3dx+2=>15
DoubleCross : (3R10+2[10]>=15) → 9[1,2,9]+2 → 11 → 失敗

柊ありす:ぬ、これは迷う
GM:あ、言い忘れてましたが
GM:情報判定に財産点は使用可です。
GM:ご参考までに。
柊ありす:うーん、4点……まあいいや4点払って買います!
柊ありす:そして飲みます
GM:魔女の秘薬…
稲姫ちどり:ではこちらも自分用にスペリォオオル!ミックスゥウウ!
柊ありす:ごくごく
稲姫ちどり:4dx+3+1+>15
DoubleCross : (4R10+3+1+[10]>15) → 9[2,6,8,9]+4 → 13 → 失敗

稲姫ちどり:んー、財産2点使って買っちゃう
稲姫ちどり:財産9→7へ。
稲姫ちどり:アンド……飲む!
稲姫ちどり:以上!
GM:では次のシーンへ参りましょう。

【ミドルシーン03:調査02-プライズ判定-】

GM:引き続きプライズ情報収集です。シーンキャラクターは牛頭谷くん。
GM:他の皆さんも登場可能です。
周防宗章:でゆ!!
周防宗章:1d10+60
DoubleCross : (1D10+60) → 5[5]+60 → 65

牛頭谷 一空:牛頭谷 一空の侵蝕率を+7(1D10->7)した(侵蝕率:43->50)
柊ありす:柊ありすの侵蝕率を+5(1d10-1->6-1)した(侵蝕率:46->51)
稲姫ちどり:出ましょう
稲姫ちどり:稲姫ちどりの侵蝕率を+0(1d10-1->1-1)した (侵蝕率:49->49)
稲姫ちどり:1は上がるので侵蝕は50!
GM:●プライズ判定
・達成ポイント:3/10
・技能:《情報:アカデミア/噂話/UGN》
・最大判定達成値:30(PP:4)
・難易度:9

GM:の、前に。
GM:ハプニング起こしましょう。周防くん、1dで100をお願いできますか。
周防宗章:おら!!
周防宗章:1d100
DoubleCross : (1D100) → 45

GM:45!
周防宗章:どうだ!
GM:デケデケデケデケ………
GM:【アカデミアハプニングチャート】
041~050:番長連の協力。プライズ判定ダイス+1。

周防宗章:やったー。協力
GM:おそらく総番長が帰ってきたりするでしょう。
GM:では皆様、ダイス+1で判定をどうぞ。
牛頭谷 一空:〈情報:アカデミア〉でコネも使用して
牛頭谷 一空:4dx+3
DoubleCross : (4R10+3[10]) → 8[3,7,7,8]+3 → 11

周防宗章:コネ:学園通の友人を使って
周防宗章:5dx+2
DoubleCross : (5R10+2[10]) → 10[1,5,8,8,10]+10[10]+5[5]+2 → 27

周防宗章:天才じゃったか…
柊ありす:《情報:アカデミア》で《ミーミルの覚書》を《コネ:学園通の友人》に。
稲姫ちどり:さっきと同じく<情報:アカデミア>にコネとメダルWH使うぞ
周防宗章:(2回目)
柊ありす:6dx+2=>9
DoubleCross : (6R10+2[10]>=9) → 10[1,2,5,6,9,10]+10[10]+9[9]+2 → 31 → 成功

柊ありす:やったぜ
稲姫ちどり:7dx+4+1
DoubleCross : (7R10+4+1[10]) → 9[3,4,4,7,7,8,9]+5 → 14

GM:はわわ
稲姫ちどり:ありすちゃんがつええ
牛頭谷 一空:大魔女様~!
柊ありす:ほめたたえてもいいのよ
稲姫ちどり:美少女ー!
周防宗章:まさか27で負けるとは
GM:最大値到達で、+4。合計7ですね。
GM:プライズポイントが一定値に達したので、次のシーンではイベントが起きます。
GM:ではこのシーンのロールに参りましょう。
GM:待て待て。
GM:情報オープン!
稲姫ちどり:せやね!
GM:情報ドン!
・広範囲の天候を操れるオーヴァードもいなくはないが、それらの面々に不審な点はなかった。
・先の
「極限極寒極圏事件」の例から、何者かの能力が強化されている可能性が高い。
・事件の発生地点は島内全域にわたるが、特に多いのは中等部校舎群と春風寮の近辺である。
・奇妙な雨の降る間隔は徐々に短くなってきている。オーヴァードの仕業であるならば、能力が強化されているか、精神状態が不安定になってきていることが考えられる。

GM:では改めてロールの方へ。
GM:―――――――――
GM:雨が降り続く中、調査を続ける一行。
GM:番長連詰所には、用事を済ませた無道ささきも戻ってきていた。
牛頭谷 一空:「……」空いていた席にどっかり腰掛け、紙パックのコーヒー牛乳を啜っている。
無道ささき:「やあやあ、ちどりにV、それにみんなご苦労様!」
無道ささき:雨の中を走ってでもきたのか、全体的に湿っている。ジャージのガードは鉄壁だ。
周防宗章:「邪魔させていただいているよ。」
稲姫ちどり:「お疲れささき!」
無道ささき:「おう! バーテンの方はなんとかなりそうだぞ!」
周防宗章:『山』から連絡用の伝書鳩を受け取っている。
無道ささき:「反省文が辞書のような厚さになるかもしれないが……きっと大丈夫だぐー」
稲姫ちどり:「それは何よりだぜぇ。二度と馬鹿な真似はしないようにあたしからも言ってお……ヘイ!ささき!」
ヴィクトリア:「総番長! 寝ないで! いや寝なくても困るけど!」
無道ささき:「ハッ! 起きてない! 起きてないぞ!」むにゃむにゃ。
周防宗章:文書を受け取り伝書鳩を放している。
周防宗章:「寝かせてやった方がいいんじゃないのか?疲れてるんだろ?」
柊ありす:鳩をじっと見つめている。気になる。
稲姫ちどり:「話が進まんじゃろがい! ってか何鳩飛ばしてんだよ!」
周防宗章:名前は知っているがささきさんのことを良く知らない
無道ささき:「っと。Vから連絡は聞いてる。牛頭谷と、山賊、それに魔女っ娘だな!」
牛頭谷 一空:「無道は、いつもあれだ」
周防宗章:「すまない。俺は携帯電話を使えなくてな。」
周防宗章:「部下との連絡を取る方法があれしかないんだ。」
周防宗章:体内に埋め込まれた機械の影響なのか機械類の操作が出来ない。マイクとか使うと、いつもハウリングする。困る
稲姫ちどり:「ええー、怒りづらいぃ…じゃあ…いいよ!ごめんね!」
周防宗章:「いや、こちらこそすまない。そしてありがとう。」
周防宗章:「……次、鳩が来たら、君が手紙を受け取ってくれるか?」>柊さん
柊ありす:「え」まばたきをする。「ええ、構わないけど」
柊ありす:「……タオルで拭いてあげてもいい?」
周防宗章:「ああ。ついでに頭でも撫でてやってくれ。きっと喜ぶ。」
柊ありす:「雨の中できっと大変ね」
柊ありす:「……それは、わたしも喜ぶわ」ふわりとした笑顔。
無道ささき:「あの雨の中を飛ぶとは…ガッツのある鳩…ガッツピジョンだな…」
稲姫ちどり:「ガッツピジョン……ぷっ、くふふふ……」
周防宗章:「君は、そんな風に笑うのか。」少し意外そうに言う
柊ありす:「わたしは、わたしが笑いたいように笑うのよ?」
稲姫ちどり:「ガッツピジョン……あかん、ツボ入った……ひーっひっひっひっひ」
牛頭谷 一空:「……なるほど、魔女だ」
周防宗章:「神韻縹渺だな。」
周防宗章:言いながら手紙を開ける。特に、機密にしなければならない事項は書かれていないのを確認し、みんなに見せます。
周防宗章:「うちが把握してる限りでは、だが、天候操作能力者に不審な動きはないそうだ。」
無道ささき:「ふむふむ……まあ真っ先に疑われる連中だろうからな」
無道ささき:「それだけ入念に調べられているに違いない」
三上夏輝:「ってことは、他の誰かが? オーヴァードが、という前提ですけど」
柊ありす:「それなら、一体誰が……?」
周防宗章:「かと言って、生徒会長の言っていて自然現象ではないという情報を覆す証拠を得ることも出来なかった。」
無道ささき:「そうなるな、UGN志望ぐーん」
ヴィクトリア:「寝ないで」
稲姫ちどり:「微妙に寝てんのか寝てないのかわからんラインで喋り出したぞ」
周防宗章:「やっぱり疲れてるんじゃないのか?」
牛頭谷 一空:「データとして登録されていない能力……」
牛頭谷 一空:「仮面か」
無道ささき:「……だな」
周防宗章:「そうなると、厳しいな。調べなければいけない範囲が一気に増えるぞ。」
ヴィクトリア:「仮面……"ディオゲネスクラブ"…!」
柊ありす:「仮面……」噂話には聞いているが、実際に関わるのは初めてだ。
ヴィクトリア:「神出鬼没だからなあ、あいつら…何か目安というかあてでもあればいいけど」
周防宗章:「どうやって絞り込む?」
稲姫ちどり:「あーんもーやだやだ。めんどくさい臭いがしてきたぁ」
柊ありす:「あの、はい」手を挙げる。「事件が起こっている場所なのだけど」
無道ささき:「はいそこ! 魔女っ娘ちゃん!」
稲姫ちどり:「お? まさかまさか」
柊ありす:「特に多いのが……中等部と春風寮の辺りなのですって」
三上夏輝:「……なんだって?」
柊ありす:「わたしも普段よく通る辺りだから、人に話が聞けたの」
周防宗章:「なるほど。」
稲姫ちどり:「はい来たァ。ありすちゃん、優秀ー!」
牛頭谷 一空:黙ってのそりと頷く。
柊ありす:ほんの少し得意そうに笑う。
三上夏輝:「春風寮か…」
周防宗章:「では、発生場所が偏っている理由は何故か、だな。」
ヴィクトリア:「単純に考えれば……犯人がそこにいるから?」
周防宗章:「大量の雨を降らせて寮と校舎の地盤沈下させようとしている。」
牛頭谷 一空:「もしくは、そこの生徒に恨みがあるか」
稲姫ちどり:「あとはまあ、本命があってそこから目を逸らしたいパタァーンじゃね?」
三上夏輝:「いずれにせよ、春風寮と中等部が危険ということか」
柊ありす:「そう、そうね。囮かもしれないし……」
牛頭谷 一空:「囮だろうと、何だろうと」椅子から立ち上がる。
無道ささき:「んー…ぐー…考えていても埒が明かないむにゃあ」
牛頭谷 一空:「あの騒ぎがまた起きる可能性がある、だろう」
周防宗章:「放っておくわけにはいくまい、と。
牛頭谷 一空:「俺が雇われたのはそのためだ」
稲姫ちどり:「ういうい。動かないわけにゃあいかんのよね」
周防宗章:「意外と気持ちのいい男だな、君は。」
柊ありす:「……皆さんは頼りになるのね」こくりと頷く。「私も動かないと」
ヴィクトリア:「あっ」
無道ささき:「むにゃ、どうした?」
ヴィクトリア:「いやあの、一空の報酬の件なんですけど…」チラッチラッ
牛頭谷 一空:「依頼の条件。無道ささきへの貸し一つ……」言ってから周防くんに視線を向ける。
牛頭谷 一空:「この条件だ。やる気も出す」
周防宗章:視線を合わせよう。多少首が付かれるけど
牛頭谷 一空:「別に、優しい博愛主義者じゃあない」
無道ささき:「貸し……あ、あれ? そんな話だったっけ?」
無道ささき:「V、ちゃんと伝えた?」
ヴィクトリア:「いやあの、有無を言わさぬというか、なんというか…」
周防宗章:「なるほどな。」
稲姫ちどり:「露骨に伝達が失敗してるべさ」
無道ささき:「うーん……ま、いっか! 広い目で見れば同じようなもの……かむにゃしれない!」
無道ささき:「何かあった時に力になれる……うん。悪くない! 内容にはよるけどな!」
ヴィクトリア:「お、同じかなあ。あれと…」
牛頭谷 一空:「気持ちのいい奴」
牛頭谷 一空:「だろう、こういうのが」
周防宗章:「まあ、器の大きさは感じられる。」
無道ささき:「わっはっは」
稲姫ちどり:「へっへっへ。なんたってあたしらのボスだからね!」
無道ささき:まんざらでもなさそう。かなり。
周防宗章:柊さんの方に目をやる。
牛頭谷 一空:「だそうだ……小さいぞ」ヴィクトリアに視線を移す。
ヴィクトリア:「背がか!?」
牛頭谷 一空:「背以外も、だ」
ヴィクトリア:「背以外もか!!」
周防宗章:「柊くん、場所が集中しているのはわかった。」
周防宗章:「君のデータで、それ以外の偏りを確認することはできるか?例えば時間とか」
柊ありす:「時間はね、ええと。データというよりは感覚なのだけど」
柊ありす:「だんだん間が短くなっているみたいだと聞いたわ」
柊ありす:ね、とキテラを撫でる。
柊ありす:「もし犯人がいるのなら、何か変化があったのかしら?」
周防宗章:「雨を降らすペースが早くなってきている。ということか。」
ヴィクトリア:「う~……じゃあ、のんびりはしてられないな」
周防宗章:「夜には寮、昼には校舎とかわかりやすい結果があればありがたかったんだが。」
GM:うーん、そうですね。
GM:そんな感じのことがわかったことにしてもいいでしょう。
周防宗章:柔軟性!!
柊ありす:「あ、待って。その通りかもしれないわ」メモを取り出す。
柊ありす:「時間帯によって場所が変わっているみたい」
無道ささき:「おっ、魔女っ娘は凄いな!」
稲姫ちどり:「すうぉー君もナーイス着・眼・点!だぜ!」
三上夏輝:「それで……どうなんだ。周防さんの言った通りなのか?」
周防宗章:「おお。すごいな、君。」
柊ありす:「ええ。その通り」
柊ありす:「魔女ですもの」
柊ありす:「昼は校舎、夜には寮という話が多いみたい」
三上夏輝:「………そう、か」
無道ささき:「ふむにゃふむにゃ。生徒の行動パターンとは一致するな…」
牛頭谷 一空:「犯人か、その標的か」
牛頭谷 一空:「どちらかが、中等部にいる……か」
周防宗章:「犯人ならば、もしかしたら力を制御できていないのかもしれないな。」
周防宗章:「あまりにも露骨すぎる。悪意があるならば、もっとうまくやるはずだ。」
牛頭谷 一空:「能力の暴走」
牛頭谷 一空:「あの、極限……クソ寒事件も、そうだったか」
周防宗章:(そういうことなら、犯人って言葉を使わない方がいいかな)って思ったりする
柊ありす:「そうだとしたら、わざとやっているよりは嬉しいけど……」同じ中等部の可能性がある相手なので。
稲姫ちどり:「まーなー。能力と別に、衝動のほうが暴走って線もあるぜぃ」
牛頭谷 一空:「……」右手を握って、開く。「それも、厄介だな」
牛頭谷 一空:「衝動に突き動かされようと、やっているのは自分の意志だ」
周防宗章:「悪意がないというのは救いかもしれないが、本人にとっても、周囲にとっても危険な状態でもある。あまり、嬉しがるのはどうかと思うが」
柊ありす:「……はい」しょんぼり。
稲姫ちどり:「いずれにしろ、止めてやるのがその人のためさね。頑張ろうぜ、ありすちゃん」
ヴィクトリア:「そ、そうだよ! 頑張ろう! ね?」
周防宗章:稲姫さんが柊さんを励ましてくれたのでほっとしている。
柊ありす:「……ええ。頑張るわ」顔を上げ、こくりと頷く。「頑張る」
柊ありす:「どちらにしても、原因の人がいるなら、解決はしないといけないのだもの」
ヴィクトリア:「あ、頑張りすぎても駄目だからな。無理はしないで、言ってね?」
ヴィクトリア:「大丈夫! アタシたち番長連に加えて、頼りになる助っ人もいるんだから!」
牛頭谷 一空:「人心掌握は、未熟か。山賊の首領」周防くんを肘で小突く。
周防宗章:「ああ、だから首領をしている。」
周防宗章:「未熟であるなら、経験を積むしかないからな」
柊ありす:「そうね。とても頼りになるわ」
無道ささき:「そうだぞ! アカデミア号に乗ったつもりでいてくれ!」
無道ささき:「アレ買った金、結局どうしたんだろうな」
柊ありす:「頼りに……」道路陥没。山賊行為。学内飲酒。
柊ありす:「……頼りにしてます」
ヴィクトリア:「な、なんだその間は…!」
周防宗章:失敗から学ぶ。簡単に言うが島外にいる時はそれが許される状況にはなかった。だが、『学生』である今なら、それも出来る。とても、有難いことだと思う
柊ありす:にこにこと曖昧に笑うぞ。
周防宗章:「ああ、頼りにしてくれ。こっちも頼らせてもらう。」
ヴィクトリア:「くっ…アタシがもっとビッグな女だったら…!」ぐぬぬ。
牛頭谷 一空:「……俺は荒事専門だ。頼るのは、そいつにした方がいい」
柊ありす:「猫を撫でるのは専門外?」ひょいと見上げる。
牛頭谷 一空:「それは……」
牛頭谷 一空:ふいと視線を逸らす。「時と場合による」
柊ありす:「そう。タイミングなのね」
周防宗章:(虎で牛頭谷くんを釣れないかな)
無道ささき:「……さて」
無道ささき:「あたしはこれから、パトロール中の番長たちに指示を出すけど」
無道ささき:「ちどり達は……あっ、Zzz……むにゃどうする?」
牛頭谷 一空:「俺は、依頼をこなすだけだ」稲姫さんに視線を向ける。「そうだろう」
稲姫ちどり:「まーねー。とりあえず事件のよく起こる場所に行って調べてみんべーか」
周防宗章:「三上も、その方がいいだろう。気をかけている後輩もいることだし。」
三上夏輝:「………」
柊ありす:「わたしも行きたいわ。せっかく調べたし……場所が場所だから」
三上夏輝:「えっ、ああ……そうだな、周防さん」
周防宗章:「大丈夫か?お前も眠いのか?」
三上夏輝:「いや、そういうわけじゃない。大丈夫だよ」
三上夏輝:「そう……大丈夫だ」
周防宗章:「なら、いいが。」
柊ありす:「ゆかりちゃんのことも、何かわかればいいのだけど……」
三上夏輝:「ああ……うん。そうだな」
周防宗章:「……これは俺の言葉ではなく、前にいたところでよく聞いた言葉だが。」
三上夏輝:「君は大葉くんの友達だったな…すまない。余計に心配させるような顔をして」
周防宗章:「後輩が心配なのは、わかる。わかるが、それ以上に大丈夫だと信じてやれ。」
三上夏輝:「………!」
周防宗章:「俺たちのいる場所では、その気持ちは強い力を持つ。」
三上夏輝:「ああ、そう。その通りだ、周防さん」
三上夏輝:「彼女を、信じることにするよ」
無道ささき:「よし! じゃあみんなは中等部の方に向かってくれ! こっちも中等部と春風寮を中心に警戒するように指示を出す!」
無道ささき:「みんな、頼んだぞ!」
無道ささき:「………」
無道ささき:「ぐう」
GM:―――――――――
GM:シーン終了です。ロイス取得と購入判定が可能です。
周防宗章:同行者/柊ありす/好奇心〇/不安
柊ありす:周防くんに◯好奇心/不信感で取得します。
牛頭谷 一空:ロイス/協力者/周防宗章/有為〇/脅威 取得します
稲姫ちどり:・ロイス/協力者/柊ありす/〇尽力/不安 取得します
周防宗章:ボデマ!
周防宗章:うおー!俺は情報収集で達成値27を出した男!ボデマも買える!!
周防宗章:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 10[4,10]+5[5] → 15

周防宗章:買えた
牛頭谷 一空:応急手当!
牛頭谷 一空:1dx>=8
DoubleCross : (1R10[10]>=8) → 5[5] → 5 → 失敗

柊ありす:アルティメイド服にチャレンジします。《紡ぎの魔眼》使用。侵蝕1上昇。
牛頭谷 一空:売り切れてた
柊ありす:6dx+2=>20
DoubleCross : (6R10+2[10]>=20) → 9[1,4,6,6,7,9]+2 → 11 → 失敗

柊ありす:だめでした
稲姫ちどり:こちらもUGNボディーアーマーを買っておきたい
稲姫ちどり:4dx+3+1
DoubleCross : (4R10+3+1[10]) → 10[1,9,9,10]+8[8]+4 → 22

稲姫ちどり:装着変身!
周防宗章:メイド服すら買えちゃう
GM:番長連 装着変身シリーズ
GM:ではシーンを切りましょう。
柊ありす:あっ、情報収集時に紡ぎの魔眼を使用した分の侵蝕上げ忘れてました。今1上げます。
GM:おっと、こちらこそ。ありがとうございます。

【ミドルシーン04:イベント-?????-】

GM:それでは次は先に伝えた通り、イベントが起きるシーンですね。
GM:シーンキャラクターは…稲姫さんにお願いしましょう。
稲姫ちどり:はーい
GM:他の方も、全員の登場を推奨します。
周防宗章:いくぞい
周防宗章:1d10+65
DoubleCross : (1D10+65) → 7[7]+65 → 72

周防宗章:えいや
柊ありす:柊ありすの侵蝕率を+3(1d10-1->4-1)した(侵蝕率:53->56)
稲姫ちどり:稲姫ちどりの侵蝕率を+9(1d10-1->10-1)した (侵蝕率:50->59)
牛頭谷 一空:牛頭谷 一空の侵蝕率を+9(1D10->9)した(侵蝕率:50->59)
GM:―――――――――
GM:降りしきる雨の中、中等部校舎群、そして春風寮へと急ぐ一行。
GM:そろそろ近くに来たあたりで、何やら騒がしい様子を察知します。
GM:よく見てみれば、春風寮の方から慌てて駆けてくる者が多い。
ヴィクトリア:「あれは……遅かったか!?」詰所にあった雨合羽を羽織って駆けている。
稲姫ちどり:「お?なんじゃなんじゃー。春風寮の方か?」
周防宗章:「雨も、よく降ってるな」
柊ありす:「また何かあったのかしら……」
牛頭谷 一空:「賑やかなことだ」
GM:そう。皆さんは雨脚が激しいのを感じるでしょう。
三上夏輝:「ちょっと聞いてみよう。そこの君!」
一般生徒:「は、はい! なんでしょう!?」
一般生徒:「ちょっと急いでるんですけど!」
周防宗章:「簡潔でいい。なんで急いでいるのかを教えてほしい」
一般生徒:「え、えと…春風寮の近くで、通りすがりの高等部の生徒が暴れ出して」
一般生徒:「とにかく、危ないんです。早く先生か、生徒会とか、風紀委員とかを呼んでこないと…」
牛頭谷 一空:「番長連では、不足か」
稲姫ちどり:「それな」
一般生徒:「! ではあなた方は…!?」
稲姫ちどり:「何を隠そう、あたしは人呼んで……泥酔番長!」カップ酒を片手にびしっとポーズを決める。
一般生徒:「おお!………おおお?」
ヴィクトリア:「あ、大丈夫。本物の番長だから」
稲姫ちどり:「Vちゃんも!ほれ!名乗り!」
ヴィクトリア:「そしてアタシが、人呼んで"回転番長"!」言われてすぐに、戦闘用のヨーヨーを構えて、決めポーズ!
一般生徒:「(小さい)」
一般生徒:あからさまに不安げな表情だ!
牛頭谷 一空:「あと……その他色々、だ」雑に名乗る。
一般生徒:「おお」
一般生徒:不安。
柊ありす:「魔女です」
一般生徒:「まじょ」
周防宗章:「人手は多いに越したことはない。君は他の助けを呼んでおいてくれ。俺達は先行して暴徒を鎮圧する。」
一般生徒:「は、はい! それじゃお願いします!」
一般生徒:不安げな表情のまま、寮と反対方向へ走っていく。
牛頭谷 一空:「よかったのか。山賊部の名を売っておかなくて」
牛頭谷 一空:寮に向けて駆けだしつつ、周防君に訊く。
周防宗章:「あれ以上彼を不安にさせたら、彼も雨の影響を受けるかもしれないしな。」
牛頭谷 一空:「冷静だな」
稲姫ちどり:「くそー、なんであの子は安心しなかったんだ! そんなに敵が脅威なのかぁ?」
稲姫ちどり:解せぬという顔をしている。
周防宗章:「それに、暴徒を鎮圧した時に勝ち名乗りした方が、目立つ」
三上夏輝:「さすが周防さんだ…こんな時でもそこまで考えられるとは」
牛頭谷 一空:その言葉を聞いて、くく、と笑う。「それはいいな」
稲姫ちどり:「さすすお! あたしも今度からそれ使おう」
周防宗章:「まさか君たちのような美人に暴徒を鎮圧するような力があるとはたやすく信じられなかったんじゃないか」
周防宗章:適当なことを言う
ヴィクトリア:「び、びじん!?」
稲姫ちどり:「ヒューウ! この山賊、意外にプレイボーイですぜ!」
柊ありす:「暴れているというのはあちらの方かしら」きょろきょろする。
周防宗章:(この持ち上げ方も違うか、難しいな。女性の扱いは)
GM:では、きょろきょろしたら見えるでしょう。
GM:春風寮の近くで、確かに高等部らしい者達が暴れている……それも大勢。
GM:そこにいたのは………
殺人ロボット部員A:「くっ……どうして誰もわかってくれないんだ!」
殺人ロボット部員A:「このAI補助式全天候対応パワードスーツの力を!!」
殺人ロボット部員B:「うおお……この怒り、抑えきれぬ!」
GM:奇怪なパワードスーツで武装した殺人ロボット部員!!
GM:そして!!
モルフェウス分裂バレーボール部三軍の皆さん:「うう……結局、俺たちは三軍でも下の下」「活躍の機会なんて訪れない」「なぜこんなに非力なのか…」
GM:モルフェウス分裂バレーボール部三軍の面々!
GM:片や怒、片や哀を爆発させながら、周囲に対して見境なく力を振るっている………危険だ!!
周防宗章:「安心しろ。わかってるからみんな蜘蛛の子を散らすように逃げてるんだ。」>殺人ロボット部員
稲姫ちどり:「はーいはいはい!そこまでそこまでー!」
稲姫ちどり:大きく手を叩いて暴れる集団に呼びかける。
柊ありす:「落ち着いてもらわないと困るわ」
殺人ロボット部員A:「なんだお前たちは!」
殺人ロボット部員B:「俺たちの邪魔をするつもりか!?」
牛頭谷 一空:「逆だ」
牛頭谷 一空:「お前たちが、邪魔だ」
モルフェウス分裂バレーボール部三軍の皆さん:「見ず知らずの生徒にまで邪険に扱われる」「辛い」
GM:どうやら話を聞く様子はなく、さらに言えば、あなた達をターゲットに定めたようだ。
牛頭谷 一空:「パワードスーツ」右手を握って、開く。「壊し甲斐があるな」
稲姫ちどり:「いいね。あたしの場合、防ぎ甲斐っちゅーのかな」舌なめずりして、両手をこすり合わせる。
柊ありす:「授業以外で戦うなんて初めてだけれど、やってみるわ」ぎゅっと手を握りしめる。
周防宗章:「現状がつらいなら、山賊部に来い。お前たちの鍛えられた脚力や排球の技が、いつか必要になる時が必ず来る」
モルフェウス分裂バレーボール部三軍の皆さん:「そうかな…」「どうかな…」
モルフェウス分裂バレーボール部三軍の皆さん:特に数の多いバレー部三郡が周囲を囲む。四面楚歌だ!
ヴィクトリア:「ちどりさん! 後ろの方は任せてくれ!」
三上夏輝:「ああ……こっちの方は、俺たちがなんとかしよう!」
稲姫ちどり:「あいよー!頼むね!」
周防宗章:「そうだぞ。鶏鳴狗盗の故事ある通り。いつどこでどんな技能が役に立つが、誰にも分らないものだ。そして山賊部はそのことを学園のどの組織よりも理解している。」
モルフェウス分裂バレーボール部三軍の皆さん:「山賊…」「山賊…」「モルフェウス分裂バレーボール部山賊軍…?」
モルフェウス分裂バレーボール部三軍の皆さん:混乱している。危険だ!
殺人ロボット部員A:「ええい、こうなったら相手になってくれるわー!」
牛頭谷 一空:「……数の相手は苦手だ」
稲姫ちどり:「テヘッ、実はあたしも!」
柊ありす:「なんとか頑張ってみるわ」
周防宗章:「頼む。」周防も苦手だ
GM:という感じで、ミドル戦闘に突入です。
GM:エンゲージはこう
(柊、周防、稲姫、牛頭谷)-(5m)-(ロボ部員A・B、三軍×3(トループ))

GM:では第1ラウンド、セットアップから。
周防宗章:なしです。
GM:暴走生徒たちは何もありません。
柊ありす:なしです
牛頭谷 一空:《氷の茨》使用。暴走生徒たちはこのラウンド、牛頭谷のエンゲージから移動して離れた場合5d10のHPを失います。
牛頭谷 一空:牛頭谷 一空の侵蝕率を+3した(侵蝕率:59->62)
稲姫ちどり:《虚無の城壁》を使用します。ガード値+9で侵蝕は59→61
GM:ではイニシアチブプロセス。
GM:っと、その前に演出をお願いします!
牛頭谷 一空:「チェインバーメイド、出ろ」牛頭谷が名を呼ぶと、その足元の影がうっそりと立ち上がり怪人じみたアヴァターとなる。
牛頭谷 一空:「遊びの時間だ」
稲姫ちどり:「さぁーて、とぉ」稲姫ちどりの周囲で雨粒が動きを止める。
稲姫ちどり:「止めるぜ」
GM:いいでしょうか。では改めて、イニシアチブ!
GM:行動値順で、殺人ロボット部員A・Bからですね。混乱するので一人ずつ
周防宗章:こいや!
殺人ロボット部員A:マイナーなし。メジャーで《獣の力》+《グラップル》+《音速攻撃》+《一閃》
殺人ロボット部員A:エンゲージを移動しつつ、柊さんを対象に白兵攻撃を仕掛けます。
柊ありす:ひゃー
殺人ロボット部員A:1点でもダメージが入った場合、ラウンド間のガード値を-10
殺人ロボット部員A:では命中判定を行いますが、時の棺とか時の棺、それか時の棺などを使われる方は?
稲姫ちどり:へへへ…使ってあげないよぉ~!
殺人ロボット部員A:そもそも侵蝕率が足りなかった
稲姫ちどり:ば、ばれたか!
殺人ロボット部員A:では改めて命中判定!
殺人ロボット部員A:9dx+2 命中判定
DoubleCross : (9R10+2[10]) → 10[3,3,3,5,6,7,10,10,10]+9[5,6,9]+2 → 21

柊ありす:ドッジワンチャン
柊ありす:1dx=>21
DoubleCross : (1R10[10]>=21) → 2[2] → 2 → 失敗

柊ありす:うん
周防宗章:うん
牛頭谷 一空:うん……
稲姫ちどり:じゃあメジャー放棄でカバーリングするね
柊ありす:ちどりさまー
殺人ロボット部員A:ではダメージ出しますね
稲姫ちどり:ガード時に《グラビティガード》と《イージスの盾》を使用
稲姫ちどり:6d10+9
DoubleCross : (6D10+9) → 34[2,7,7,10,4,4]+9 → 43

稲姫ちどり:ガード値です
周防宗章:たか
殺人ロボット部員A:つよい…それでも!
柊ありす:かたい
稲姫ちどり:侵蝕は61→67
殺人ロボット部員A:3d10+10
DoubleCross : (3D10+10) → 14[1,10,3]+10 → 24

殺人ロボット部員A:hai
稲姫ちどり:ノーダメ!
殺人ロボット部員A:では、急加速して連結した両腕から出現した剣で斬りかかりますが、完全にガードできます。
柊ありす:「きゃ」と身を庇う。
殺人ロボット部員A:「ぬおおおおおおお!!」スピード、パワー、申し分なし! 本人はそう信じている!
稲姫ちどり:「どうしてわかってくれないんだ、って?」
稲姫ちどり:柊ありすの前にふらりと躍り出る。
殺人ロボット部員A:「笑止! 酔っ払いに何ができる!」
稲姫ちどり:前に突き出した掌。そこから不可視の力が渦を巻き、水滴を巻き込んで、出現した剣を奇妙な形に捻じ曲げていく。
殺人ロボット部員A:「うおおおおお!? ば、バカなァ!?」
稲姫ちどり:「どシャット。泥酔番長の名前、憶えて出直しな?」
周防宗章:(今のは、うちの兵と比べても遜色ない一撃だった。それを)
周防宗章:「なるほど。総番長どのが信頼を置くわけだ。」
殺人ロボット部員A:「泥酔……はっ、番長連の酔っぱらい! お前が…!」
殺人ロボット部員B:「くっ、ならば今度はこちらの番だ!」
GM:というわけでBの番です。
殺人ロボット部員B:Aと同じくマイナーなし。メジャーで《獣の力》+《グラップル》+《音速攻撃》+《一閃》
殺人ロボット部員B:懲りずに柊さんを狙います。
柊ありす:ひええ
周防宗章:女子中学生を狙うメソッド
殺人ロボット部員B:9dx+2 命中判定
DoubleCross : (9R10+2[10]) → 9[1,2,3,4,4,5,8,8,9]+2 → 11

牛頭谷 一空:卑劣な
柊ありす:ドッジーー
柊ありす:1dx=>11
DoubleCross : (1R10[10]>=11) → 1[1] → 1 → ファンブル

柊ありす:wwwwww
柊ありす:うそお
GM:そういうこともある
稲姫ちどり:まあ1dxじゃそりゃありえる
周防宗章:ちどりさんを信頼している
GM:何かありますか?
稲姫ちどり:んじゃあ《軍神の守り》でカバーリングに入ろう
柊ありす:ありがたー
稲姫ちどり:侵蝕67→69
GM:ガードの方はどうされますか?
稲姫ちどり:んー、ガードエフェクトは《グラビティガード》のみで
稲姫ちどり:3d10+9
DoubleCross : (3D10+9) → 21[5,9,7]+9 → 30

稲姫ちどり:侵蝕は72に。
稲姫ちどり:ダメージカモン!
殺人ロボット部員B:では
殺人ロボット部員B:2d10+10
DoubleCross : (2D10+10) → 11[10,1]+10 → 21

稲姫ちどり:ノーダメ!
殺人ロボット部員B:uo-
殺人ロボット部員B:ではAと同じモーションで斬りかかりますが、同様に完全防御されてしまいます!
柊ありす:連続攻撃に転びかける!
殺人ロボット部員B:「もらったァ! 流石に二度目はないーーーッ!!」
稲姫ちどり:「おっとっと」転びかけたありすちゃんの体を片手で支える。
柊ありす:「あっ……!」体勢を立て直す。
稲姫ちどり:「だいじょぶ?気を付けてねぇ!」
稲姫ちどり:そのまま、視線も向けずに空いた手を攻撃手へ。
稲姫ちどり:地面から立ち上った重力の渦が、ロボットの前進を阻む。
殺人ロボット部員B:「ぐおおおおおお!?」
殺人ロボット部員B:「やはり貴様……元部長兄弟が戦ったという、あの!?」
稲姫ちどり:「あーはん。あっちのがもうちょい辛口だった気がすんよ」
柊ありす:「……すごい。おかげで助かったわ」ぱんぱん、とスカートを払う。
GM:驚愕する殺人ロボット部員を置き去りに、手番は柊さんへ!
柊ありす:はーい
周防宗章:(すごいな、あれほどの重力制御を酒を片手にこなすやつがいるのか。)
柊ありす:ではマイナーなし。
周防宗章:(やはり番長連は層が厚い)
柊ありす:メジャー、コンボ『ハルニレの枝葉』。《コンセントレイト:バロール》《黒の鉄槌》《インビジブルハンド》《鋼の顎》。侵蝕10上昇。
柊ありす:柊ありすの侵蝕率を+10した(侵蝕率:56->66)
柊ありす:対象は範囲(選択)でモルフェウス分裂バレーボール部三軍の皆さん。
モルフェウス分裂バレーボール部三軍の皆さん:アタック、カムヒア!
柊ありす:さらにオート《紡ぎの魔眼》使用。侵蝕1上昇。ダイス3個増加。
モルフェウス分裂バレーボール部三軍の皆さん:ひええ
柊ありす:柊ありすの侵蝕率を+1した(侵蝕率:66->67)
柊ありす:判定だー
柊ありす:8dx8+7
DoubleCross : (8R10+7[8]) → 10[3,3,3,3,7,8,8,10]+7[1,6,7]+7 → 24

モルフェウス分裂バレーボール部三軍の皆さん:うおおおおおその程度の達成値! なんとこのトループの《イベイジョン》の値は!
モルフェウス分裂バレーボール部三軍の皆さん:8です
柊ありす:さんばい
柊ありす:ではダメージだ!
GM:というわけで、ダメージをください。対抗エフェクトなどない
柊ありす:3d10+20
DoubleCross : (3D10+20) → 20[8,2,10]+20 → 40

柊ありす:意外といった
稲姫ちどり:こっわ
GM:そのダメージだと、跡形もなく消し飛びますね
周防宗章:頼れるぜ
GM:存分に消し飛ばしてください
牛頭谷 一空:つよい
柊ありす:やったね
柊ありす:「いいわ、それならわたしの魔法を見せてあげる」鞄から本を取り出し開く。黒猫のキテラがふわりと浮かび上がる。
柊ありす:キテラの金色の目がきらりと輝いたと見るや、その姿は突如膨れ上がり巨大な猫に。
柊ありす:それまでなかった口がぱかりと大きく開き、モルフェウス分裂バレーボール部三軍の皆さんをぱくりと飲み込み、咀嚼!
柊ありす:「キテラはご飯は食べないの」小さく首を傾げる。「だから、安心してね」
柊ありす:そのまま猫はぺっと皆さんを地面に吐き出す。
モルフェウス分裂バレーボール部三軍の皆さん:「「「うわあああああああああああああ!?」」」
柊ありす:表立ったダメージはないが、重力のねじれた空間にいたため、立ち上がるのは難しいはずだ。
モルフェウス分裂バレーボール部三軍の皆さん:さながら分裂するバレーボールのように散り散りに弾かれて飛んでいきます
モルフェウス分裂バレーボール部三軍の皆さん:一人残らずぐったりしている
牛頭谷 一空:「……そういうのも、ありなのか」唖然として巨大黒猫を見ている。
柊ありす:「おしまい」ぱたん、と本を閉じると、猫もまた小さく戻る。
柊ありす:「ありなのよ。魔法ですもの」エフェクトだ。
周防宗章:「そのサイズも、ありなのか?」>牛頭谷くん
牛頭谷 一空:「……ありなしで言えば、ありだ」
周防宗章:(じゃあ、虎もいけるな)
稲姫ちどり:「いいね……思った以上にヤバいわ、ありすちゃん!」くっくっと笑う。
GM:では続いて同値6の周防くん&牛頭谷くん。
GM:順番は相談して決めてくださいね
牛頭谷 一空:どしよか
周防宗章:先に言って、吹き飛ばしやらがどのくらい必要になるか様子見させてもらってもいいですか?
牛頭谷 一空:あいあい!
周防宗章:ではお先に
周防宗章:殺人ロボ部員Aに素殴り!
GM:素殴りで…どれだけの達成値が出るというのか!
周防宗章:4dx+43
DoubleCross : (4R10+43[10]) → 7[2,3,3,7]+43 → 50

GM:これだからこわい
周防宗章:ちょうど50だ。
殺人ロボット部員A:えーと、ドッジします。ドッジ
殺人ロボット部員A:9dx+2>=50
DoubleCross : (9R10+2[10]>=50) → 9[1,2,3,4,4,7,7,8,9]+2 → 11 → 失敗

殺人ロボット部員A:確実にダメ
殺人ロボット部員A:ダメージください!
周防宗章:6d10+15
DoubleCross : (6D10+15) → 30[2,7,1,8,7,5]+15 → 45

周防宗章:ほぼ平均!!どうだ!!
殺人ロボット部員A:えーと、装甲値があるので……なんと
殺人ロボット部員A:ほぼピッタリで倒れます。
周防宗章:あぶねえ。
周防宗章:「剣を構えろ。」
周防宗章:「稽古をつけてやる。」
殺人ロボット部員A:「な、稽古……だと!?」気圧されてか、身体は自然と捻じ曲げられた剣を構える。
周防宗章:「違う。相手の剣だけに囚われるな。全てを見ろ。体重がどこにかかっているか。手裏は握りは、目線はどこを向いているか。あらゆる情報を得て、次の手を予測しろ」
周防宗章:周防が撓を正眼に構えた。一瞬、凪いだ湖面が如くの静けさが訪れる。
周防宗章:静けさが引いていくの同時に《つい》と周防が前に出た。
周防宗章:ゆらりと撓が浮き、殺人ロボット部員Aと周防の影が重なる。
周防宗章:周防の撓が、闇夜に霜が落ちるようにほろりと落ちた。
周防宗章:《ぽン》
周防宗章:と軽い音がなり、二人の位置が入れ替わる。
殺人ロボット部員A:「………?」
周防宗章:撓の一撃は軽いが、脳を揺らし、一時的に行動不能にすることぐらいはできる。
殺人ロボット部員A:「………」静かに倒れる。
周防宗章:「以上、稽古終わり。次にロボット作る時の参考にしろ」
牛頭谷 一空:「(神速……ではない。剛力でもない。だが)」
殺人ロボット部員B:「なっ……なんだ、今の動きは!? AIが捉えきれていない…!?」
牛頭谷 一空:「あれは、反応できない」
稲姫ちどり:「なんかおかしなことやったな……??」
稲姫ちどり:味方の攻撃だというのに、額を汗が伝う。
周防宗章:「技術だ。君が重力を操るの変わらないよ。」
柊ありす:「……?」首を傾げる。
周防宗章:というわけで牛頭谷さんどうぞ!
牛頭谷 一空:はーい!
牛頭谷 一空:オートアクションでジャンクスラッガーを装備。マイナーアクションなし。
牛頭谷 一空:メジャーアクション。《コンセントレイト:ウロボロス》《原初の赤:吹き飛ばし》《妖の招き》《斥力の槌》、対象は殺人ロボット部員B。
牛頭谷 一空:命中判定いきます!
牛頭谷 一空:8dx8+7
DoubleCross : (8R10+7[8]) → 7[2,2,3,4,6,7,7,7]+7 → 14

牛頭谷 一空:渋い……
殺人ロボット部員B:これは…ワンチャン…? ドッジします
周防宗章:C値8の弊害…
殺人ロボット部員B:9dx+2>=14
DoubleCross : (9R10+2[10]>=14) → 10[1,1,2,3,4,5,8,9,10]+7[7]+2 → 19 → 成功

殺人ロボット部員B:AIがんばった
牛頭谷 一空:おのれー
稲姫ちどり:にゃろう
柊ありす:どんまい
周防宗章:マジかよ
牛頭谷 一空:「……っ」周防くんの一撃に見惚れていた自分に気づき、気を張り直す。
牛頭谷 一空:「俺は、こっちか」鉄杭とスプリングの組み合わさった奇怪な武器で殺人ロボット部員に殴りかかるが……
周防宗章:(あれは、鉄鞭か?随分と渋い武器を使うな)
殺人ロボット部員B:「AI、回避モードだッ!!」
殺人ロボット部員B:AIが行動を予測し、間一髪で回避する!
牛頭谷 一空:「ち……気が抜けた」
チェインバーメイド:「シギイィィィ……」鋲付きベルトを全身に巻いたような怪人が、不満げに呻きを漏らす。
牛頭谷 一空:牛頭谷 一空の侵蝕率を+11した(侵蝕率:62->73)
殺人ロボット部員B:「ふはは! 当たらなければ…というやつだ!」
柊ありす:「あの子も使い魔……?」不思議そうな顔をする。
GM:えーと、では稲姫さんが行動放棄カバーをされているので
GM:全員行動終了ということで、2ラウンド目に参りましょうか。
稲姫ちどり:はい!
周防宗章:ういす!
牛頭谷 一空:はーい
柊ありす:はい!
GM:ではクリンナップを挟み、セットアップから!
殺人ロボット部員B:何もありません
稲姫ちどり:今回はなし!
柊ありす:なしです
周防宗章:なし!
牛頭谷 一空:こちらも今回はなし!
牛頭谷 一空:みんなでボコれば倒せるだろうし……
殺人ロボット部員B:袋叩きとは卑怯な…
殺人ロボット部員B:では部員Bの手番
稲姫ちどり:最初はそっちのが数多かったんやで…w
殺人ロボット部員B:それを言われちゃお終いよ
周防宗章:「まだやるのか。うちの部員にも見習わせたい闘志だな」
殺人ロボット部員B:「まだやるのだ! 負けるまで、人間は負けない!」
稲姫ちどり:「妙にアツいこと言い出したぞこいつ」
周防宗章:「その意気やよし。最期まで受けて立とう。」
周防宗章:撓を正眼に構えたまま言う
殺人ロボット部員B:マイナーなし。メジャーで《獣の力》+《グラップル》+《音速攻撃》
殺人ロボット部員B:対象は…Aを倒した周防くんにしましょう!
殺人ロボット部員B:9dx+2 命中判定
DoubleCross : (9R10+2[10]) → 10[1,4,5,5,6,6,8,9,10]+2[2]+2 → 14

周防宗章:ドッジ!ゲットダウン!
周防宗章:4dx+44
DoubleCross : (4R10+44[10]) → 8[3,3,5,8]+44 → 52

周防宗章:よし
周防宗章:侵蝕が74に
殺人ロボット部員B:めちゃくちゃ避けられました
牛頭谷 一空:達人!
殺人ロボット部員B:「泥酔番長が防ぐ前に……叩けばいいだけのこと!」
殺人ロボット部員B:両手の剣で斬りかかるが…
周防宗章:「ああ、そうだ。さっきの回避は、なかなかよかったぞ。だから」
周防宗章:「もう一つ、手本を見せてやる」
周防宗章:『水は月の影を宿すものなり。鏡は身の影を宿すものなり。人の心の物にうつることは、月の水にうつる如くなり。いかにもすみやかにうつるものなり』
周防宗章:柳生新陰流に伝わる、水月の極意の一節である。
周防宗章:「戦いは、間合いの取り合いだ。」
周防宗章:「こちらの剣が届き、相手の剣が当たらぬ位置を見つければ、負けることはない。」
周防宗章:周防は動かない。動かぬまま殺人ロボ部員の剣が中空を奔る
殺人ロボット部員B:「な……にッ!?」
周防宗章:剣が降り下ろされる前から、既にその間合いを見切っている。
殺人ロボット部員B:「"動かない"まま……"避けた"だと…!?」
周防宗章:「"避けた"後に、"剣を振った"んだ。お前がな」
牛頭谷 一空:「……振らせたんだろう、"次の手"のために」
稲姫ちどり:「すうぉー君、マジ何やってんの……わからん。何もわからん??」ごしごし目をこする。
周防宗章:牛頭谷くんの問いかけに応えずただ笑みを返す。
周防宗章:「うちの調練に参加してくれたらもっとわかりやすく説明してやれるんだけどな。」
GM:部員Bの手番終了。柊さんへと移ります。
柊ありす:移ります!
柊ありす:ではマイナーなし。
柊ありす:メジャー、コンボ『ニワトコの門』。《コンセントレイト:バロール》《黒の鉄槌》《鋼の顎》《黒星の門》。侵蝕8上昇。
柊ありす:柊ありすの侵蝕率を+8した(侵蝕率:67->75)
柊ありす:対象は殺人ロボット部員B。
周防宗章:ころせーー!!
柊ありす:オート《紡ぎの魔眼》使用。侵蝕1上昇。ダイス3個増加。
柊ありす:柊ありすの侵蝕率を+1した(侵蝕率:75->76)
柊ありす:今度はダイスが増えるよ!
柊ありす:11dx8+7
DoubleCross : (11R10+7[8]) → 10[2,2,4,5,6,6,6,7,9,9,10]+10[6,6,8]+5[5]+7 → 32

周防宗章:まわり!!
柊ありす:やったー
稲姫ちどり:ヤッチマイナー!
殺人ロボット部員B:ど、ドッジ…
殺人ロボット部員B:9dx+2>=
殺人ロボット部員B:9dx+2>=32
DoubleCross : (9R10+2[10]>=32) → 10[1,3,3,6,6,7,7,8,10]+1[1]+2 → 13 → 失敗

柊ありす:ダメージ出させていただきます。
殺人ロボット部員B:ダメージください!
柊ありす:4d10+19
DoubleCross : (4D10+19) → 28[9,7,3,9]+19 → 47

殺人ロボット部員B:えーと
殺人ロボット部員B:あっ無理ですね。一発で倒れます
柊ありす:やったーー
周防宗章:やったぜ
牛頭谷 一空:強い!
GM:これにてミドル戦闘終了! 締めの演出をお願いします。
柊ありす:殺人ロボット部員Bの剣が空を切った瞬間。
柊ありす:「もう一度……今度は集中して。魔法を」本のページを繰る。
柊ありす:黒猫のキテラがくるりと長く長く前足を伸ばす。その手は殺人ロボット部員Bを軽く払う。
柊ありす:「ええと、こちらの剣が届き……なんだっけ……ともかく」
柊ありす:「押さえつけて、キテラ」
柊ありす:ぺちん、と大きくなった足が殺人ロボット部員Bを襲う!
殺人ロボット部員B:「ぎゃあ!」
殺人ロボット部員B:パワードスーツごと、あっさりと潰されてしまいます。
柊ありす:「大丈夫、キテラは動くものが好きだから」
柊ありす:「ひどい怪我はさせないはずよ」
柊ありす:本を閉じ、ふう、と息をつく。
周防宗章:「まあ、力があれば技なんか必要ないんだがな」
殺人ロボット部員B:「こ、こんな……こんな非科学的な相手に………」
殺人ロボット部員B:そこまで言って、がくりと気を失う。
柊ありす:「あら、科学も魔法も同じなのに」
牛頭谷 一空:「猫は、科学より強い」妙に確信に満ちた調子で言う。
柊ありす:「どちらも同じ『おとぎ話』よ」
稲姫ちどり:「ふぃー。おとぎ話だけど、これでめでたしめでたし、といかないのが辛いとこだなー」
周防宗章:空を見上げる。まだ雨は降り続けていますか
GM:めでたしめでたしには早いが、ひとまず暴れている生徒への対処は完了した。
GM:後ろを見れば、ヴィクトリアと三上がボロボロになりながらも暴走生徒を無力化しているのがわかるだろう。
GM:雨は降り続けていますが、かなり小雨になっていますね。
周防宗章:「だが、ひとまずは落ち着けるだろう。雨が弱まってきている。」
周防宗章:(もし、雨が弱まっていなければ、こいつらはまだ戦い続けていたのだろうか)
GM:ではここで…そうですね。やはり柊さんが気付くことにしましょう。
GM:春風寮の女子棟の近くに、大葉ゆかりが立っているのが目に入ります。
柊ありす:周りを見渡すと、ゆかりちゃんの姿が目に入ります。
大葉ゆかり:傘も差さずに、女子棟の出入り口近くで立ち尽くしている。
柊ありす:「……ゆかりちゃん」またぱしゃぱしゃ歩いて近づきましょうか。
大葉ゆかり:「……っ!」
大葉ゆかり:胸を押さえながら二、三歩後ずさりますが、そこで止まります。
柊ありす:「大丈夫? 巻き込まれていない?」
大葉ゆかり:「え……いや、あの、私……」
三上夏輝:「……大葉くん」柊さんに続いて、ゆっくりと歩いていく。
大葉ゆかり:「……!」
大葉ゆかり:近くの柊さんならわかりますが、三上の姿を見てかたかたと震えだします。
柊ありす:「さっきから心配だったのだけど、今は元気なの……?」その様子を不審に思います。
三上夏輝:「よかった、無事だったか……この辺りが怪しいとわかって、心配していたんだ」
三上夏輝:大葉の様子に気付くことなく、近づいていく。
大葉ゆかり:「ありすちゃ……わ、私……」
柊ありす:(雨の中だから寒いの? でも、今急に……)
大葉ゆかり:三上が近づくにつれ、息は荒くなり、胸を押さえる手に力がこもる。
柊ありす:「……落ち着いて。お話、聞かせて」肩に手を置く。
大葉ゆかり:「い、いやっ!」バッと肩に置かれた手を払う。
柊ありす:「ゆかりちゃん……」目をぱちぱちさせる。
柊ありす:それから、ゆっくりとしょんぼりした表情になる。
三上夏輝:「……大葉くん?」流石に様子がおかしいと気づき、立ち止まる。
柊ありす:「……わたしでは無理? ゆかりちゃんを元気にさせてあげられない?」
大葉ゆかり:「だ、駄目……駄目なの、無理なの」
大葉ゆかり:「私、もう、さっき、すぐに、だから」
大葉ゆかり:ゆっくりと制服の胸元から、何かを取り出す。
大葉ゆかり:「………これがないと、もう、駄目なの」
大葉ゆかり:取り出したそれを、スッと顔にあてる。
稲姫ちどり:「ありすちゃん、三上っち、こっちおいで」険しい顔で呼びかける。
三上夏輝:「えっ、稲姫さん、何を……」
柊ありす:ゆかりちゃんとちどりちゃんの方を交互に見る。まだ動きかねている。
大葉ゆかり:―――色が絶えず移り変わって見える、目元を覆う花の仮面。
GM:大葉ゆかりが仮面を被ると同時に、小雨だった空模様が一気に荒れ始め、強い雨が降り始める。
柊ありす:「……それは」思わずその変化する色に見入ってしまう。
周防宗章:「しまった。」
柊ありす:「!」
牛頭谷 一空:「……」無言で武器を構えなおす。
周防宗章:周囲に目を配る。また暴徒が出ると厄介だ
大葉ゆかり:《天候操作》。激しい雨を降らせ始める。
柊ありす:「ゆかりちゃん、雨を止めて」
大葉ゆかり:「………ああ。やっぱり、これは、いい」
大葉ゆかり:先程とは打って変わって、ひどく落ち着いた様子に。
大葉ゆかり:「ありすちゃん、駄目なの。もうこうしないと、私、生きていけない」
大葉ゆかり:じりじりと後ずさりを始める。同時に、大葉ゆかりの周囲数mだけが豪雨状態に。
柊ありす:「どうして……なんで?」
大葉ゆかり:「どうして? なんで? ……ええと、そう」
柊ありす:雨で髪や服がびしょ濡れだが、追いかけようとする。
大葉ゆかり:「………なんで、だったっけ?」
大葉ゆかり:《瞬間退場》。雨に紛れて、この場を離脱します。
柊ありす:「……ゆか」手を伸ばすが届かない。「……ゆかりちゃん」
三上夏輝:「大葉くん!? 大葉くん、待つんだ!!」
三上夏輝:激しい雨の中、大葉を追って何処かへと駆け出していく。
GM:そこそこ強引に止めない場合、三上もこのシーンから退場します。
柊ありす:しばらく濡れて立ち尽くしたままでいます。
周防宗章:「おい、待て三上!」
周防宗章:「お前、一人でどうするつもりだ、ここは一旦引け!」
三上夏輝:「じっとしていられるか! 大葉くんが大変なんだ!」言葉だけでは止まりそうもない。
牛頭谷 一空:じゃあ三上くんの肩を掴んで止めます。
周防宗章:「そうやって衝動に駆らわれて動くのが、お前のUGNとしての在り方か。」
牛頭谷 一空:「あては、あるのか」
三上夏輝:「は、放して……」そこまで言って、黙る。
三上夏輝:「いや、無い。何もだ」
三上夏輝:周防にも、牛頭谷にも返す言葉が無い。両手を握りしめ、唇を噛む。
牛頭谷 一空:「……なら、考えろ」
牛頭谷 一空:そう返して、手を離す。
三上夏輝:「……ああ」
周防宗章:「ありがとう、牛頭谷君」
牛頭谷 一空:「……」無言で頷く。
柊ありす:「わたし……わたしは魔女だから……大丈夫……」小さく呟きながら深呼吸を繰り返す。
柊ありす:「強い魔女だもの……絶対、大丈夫だから……」
稲姫ちどり:ありすちゃんを後ろから抱き、かざした手で雨を遮る。
柊ありす:「……ちどりちゃん」
稲姫ちどり:「お友達、何か抱え込んでるみたいだね。元に戻してあげよう」
柊ありす:「気づいてあげられなかったの」目を伏せる。「何か気にしていたのは知っていたのに」
柊ありす:「元に戻せる? またお話を聞いてあげられる?」
稲姫ちどり:「大丈ー夫。なんとかなるなる!」にひっと笑う。
柊ありす:「信じるわ」こくりと頷く。
周防宗章:「上手いものだな」下の者を励ますのが
GM:ではここで皆様は、知覚判定をお願いします。
GM:ペナルティなどはなく、達成値が一番高い人が
GM:何かに気付くという感じです。
牛頭谷 一空:3dx とーう
DoubleCross : (3R10[10]) → 8[1,4,8] → 8

柊ありす:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 8[5,7,8] → 8

稲姫ちどり:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 10[10]+4[4] → 14

柊ありす:たかい
稲姫ちどり:うっそぉ
周防宗章:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 10[8,10]+5[5] → 15

周防宗章:わあ
稲姫ちどり:さらに上!
牛頭谷 一空:すごい
柊ありす:たかい!
GM:では山賊センスで周防くんは気づくことができます。
GM:近くの木の影に、あなた達の様子を窺う怪しい人影があることに。
周防宗章:シックスセンスを超えた七番目の感覚、山賊センス
周防宗章:「おい。」
周防宗章:「あれは君たちの知り合いか?」
周防宗章:人影の方に一瞬目を向けて言う
牛頭谷 一空:「む」首だけを動かしてそちらを見る。
稲姫ちどり:「お……?」
柊ありす:「?」
ヴィクトリア:「だ、誰かいるのか!?」
???:「………あら、見つかっちゃったみたいね」
???:木の影から出てくる。花の模様の傘を差す、年のころは十代に見える少女。
???:目元を隠す花の仮面を、牛頭谷一空は覚えているかもしれない
牛頭谷 一空:「カルペ・ディエム……」
"カルペ・ディエム":「ご機嫌いかが? ずぶ濡れの皆さん」
牛頭谷 一空:「体重は、戻ったのか」
柊ありす:「体重?」
"カルペ・ディエム":「う、うるさい! そのことは忘れなさい!」
周防宗章:「元力士か?いいな、力士もほしかったんだ。」
"カルペ・ディエム":「失礼な男たち……!!」
稲姫ちどり:「レディに向かって体重の話をするなんて失礼」
稲姫ちどり:「だぜ!」
ヴィクトリア:「その通りだ!」
稲姫ちどり:「で、体重って何の話?」
稲姫ちどり:「あたしだけにこっそり教えてくれても…いいんだぜ!」
ヴィクトリア:「女子だからセーフってことで…」
"カルペ・ディエム":「し………っつこい! 今この状況で、他に聞くことがあるんじゃない!?」
牛頭谷 一空:「……」カルペ・ディエムを指差して説明しようとするが……話す前に面倒くさくなる。
牛頭谷 一空:「色々、だ」
三上夏輝:「"カルペ・ディエム"……"ディオゲネスクラブ"か! じゃあ、大葉くんがああなったのも!?」
周防宗章:「じゃあ、聞こう。気配を殺してまで何をしていた。」
柊ありす:「ゆかりちゃんに何かしたの?」
"カルペ・ディエム":「そうそう、そういうこと。ええ、そこのかわいい魔女さんの言う通り」
"カルペ・ディエム":「あの子の仮面は私がプレゼントしたの。でも、誤解しないでね」
"カルペ・ディエム":「これでも、あの子のことを思ってやったことなんだから」
周防宗章:「そうか。優しいんだな」
柊ありす:「……」無言でカルペ・ディエムに近寄り、傘を奪おうとする。
"カルペ・ディエム":「やめてよね。これ、お気に入りなんだから」
"カルペ・ディエム":ひらりと柊を避ける。いつでも逃げられんとばかりの余裕だ。
"カルペ・ディエム":パシャパシャと道の中央へ。
柊ありす:「あなたも、濡れればいいのに」
柊ありす:ぽつりと。
牛頭谷 一空:「……」ありすさんの様子に目を細める。
"カルペ・ディエム":「この雨に? 冗談。あの子の助けにはなったけど、仇で返される気はないもの」
ヴィクトリア:「……仇?」
"カルペ・ディエム":「あの子、言ってたでしょ? 「こうしないと、私、生きていけない」…って」
"カルペ・ディエム":「あれは、本当。この雨が晴れる時、きっとあの子の心は壊れてしまう」
柊ありす:「どういうこと」きっと睨みつけながら。
"カルペ・ディエム":「フフ、フフフフフ。こわい、こわい。その視線だけで呪われてしまいそう」
"カルペ・ディエム":「私を見つけたご褒美にお話をしてあげたけど、これ以上はだーめ」
稲姫ちどり:(ふーんむ……能力の発現がゆかりちゃんの負担の発散になってるみたいな話かね?)
牛頭谷 一空:「まだ、聞くことがある」のそ、とカルペ・ディエムの前に進み出る。
周防宗章:「そうか。ご褒美ではこれ以上の話はダメか。」
周防宗章:「なら、力づくで吐かせるとしよう。」
牛頭谷 一空:「……俺が、聞くのは」スプリング付き鉄杭を振り上げる。
"カルペ・ディエム":「この雨で"塗られる"意味……そしてこの雨が、なぜ彼女からこぼれてしまったか」
"カルペ・ディエム":「そういうの、調べるの得意でしょう? 趣味なんでしょう? 今まで見てきた連中と、同じ目をしているもの」
周防宗章:牛頭谷くんの影に入り、死角から撓を振るう
牛頭谷 一空:「お前の悲鳴だ」そのまま、力任せに振り下ろす。
柊ありす:「これは呪いなんかじゃない、ただの敵意よ」呟く。
柊ありす:「趣味なんか知らない。人の気持ちをバカにするなら……」
"カルペ・ディエム":では、二人の攻撃があたる直前に《神出鬼没》を使用
"カルペ・ディエム":傘を置き去りに、シーンから退場します。
GM:鉄杭を持ち上げてみても、ぐしゃぐしゃに潰れた傘しかありません。
周防宗章:撓が中空を泳ぐ。完全に見切られた。
柊ありす:「……許さないから」ボロボロの傘を見つめる。
牛頭谷 一空:「……」ため息のように鼻を鳴らす。
ヴィクトリア:「やった……って、わけじゃなさそうだな」
周防宗章:「ふむ、どうする柊くん、どうやらあの仮面は大葉くんのためになっているようだぞ。」
周防宗章:思考を切り替え、今後のことを考えることにする。
柊ありす:「そうだとしても、何がどうなっているのか聞きたいわ」
柊ありす:「瀉血だって、昔は患者のためと思われていたのよ」
柊ありす:「ゆかりちゃんもさっきの人も、何も教えてくれないのだもの……」
周防宗章:「シーボルトの頃まで、そうだったらしいからな。」
稲姫ちどり:「そうさねー。一応聞いとくけど、ゆかりちゃんは自分のためなら誰が犠牲になっても気にしない子だった?」
GM:柊さんは、少なくとも友達付き合いの中では、そういったことは全くなかったことを知っています。
GM:どちらかと言えば平凡と言える、そんな少女です。
柊ありす:「そんなことないわ。本当に普通のいい子よ」
柊ありす:「最近少し、悩んでいたような感じではあったけど……」
稲姫ちどり:「オッケェーイ。ならやっぱり、そこには歪みがあるわけじゃんね」
柊ありす:「歪み……」
稲姫ちどり:「ういうい。ゆかりちゃんが助けを求めてるにしろ、仮面の力じゃあ純粋な形で願いが叶うわけじゃないのさ」
柊ありす:「”猿の手”みたいな感じかしら」昔の怪談だ。
柊ありす:「でも、それならやっぱり助けないと。そんなのゆかりちゃんが辛いだけよ」
周防宗章:「彼女が、一時的にとはいえ仮面に救われているとしたら、君が恨まれるかもしれないぞ。」
周防宗章:「それでもか?」
柊ありす:「魔女は、人から疎まれるものだもの。仕方ないわ」
柊ありす:「わたしはわたしが納得したいからゆかりちゃんを助けるの」
周防宗章:「なるほど。魔女というのは強いものだな。」
柊ありす:「……恨まれるのは辛いけど、でも、何もしないで見ているよりましよ」
周防宗章:「仙人や道士と似たようなものだと思っていたが、考えを改めなければいけないらしい」
柊ありす:「仙人は詳しくないけど、強そう……」なんとなく霞を食べてそうなのは知っている。
稲姫ちどり:「あーはん。目標も黒幕も見えたことだし、もうひと頑張りするかぁー」
稲姫ちどり:懐から取り出したスキットルの中身をぐいぐい飲み干し、ぷはーっと息を吐く。
牛頭谷 一空:「乗りかかった舟だ」指をパキポキ鳴らす。「それに、恨まれるのは慣れている」
周防宗章:「だな。大葉くんには恨まれることになるだろうが、せめてその行動を肯定する大義名分を探すぐらいはするとしよう。」
牛頭谷 一空:「嫌われ者役は、任せろ」グッと親指を立てる。
周防宗章:大義名分があるかないかで、兵の士気は大きく変わるものだ。正しいと思える位置にいる人間は強くなる
柊ありす:全員にぺこりと軽くお辞儀をする。
GM:―――――――――
GM:シーン終了です。ロイス取得のみ可能です。
牛頭谷 一空:ロイス保留!
稲姫ちどり:とりあえずこのままで
周防宗章:保留!
柊ありす:ちどりちゃんに ◯信頼/不安で取得します。
柊ありす:全部埋まってしまった
稲姫ちどり:きゃっ信頼
GM:ではシーンを切り変えます。

【ミドルシーン05:調査03-プライズ判定-】

GM:急展開を迎える中、プライズ判定を最後まで進めてもらいます。
GM:シーンキャラクターは、ええと
GM:稲姫さんにしましょう! 他、全員登場可能です。
稲姫ちどり:はーい
周防宗章:でゆ!
稲姫ちどり:稲姫ちどりの侵蝕率を+6(1d10-1->7-1)した (侵蝕率:72->78)
牛頭谷 一空:とー
周防宗章:1d10+74
DoubleCross : (1D10+74) → 3[3]+74 → 77

牛頭谷 一空:牛頭谷 一空の侵蝕率を+10(1D10->10)した(侵蝕率:73->83)
周防宗章:低め
牛頭谷 一空:うわ
稲姫ちどり:ごずやん…!
周防宗章:DBほしかったなー
柊ありす:柊ありすの侵蝕率を+0(1d10-1->1-1)した(侵蝕率:76->76)
柊ありす:1上昇して77ですね。
GM:●プライズ判定
・達成ポイント:7/10
・技能:《情報:アカデミア/噂話/UGN》
・最大判定達成値:30(PP:4)
・難易度:9

GM:今回のハプニング判定は、稲姫さんにお願いしましょう。
GM:1dで100を振ってください。
稲姫ちどり:まかせんしゃー!
稲姫ちどり:1d100
DoubleCross : (1D100) → 85

周防宗章:あ、高いぞ!
GM:デケデケデケデケ………
GM:【アカデミアハプニングチャート】
081~090:幸運なタイムセール。購入判定達成値+1。

稲姫ちどり:やったあー
周防宗章:わーい
GM:このシーンの終了時に行う購入判定の達成値が+1されます。
柊ありす:やったぜー
牛頭谷 一空:わーい
GM:1/2なのにアタリ続きとは幸運なパーティ…
GM:ではプライズ判定の方をお願いします。
牛頭谷 一空:〈情報:アカデミア〉でコネ使用!
牛頭谷 一空:5dx+3
DoubleCross : (5R10+3[10]) → 10[2,4,5,9,10]+3[3]+3 → 16

周防宗章:コネ:学園通の友人を使って
周防宗章:4dx+2
DoubleCross : (4R10+2[10]) → 8[4,5,5,8]+2 → 10

柊ありす:《情報:アカデミア》で《ミーミルの覚書》を《コネ:学園通の友人》として使用します。
柊ありす:6dx+2=>9
DoubleCross : (6R10+2[10]>=9) → 10[2,4,4,5,6,10]+4[4]+2 → 16 → 成功

稲姫ちどり:例によって《情報:アカデミア》でコネとメダル込み!
稲姫ちどり:6dx+4+1
DoubleCross : (6R10+4+1[10]) → 10[1,3,4,6,8,10]+8[8]+5 → 23

周防宗章:わーい!
柊ありす:おおー!
牛頭谷 一空:先輩!すてき!
周防宗章:最後にドカンと来るパターン、多くない?
稲姫ちどり:来たな…酔っ払いの時代が
GM:『酔和』
GM:えー、最高達成値が23なので
GM:3ポイントアップの合計値が10!
GM:目標値到達により情報判定終了です。この後、トリガーシーンを挟んでクライマックスに突入していきます。
柊ありす:ひょー!
周防宗章:めっちゃ調子よかった…
GM:では情報をオープン!
GM
08.大葉ゆかりは雨を介して、自身の感情を他者に押し付けて精神の安定を図っていると思われる。
09.これまでに遭遇した被害者の様子から、押し付けているのは怒りや哀しみが主であることが推測される。
10.大葉ゆかりに対象を絞って調べたところ、5月末のUGN研究会定例会の後、三上夏輝と妙な雰囲気で話しているところが目撃されているのがわかった。

GM:地道な調査や"カルペ・ディエム"の言動・これまでの行動パターンから
GM:以上のことがわかったり、推測できたりしました。
周防宗章:三上くーん
GM:三上君を泳がせたり尋問したりするといいかもしれない…ともかく、彼が一枚かんでいるのは確かなようです。
GM:ではロールパートの方へ!
GM:―――――――――
GM:番長連詰所。
牛頭谷 一空:「……」空いていた椅子にどっかり腰掛けて、しるこドリンクを飲んでいる。
周防宗章:「甘党なのか。牛頭谷くんは。」
周防宗章:鳩来ないかなーと窓の方を見ながら言う
牛頭谷 一空:「む……」少し考える。「甘いものも、辛いものも。旨ければいい」
稲姫ちどり:「あー、あたしも酒飲むけど甘いもんも好きー。一口ちょうだい!一口!」
ヴィクトリア:「ちどりさん! それは!」
ヴィクトリア:「か、かかか…関節技になってしまう!」
柊ありす:椅子にちょこんと腰掛けて、ハーブティーのカップを持っているがあまり口にしていない。
三上夏輝:「………」先の一件から、殆ど無言でいる。
周防宗章:「雑食か。なら今度山に遊びに来ないか。熊鍋を御馳走するぞ。」
牛頭谷 一空:「熊……」食べたことがないので悩む。
周防宗章:「はちみつの染みついた熊の左掌は煮込むことで肉のうまみとみつの甘みがあわさりなんともいえない味になるんだ。」
稲姫ちどり:「おおー。熊鍋もいいなあ。ポン酒に合いそう」想像して顔が緩む。
周防宗章:「熊の内臓で米を炊いたものもいい。肉の脂が米を包むんだ。米を食いながら、肉の味を楽しめる」
稲姫ちどり:「ああん! 飯テロ自重!」
稲姫ちどり:「って、そうじゃねえや。えっとねー、調べていろいろわかったっしょ」いそいそと資料を取り出す。
周防宗章:「稲姫くんも、時間があれば是非来てくれ。山賊部は、どうにも誤解されることが多いのでな。積極的に外部と交流していきたいんだ。」
稲姫ちどり:「時間あればねー。今、ないし!」
ヴィクトリア:「(交流したが最後、決定的になりそうな気もするなあ……何かが)」
周防宗章:そこまでいって、止まる。真面目な話をしよう」
周防宗章:稲姫さんが出した資料をみんなに渡したりしている
ヴィクトリア:「あ、どうも」
稲姫ちどり:「ちょーっと親の伝手で、島内の研究所で分析してもらったよん。ゆかりちゃんの能力について」
周防宗章:「おお、科学的だな。」
稲姫ちどり:「雨を媒介にして自身の感情を他者に押し付ける……今回の場合だと、怒ったり悲しんだりの感情がメインね」
牛頭谷 一空:「……」しるこをひと啜り。「あれだけの感情を、抱え込んでいたわけか」
周防宗章:「レネゲイドを介して、他者を暴走させる能力者もいる。ありえないことではないな。
周防宗章:「規模を考えなければ、だが。」
柊ありす:「ゆかりちゃん……」
稲姫ちどり:「確かに、発散することでゆかりちゃんは楽になるわけだね」
周防宗章:「柊くんの話だと、雨が降る感覚は早くなっているということだったが。」
周防宗章:「それは能力が不安定になっているのではなく、勘定が、うおり大きくなってきているということなのか?」
柊ありす:「それでも他の人が煽りを食らって、また戦いが起こったりしたら大変だし」
柊ありす:「普段のゆかりちゃんなら、そんなことはきっと喜ばない」
周防宗章:「怒りや悲しみなんて、時間が経てば自然と薄れゆくものじゃないのか。」
稲姫ちどり:「ふんふん。すうぉー君のいう事も、もっともだな。感情を発散してるなら徐々に落ち着いてきてもよさそうなもんだよね」
ヴィクトリア:「むむむ…」
牛頭谷 一空:「妬み、僻み……劣等感」呟いて、白玉をもちもち咀嚼する。
稲姫ちどり:「おしるこ……」惜しそうな眼差し。
牛頭谷 一空:「……殺人ロボット部員、なんとかバレー部。それに道路で騒いでいた中等部も」
牛頭谷 一空:「認められるとか、実力がどうとか。そんなことを言っていた……気がする」
周防宗章:「なるほど。」
牛頭谷 一空:「比べる相手がいる限り、消えないのが、劣等感だ」
ヴィクトリア:「うーん。なんていうか、複雑な感情だなあ」
牛頭谷 一空:「それだけとも、限らないが……」そう言って、三上くんに視線をやる。
牛頭谷 一空:「何か、知っているか」
周防宗章:「確かに劣等感というのは厄介だな。俺達は学生は、そう簡単にその劣等感の対象から逃げることも出来ん。」
稲姫ちどり:「あーはん。確かに」
柊ありす:最初に遭遇した事件のことを思い出す。
三上夏輝:「………」
三上夏輝:「……え、ああ。何かな」
周防宗章:「大丈夫か?眠いのか?」
三上夏輝:「いや、眠くはない。すまない、上の空だった」
柊ありす:確かにみんな劣等感を覚えていたようだった。
柊ありす:(……あの気持ち、全部本当はゆかりちゃんのものだったのに……)
周防宗章:「後輩が心配なのはわかる。だからこそ、お前がしっかりしてやれ。」
柊ありす:「三上くんは、ゆかりちゃんの件で何か心当たりはない?」先輩にもさん付けはあまりしない。
稲姫ちどり:「……5月末の、UGN研究会定例会。なんかあったっしょ?」
三上夏輝:「……!」
三上夏輝:「……そうか。そこまで」
三上夏輝:「………いや、わかった。話そう」
稲姫ちどり:「すまんね。UGN研究会に元カレが居るもんで」
ヴィクトリア:「元カ………ッ!?」
ヴィクトリア:ピシャーン!
ヴィクトリア:「(お……おお、大人(?)だ……!)」
牛頭谷 一空:「(……いないのか、恋人)」ヴィクトリアを生温い目で眺めている。
三上夏輝:「彼氏、か………いや、それと近からず、遠からずの話さ」
柊ありす:「え」
周防宗章:「痴話喧嘩か。」
柊ありす:「ゆかりちゃんと……?」
三上夏輝:「それ以前の話さ」
三上夏輝:「実は……彼女から、交際を申し込まれた」
周防宗章:(自慢をされている……?)
周防宗章:「羨ましいことだな」
稲姫ちどり:「んー…でもまあ、なんだ。オッケーはしなかったわけね?」
三上夏輝:「いや、断ってはいない。彼女が中等部一年、俺が高等部二年からの付き合いで…その」
三上夏輝:「憎からず思っていたのは確かで……正直、嬉しかった」
稲姫ちどり:「どゆこと?そしたら、なんも問題ないじゃん?」
周防宗章:(惚気られている……?)
柊ありす:「全然知らなかった……」
柊ありす:「教えてくれてもよかったのに」軽く口を尖らせる。
三上夏輝:「断ってはいない……が」
周防宗章:「風姿花伝に曰く秘すれば花という言葉もあってな。大切にしたいことほど、秘密にしたくものだ。」
三上夏輝:「待ってほしい、と頼んだんだ」
周防宗章:「なんだ。別に本命でもいたのか?」
三上夏輝:「俺にそんなのはいないよ。彼女ほどの想いを向けていたのは」
三上夏輝:「理由は単純に、俺が色々と気にしすぎていただけのことなんだ」
周防宗章:「……?」
周防宗章:「お前はそんな悪い男ではないぞ。彼女と、釣り合わないこともないと思うが。」
三上夏輝:「高等部の男子と交際して、中等部の彼女が何か変な目で見られたりするのでは…とか」
三上夏輝:「そういった、些細なことだよ、周防さん」
周防宗章:「ああ、お前がロリコン野郎とか思われたりな。」
ヴィクトリア:「おい山賊」
周防宗章:「そういうことじゃないのか?」
ヴィクトリア:「そういうことでも言い方的に逆だろ!?」
牛頭谷 一空:「……」空になったしるこ缶を軽くひねって潰す。「なるほど」
三上夏輝:「ま、まあ……うん。彼女の方が心配だったんだ」
稲姫ちどり:「三上っちは生真面目か……いや、いいけどね」
稲姫ちどり:「あっ、おしるこ……」
牛頭谷 一空:席を立ち、三上くんの前にずかずかと歩み寄る。
牛頭谷 一空:「責任を取れ」
三上夏輝:「………牛頭谷君」
牛頭谷 一空:「雨が降ったのは、仮面のせいだが……大元の感情は、お前のせい、ということだろう」
柊ありす:「牛頭谷くん……」慌てて立つ。
牛頭谷 一空:「憎からず思っていた、嬉しかった、なら」額をぶつけそうなほど顔を近づける。
三上夏輝:「………」
三上夏輝:顔を近づけられても、逃げはしない。
牛頭谷 一空:「お前の方も、思わせぶりだったんじゃないのか、おい」
牛頭谷 一空:「それを、ぐずぐず言い訳して後回しにして、結果これだ」
牛頭谷 一空:「だったら、責任の取り方、あるだろう」
稲姫ちどり:「うぉーい落ち着け、ごずやん。あんまり圧かけると三上っちが二次元になってしまうぞ」
柊ありす:「待って」牛頭谷くんの袖をきゅっと引く。
ヴィクトリア:「い、一空、落ち着けって!」
牛頭谷 一空:「……」一歩引く。
柊ありす:「ゆかりちゃんの好きな人を、あんまり怖がらせないであげて」牛頭谷くんをまっすぐ見上げながら。
三上夏輝:「……いや、いいんだ柊君。彼の言う通りだ」
牛頭谷 一空:「は……?」視線を受けて、目を丸くする。「……ああ」
牛頭谷 一空:「む……」毒気を抜かれた表情で三上くんを見る。
三上夏輝:「そうだ。本をただせば、俺がいけなかった」
三上夏輝:「受け入れるなら受け入れるで、とことん受け入れなければならなかったんだ」
柊ありす:「終わったら、もう一度ちゃんとゆかりちゃんとお話してほしいの」三上くんに。
柊ありす:「もしかしたら、終わらせるために三上くんの言葉が必要かもしれない。どっちにしても」
柊ありす:「できたら、仲直りして」
三上夏輝:「……ああ」
三上夏輝:「君の言う通り、仲直りしよう………いや」
三上夏輝:「前よりもっといい仲になれるよう、努力するよ」
柊ありす:「お願いね」
柊ありす:牛頭谷くんをもう一度ちょと見上げましょう。
ヴィクトリア:「………責任の取り方、一空的にはどうだ?」
ヴィクトリア:こちらも見上げる。
牛頭谷 一空:「む……」少し気まずそうに視線を逸らす。
牛頭谷 一空:「いいんじゃないか」
柊ありす:「ケンカは大事な時に取っておいてね」もう一度袖をきゅっと引っ張る。
周防宗章:「上級生が後輩に悟らされていたんじゃ世話ないな。」苦笑しながら、三上君に話しかけます
三上夏輝:「……いや、まったくだ」
牛頭谷 一空:「……」
牛頭谷 一空:「それも、大事な相手に取っておけ」ありすさんの頭にぽんと手を置く。
牛頭谷 一空:「魔女め」
柊ありす:「?」
稲姫ちどり:「ふへへへ……若いっていいですなあ。青春ですなあ」皆を眺めてニヤニヤしている。
ヴィクトリア:「ちどりさん……プレイボーイなのは、山賊だけじゃなかったみたいだな」
周防宗章:「年下ってやつにも、バカにはできん。だから」
周防宗章:「きっと、大葉くんもお前の心配事なんて承知の上で思いを伝えたんだろう。」
三上夏輝:「かも、しれないな」
三上夏輝:「いや……きっと、そうなんだろう」
周防宗章:「受け止めるなり、跳ね飛ばすしてやれ。戦場でも、敵陣と何もせず向かい合ってる時が一番つらいものだ。」
三上夏輝:「ふ……周防さんの例えは、いつも緊張感があるな」
周防宗章:「では、俺達は仮面を壊す。三上は告る。次の目標はそれでいいか?」
ヴィクトリア:「シンプルで、わかりやすい。アタシはそれでいいと思う!」
牛頭谷 一空:無言で頷く。
柊ありす:「そうする。そうしないとゆかりちゃんと話せないなら」
稲姫ちどり:「へいよー。しまってこーぜ!」みんなに向かって片手をあげる。
周防宗章:「野球部にも元カレが?」
稲姫ちどり:「居るけど!別にそういうんじゃないよぉ!」
柊ありす:「いるの……」
ヴィクトリア:「いるんだ…」
牛頭谷 一空:「……」潰れた空き缶をゴミ箱に放り込む。
周防宗章:「君を麾下に置くそう番長殿がますます羨ましくなったよ。」
周防宗章:(親のコネクション、顔の広さ、そして人の懐に入り込みながら自分の隙は見せない交渉術。外交担当して理想的ではないか)
GM:その時、通路からドタバタとした足音が聞こえてくる。
無道ささき:「みんな! 大葉ゆかりの足取りが掴めそうだぞ!」バーンと入出してくる総番長、無道ささき!
GM:静かに眠っていたわけではなく、最初からいなかったのだ!
牛頭谷 一空:「いいタイミングだ」
稲姫ちどり:「どこどこ? 行くぜーい」
柊ありす:「教えて」
無道ささき:「てるてる坊主…じゃない。雲雀をとっ捕まえてアカデミア気象台とコンタクトを取った」
無道ささき:「それで……うう、眠い……がんばれ、あたし……!」
周防宗章:「頑張れ」
牛頭谷 一空:ささきさんのほっぺを思い切りつねる。
牛頭谷 一空:「目は、覚めるはずだ」
柊ありす:「痛そう」
無道ささき:「いひゃひゃひゃひゃひゃ!」
稲姫ちどり:「こら、ごずやん!乱暴だめ!ノータッチ!」
無道ささき:「もう! いきなり女の子のほっぺをつねるもんじゃないぞ!」バッと牛頭谷の指を払いのける。
ヴィクトリア:「そうだぞ! 不潔だぞ!」
ヴィクトリア:ぷんすこ怒っている。
無道ささき:「だが目が覚めた点はサンキュー!」
牛頭谷 一空:「……反省する」両手を上げて降参のポーズ。
周防宗章:「安心しろ、好き合ってる男女がああいうことをするのは不潔ではないはずだ。」三上君がまた変に気にしたりしないか心配する
三上夏輝:「好き合っているわけでは、ないと思うが…」
無道ささき:「それで、あれだ! 雨雲の状況をダイレクトに送ってもらえることになった!」
無道ささき:「あの……そう、リアル的なタイムで!」
稲姫ちどり:「リアルタイム、でいいぞ! ささき!」
無道ささき:「それで今、雨が激しいポイントに番長たちを派遣している! ちどり達には…」
無道ささき:「……一番、勢いが強い場所を頼みたい」
無道ささき:できるよな? という視線を皆に向ける。
柊ありす:「そこにゆかりちゃんがいるかもしれないのね」身を乗り出す。「行きます」
周防宗章:「気の利くことだ。わざわざそこを開けてくれたか。」
牛頭谷 一空:「俺は、仕事をこなすだけだ」
稲姫ちどり:「ここが腕の見せ所さね。いっちょ働くかあ」両手をぷらぷらさせてにんまりと笑う。
無道ささき:「よし! じゃあ任せたぞ!」
無道ささき:「データはV…ヴィクトリアのスマホに送るようにする! 長引かせて悪いけど、ここまで来たら頼むぞ!」
ヴィクトリア:「任された、総番長!」
無道ささき:「じゃあ、あたしは島中走り回って応援に行く! くれぐれも気を付けてな!」
GM:何もなければささきは走り去っていきます。
牛頭谷 一空:OK!
周防宗章:おけです!
稲姫ちどり:ラジャー
柊ありす:OKです
無道ささき:「うおおおおおおZzzzzzzzz!!」雄寝言と共に雨の中へ飛び出していく。
周防宗章:「あれについていくのは、疲れるだろうな。」ささきさんの後ろ姿を見ながら言う
牛頭谷 一空:「雨の中、走ることになる」ヴィクトリアさんを見下ろす。「転ぶなよ」
ヴィクトリア:「ここまで走り回ってて、アタシが転んだことがあったか?」
牛頭谷 一空:「……そうだったな」頷いて外へ向かう。
ヴィクトリア:「あ、待てって!」スマホを取り出しながら、一空に続く。
柊ありす:まっすぐな足取りで外へ。
ヴィクトリア:「………総番長、これ歩きスマホにならない!?」
ヴィクトリア:「見る時は立ち止まろう……」
GM:―――――――――
GM:シーンを終了します。
GM:ロイス取得と購入判定が可能です。購入はシチュエーション的に、これが最後のチャンス!
GM:ハプニングチャートの効果による達成値+1をお忘れなく。
稲姫ちどり:・ロイス/協力者/牛頭谷一空/親近感/〇おしるこ 取得します
牛頭谷 一空:そんなにおしるこが……
柊ありす:ロイスは全部取った!
牛頭谷 一空:ロイス/協力者/三上夏輝/連帯感〇/憤懣 取得します
稲姫ちどり:おしるこー
牛頭谷 一空:購入はボディアーマー狙おうかな
牛頭谷 一空:3dx+1>=12
DoubleCross : (3R10+1[10]>=12) → 9[2,5,9]+1 → 10 → 失敗

牛頭谷 一空:財産なし!以上!
稲姫ちどり:調達はクリスタルシールドを狙うよ
稲姫ちどり:4dx+3+1+1>=25
DoubleCross : (4R10+3+1+1[10]>=25) → 5[1,1,3,5]+5 → 10 → 失敗

稲姫ちどり:ぬあー全然ダメ
周防宗章:同行者/牛頭谷一空/期待〇/警戒
周防宗章:ボデマー
周防宗章:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 10[4,10]+8[8] → 18

周防宗章:買えた
周防宗章:欲しい人います?
稲姫ちどり:こっちは持っているので牛頭谷君にあげていいかも
柊ありす:いいかも
牛頭谷 一空:わーい!
周防宗章:じゃあ、牛頭谷君に賄賂を贈ります
柊ありす:ちどりちゃんのクリスタルシールドと自分の防具、どっちが優先かな
牛頭谷 一空:ありがたく懐に入れます
牛頭谷 一空:ボデマ装備!
GM:なんらかの現場
柊ありす:ダイスはじゃらじゃら振れる。
周防宗章:背中にこっそり『清風山』という文字が入っている
稲姫ちどり:同エンゲージならカバーするけど、ありすちゃんだけ別になりそうな気もするね
柊ありす:迷うな
柊ありす:とりあえず自前の方優先してもいいですか!
稲姫ちどり:任せる!
柊ありす:そしたらアルティメイド服を。最後ということで手配師と《紡ぎの魔眼》使います。侵蝕1上昇。
柊ありす:10dx+2+1=>20
DoubleCross : (10R10+2+1[10]>=20) → 10[1,3,4,6,6,7,8,10,10,10]+7[4,5,7]+3 → 20 → 成功

柊ありす:うお
稲姫ちどり:ジャスト!
周防宗章:いった!
柊ありす:成功したので装備!
柊ありす:以上です。
稲姫ちどり:以上!
GM:ではシーンをカットします。

【トリガーシーン:突入】

GM:続いてはクライマックス直前、トリガーシーン。
GM:シーンキャラクターは柊さん。他、全員の登場を推奨します。
牛頭谷 一空:牛頭谷 一空の侵蝕率を+2(1D10->2)した(侵蝕率:83->85)
柊ありす:柊ありすの侵蝕率を+8(1d10-1->9-1)した(侵蝕率:77->85)
稲姫ちどり:稲姫ちどりの侵蝕率を+2(1d10-1->3-1)した (侵蝕率:78->80)
周防宗章:1d10+77
DoubleCross : (1D10+77) → 6[6]+77 → 83

周防宗章:えい
GM:―――――――――
GM:アカデミア気象台からの情報で、一番激しく雨の降っている地点へ急いだ一行。
GM:辿り着いた場所は、特殊環境での訓練・行事に使われるアカデミア屋内大プール。
GM:開閉可能な天井を持ち、プールの深さは一般のそれよりはるかに深く、さらに深度調整機構まで備えている。
GM:現在は無人のようで、異常な雨雲が施設の真上に浮かんでいます。
ヴィクトリア:「……間違いない。今、島で一番強い雨が降っているのが、ここだ」
ヴィクトリア:立ち止まり、スマホの画面をチェックしている。
周防宗章:「ああ、みればわかる。写真に残したいぐらい見事な雲だ。」
牛頭谷 一空:「屋根が開けば、プールも満たせそうな勢い、だな」
柊ありす:周りを見渡す。何か人とか、変わったものとかは……。
稲姫ちどり:こちらも《偏差把握》で周囲の状況を探っていたい
GM:えっとですね
GM:そうですね、見てもわかるでしょうし、《偏差把握》ならさらにはっきりとわかるでしょう
GM:各組織が何かしらの通達を出したのか、少なくともこの付近に多くの人はいません。
GM:そして、施設の天井は現在開いているじょうたいです。
GM:状態!
柊ありす:「本当に満たせてしまいそう」開いた天井を見ながら。
柊ありす:「でも、ゆかりちゃんは……?」
周防宗章:「まるで、誰かを呼んでいるように口を開けているな。」
三上夏輝:「…………」
周防宗章:「別に、雨雲以上の当てがあるわけでもない、とりあえずプールに行かないか?」
ヴィクトリア:「うーん…今のところ、大葉ゆかりを発見したって情報はないみたいだ」
周防宗章:「三上に、当てがあるというのなら別だが」
三上夏輝:「いや……なんだろうな。胸騒ぎというか、勘というか」
三上夏輝:「………いる、と思う。周防さん」
牛頭谷 一空:「なら、いるんだろう」
周防宗章:「だな。この雨は、三上にとっては特別なものだ。」
周防宗章:「何かを感じたとしても、おかしくはない。」
牛頭谷 一空:頷く。
稲姫ちどり:「……」薄目を開けて、どこから攻撃が来てもいいように警戒している。
柊ありす:「それなら探さないと」
ヴィクトリア:「……よし。ちどりさん。殿はアタシがやるよ」
稲姫ちどり:「あーはん。頼むぜ、Vちゃん」
三上夏輝:「……行こう」
三上夏輝:施設の中へと入っていきます。
牛頭谷 一空:無言でそれに続く。
柊ありす:とことことついていきます。
周防宗章:三上くんの背中を見ながらつらつらと歩いていきます
GM:では一行は施設の中に入りました。
GM:中心部は競泳用プールのそれに似ており、周囲上部には観客席のようなスペースがぐるりと。
GM:中央にはとりわけ目を引く、巨大なプールがあります。深さは見たところ、2mほど。
GM:上空の雲から大量の雨が降り注いでいますが、排水装置が稼働しているのか、水で満たされてはいません。
GM:そして、中心部には………
周防宗章:「なかなか、いい設備だ。今度水練に使わせてもらいたいな。」
大葉ゆかり:「…………」目元を隠す花……"紫陽花の仮面"をつけて、何をするでもなく立ち尽くしている。
柊ありす:「いた!」
三上夏輝:「大葉くん!」
三上夏輝:駆け出し、プールの中へ。バシャバシャと大葉ゆかりへ近づいていく。
GM:水は少したまっているものの、オーヴァード身体能力なら歩くぐらい大丈夫です。
柊ありす:自分も近付こうとしましょう。三上くんよりは遅れて。
周防宗章:止めるべきか否か一瞬迷ってしまう。だがその一瞬のうちに三上くんが駆け出している
牛頭谷 一空:ありすさんに続いてプールの中に。大葉さんとはやや距離を取って足を止める。
稲姫ちどり:無言でその様子を見守る。周りから奇襲がないかどうかだけを警戒している。
ヴィクトリア:プールには入らず、周囲を警戒している。
大葉ゆかり:「…………」今度は三上が近づいても、全く動じる様子が無い。
三上夏輝:「大葉くん………すまない!」深く頭を下げる。
三上夏輝:「俺が………俺が悪かった! 君の気持も、自分の気持ちもわかりながら、くだらないことに囚われて……」
三上夏輝:「君を、ここまで追い込んでしまった」
柊ありす:三上くんから少し下がったところで様子を見ている。
大葉ゆかり:「……………」
三上夏輝:「責任を……いや、そうだけど、そうじゃないな。そういったものを抜きに、俺がそうしたいんだ」
三上夏輝:「………俺と付き合ってくれないか、大葉くん。1年ぐらいの付き合いだが、同じ目標を持つ者同士、君がいるととても心強いんだ」
三上夏輝:「周囲の目がなんだ。気持ちが通じ合っているのが、一番大事なんだ……俺は、それをおろそかにしてしまったが」
三上夏輝:「それでも……俺を許してくれるなら! その仮面を取って、もう一度話し合ってくれないか!」
大葉ゆかり:「……………夏輝、さん」
周防宗章:「こう、あれだな。そういう場合じゃないのはわかってるんだが。」近くにいる稲姫さんに話しかける。
周防宗章:「他人の告白を見るというのは思ったよりも面映ゆいな」
稲姫ちどり:「んふ。意外とウブなこと言うね、すうぉー君」
周防宗章:「慣れてないんだな。こういう純なやつには。」
周防宗章:これで万事が収まればそれでいいが…
柊ありす:「……ゆかりちゃん」反応があったことに少しほっとする。
稲姫ちどり:「あたしは好きだなあ、生の感情むき出しな感じ。かわいいしね」
周防宗章:「目線が、おばさんみたいだぞ、それ。」
稲姫ちどり:「うう、言うなー。あたしの失った何かがここにはあるんじゃー」
牛頭谷 一空:「経験豊富過ぎて、擦り切れたのか」ぼそっと呟く。
稲姫ちどり:「言い方!ごずやんマジ後でしばく!」
牛頭谷 一空:「……俺よりも、今はあっちだ」話題を逸らす!
周防宗章:告白の行方を見守ろうとする。
大葉ゆかり:「……………」
大葉ゆかり:「……………し」
大葉ゆかり:「信じ、られない」
柊ありす:「……?」
三上夏輝:「………え」
大葉ゆかり:「どうして今更」「ずっと心細かった」「時が来る前に心変わりしてしまうんじゃないかって」「ふざけてると思った」「よっぽど困らせてやろうと思った」「でもできなくて」「気持ちがぐるぐるして」「それで」「それで」「それで」「それで」
大葉ゆかり:もはや聴き取れぬ速さで、延々と胸の内を語る。
周防宗章:「あ、不味いなこれは」
三上夏輝:「待ってくれ、落ち着くんだ大葉くん!」
GM:ただでさえ強かった雨の勢いはさらに強まる。風も出てきて、さながら台風のような状態に。
GM:データ的には、先の精神操作を含めて【Eロイス:虚実崩壊】の影響です。
GM:ユニークアイテムである節制の仮面により取得したもので、大葉ゆかり自身はジャームではありません。
周防宗章:たっと飛び降りて三上君たちのところへ向かう
柊ありす:「ゆかりちゃん!」我慢できずにばしゃばしゃと傍に駆け寄る。
稲姫ちどり:「三上っちはよく言った。何も間違っちゃいない。けど……」こちらも向かう。
稲姫ちどり:「それでも気持ちが伝わらんことも、あるわな」
牛頭谷 一空:「あれを、どうにかするのが、先決か」
柊ありす:(思いと象徴とがあれば呪術。でも、きちんとやらないと、悪いことが)
柊ありす:(だって、あの仮面は本当に力のある――)
GM:大葉ゆかりに近づくほど、雨の勢いは強く感じられる。
GM:花びらも舞い散り、この世の光景とは思えないかもしれない。
ヴィクトリア:「………ん? 花、びら?」目を細めて、雨風の中に混じる花びらを見る。
牛頭谷 一空:「三上、交代だ」武器を引っ提げて三上くんの隣に立つ。
周防宗章:「まるで高廉の道術だな。」
三上夏輝:「牛頭谷君、しかし!」
牛頭谷 一空:「お前の出番は、またあとで来る。備えておけ」
三上夏輝:「あ…ああ…」そう言って、後ろに下がる。まともに戦える状態でないことは、理解している。
周防宗章:「三上。一つ分かったことがある。あの子は、めんどくさいぞ。考え直すなら、今の内だ。」三上くんを試すような問いをする。
三上夏輝:「……面倒くさいなら」
三上夏輝:「俺も同じだ。お似合いになれそうですよ」弱々しく、しかし確かに笑ってみせる。
周防宗章:「そうか。」
周防宗章:「なら、その気持ちを持ち続けて、彼女を待ってろ。それがお前の戦いだ。」
稲姫ちどり:「ふふ。三上っちも男が上がってきたな」
柊ありす:「……泣いているの? それとも怒ってるのかな。両方かも」頬をぐしゃぐしゃにする雨を拭いながら、ゆかりちゃんに話しかける。
大葉ゆかり:「・・・・・・・・・・」柊ありすの言葉は届いているのか、どうか。ずっと何かを呟き続けている。
柊ありす:「でも、このやり方じゃだめよ。誰が泣いてるのかわからなくなっちゃう」
柊ありす:「ずっと苦しかったのは、あなたでしょう」
柊ありす:「聞いてあげられなくて、ごめんね」
柊ありす:くるりと振り返る。「仮面、どうにかしましょう」
牛頭谷 一空:無言で頷く。
稲姫ちどり:「ありすちゃんは……番長でも、生徒会でも、風紀でもない。ただ、友達のためにここへ来た」
稲姫ちどり:「いいよね。そういうの。あたしは全力で傘になっちゃうぜ」
稲姫ちどり:にひっと笑う。
ヴィクトリア:「………ッ! ちどりさん! 一空! みんな! 気を付けて、何か変だ!」プールの中の面々へ叫ぶ。
???:「んー…そこで「はい、わかりました」って引き下がるの、どうかしらね」
???:《神出鬼没》
???:柊たちから離れた三上の隣に、何者かが立っている。
三上夏輝:「なっ………お前は!」
"カルペ・ディエム":「愛する人のため……もうちょっと、頑張ってみない?」
"カルペ・ディエム":《瞬間退場》+《瞬間退場Ⅱ》
"カルペ・ディエム":花びらを舞い散らせながら、三上と共に姿を消す。
GM:―――――――――
GM:………と、ここでシーンカット!
GM:直後の場面からクライマックスとなります!
GM:ロイス取得のみ可能です。
周防宗章:MAXにとってあるので、なし!
柊ありす:なし!
稲姫ちどり:・ロイス/庇護対象/三上夏輝/〇かわいい/不安 取得します
牛頭谷 一空:こちらもMAX
稲姫ちどり:以上!
GM:ではクライマックスへと。

【クライマックスシーン:決戦-クライマックス戦闘-】

GM:いよいよクライマックスへ突入です。
GM:全員、登場をお願いします。
稲姫ちどり:稲姫ちどりの侵蝕率を+0(1d10-1->1-1)した (侵蝕率:80->80)
柊ありす:柊ありすの侵蝕率を+8(1d10-1->9-1)した(侵蝕率:86->94)
柊ありす:あわわ
稲姫ちどり:1は上がるので81
周防宗章:1d10+83
DoubleCross : (1D10+83) → 9[9]+83 → 92

周防宗章:ちどりさんめっちゃ1出てない?
稲姫ちどり:なんかね…
どどんとふ:"?????"という名前のキャラクターはすでに存在するため追加に失敗しました。
GM:アッハイ
GM:気を付けます…
稲姫ちどり:GMが気を付けることはないよ!
GM:どどんとふに叱られるとは…
牛頭谷 一空:牛頭谷 一空の侵蝕率を+10(1D10->10)した(侵蝕率:85->95)
周防宗章:牛頭谷くん!!
牛頭谷 一空:ひえー
GM:生きて…
稲姫ちどり:守護らねば…
GM:―――――――――
"カルペ・ディエム":―――花びらを舞い散らせながら、三上と共に姿を消す。
"カルペ・ディエム":一瞬の後、三上と共に大葉の隣に立っている。
周防宗章:「"カルペ・ディエム"か。」
周防宗章:「どうした。お前も恋愛成就の場を見物に来たのか?」
"カルペ・ディエム":「見物、というのは間違っていないわね」
周防宗章:「なら、引っ込んでいろ。あとはお前が渡した仮面を砕けば、それでめでたしめでたしだ。」
周防宗章:「あまり干渉するのは野暮というものだぞ」
"カルペ・ディエム":「人聞きの悪い言い方、やめてくれるかしら?」
"カルペ・ディエム":「いうなればこれは、アフターサービスよ」
三上夏輝:「くっ……"ディオゲネスクラブ"だろうと……!」"カルペ・ディエム"から離れて、対峙しようとする。
大葉ゆかり:「・・・・・・・・・・!!」三上が近づいたことで、不安定な状態に。
"カルペ・ディエム":「っと、いけないいけない。はい、あなたには……こ~れ」
"カルペ・ディエム":《冷静と情熱の間》
"カルペ・ディエム":三上夏輝の「大葉ゆかりを守りたい」という感情を活性化させる。
周防宗章:やりおる
三上夏輝:「が………あ………!?」
周防宗章:「三上っ!」
"カルペ・ディエム":「大サービスで、今ならこれもつけてあげる」
"カルペ・ディエム":何処から取り出したのか、新たな仮面を三上の顔に装着する。
"カルペ・ディエム":両側に長いヒレのある、魚の意匠の仮面だ。
三上夏輝:「・・・・・・・・・・!!」仮面をつけられ、しばらくもがくものの、やがて動きを止める。
???:「………」
"ヴォランス":ぎぃ、と顔を周防の方へ向ける。
"カルペ・ディエム":「ふぅ。の件をつついて"プラネータ"から巻き上げたものだから心配だったけど……上手く馴染んだみたいね」
大葉ゆかり:暴走状態故に三上の顔が見えなくなって認識できなくなったのか、おとなしくなる。
周防宗章:「なるほど。こうやって、仮面を渡して歩いてるのか、お前らは」
周防宗章:人が仮面をつけられているところを、初めて見た
柊ありす:「……どうしてそういうことをするの」ぎゅっと手を握りしめる。「元に戻して」
"カルペ・ディエム":「どうして? どうして、ねぇ……フフ」
"カルペ・ディエム":「だって、好きだもの。『恋』を見るのが」
柊ありす:「あなたが仮面をかぶせて、見えなくしているんじゃないの」
柊ありす:「手を出さないで。好きにさせてあげて」
"カルペ・ディエム":「暴走する『恋』、身分違いの『恋』、命を賭けた『恋』、爛れた『恋』、真似事の『恋』、新たな『恋』……」
"カルペ・ディエム":「いろんな『恋』を見て、時々ちょっと手を貸してあげる……それが私、"カルペ・ディエム"」
"カルペ・ディエム":「見えなくなるのも『恋』の内。だって、「恋は盲目」…だもの」
牛頭谷 一空:「……」舞い散る花びらの一片を、手で掴み取る。「無粋、だな」
牛頭谷 一空:「開きかけた蕾の前に、お前の撒き散らす花びらは、けばけばしい」
牛頭谷 一空:「それと」
牛頭谷 一空:「お前の悲鳴を、まだ聞いていない」掴んだ花びらを握り潰し、歯を剥き出して笑う。
"カルペ・ディエム":「あら、怖い。でも、私だけを見ていていいのかしら?」
"カルペ・ディエム":「移り気な彼女が、あなた達をちゃんと見始めたみたいよ?」
???:ぶつぶつと呟き続けながら、柊たちの方を見ている。
稲姫ちどり:「カルペちゃんだっけー。考えようによっちゃ、あなたのそれも……一人じゃ抱えきれない"何か"の発露なのかもねぇ」
"カルペ・ディエム":「あら、どういう意味かしら」
稲姫ちどり:「とはいっても、他人の恋路に口出し手出し。望む結果に導くために、とうとう直接介入たあ」
稲姫ちどり:「ちと野暮天が過ぎるわなあ」ため息をつく。
"カルペ・ディエム":「望む結果、ね。彼女も彼も、一緒にいたかったと思っていたのは確かだと思うけど…」
"カルペ・ディエム":「まあ、そのあたりの受け取り方は人それぞれよね」
柊ありす:「こんなのが『一緒にいる』ように見えるなら」前に出る。
柊ありす:「あなたこそ盲目だわ。しっかり目を洗うといいと思うの」
柊ありす:「水ならたっぷりあるでしょ。あなたが流させた、ゆかりちゃんの涙よ」
"カルペ・ディエム":「遠慮しておくわ。女の涙は武器だもの」
"カルペ・ディエム":「危なくて、そんなことに使えるわけないじゃない……ねえ?」
"カルペ・ディエム":大葉ゆかり………"ハイドランジア"に微笑みかける。
"ハイドランジア":"紫陽花の仮面"が、様々な色の光を放ち始める!
周防宗章:「魔神並の瘴気だな。」こんなものを無理やり出力させる道具が、真っ当なものであるはずがない
ヴィクトリア:「みんな……くっ、こいつら!?」
自律型仮面:プール外のヴィクトリアを、いつの間にか自律型仮面兵士が取り囲んでいる。
GM:遠くにいるヴィクトリア以外は、"ハイドランジア"の放つ光でレネゲイドが影響を受けます。
GM:ということで、衝動判定。難易度は9です。
稲姫ちどり:3dx+4+1>=9
DoubleCross : (3R10+4+1[10]>=9) → 10[6,8,10]+5[5]+5 → 20 → 成功

牛頭谷 一空:カスタマイズアイテム、ブランケットの効果を適用して
柊ありす:7dx+2=>9
DoubleCross : (7R10+2[10]>=9) → 7[1,2,2,2,3,3,7]+2 → 9 → 成功

牛頭谷 一空:4dx+2>=9
DoubleCross : (4R10+2[10]>=9) → 9[1,3,8,9]+2 → 11 → 成功

柊ありす:セーフ
周防宗章:5dx>=9
DoubleCross : (5R10[10]>=9) → 8[2,2,6,7,8] → 8 → 失敗

周防宗章:ぎゃ
周防宗章:暴走!
周防宗章:2d10+92
DoubleCross : (2D10+92) → 16[7,9]+92 → 108

牛頭谷 一空:牛頭谷 一空の侵蝕率を+13(2D10->10,3)した(侵蝕率:95->108)
周防宗章:よし
稲姫ちどり:2d10+81
DoubleCross : (2D10+81) → 13[10,3]+81 → 94

柊ありす:柊ありすの侵蝕率を+7(2d10->5,2)した(侵蝕率:94->101)
柊ありす:ちょうどいい
GM:ではクライマックス戦闘を開始します。まずはエンゲージが、こう。

エンゲージ
(柊、周防、稲姫、牛頭谷)-(10m)-("カルペ・ディエム"、"ハイドランジア"、"ヴォランス")


GM:前もって説明しておきますが、"ハイドランジア"と"ヴォランス"を完全に無力化…
GM:HPが0になり、蘇生効果をもつ何かしらも尽きた時点で、戦闘は終了、PCたちの勝利となります。
GM:"カルペ・ディエム"は倒しても倒さなくても構いません。
周防宗章:なるほどね。
GM:また"ヴォランス"のステータスですが、ミドル戦闘後に三上夏輝が引き止められ、
GM:さらにその後のシーンで喝を入れられた関係で、"カルペ・ディエム"の想定より弱体化しています。
GM:具体的には、戦闘能力は強化されていますが、HPに関しては並の肉体系オーヴァード程度です。
稲姫ちどり:あの時止めておいてよかったねえ
柊ありす:なんと
牛頭谷 一空:よかった
GM:引き留めていなかった場合、"カルペ・ディエム"がじっくりと洗脳する時間が生まれていたという感じですね。
稲姫ちどり:ははーなるほど
GM:前置きはこんなところで、第1ラウンドを開始しましょう!
GM:まずはセットアップから!
周防宗章:なし!
柊ありす:なし
稲姫ちどり:《虚無の城壁》でラウンド間ガード値+12、侵蝕は2上昇して96に
周防宗章:硬そう
柊ありす:かちかち
稲姫ちどり:かきーん
牛頭谷 一空:《氷の茨》使用。
牛頭谷 一空:PC以外は牛頭谷のエンゲージから移動して離れた場合6D10のHPを失います。
牛頭谷 一空:牛頭谷 一空の侵蝕率を+3した(侵蝕率:108->111)
"カルペ・ディエム":《氷の城塞》。ラウンド間、自身が受ける全HPダメージを-9。
"カルペ・ディエム":さらに【Eロイス:楔の呪い】。ラウンド間、タイタス昇華時の効果が「戦闘不能を回復」以外に使えなくなります。
"カルペ・ディエム":このEロイスは、バックトラック及び経験点配布でEロイス二つ分として換算します。
周防宗章:マ、マジか!暴走回復できねえ!
"カルペ・ディエム":使用対象は、PC4人ですね。
牛頭谷 一空:なんと
周防宗章:すぐタイタイを斬るべきだったのか!
GM:あ、そうですね
GM:えーと
GM:タイタスで不利な効果を消す場合、タイミングが「いつでも」なので
GM:確かに衝動判定直後に使える道理なのですが
GM:かなりグレーなタイミングですので…
GM:すいません、今回は諦めてもらえますでしょうか!
周防宗章:まあ、暴走してます!
稲姫ちどり:カバーはまかせろー
周防宗章:お願いします!
GM:感謝!
周防宗章:武芸の達人のもろさだ。
"ハイドランジア":《先陣の火》+《得意領域》
"ハイドランジア":ラウンド間、行動値+20。RCの判定ダイスを+6個します。
稲姫ちどり:はっや
柊ありす:やばいぜ
"ヴォランス":《ワイルドグロース》、そして《完全獣化》+《進化の末脚》
"ヴォランス":シーン間、【肉体】の判定ダイス+6個。ラウンド間、行動値+6。
"ヴォランス":さらに《飛行能力Ⅱ》を持っているため、解除されない限り常時飛行状態です。
周防宗章:楽しいことしてる
"ヴォランス":そして【Eロイス:戦闘血界】。
牛頭谷 一空:飛んでる
稲姫ちどり:はっや
稲姫ちどり:とっび
"ヴォランス":HPを15点消費し、"ハイドランジア"のあらゆる判定の達成値を+6します。
稲姫ちどり:け、献身?!
柊ありす:なんと
GM:Eロイスはこれで全部。【虚実崩壊】、【楔の呪い】、【戦闘血界】で合計四つ分です。
周防宗章:やめろ!お前は並のオーヴァードぐらいのHPしかないんだぞ!
GM:ではPC側から演出をどうぞ。
牛頭谷 一空:「ヴィクトリア、しばらく抑えろ」プール外に一声だけかけて、あとは眼前の敵に集中する。
牛頭谷 一空:「出ろ、チェインバーメイド」
チェインバーメイド:足元の影が実体となって立ち上がる。
稲姫ちどり:「雨上がりまで付き合ってやんよ。長くはかからんでしょ」
稲姫ちどり:ちどりの周囲に重力場が発生し、雨が地面から逆さまに立ち上がる。
周防宗章:「む……」右手で頭を押させる。
周防宗章:目の前の物を破壊したい。その衝動が強くなるを感じている。
周防宗章:撓を握る力が強くなっている。これでは、『技』は使えない。それがわかっているのに、抑えることができない
"ハイドランジア":雨の勢いがさらに強まり、他の面々の動きがさらに取りづらくなる。
"ハイドランジア":だが、発生源である"ハイドランジア"には関係が無い。相対的に、素早く動けることになる。
"カルペ・ディエム":「ね? 怖いでしょ? フフ、フフフ」自身も動きづらい状況で、愉快そうに笑う。
"カルペ・ディエム":周囲の雨が凍っては砕けてを繰り返し、形を変える防壁のように。
"カルペ・ディエム":雨風に乗せた花びらが、柊たちの心に干渉し、絆の力を固定する。
"ヴォランス":正面から見た魚の頭部の左右に長いヒレがついたような、顔全体を覆う"飛魚座の仮面"が妖しく輝く。
"ヴォランス":レネゲイドが限界を超えて活性化され、その影響で身体の構造までが変貌を開始。
"ヴォランス":制服の背中を突き破り、左右一対の翼のようなヒレが生える。
"ヴォランス":仮面や衣服の隙間からのぞく肌を見れば、それは鱗で覆われていく。
"ヴォランス":プールの底を蹴り、跳躍。雨の海を天へと昇り、自在に泳ぎ回る。
"ヴォランス":無理な獣化で裂けた背中から、ヒレを伝って血が雨の中へ混じり、"ハイドランジア"へと降り注ぐ。
牛頭谷 一空:「機動型の、獣化か。面白い」
GM:ではセットアップ終了。イニシアチブプロセスへ。
GM:何もなければ修正値25の"ハイドランジア"の行動です。
GM:何もないとは思いますが…
周防宗章:特に何もありません
柊ありす:ないです
牛頭谷 一空:ないです
稲姫ちどり:無いねー
"ハイドランジア":では"ハイドランジア"の手番。
"ハイドランジア":マイナーなし。メジャーで《コンセントレイト:オルクス》+《破砕の顎》。
"ハイドランジア":柊、周防、稲姫、牛頭谷の四人を対象にRC攻撃を仕掛けます。
GM:判定直前に何かされる方はお願いします。
稲姫ちどり:《孤独の魔眼》。範囲攻撃の対象を自分一人に変更します
"ハイドランジア":では攻撃は稲姫ちどりに集められる!
稲姫ちどり:侵蝕は+4で96→100
"ハイドランジア":命中判定!
"ハイドランジア":11dx8+7
DoubleCross : (11R10+7[8]) → 10[1,1,3,3,4,4,5,5,5,9,10]+2[2,2]+7 → 19

稲姫ちどり:ドッジという選択肢はない。《グラビティガード》《イージスの盾》でガード
稲姫ちどり:10d10+15
DoubleCross : (10D10+15) → 55[9,2,1,9,7,3,8,7,4,5]+15 → 70

"ハイドランジア":すいません、ダイス一つ少なかったので一つだけ振ります。
"ハイドランジア":1dx8
DoubleCross : (1R10[8]) → 4[4] → 4

"ハイドランジア":無関係!
"ハイドランジア":ダメージ出します。
稲姫ちどり:カモン!
"ハイドランジア":2d10+14
DoubleCross : (2D10+14) → 5[3,2]+14 → 19

"ハイドランジア":完全にガードされます。
稲姫ちどり:ノーダメ!侵蝕は106。
GM:パパッと演出!
"ハイドランジア":仮面が輝くと同時に、柊たちの周囲に異変が生じる。
"ハイドランジア":雨が上からではなく、下から降り始める。稲姫の重力場による影響だけではない。
"ハイドランジア":―――"ハイドランジア"の攻撃だ!
GM:水の矢が四人に襲い掛かります。
稲姫ちどり:「オーライ」
稲姫ちどり:大きく腕を広げ、仰け反った姿勢からぐらりと身体を傾けると、
昇り始めた雨がぐにゃぐにゃとランダムに軌道を変える。

稲姫ちどり:《偏差把握》……雨一粒一粒のベクトルを感知し、全て自分の元へ集めた上で捻じ曲げる。
稲姫ちどり:巨大な水柱は排水溝へと導かれるのみだ。
稲姫ちどり:「ふう。どシャットな」
"ハイドランジア":「……………」捻じ曲げられた攻撃を見て、言葉が止まる。
"カルペ・ディエム":「へぇ。前のアイドル事件じゃ結構な活躍だったみたいだけど…なるほど、ただの酔っぱらいじゃないということね」
牛頭谷 一空:「……俺でも、抜けないな。この守りは」
稲姫ちどり:「ヘイヘイ! じゃんじゃん持ってきなぁ」
稲姫ちどり:濡れた前髪をかき上げ、挑発的に指で招くのはカルペ・ディエムに対して。
GM:イニシアチブプロセス。行動値10で同値ですが、"カルペ・ディエム"が先に動きます。
"カルペ・ディエム":マイナーなし。メジャーで《戦乙女の導き》+《狂戦士》+《ポイズンフォッグ》
"カルペ・ディエム":"ハイドランジア"と"ヴォランス"を対象に、次のメジャーアクションのダイスを+7個。C値-1、攻撃力+5。
"カルペ・ディエム":「フフ…雨はやっぱり武器よりも、恵みの方がよさそうね?」
"カルペ・ディエム":両手を雨天に掲げる。
"カルペ・ディエム":直後、プールの底を突き破って植物の枝が出現。真紅と漆黒の花を咲かせる。
"カルペ・ディエム":激しい雨の中でなお強く甘く感じられる芳香が、花びらとともに仮面をつけた二人に届く。
"カルペ・ディエム":レネゲイドを活性化させる、魔の花だ。
周防宗章:「プールが!!」
GM:続いてイニシアチブ。同値10、"ヴォランス"の手番。
"ヴォランス":マイナーで《骨の剣》+《ハンティングスタイル》。
"ヴォランス":素手のデータを変更し、PC4人のエンゲージへと移動します。

エンゲージ
(柊、周防、稲姫、牛頭谷、"ヴォランス")-(10m)-("カルペ・ディエム"、"ハイドランジア")


"ヴォランス":メジャーで《コンセントレイト:エグザイル》+《爪剣》+《対地攻撃》。
"ヴォランス":柊ありすを対象に、白兵攻撃を行います。
柊ありす:きゃー
GM:軍神の守りとかされますか?
稲姫ちどり:ダメージロール前に決めるッ!
GM:それもそうでした!早計!
稲姫ちどり:もしかしたら出目が腐って…ありすちゃんが素で回避をする可能性も、なくはない!
"ヴォランス":命中判定!
"ヴォランス":22dx6+6-1
DoubleCross : (22R10+6-1[6]) → 10[2,2,3,3,3,4,4,5,5,5,6,6,6,6,6,6,7,7,7,9,10,10]+10[1,1,2,3,5,5,6,7,8,8,9,10]+10[1,2,4,5,6,9]+10[3,10]+2[2]+5 → 47

柊ありす:oh
柊ありす:それでもドッジをしてみます。
周防宗章:しゅごい
稲姫ちどり:がんばれがんばれっ
GM:matte
GM:待ってくだしあ
GM:さい
稲姫ちどり:ん?
柊ありす:はいはい
GM:爪剣でドッジダイスが+1個されます!
GM:それだけお願いします
GM:-1だ!
柊ありす:了解しました! そしたら3個ですね。
柊ありす:3dx=>47
DoubleCross : (3R10[10]>=47) → 9[1,7,9] → 9 → 失敗

柊ありす:はい!
稲姫ちどり:はい!《軍神の守り》でカバーしましょう
柊ありす:爪剣さえなければなー!!!
稲姫ちどり:それなー!
柊ありす:ありがとうございます!
稲姫ちどり:《グラビティガード》《イージスの盾》でガード
稲姫ちどり:10d10+15
DoubleCross : (10D10+15) → 57[10,6,1,8,5,9,10,4,3,1]+15 → 72

"ヴォランス":ダメージを出します。
"ヴォランス":5d10+25+5
DoubleCross : (5D10+25+5) → 21[3,6,6,1,5]+25+5 → 51

稲姫ちどり:ノーダメ!侵蝕は軍神の分と合わせて106→114
"ヴォランス":ものの見事に防がれました。
柊ありす:高い上に防いだ!
GM:では演出!
"ヴォランス":袖を引き裂きながら、骨が変化した薄く鋭い刃が両腕に形作られる。
"ヴォランス":それと同時に、雨の中を泳いで柊ありすに急接近。攻撃を試みる。
"ヴォランス":すれ違いざまに、身体を切り裂くつもりだ―――
柊ありす:……回避を試みようとするが、大きくは動かない。
柊ありす:信じているから。
稲姫ちどり:「はい、チェンジー」柊ありすの肩を掴み、くるりとスピンで場所を入れ替える。
柊ありす:「はい!」入れ替わる。きっと来てくれると思っていた。
稲姫ちどり:そのまま、ヴォランスの爪に指先を合わせて止める。
稲姫ちどり:何気ない動作だが、重力場による異音が発生し、弾く!
"ヴォランス":「………!?」受け止められる。予想外に。
"ヴォランス":衝撃に弾かれるまま距離を取り、4人の周囲を泳ぎ始める。
"カルペ・ディエム":「本当に……結構なお点前ですこと」
稲姫ちどり:「どシャットな。傘になる、って言ったべ?」余裕の手招き。
GM:イニシアチブプロセス
GM:行動値が666のオーメン!
GM:柊さん、周防くん、牛頭谷くんは相談の上、行動順を決定してください。
周防宗章:では僕から!
周防宗章:思考が混線している。思考に先んじて肉体が反応する状況が続いている。
周防宗章:マイナーで暴走を解除します。
周防宗章:それを一度の深呼吸で無理やり矯正する。撓を握る力が弱くなる。
周防宗章:視界が晴れる。戦場を見通せる
周防宗章:メジャーで"ヴォランス"を素殴り!
周防宗章:6dx+43
DoubleCross : (6R10+43[10]) → 10[4,7,7,7,8,10]+6[6]+43 → 59

周防宗章:おしい
"ヴォランス":ドッジで対抗します。
"ヴォランス":15dx+1>=59
DoubleCross : (15R10+1[10]>=59) → 10[1,1,4,4,4,4,5,5,7,7,8,9,10,10,10]+7[4,6,7]+1 → 18 → 失敗

周防宗章:怖い
周防宗章:ダメージ!
周防宗章:6d10+15
DoubleCross : (6D10+15) → 23[1,6,3,2,1,10]+15 → 38

周防宗章:腐った!
"ヴォランス":最大HPが34。【Eロイス:戦闘血界】で15減少し19。
"ヴォランス":ですので戦闘不能になります。
周防宗章:撓をゆるゆると持ち上げる。高上段の構え。鹿島新當流に言う一ノ太刀。
周防宗章:剣術の始まりの一太刀。天地人和合を象る太刀である。
周防宗章:「三上。行くぞ。稽古をつけてやる。」
"ヴォランス":「………」正気はあるのか、否か。
"ヴォランス":無言のまま、周防に接近する。
周防宗章:接近する三上に合わせて歩みを進める。
周防宗章:すいと撓が落ち、三上の鼻先を掠める。
周防宗章:同時、撓が跳ね上がる
周防宗章:《ぽン》
周防宗章:撓が胸先を捉え、軽い音が鳴る
"ヴォランス":「………!?」
周防宗章:「衝動からなかなか抜け出せなかった俺が言える立場じゃないが」
周防宗章:「お前も、そろそろ自分を取り戻せ。何のためのUGN研究会だ。」
周防宗章:「俺は山賊、お前は研究会。道は違うが、目指してるところは同じだろう。」
周防宗章:「立派なUGNエージェントになるんだろうが。」
"ヴォランス":身体が、そして心が揺れる。周防に攻撃を加えることなく横をすれ違い、プールの底に墜落する。
"ヴォランス":水飛沫を上げながら滑り、やがて止まった。
"ヴォランス":"飛魚座の仮面"にはヒビが入っている。もう力を発揮することはなさそうだ。
周防宗章:「柊くん、牛頭谷くん、あとは頼む」
"カルペ・ディエム":「あら。案外頼りなかったわね。Bランクアタッカーだから、そこそこやると思ったけど…」
"カルペ・ディエム":「"プラネータ"のやつ、ハズレをよこしたのかしら……それとも」
"カルペ・ディエム":「(彼自身が、抗っていた?)」
周防宗章:「当たり前だ。アレはBランクアタッカーの三上じゃない。ただの魚だ。お前がそう貶めたんだ。」
"ハイドランジア":「……………」地に墜ち、動かなくなった"ヴォランス"………三上を見ている。

エンゲージ
(柊、周防、稲姫、牛頭谷)-(10m)-("カルペ・ディエム"、"ハイドランジア")


GM:ではイニシアチブプロセス。残りのお二人の行動になる…のですが、
"ハイドランジア":イニシアチブプロセスに《加速する刻》
周防宗章:いじわる!!
柊ありす:おわー
"ハイドランジア":メインプロセスを行います。
牛頭谷 一空:ひえー
"ハイドランジア":マイナーはなし。メジャーで《雨粒の矢》
"ハイドランジア":対象:シーン(選択)でPC4人を攻撃します。
稲姫ちどり:《時の棺》。その判定を失敗させます
"ハイドランジア":では判定は失敗。メインプロセスも終了します。
"ハイドランジア":視線を、三上から周防宗章へと向ける。
"ハイドランジア":瞬間、ぱったりと雨が止む。
"ハイドランジア":―――否。
周防宗章:「む」
"ハイドランジア":よく見れば、凝縮された雨粒の矢が、周囲を埋め尽くすように浮かんでいる。
"カルペ・ディエム":「……お魚さんをやっつけたこと、彼女は許せないみたいね」
周防宗章:「なるほど。喜べ三上、彼女はまだお前のことを想っているようだぞ。」
"ハイドランジア":右腕をゆっくりと天へ。
牛頭谷 一空:「……これも、いけるか?」視線は敵に向けたまま、尋ねる。
"ハイドランジア":それがゆっくりと下ろされると同時に、雨粒の矢が周防ら4人に向かって―――
柊ありす:「……!」避けない。が、ぎゅっと目をつぶる。
稲姫ちどり:「のー、ぷろぶれむ」ついと指先を前に向ける。
稲姫ちどり:放たれた矢、その先頭の一つを指先で弾く。弾かれた矢が別の矢を穿ち、その連鎖がさざ波のように広がっていく。
稲姫ちどり:四人の周囲だけぽっかりと空いた形で攻撃は霧散した。
周防宗章:「俺には、君の技の方が理解出来ないよ。稲姫くん」
周防宗章:芸術的ともいえる技の冴えに、感嘆の息を洩らしながらつぶやく
柊ありす:ほっと息を吐く。
"ハイドランジア":「……………」右腕が完全に下ろされるも、攻撃が届くことはなかった。
"ハイドランジア":困惑しているのか、どうか。心の内は読み切れない。
稲姫ちどり:「あーはん。つっても、防ぐだけじゃ終わんないからさ。ガス欠になる前にケリつけてね」肩をすくめる。
稲姫ちどり:侵蝕114→124
"カルペ・ディエム":「……これで、Aランク。まだ上がいるんだから、本当にとんでもない島ね、ここは」
GM:では改めてイニシアチブプロセス。
GM:どちらが先に動かれますか?
柊ありす:動きます。
周防宗章:やっちまえー!
牛頭谷 一空:ねこー!
GM:では柊さん!
柊ありす:マイナーなし。
柊ありす:メジャー、コンボ『ハルニレの枝葉』。《コンセントレイト:バロール》《黒の鉄槌》《インビジブルハンド》《鋼の顎》。侵蝕10上昇。
柊ありす:柊ありすの侵蝕率を+10した(侵蝕率:101->111)
柊ありす:対象は範囲(選択)でカルペ・ディエム、ハイドランジアのエンゲージ。
柊ありす:さらにオート《紡ぎの魔眼》使用。侵蝕1上昇。ダイス4個増加。
柊ありす:柊ありすの侵蝕率を+1した(侵蝕率:111->112)
柊ありす:判定します。
柊ありす:12dx7+10
DoubleCross : (12R10+10[7]) → 10[2,4,4,5,5,6,6,7,7,8,9,10]+10[1,2,6,6,8]+4[4]+10 → 34

"ハイドランジア":ドッジ
"ハイドランジア":5dx>=34
DoubleCross : (5R10[10]>=34) → 10[1,5,8,9,10]+10[10]+9[9] → 29 → 失敗

柊ありす:こわっ
稲姫ちどり:こっわ!
牛頭谷 一空:高っ
周防宗章:並の攻撃はあたらないぞこいつ!
"カルペ・ディエム":ガード。《氷盾》+《ピンポイントガード》
"カルペ・ディエム":ガード値を+30。
GM:ダメージをどうぞ
柊ありす:ダメージ出します。
柊ありす:4d10+23
DoubleCross : (4D10+23) → 30[8,3,10,9]+23 → 53

柊ありす:よしよし
"カルペ・ディエム":《氷の城塞》の効果と合わせて、39点減衰。
"カルペ・ディエム":14点受けて、立っています。
"ハイドランジア":《氷雪の守護》
"ハイドランジア":ダメージを減らします。
"ハイドランジア":53-4d10
DoubleCross : (53-4D10) → 53-24[6,7,9,2] → 29

柊ありす:ひゃー
"ハイドランジア":こちらもまだ生存!
周防宗章:硬いなこいつら!
柊ありす:おのれー
"ハイドランジア":残りHPはおよそ半分です。
GM:演出どうぞ!
稲姫ちどり:つおい
柊ありす:「ゆかりちゃん。おまじないをしてあげる」手を差し上げる。
柊ありす:「キテラ。お願いね」声を上げる。ふわふわと現れた黒猫が見る間に大きくなる。
柊ありす:『キテラ』は黒猫の形をしたバロールの魔眼だ。使い魔ではないし、生物でもない。
柊ありす:動かしているのは自分の意志だ。本当はわかっている。でも、だからこそ。
柊ありす:(だからこそ、わたしの気持ちをそのまま伝えることだって、できるはず)
柊ありす:黒猫が大きく口を開け、長い舌でべろりと"カルペ・ディエム"と"ハイドランジア"を舐めた。
柊ありす:途端に重力が働き、ふたりの身体は強い力で水浸しの地面に押さえつけられる。
"カルペ・ディエム":「うっ……く!」底にたまっていた水を凍らせて防ぐも、重力までは防ぎきれない。
"ハイドランジア":「…………」べしゃり、とプールの底に倒れる。起き上がろうとはしないが、さりとて無力化までは至っていない。
"ハイドランジア":仮面は妖しく輝き続けている。
柊ありす:「お話がしたいの。こんな風じゃなくて、わたしが知らなかったこと、見逃してたこと、たくさん聞かせて」両腕を広げる。
柊ありす:「わたしも、お話がしたい。わたしの『魔法』の本当のこととか」
柊ありす:「だから、お願いね、牛頭谷くん」とん、と一歩下がる。
柊ありす:「大事な時よ。しっかりケンカして」
牛頭谷 一空:「……全く、大した魔女だ」武器を構え直す。「しっかりやるさ」
チェインバーメイド:「シギィィィィ……」
GM:では牛頭谷くんの手番です。
牛頭谷 一空:オートアクションでジャンクスラッガーを装備。マイナーアクションで戦闘移動、ハイドランジアのエンゲージへ。

エンゲージ
(柊、周防、稲姫)-(10m)-("カルペ・ディエム"、"ハイドランジア"、牛頭谷)


牛頭谷 一空:メジャーアクションでコンボ「ローズ・レッド」《コンセントレイト:ウロボロス》《原初の赤:吹き飛ばし》《妖の招き》《斥力の槌》、対象はハイドランジア
牛頭谷 一空:命中判定行きます!
GM:どうぞ!
牛頭谷 一空:10dx7+7
DoubleCross : (10R10+7[7]) → 10[2,4,5,6,8,8,8,8,10,10]+10[2,3,7,8,10,10]+10[3,4,5,7]+4[4]+7 → 41

周防宗章:まわった!
牛頭谷 一空:いい出目!
"ハイドランジア":ドッジします。
"ハイドランジア":5dx>=41
DoubleCross : (5R10[10]>=41) → 10[4,5,7,9,10]+2[2] → 12 → 失敗

柊ありす:やったー
稲姫ちどり:ひゃっほーい!
牛頭谷 一空:ダメージ行きます!
牛頭谷 一空:5d10+12+4+2+3
DoubleCross : (5D10+12+4+2+3) → 16[2,1,1,7,5]+12+4+2+3 → 37

牛頭谷 一空:出目ひどっ
周防宗章:控え目すぎる
GM:えーと
GM:さっきのダメージが29点で…
GM:おお!
"ハイドランジア":最大HP57。柊ありすの攻撃で29点を受けて残り28点。
"ハイドランジア":37点を受けて9点マイナス、戦闘不能です。
牛頭谷 一空:復活エフェクトは……
GM:………
GM:今回は、ありません!
GM:何もしなければ"カルペ・ディエム"が退場し、戦闘終了となります。
牛頭谷 一空:こちらは特になし!
GM:では、ここで戦闘終了が確定します。
GM:まずは演出をお願いします。
牛頭谷 一空:「お前の悲鳴を、聞く予定だったが」鉄杭を構え、カルペ・ディエムに歩み寄る。
"カルペ・ディエム":「………!」氷の盾に隠れながら、牛頭谷を見る。
牛頭谷 一空:思い切りそれを振りかぶり、一撃。周防とは違い、力任せに振り下ろした攻撃の先は……
牛頭谷 一空:「お願い、だそうだ。優先しよう」怪しく輝くハイドランジアの仮面、その中央。
牛頭谷 一空:狙い過たず、鉄杭が仮面に打ち込まれる。
牛頭谷 一空:「聞いていただろう、あの魔女の言葉」
牛頭谷 一空:「お話がしたい、そうだ。断るにせよ、受け入れるにせよ」
牛頭谷 一空:「お前が、直接、返事をしろ」
チェインバーメイド:「シギィィィ……」怪人が不満げに呻く。
"ハイドランジア":鉄杭が打ち込まれた"紫陽花の仮面"にヒビが走り、
"ハイドランジア":バラバラに砕け散る。
大葉ゆかり:仮面のみを砕かれた大葉ゆかりが、呆然とした様子でその場にいる。
"カルペ・ディエム":「……どうやら、ここまでね」氷の盾が砕ける。立ち上がり、視線を大葉ゆかりから牛頭谷、そして柊たちへ。
牛頭谷 一空:「殴られていっても、いいんだぞ」剣呑な声で武器を向ける。
"カルペ・ディエム":「……降参よ。そこの魔女の言う通り、目を洗いに帰ることにするわ」
"カルペ・ディエム":「もちろん、雨じゃなくて目薬でね……はぁ。でも、といい、プールといい……」やれやれ、と頭に手をやる。
"カルペ・ディエム":「水難の相でも出てるのかしら……今度、占ってもらいましょう」
"カルペ・ディエム":《神出鬼没》を使用。シーンから退場します。
"カルペ・ディエム":氷の壁がせり上がり、"カルペ・ディエム"の姿を隠す。
"カルペ・ディエム":一瞬の後、氷が砕けるが、そこには誰もいない。
"カルペ・ディエム":ただ、花びらだけが風に舞っていた。
稲姫ちどり:「わお。イリュージョン」
チェインバーメイド:「ギィ……」
牛頭谷 一空:ぞんざいに手を振って花びらを払う。それと同時にチェインバーメイドも影へと戻っていく。
大葉ゆかり:「………」花びらを、ゆっくりと目で追う。
大葉ゆかり:次第に目に輝きが戻り、視線を牛頭谷へ、そして柊へと移す。
柊ありす:「ゆかりちゃん」とぱしゃぱしゃ駆け寄る。
大葉ゆかり:「………ありす、ちゃん」
柊ありす:「よかった。大丈夫? おでことか痛くない? さっきの重たくなかった?」少し慌てた様子で。
大葉ゆかり:「ううん。あの、あのね、私、あの………」
大葉ゆかり:「………それも、あれも、全部含めて」
柊ありす:「うん」口を閉じ、頷く。
大葉ゆかり:「………言いたいこと、聞きたいことが、いっぱいあるの。だから」
大葉ゆかり:「私と………お話、してくれる?」
柊ありす:返事はしない。そのままぎゅっとゆかりちゃんを抱き締める。
柊ありす:「……ふふ」
大葉ゆかり:「………」少し、あっけにとられて。
柊ありす:「服がびしょ濡れで、ちょっと気持ち悪いね」ふわりと笑う。
大葉ゆかり:「……うん。でも、温かい」
大葉ゆかり:ぎゅっと、抱きしめかえす。
大葉ゆかり:「こんなに……こんなにあったかいの、久しぶり」
大葉ゆかり:つう、と涙が頬を伝う。
GM:抱き合う二人を、陽の光が照らす。
GM:雨雲は、いつの間にか消え去っていた。
牛頭谷 一空:「……ヴィクトリア、生きてるか」プールサイドに這い上がって声をかける。
ヴィクトリア:「はー……はー……あ、アタシを誰だと思ってるんだ」肩で息をしている。
自律型仮面:ヴィクトリアの周りに、機能を停止した自律型仮面が無数に散らばっている。
牛頭谷 一空:周囲に散らばる自律型仮面の残骸を見て、頷く。
ヴィクトリア:「番長連の……はっ、"回転番長"だぞ?」傷ついたヨーヨーを構えて、笑ってみせる。
牛頭谷 一空:「知っている。だが」
ヴィクトリア:「これぐらい、余裕……だっ、て」
牛頭谷 一空:「思っていた以上に、根性のある女だった」
ヴィクトリア:急に力が抜け、倒れ掛かる。
牛頭谷 一空:「む」片手でそれを支える。
牛頭谷 一空:「肩を、貸……」言いかけて、言葉が止まる。身長差!
ヴィクトリア:「ん……はは。悪いな、一空」にへら、と笑みから力が抜ける。
ヴィクトリア:「これで……アタシにも、貸し一つ、だな」
牛頭谷 一空:「……」
牛頭谷 一空:「…………よし」
牛頭谷 一空:「担ぐか、背負うか、提げていくか……どれがいい」
ヴィクトリア:「………」
ヴィクトリア:「………に、2番」言って、少し頬が赤く染まる。
牛頭谷 一空:無言で頷き、しゃがみ込む。「……乗れ」
ヴィクトリア:「うっ」自分で言っておきながら、少し困惑。
ヴィクトリア:「……あ、安全運転で頼む」
ヴィクトリア:よいしょ、と小さな身体で乗り込む。
牛頭谷 一空:「気をつけると、しよう」ひょい、と立ち上がり、他の仲間のところへ向かう。
GM:―――――――――
牛頭谷 一空:牛頭谷 一空の侵蝕率を+11した(侵蝕率:111->122)
牛頭谷 一空:忘れるとこだった!

【バックトラック】

GM:それでは、バックトラックに入ります。
GM:今回使用されたEロイスは、【虚実崩壊】【楔の呪い】【戦闘血界】の三つ。
GM:【楔の呪い】はEロイス二つ分として扱います。
GM:Dロイスは設定しておりませんでした。
周防宗章:はーい
GM:Eロイス分を振りたい方はお願いします。
稲姫ちどり:振らなくて大丈夫かもな…
牛頭谷 一空:多分振らなくても大丈夫!
柊ありす:大丈夫!
周防宗章:一倍ぶり
GM:ディフェンダー稲姫が強すぎ案件
周防宗章:108-6d10
DoubleCross : (108-6D10) → 108-34[8,5,10,9,1,1] → 74

周防宗章:わーい、5点
稲姫ちどり:こちらも一倍
牛頭谷 一空:1倍で!
柊ありす:112-6d10 一倍
DoubleCross : (112-6D10) → 112-30[2,2,8,2,6,10] → 82

柊ありす:よしよし
稲姫ちどり:124-6d10
DoubleCross : (124-6D10) → 124-26[4,4,3,6,6,3] → 98

牛頭谷 一空:122-6d10
DoubleCross : (122-6D10) → 122-28[7,3,2,8,1,7] → 94

稲姫ちどり:あぶね
牛頭谷 一空:セーフ
周防宗章:ギリギリが二人もいる
GM:全員生還してよかった…アカデミアでジャーム化はね…流石に
GM:一生GMが引きずってしまいます
GM:こほん。
GM:それでは経験点ですが、まずいつもの5点。
GM:"ディオゲネスクラブ"の計画を砕いたことで、目標達成として5点。
GM:それから"ヴォランス"弱体化ルートに入ったので
GM:+……3点の、計8点としておきましょう。
GM:ここまでで、13点
GM:さらにEロイスが4点分で17点
GM:ここに最終侵蝕率に対応する値を足してください。
牛頭谷 一空:22点!
柊ありす:22点!
稲姫ちどり:22点ー
周防宗章:22点!
GM:C((22+22+22+22+22)/3+1)
DoubleCross : 計算結果 → 37


【経験点】
・GM:銀河忍風/37点
・PL1:さささ/22点
・PL2:中村/22点
・PL3:CAT/22点
・PL4:それじゃない方のヒロ/22点
(敬称略)


GM:以上の点数が配布されます。
牛頭谷 一空:いただきます!
柊ありす:いただきますー
周防宗章:ごっつぁんです!

【エンディング01:合同】

GM:番長連詰所。
GM:戦いを終えた一行は、現場の後始末を番長連の応援部隊に任せて、
GM:身体を休めるべくここに戻ってきていた。
無道ささき:「みんな、よくやってくれた!」びしょぬれで腕を組み、元気に笑っている総番長、無道ささき!
周防宗章:「大丈夫か?走り回って眠くなってないか?」
無道ささき:「わっはっは、のーぷろぶれむ!」
稲姫ちどり:「そりゃいいけど、ちゃんと乾かしなってばよー」乾いたタオルをささきの頭にかぶせる。
無道ささき:「………」
無道ささき:「……………」
周防宗章:「それはよかった。」
ヴィクトリア:「………総番長?」さささ、と顔の前で手を振る。
無道ささき:「………ぷろぐー」
牛頭谷 一空:「……やっぱりか」
ヴィクトリア:「ま、まあ島中を走り回ってたらしいし…」
柊ありす:「冷えたまま寝ては風邪を引いてしまうわ」タオルを肩にかけてあげる。
柊ありす:「ちゃんと髪も乾かしてくしゅん」
稲姫ちどり:「お疲れさんだね。ひと段落ついたことだし、寝かしとくかぁ」
無道ささき:「むにゃむにゃ…もう雨はこりごりだよ…」寝ながらタオルで身体を拭いている。
周防宗章:「それは、君にも言えることだろう。着替えをするなり暖を取るなりしたほうがいい。」
柊ありす:「……」自分も貸してもらったタオルで髪をごしごしする。
ヴィクトリア:「あ、なんだったらシャワールームとか使うか? ちゃんと男女別だから安心だぞ!」
牛頭谷 一空:「福利厚生の、充実……」感心したように唸る。
周防宗章:「設備が整ってるんだな、この詰所」
周防宗章:やはり侮れないな、と思っている
稲姫ちどり:「冷えは女の敵だかんね」専用の機器で燗をあたためている。
柊ありす:「いいの? 中でお香を焚いてもいい?」
ヴィクトリア:「お、お香? うーん…まあ、いいかなあ…」
柊ありす:「それならお借りするわ」寮では香りものはあんまり使えないからちょっと嬉しい!
周防宗章:「まあ、シャワーは男ではこいつに一番に浴びさせるべきだろう。っていうか、いい加減に目を覚ませ」
周防宗章:如何に乱雑に置いておいた三上君の頬をペチペチする
三上夏輝:「う、うん……」頬を叩かれて、うっすらと目を開ける
ヴィクトリア:「あ、そうそう手当てをしないと! 黒岩さん呼んでくる! ついでにシャワールームの手配もしとくよ!」
ヴィクトリア:そう言ってしゅたたと駆けていく。
牛頭谷 一空:「さっきまでへばっていた奴が、元気なものだ」
周防宗章:(医療の心得がある者もいるのか。やはり層が厚い)
三上夏輝:「……ここは? うっ」周囲の様子を窺うも、すぐに身体の痛みで顔をしかめる。
牛頭谷 一空:「……地獄の一丁目だ」ド真顔で答える。
三上夏輝:「じご……っ!?」
牛頭谷 一空:「……冗談だ」
柊ありす:「どうしてそういう冗談を言うの」見上げる。
周防宗章:「鬼が持っているのは鉄鞭でなく、金棒だと思うが。まあ、いい。おい、自分の名前は言えるか?」
周防宗章:意識を確かめようとする
牛頭谷 一空:「楽しいかと思った」目を逸らす。
三上夏輝:「名前……俺は、三上夏輝だよ、周防さん」
稲姫ちどり:「お、大丈夫そう。よかったよかった」言いながら熱燗をお猪口に注ぎ、くいっと一息に飲み干す。
柊ありす:「たの?」首を傾げる。「三上くんは平気そうでよかったわ」
三上夏輝:「ここは……番長連の詰所か。いや?」
三上夏輝:「そうだ、大葉くんは!?」ガタッと立ち上がるが、すぐに身体を押さえる。
三上夏輝:「彼女は、それに"ディオゲネスクラブ"は!?」
周防宗章:「いっぺんに聞かれても困るぞ」
三上夏輝:「じゃ、じゃあ大葉くんだ。今はそれだけでいい」
牛頭谷 一空:ありすさんに視線をやる。
柊ありす:「今はお休み中。疲れてしまったみたい」ゆかりちゃんの方を見る。
大葉ゆかり:ソファに横たえられて眠っている。
大葉ゆかり:長期間、"ディオゲネスクラブ"の仮面を使用していたせいか、疲労も相当なもののようだ。
柊ありす:「やっぱり風邪が心配だけど。ちょっと起こした方がいいのかしら?」
柊ありす:ソファの方に行って様子を見ましょうか。
三上夏輝:「そうか……無事なら、よかった」
稲姫ちどり:「三上っちより長いこと仮面の影響下にあったからな。消耗も激しかろ」
三上夏輝:「仮面……ああ、そうか。俺も、仮面を」
三上夏輝:「……あまり、よく覚えていないが……恐ろしいものだった」
周防宗章:「そうか。」
周防宗章:「いいコンビだったぞ、お前ら」
周防宗章:「お前は大葉くんを身を削ってまで支えようとしていたし」
周防宗章:「大葉くんは、お前が倒れた時ににはその仇を討とうとしていた。」
周防宗章:「仮面に表層意識は乗っ取られていたのかもしれないが、確かなつながりを感じたよ。」
三上夏輝:「………そんな、ことが。いや」
三上夏輝:「うん、確かにそういうことも……あった、ような気はする」
三上夏輝:「……駄目だな、とてもじゃないが、繋がりが感じられるものじゃない」
三上夏輝:寝ている大葉の顔を見る。
三上夏輝:「……今は一緒に戦うよりも、恨み言を山ほど聞かされたい気分だ」
柊ありす:「なんでもいいと思うの。ちゃんとお話をしてあげてね」ゆかりちゃんの頭をそっと撫でながら。
牛頭谷 一空:「……二人きりのときにしろよ」
牛頭谷 一空:「見せつけられるのは、ごめんだ」
柊ありす:「しないと、わたし怒るわよ」
柊ありす:「呪ってしまうかも?」
三上夏輝:「するさ。呪われるのは、彼女からだけにしておきたいからね」
牛頭谷 一空:「魔女の呪い、か。恐ろしいな」くく、と笑う。
柊ありす:「よろしい」
稲姫ちどり:「うんうん、それもまた良きかな。 あれよ、雨降って地固まるってやつー」
柊ありす:「ちどりちゃんは上手なことを言うのね」
柊ありす:「牛頭谷くん。冗談はこういう風に言うのよ」
牛頭谷 一空:「……精進する」
稲姫ちどり:「あはは!ありすちゃん、つよつよー」
GM:と、そこへヴィクトリアが闇医者っぽい格好の生徒を連れて戻ってくる。
ヴィクトリア:「黒岩さん呼んできたよ! シャワールームも、今なら空いてて使えそうだ!」
ジャック・黒岩:「私の治療は高くつくぞ。最低でも三桁の単位を頂こう」
看護師番長:二人の後ろから、ストレッチャーを押して現れる。
看護師番長:闇医者番長の手伝いをするという看護師番長だ。
周防宗章:「医者が来たみたいだ。三上、立てるか。」
三上夏輝:「ああ…周防さん。大丈夫だ、歩けるよ」
周防宗章:「黒岩さん、だったか。三上を頼む。」
ジャック・黒岩:「フッ、その言葉が聞きたかった」
ヴィクトリア:「タイミングおかしくない?」
ヴィクトリア:看護師番長と二人で大葉ゆかりをストレッチャーに乗せている。
周防宗章:「いや、金は三上の自腹だからな?」
柊ありす:「ゆかりちゃんをよろしくお願いします」
ジャック・黒岩:「ああ。幸い、オペが必要なほどではなさそうだ。処置が済んだら、ちゃんとした場所へ移す手配をしよう」
ジャック・黒岩:「何分、番長連の者だけで手いっぱいなことが多いからな」
稲姫ちどり:「ビャッとやって失敗すんなよぉークロちゃん!」
ジャック・黒岩:「私を誰だと思っている。君こそ、肝臓は大事にするんだな」
稲姫ちどり:「気を付けますぅ……」
ジャック・黒岩:「フッ……では、失礼する」
ジャック・黒岩:さっと白衣を翻して部屋を出ていく。
看護師番長:一礼して、ストレッチャーを押して黒岩に続く。
周防宗章:「…尿酸値、高いのか?」
稲姫ちどり:「そういうデリケートな話題はやめい!」
牛頭谷 一空:「血圧にも、気をつけろよ」
柊ありす:「お水もちゃんと飲んでね」
ヴィクトリア:「こら! そこまで言われなくたって、ちどりさんはちゃんと気を付けてるよ!」
稲姫ちどり:「わ、わかってるよう! 何だようみんなして!」
ヴィクトリア:「………多分」
稲姫ちどり:「あーん! Vちゃんにまで言われたぁ!」
ヴィクトリア:「ご、ごめん! ちどりさん!」
稲姫ちどり:「こらヤケ酒するしかねえわ」
ヴィクトリア:「それはやめて」
周防宗章:「気を付けなかった」
牛頭谷 一空:無言で鼻を鳴らす。
柊ありす:「お水も……」
三上夏輝:「……それじゃ、俺も行くよ」すぐについていこうとしたが、みんなの様子を見ていた。
三上夏輝:「今回は俺のせいで、その……大変迷惑をかけてしまった」
三上夏輝:深々と頭を下げる。
牛頭谷 一空:「責任は、取るんだろう」
三上夏輝:「……ああ、もちろん」
牛頭谷 一空:「なら、いい」
周防宗章:「確かに迷惑はかけられたが、いい経験になったよ。それで相殺だ。」
三上夏輝:「……周防さんには、敵わないな」
周防宗章:「お前にもいい経験になった。被害者になり、被害者の気持ちを理解するということは」
周防宗章:「UGNのエージェントになるなら、決して無駄にならないことだと思う。」
周防宗章:周防なりに、励まそうとしているみたいです。
ヴィクトリア:「………」
三上夏輝:「……ああ、きっとそうなるようにする。無駄にはしないよ」
三上夏輝:「柊くん、大葉くんとはちゃんと話す。改めて約束するよ」
三上夏輝:「稲姫さんも、本当にありがとう。その……身体にはお気をつけて」
柊ありす:「絶対よ」
稲姫ちどり:「彼女と幸せにねー」ひらひら手を振る。
三上夏輝:「……そうだと、いいな」
柊ありす:「わたし、ゆかりちゃんの幸せなお話だけ聞いて、やきもちを焼きたいんだから」
三上夏輝:「……そうなるよう、祈っていてくれ」
牛頭谷 一空:早く行け、というように手を振る。
三上夏輝:ぺこり、と頭を下げて部屋を出ていく。
三上夏輝:「………ありがとう、本当に」
三上夏輝:最後にそれだけ言って、痛みをこらえながら小走りに去っていった。
牛頭谷 一空:「……ツレを殴ったのに、感謝されるとはな」どっかり椅子に腰掛ける。
牛頭谷 一空:「落ち着かない」
柊ありす:「怒られたかったの?」
牛頭谷 一空:「……」頭を掻く。「物を殴れば怒られる。人を殴れば嫌われる」
牛頭谷 一空:「それが普通だろう」
周防宗章:「あれでも、UGNエージェント志望だからな。」
周防宗章:「正しさを貫くために、力を行使しなければいけない時があるぐらいのことは、わかっているよ。あいつは」
牛頭谷 一空:「正しさ、か」
周防宗章:「怒られたいなら、今度出会い頭に大葉くんを殴るといい。理不尽な暴力に対してならあいつは怒れるぞ」
柊ありす:「だめ!」
稲姫ちどり:「通り魔か!」
柊ありす:「そういうことはしてはいけません」
周防宗章:「だ、そうだ。しない方がいいぞ」
柊ありす:「三上くんより先にわたしが怒るかもしれないわ」
牛頭谷 一空:「そうだな」両手を上げて頷く。「魔女を怒らせるのは、怖い」
柊ありす:「怖いのよ」頷く。「周防くんもそそのかすのはダメ」
周防宗章:「怒られたいのかなって思ったからアドバイスをしただけなんだが。」
牛頭谷 一空:「なんにせよ、俺は、頼まれたことをしただけだ」
周防宗章:「うむ…すいませんでした。」
牛頭谷 一空:「正しかったのは、お前たち番長連だろう」稲姫さんに向けて。
柊ありす:「よろしい」
稲姫ちどり:「うはは。なんかあれ、人は見かけによらんってホントだねえ」
稲姫ちどり:「ありすちゃんはつよつよで、ごずやんは生真面目だし。すうぉー君は思ったより天然?」
柊ありす:「つよつよ」
牛頭谷 一空:「生真面目」
周防宗章:「天然」
周防宗章:「そんな評を受けるのは、初めてだ。」
周防宗章:少し楽しそうに笑う。
牛頭谷 一空:「……眼鏡でも、かけるか」言いながら前髪を手でかき分けて七三にする。
牛頭谷 一空:「むん」生真面目っぽい表情。
柊ありす:「強いのはそうよ、魔女だもの」
ヴィクトリア:「………ぶっ。くくく………!」
ヴィクトリア:難しい表情で黙りこくっていたが、牛頭谷の顔を見て笑い出す。
稲姫ちどり:「あはははは!」
柊ありす:「……くっ」牛頭谷くんを見て笑いがこらえられなくなる。
牛頭谷 一空:「冗談、だ」少し得意げ。
周防宗章:「精進しているな、いいことだ。」
柊ありす:「ふ、ふふふ」肩を震わせる。
柊ありす:「……今のはずるいわ。ずるい……!」
稲姫ちどり:「やめ……やめー!ツボ入っ……あっひゃひゃひゃひゃ!」
稲姫ちどり:床で笑い転げている。
ヴィクトリア:「ち、ちどりさ……床、汚いって……くくく……あははははは!!」
牛頭谷 一空:「……笑いすぎだ、酔っ払い」そう言って自分も肩を震わせ始める。
周防宗章:何かわからないが皆が笑っているのはいいことだ、と思って状況を眺めている
柊ありす:「あ」目を少し拭って。「周防くん」
周防宗章:「どうした?入部希望か?」
柊ありす:「入部はしないわ。でも、鳩を触っていいというお話」
周防宗章:「ああ、すまない。機会がなかったな。」
柊ありす:「またいつか、撫でさせてね」
周防宗章:「わかった。確約は出来ないが、覚えておくよ。」
柊ありす:「魔女も山賊も、はみ出しものなのは同じだものね。仲良くできたらいいわ」にこりと笑う。
柊ありす:「それだけ!」
周防宗章:「魔女が、そんなに簡単に人と仲良くなっていいのか?」
柊ありす:「……」少し考えて。「えっとね」
柊ありす:「わたしが仲良くしたいの」
柊ありす:「ダメかしら」
周防宗章:「いや」
周防宗章:「君がそう言ってくれるのなら」
周防宗章:「山賊部の首領としてではなく、周防宗章として友誼を結ばせていただこう。」
周防宗章:「よろしくな、魔女どの」
周防宗章:硬い表情のまま、右手を伸ばします。個人的に友誼を結ぶ時には、そうするものだと前に教わった。
柊ありす:「それはちょっと違うと思うの」首を傾げる。「わたしも柊ありすとしてお友達になりたいのだから」
柊ありす:こちらも右手を差し出します。
柊ありす:きゅっと握手する。
周防宗章:「じゃあ、ありすくんだな。」
柊ありす:「ええ」
周防宗章:剣を振り続け、皮が何度も破けた末にもう破けようもないほどに硬くなった掌をしています。
柊ありす:小さい柔らかい手でその手を握りましょう。

【エンディング02:稲姫ちどり】

???:『ぴんぽんぱんぽーん! アカデミア臨時天気予報のお時間です! 臨時のお時間? 細かいことは気にしない!』
???:『お伝えするのはこの! 明るい気持ちで彼方を目指す、でっかい夢を見るあたし!』
???:『略して~~~~~……………』
???:『……………』
赤手みあ:『赤手みあ!』報道部一年生、赤手みあの臨時放送だ!
赤手みあ:『はい。えー、今の挨拶で時間の大半を使ってしまったわけでですね、ええ。巻きでいきますけども』
赤手みあ:『先程まで島中で降っていた雨ですが、なんとあっという間に上がってしまいました! 至る所で虹が見られたとか!』
赤手みあ:『さらにさらに、明日以降の天気も一気に晴れマーク! アカデミア気象台もびっくりしているとか! とかとか!』
赤手みあ:『また何か、事件でもあったのではないか……気になるところですが、もうお時間です。短い!』
赤手みあ:『それではみなさん、ま』
GM:ブツッ
GM:スピーカーから流れていた騒がしい声は、そこで途絶えた。
無道ささき:「ぐーぐー、むにゃむにゃ………んぁ?」騒がしい声に、ようやく目を覚ました総番長、無道ささき!
稲姫ちどり:「かーっ!いつもながらみあちゃんの放送はキレッキレやなあー!最高かー!」
稲姫ちどり:シャワーを浴びてほかほかした状態で戻ってくる。
無道ささき:「おっ、ちどり! 熱燗モードだな!」
稲姫ちどり:「ホカホカだよー。起きたねささきー!ぐっもーにん!」ささきのほっぺをむにむにする。
無道ささき:「ふゎふゎふゎ、ぐーてんたーぐ!」
稲姫ちどり:「なますてー」
無道ささき:「なま……なま?」
無道ささき:「うん、何語だか眠くて度忘れしたが、元気なようで結構!」自分のほっぺをもにもにとしている。
無道ささき:「雨も上がって、皆もようやく落ち着けそうだ……改めて、よくやってくれた」
稲姫ちどり:「なーんもなんも。あたしはいつも通り、頑張ったのはみんなだかんねぇ」
稲姫ちどり:番長印の冷蔵庫から瓶のビールを取り出し、番長印の栓抜きでしゅぽんと栓を抜く。
無道ささき:「前から気になってたんだが、それ、誰が作ってるんだ?」
稲姫ちどり:「え……? 知らん。ささきが手配してんじゃないの?」
無道ささき:「え。あたしじゃない……え、バーテンかな……? えっやだこわい」
稲姫ちどり:「こわ。考えんとこ」
無道ささき:「だな」
稲姫ちどり:窓によりかかり、空を仰いでビールを口にする。
稲姫ちどり:「はー。やっぱ青い空の下で飲むセゾンは格別だな」
GM:さっきまでの雨模様とは打って変わって、綺麗な青空が広がっている。もうじき、夕暮れ色に染まる始めるだろう。
無道ささき:「あたしたちが守った空……ってやつだな。きっと」
稲姫ちどり:「んー。目に染みるねえ」
無道ささき:「ああ、眠くなってくるな……ふぁ……」両手で頬をぺちぺちと力なく叩いている。
稲姫ちどり:「ふふ。寝ててもいいよ、まだここに居るからさ」
無道ささき:「ん、そうか……じゃ、ちょっとだけ……」
無道ささき:同じく窓によりかかり、本格的に船を漕ぎ始める。
無道ささき:「さすがに……ん、頑張りすぎたか、な……」
稲姫ちどり:「……」
無道ささき:「…………すー」
無道ささき:気の抜けた顔で眠り始める。島のあちこちを走り回って、相当に疲れていたらしい。
稲姫ちどり:眠りについたささきの頭を、くしゃりとひと撫でする。
稲姫ちどり:「お疲れさん」
無道ささき:「ん……お前もな……」
無道ささき:それを最後に、騒がしい寝言もなく静かな寝息だけが聞こえてくる。
稲姫ちどり:瓶を傾け、爽やかな酸味と苦味の液体を喉に流し込む。
稲姫ちどり:「……今回も、なんとか最後まで役割は果たせたかな」
稲姫ちどり:歪む視界の中にささきの寝顔が幾重にもぶれて、それがすこしおかしくて、ちどりは笑った。

【エンディング03:周防宗章&牛頭谷一空】

GM:アカデミア某所、廃品置き場。
GM:事件解決から数日後、今日も陽の光が眩しい晴れの日。
GM:人気の少ないこの場所も、太陽は分け隔てなく照らしていた。
牛頭谷 一空:ガゴン。
牛頭谷 一空:ガゴン。ガゴン。……ガゴン。繰り返し響く打撃音。
チェインバーメイド:「シギイィィィ……」ガゴォン!ひときわ強く、鋲だらけの拳が打ち捨てられた冷蔵庫を打つ。
牛頭谷 一空:あたりはバラバラにされ、砕かれた粗大ごみが散らばっている。
牛頭谷 一空:牛頭谷一空は、その光景をさして興味もなさそうに眺めていた。
周防宗章:不意に足音が聞こえてきます。
周防宗章:まるで自分が来たことを知らせるように。
周防宗章:「都会派、と自称する割には」
周防宗章:「随分、殺風景なところにいるものだな、牛頭谷君」
牛頭谷 一空:「……」ゆるりと体全体をひねって振り返る。「人の生活が作った全ての行きつく先」
牛頭谷 一空:「これも、都会の一部だろう」
チェインバーメイド:ゴォン、と響く打撃音。
周防宗章:「確かに、山だけでは見られない光景だ。」
牛頭谷 一空:「どちらがいいのか、俺には分からんが」
牛頭谷 一空:「重宝している」
牛頭谷 一空:「……それで。リサイクル業者も始めた、というわけじゃないだろう?」
周防宗章:「その事業もやってるんだが。」
周防宗章:「今日来たのは、君に聞きたいこととお願いしたいことがあるからだ。」
牛頭谷 一空:「む……」片手を振ってチェインバーメイドを影に戻す。「なんだ」
周防宗章:立ったまま話し続けています。頼みごとをしに来たのに座るのは、礼を失していると思う
周防宗章:「君は何故、あの時"カルペ・ディエム"でなく大葉くんを殴ったんだ。」
周防宗章:「あの口ぶりでは、君らの間には因縁もあったのだろう。」
周防宗章:「そして、あれはあの件の黒幕だった。番長連の依頼を果たす、という意味では」
周防宗章:「"カルペ・ディエム"を討ち果たそうとする方が妥当だったと思えるのだが」
牛頭谷 一空:「因縁、というほどでもないが」頭を掻く。「殴れば、すっきりするな」
牛頭谷 一空:「だが、まあ、それだけだ」
周防宗章:「というと?」
牛頭谷 一空:「なんというかな……」
牛頭谷 一空:「大葉ゆかりを止めれば、雨は止む。別にカルペ・ディエムでなくてもいい」
周防宗章:「そしてどちらが与しやすいかと考えれば、ということか?」
牛頭谷 一空:「いや……あの時、柊は大葉を止めようとしていた」
牛頭谷 一空:「俺の気分の問題より、そっちが正しいだろう、と思っただけだ」
周防宗章:「正しさ、か。」
周防宗章:「困ったな。」
牛頭谷 一空:「む?」
周防宗章:「君は、見た目も怖いし今も廃品置き場で廃品に鉄鞭を叩きつけている危険なヤツなのに。」
周防宗章:「どうにも君を優しい奴だと思ってしまう。」
牛頭谷 一空:「…………くく」
周防宗章:「いや、優しいというより視野が広いのか?あの戦いの後、一番最初に回転番長を気に掛けたのも君だったし」
牛頭谷 一空:「く、ははは、はははは!」
周防宗章:「別に冗談は言ってないぞ?」
牛頭谷 一空:「優しい、か! これは、初めて言われたな!」
牛頭谷 一空:「いや、悪い……あまり、驚いたものだから」
牛頭谷 一空:「逆だ、周防」
周防宗章:「うん?」
牛頭谷 一空:「優しくないから、正しさを気にする」
牛頭谷 一空:叩き壊された冷蔵庫に歩み寄る。
周防宗章:「わかるような、わからんような話だな」
牛頭谷 一空:「破壊衝動。あの影は俺の欲求の具現だ」
牛頭谷 一空:「殴れるのならなんだっていい。あわよくば、かけがえのないものをこの手でぶち壊してやりたい」
周防宗章:「だが、それが正しくないことであるとわかっているから」
周防宗章:「せめて、大義の下で力を奮いたいということか?」
牛頭谷 一空:「ああ。物を殴れば怒られる。人を殴れば嫌われる。この島に来て、どうやらそういうものだと分かった」
牛頭谷 一空:「いや、大義というのは、違うか」
牛頭谷 一空:「怒られずにぶち壊したい。怒られるようなことをしたら、せめてまともに怒られたい」
牛頭谷 一空:「その程度だな」
周防宗章:「なるほどな」
周防宗章:やはり、わかるようなわからんような話だ
牛頭谷 一空:「お前は、俺とは逆だろう」
牛頭谷 一空:「壊すために大義を探すんじゃなく、大義のためなら力を振るえる」
牛頭谷 一空:「自律し、自制し、自戒する男に見える」
周防宗章:「む………」
周防宗章:「ふむ、ふむ……そう、見えるのか?」
牛頭谷 一空:「俺には、な」
周防宗章:「俺としては、夢に向かって邁進する熱血少年のつもりなのだが。」
牛頭谷 一空:「ぶふ」
牛頭谷 一空:「はははははは!熱血、ときたか!」
周防宗章:「俺は、立派なUGNエージェントになる。そのために様々なことを経験しようとしている。」
周防宗章:「だから、俺が力を奮うのは大義の為じゃない。夢の為だ。」
周防宗章:「俺が、なりたいもののために、努力する。そういうのを熱血というんじゃないのか?」
牛頭谷 一空:「ああ、そうか」笑いの余韻を残しながら、頷く。「いいな、それは」
牛頭谷 一空:「実に、青春だ。次からそう名乗るといい」
周防宗章:「だから、俺の夢のためにお願いをしよう。」
周防宗章:自分の、胸の内は語った。人を勧誘する術は、まだそれしかしらない。だが、それが一番やり方であると信じてもいる。
周防宗章:「牛頭谷くん、山賊部に入ってくれないか。」
周防宗章:「君は、冷静な思考と広い視野を持っている。そのことを、今回の件で知った。」
牛頭谷 一空:「分かっているだろう」笑いながら、ゆっくり首を振る。
牛頭谷 一空:「俺は、今のところ人でなしだ。叩き壊すものを探すごろつきだ」
周防宗章:「だが、言葉にしなければ伝わるまい。」
牛頭谷 一空:「お前の夢には寄り添えない。もちろん、それをよしとされるのは、ますます気に食わない」
牛頭谷 一空:「……ああ。なるほど」
牛頭谷 一空:「確かに、熱血だな」
周防宗章:「壊すものはいくらでもある。会長像、ピラミッド、他にも無駄にな資源はいくらでもある。」
周防宗章:「大義が必要ならば、俺達が君の錦の御旗になろう。」
周防宗章:「それでも、山賊部には」
周防宗章:「君が利用する価値もなさそうか。」
牛頭谷 一空:「それが、まずい」
牛頭谷 一空:「俺の破壊衝動をうまく利用されて、受け入れられたら、それは昔と同じだ」
周防宗章:「そうか。」
周防宗章:「俺には俺の夢があるように、君には君の理想があるのだな。」
牛頭谷 一空:「ご大層に、言うほどでもないが」
牛頭谷 一空:「普通に、暮らすことだ」
周防宗章:「ふふ。」
牛頭谷 一空:「それができる場所だからな」口の端を持ち上げる。
牛頭谷 一空:「そういうことだ。精々がんばれ、熱血少年」
周防宗章:「ああ、そうするよ。」
周防宗章:「君の夢が、それなら、俺の仕事はそれを護ることだ。」
周防宗章:山賊の首領としてではなく、UGNチルドレンとしての言葉を洩らす
牛頭谷 一空:「ああ……」肩を落として、空を見上げる。「感謝しているさ」
牛頭谷 一空:FHに所属していた、今はただの不良の言葉。
周防宗章:普通の暮らし。当たり前の日常。それを護るのがUGNの仕事だ。なのに、それを奪うことは許されないことだ。
周防宗章:「じゃあな、牛頭谷くん。君と知己になれてよかった。」
牛頭谷 一空:「またな、周防。喧嘩の依頼ならいつでも受ける」
牛頭谷 一空:「そのあと風紀に絞られるのも込みでな」
周防宗章:当たり前すぎて忘れていたことを、大切なことを胸に刻み込むことができた。
周防宗章:「ああ、頼りにさせてもらうよ。もちろん、報酬は払った上でだ」
周防宗章:振り返り、そのまま立ち去っていきます。
周防宗章:壊れた廃品まみれの足場を苦も無く歩いていく。
牛頭谷 一空:周防くんに背を向けて、牛頭谷も別の道を歩いていきます。
牛頭谷 一空:時折目につくがらくたを蹴飛ばしながら。

【エンディング04:柊ありす】

GM:事件が終わり、学園島がすっかり落ち着きを取り戻した頃。
GM:学校を休んでいた大葉ゆかり、及び三上夏輝もようやく登校するようになり、
GM:アカデミアに雨を呼んだ事件は、本当の意味で終わりを迎えようとしていた。
大葉ゆかり:休んでいる内に出たプリントなどを入れた手提げ袋を少し重そうに持ちながら歩いている。
柊ありす:その横を心なしか軽い足取りで歩いている。
大葉ゆかり:「ありすちゃん、何かあった?」
柊ありす:「そうね。お友達が無事に帰ってきたの」
柊ありす:「だから少し喜んでいるのかも」
大葉ゆかり:「……うん」
柊ありす:「そのお友達は、ずっとつらそうだったわ」
柊ありす:「うん。だから、良かったなって思うの」
大葉ゆかり:「私も……また、ありすちゃんと一緒に学園に行けるようになって」
大葉ゆかり:「……嬉しい」
柊ありす:ゆかりちゃんの顔をじっと見る。「わたしも嬉しい」
大葉ゆかり:ちら、とありすの顔を見るが、すぐに顔を逸らしてしまう。
柊ありす:「三上くんとは、お話した?」
大葉ゆかり:「………うん。病院でね、風紀委員とか、番長連の人達が……話し合う時間を作ってくれて」
柊ありす:「なら良かった」
大葉ゆかり:「……言いたいけど、言えなかったこと、たくさん話せた」
柊ありす:「……うん」
大葉ゆかり:「酷いこともいっぱい言ったのに……夏輝さん、ちゃんと聞いてくれて」
大葉ゆかり:「……やっぱりまだ、ちょっと、許せないところもあるけど」
大葉ゆかり:「……でも、気持ちはすっきりした、かな。心にかかっていた雲が、晴れたみたい」
柊ありす:「そう」青い空を見上げて目を細める。
柊ありす:「あのね。わたし、ちょっと悔しいの」
大葉ゆかり:「…悔しい?」
柊ありす:「だって、ゆかりちゃんのそういう話をちゃんと聞いてあげられなかったのだもの」
柊ありす:「それは、本人に話すのとは違うかもしれないけど」
柊ありす:「だからわたし、きっとまだ半人前の魔女なのね」
大葉ゆかり:「でも……それは、私が言わなかっただけで……」
柊ありす:「そうよ。次は言ってね……と思ったけど」笑う。「次はない方がいいかも」
柊ありす:「ちゃんと本人といっぱいお話して、いっぱいケンカしてね」
大葉ゆかり:「……うん」空を見上げる。雲一つない、気持ちのいい青空だ。
大葉ゆかり:「いっぱい話して、時々は喧嘩して……」
大葉ゆかり:隣を歩く、友達の顔を見る。
大葉ゆかり:「でも、時々は……誰かに話を聞いてもらいたくなる時が、あるかもしれない」
柊ありす:「その時は傍にいるわ」
大葉ゆかり:「うん。……もし次があったら、絶対に言うね」
柊ありす:「もう少しすれば、もうちょっと魔女としてしっかりしてると思うし」
柊ありす:「……あのね、秘密の話」
大葉ゆかり:「……秘密?」
柊ありす:「わたし、別に本当は魔法が使えるわけじゃないの」口の前で人差し指を立てる。
大葉ゆかり:きょとん、とした顔で聞いている。
柊ありす:「だから、全部ぱっと解決はできないと思うわ」
柊ありす:「今回みたいに、誰かに助けてもらったり……」
柊ありす:「でもいつか、偉大な魔女になれるといいなって思って。それでも良かったら頼ってね」
大葉ゆかり:「………」
柊ありす:「ゆかりちゃん?」
大葉ゆかり:「……ふふ」
大葉ゆかり:そうやって、少しだけ笑う。
大葉ゆかり:「ねえ、ありすちゃん」
柊ありす:「なあに?」
大葉ゆかり:「私ね、たとえ魔法が使えなくても」
大葉ゆかり:「ありすちゃんは……大切な友達だから」
柊ありす:「……うん」
柊ありす:手を伸ばして、重そうな手提げ袋を少し引っ張る。
柊ありす:「半分持ってあげる」
大葉ゆかり:「…ありがとう」
大葉ゆかり:手提げ袋のとってを、半分だけ持つ。
柊ありす:こちらも半分を。
柊ありす:「行きましょ。せっかくいい天気なんだもの。少しゆっくりね」
大葉ゆかり:「うん……今年の夏も、暑くなりそう」
柊ありす:「きっと晴れるわね」まぶしげに目を細める。
柊ありす:「ね。わたし、何もなくたって、ゆかりちゃんといろいろお話したいことがあるの!」
柊ありす:珍しく、お日様のような笑顔を浮かべる。

GM:以上を持ちまして、雨の日のアカデミアセッション、全行程終了となります。
GM:皆様、参加して頂き本当にありがとうございました。お疲れ様でした!
柊ありす:お疲れ様でした!
周防宗章:お疲れさまでした!
牛頭谷 一空:お疲れさまでしたー!
稲姫ちどり:お疲れさまでしたっ